カルトから国教へ

Last-modified: 2024-04-03 (水) 02:59:11

カルトが気付いたら国教になっていた

何それ!?
……というのが伝統的に想定される反応だが、こと現代日本においては誰一人「そんな事あり得ない」と言えないはずなので
「とりあえず4世紀(公認西暦313年、他宗教の信仰禁止西暦392年)にかけてそうなった」

どうなった

カルト

続く反乱やテロ活動にとうとう堪忍袋の緒が切れ、文化レベルでのユダヤ教/キリスト教掃除を決意するローマ帝国
⇨ユダヤ教徒はカナーン地方から強制立ち退き
 空いた土地に「パレスチナ※」の名を与える
 ※かつてイスラエルの仇敵だったペリシテ人に由来
 (散々迷惑掛けられたローマ帝国なりの嫌味)
⇨必死こいてウチらユダヤ教とは違うんで!を猛アピールする初期キリスト教
⇨いやキミらユダヤ教の方から来たよね?というかキミらもウチでテロ活動散々やってるよね?ゴミはゴミ箱へ
⇨隠れキリシタン的地下生活スタート

公認

荒れ続ける帝国の混乱を収める過程でなし崩し的にキリスト教公認に踏み切る皇帝
⇨キリスト教が表の世界で大々的に活動開始、教会の組織化が進行

教会の組織化
無数の内紛と共にバラバラだった教義が整理されていく
アリウス派の広まりや異端認定・三位一体(Trinity)の理論形成も4世紀にかけての出来事
詳しくは次ページ以降

国教化

現実世界で最も影響力のあるキリスト教会シンパの一人によって大虐殺と共に「異教」が排斥される

  • アンブロジウスはここでも大暴れしている
    キリスト教世界的には聖人ビッグネームだがやってる事はサイコキラーとかに近い奴なのでブルアカで一人だけバケモノ扱いなのも残当
    • アンブロジウスは(元来どうでも良さげな立場だったくせに)全力でアリウス派排斥に勤しんだ奴であるため、エデン条約編でアリウス勢が露骨にアンブロジウスを気持ち悪がっていたのはそれなりに史実準拠の描写となっている(だからどうと言う話でもないが)
  • 「古代ギリシャ文化の継承者としてのローマ」はこのタイミングで完全に死に、ルネサンスの到来に伴う再発見・復活の試みまで1000年前後…オリンピックに至っては1500年間眠り続ける形になる
  • このメソッドは後年イエズス会も再現を試みる
    具体的にはザビエル後の面々はキリシタン大名に地元の神社仏閣を破壊させようとする

政治トップのお墨付きが出てしまったキリスト教勢力は盤石な後ろ盾のもと俄然勢い付き、同時に逆恨み的に出身母体たるユダヤ教への攻撃を強めていく

この先はひたすら内紛