FF14って新生して何年経ったの?え…9年も?

Last-modified: 2022-08-30 (火) 08:13:41

 サービス開始から9年…いやはや、長寿と呼べるオンラインゲームとなりました。

 6.2パッチをまたぐようにして開催されていた紅蓮祭がついに終わり、引き続いての新生祭が開始されています。それに合わせて公式サイトでは「暁月秘話」というメインクエストのサイドストーリー的な読み物も公開され、過去と現在に思いをはせる時期となりました。


 秘話シリーズ*1は世界設定にちなんでシナリオライターさんなどが中心となり執筆されている小説形式の読み物です。メインクエストはFF14のゲーム中で描かれてはいますが、それらを別のキャラクターの視点から語るものだったりメインクエスト時点から見て過去や未来などから改めて俯瞰されていたりとさまざまな様式が取られています。

 小説とはいえ長大すぎる作品ではなく通学通勤の電車のなかなどでサクッと読める程度の文章量ですが、そこに書かれているのは二次創作ではなく公式として発表しているもうひとつのメインクエスト・ストーリー。思わぬNPCの心情が読めたりゲーム中ではサラッと別れてしまったような人が実はこうだった、ということが判明したりと、メインクエストとは別に楽しみなストーリー集となっています。
 当然ながらネタバレ注意ではありますが、メインクエストを堪能したら次は秘話を読んでさらに感慨にふけるのもヒカセンの特権と言えそうですね。


 一方で新生祭はゲームでのシーズナルイベントとして毎年この時期に企画されているものです。内容の詳細は伏せますが、NPCが登場するものの長さはそこまででもなく30分もかからず終わる程度というのが通例です。しかしこの短さにギュッと詰まっているのがFF14というゲームを愛しているスタッフたちの熱い思い。

 いちプレイヤーでしかない私ですが、スタッフさんたちの日々の苦労と熱意、フィードバックを積極的に取り入れて対応しようとする姿勢、どんなに細かいことでも細大漏らさず拾い上げてプレイヤーたちと真摯に向き合い、時には謝罪し時には共にリアルイベントなどで盛り上がる、スタッフとプレイヤーの垣根を感じさせない姿はつねに尊敬と感謝を持っています。
 こうしたイベントがあるたびに、これからもFF14を「共に」遊びたいという思いにさせてくれますね。昔も今も完全なソリストですが、心まではソリストではないんだな、などと。笑


 すこし話題が逸れますが、先日のパッチノート朗読会生放送でのワンシーンにて「吉田老けたな」というコメントがさしこまれて一気に吉Pがヒートアップしてしまったという事態がありました。笑
 これに限らず、コメントに書かれていることで吉Pが一喜一憂する姿はちょくちょく見かけますが、こうしたことも含めて吉田直樹という人はゲームクリエイターやプロデューサーなどの横書きの肩書ではなく職人気質な親方大将というほうがぴったりする人。同様にして音楽担当の祖堅さんなども似たような気質を感じますし、FF14のスタッフは高飛車なインテリ系ではなく現場工事員のようなイメージが強い。

 メガネクイーというよりも鉢巻き締めて「おっしゃついてこい!」みたいな、そんな空気がゲームにもしっかり投影されていたりもして。そういうところがみんなに愛される吉Pとそのスタッフ一同なんだろうな、とちょっと思いました。



元記事:誰が為のエオルゼア FF14って新生して何年経ったの?え…9年も?