Google翻訳が誤訳する韓国語ブルアカ用語

Last-modified: 2024-05-31 (金) 18:22:36

2024年現在Google翻訳の精度も各言語←→英語ならだいぶ向上しているが、各言語←→別の各言語となるとまだまだ甘い
短文ならDeepLでも使う方が賢明だろう
あるいは日韓に限った話なら安定のPapago

もしあなたがそれほど追加の負担無しで英語を読めるなら翻訳先を英語にするのも大いに手


作中用語

日本語人名の音写がテキトーな漢字に逆変換されてしまうのは不可抗力であるためいちいち触れない

雨(は) ⇨ビナー

비나(ビナー)を「비(雨)나(は)」と誤訳する傾向にある
続く前後込みの接続の問題で生じるらしい

  • (「は」に나が相当するわけではないが、とにかくそうなる傾向がある)

ビナーなんて普通はオタクカルチャーでしか出てこないのでまあ仕方ない

🆕白水魚、白魚 ⇨百物語

백물어(百物語) 漢字語×3

()←漢字語 (水(みず))←固有語 ()←漢字語
一文字たりとも当たっていない おそらく百物語が日本語以外の言語にて登場する文脈をGoogleのエンジンが学習できていない

Papagoなら正しく訳す
これに限らず日←→韓翻訳にはPapago使うのが無難だぞ

百貨尿乱 ⇨百花繚乱

台無しにも程がある

表彰術 ⇨錬丹術

錬丹術(연단술)
연단(演壇)(≒表彰台)からの同音異義語翻訳失敗例

錬丹術なんて普通はオタクカルチャーでしか略

  • 一応書いておくとサヤがやってる部活動の話だぞ
    • サヤの説明も要るか?

わら ⇨サツ、マッポ、ポリ公、イヌ

出たわね!

짭새cchapse

カズサによる「ヴァルキューレのスズメ誤訳元となった単語
(⇨現「ヴァルキューレのサツ」)

Polikou.png
現地Wiki×機械翻訳  見ての通り「鮎」も誤訳

100%シリアスな歴史に由来するらしい

  • 韓国は日帝時代(植民地時代)→冷戦(朝鮮戦争)の余波としてほんの数十年前まで独裁・軍事政権だった

日本語でいう「(権力の)イヌ」等、暴力装置としての警察を蔑んで呼ぶ用法に近い文脈下で生じたようだ
ブルアカの修正後公式訳「サツ」もまだ穏便に訳した方、カズサ的には「ポリ公」呼びに限りなく明確な侮蔑込みでの用例となる

とにかく現在では隠語の類ではなく(概ねみんなが知っており)、汚い言葉として広く知られているようだ
짭새で画像検索すれば警察がズラッと並ぶ

「現場で警察と接する機会が多い底辺の不良」なら確実に日常の語彙として用い、「むしろ警察の元締めとなる権力側*1に社会階級が近い箱入りスイーツなお嬢様方」なら知らないかもしれない……といったライン上の単語となる
気質や性格とはまた異なる軸において、社会階級(生まれや育ち)で語彙がまるで変わる話の典型例

詳しい話は現地Wiki参照、日本を含む世界各国の警察を指す蔑称について詳しくまとめている


ブルアカ的にはこの単語の誤訳をめぐって「意図してズラした」と見なす無謬性も相当飛び交ったし、自分が韓国語に詳しいわけでもないのにせっかく誤訳を指摘してくれた人へ直接食って掛かった脳無しの恥知らずも少なからずSNS上にいた
修正された今でもヴァルキューレのスズメで検索すれば盲信の残骸が多数転がっている

  • まああまり善良な人々を指さして死体蹴りするものでもないが
    とにかく誤訳は誰が何人がかりで取り掛かろうとも絶対に生じる事故なのだと理解していただきたい
    校閲の鬼みたいな立場の人が主導した辞書ですら誤字脱字の類は常に指摘される、翻訳となればなおさらミスは起きる
    • カトリックの腐敗にブチ切れて宗教改革に打って出たルターのおっさんですら特定の福音書の一文目に関する誤訳を後年指摘されている程度には避けられない現象となる
    • アポロ計画やチェルノブイリ原発や銀行のプログラミングでもケアレスミスは起きている、「人間の仕事は常にミスの可能性を伴う」と大きく理解するのが正しい だからこそミスを前提としたフェイルセーフや不備の指摘&フィードバックを受けての修正まで含めた体制が重要になる
 

作中用語ではないが頻繁に見る

鮎 ⇨隠語、スラング

은어(隠語、漢字語) 은어(鮎、固有語)
同音異義語 つまり欲の皮が突っ張ったアンコウの群れ型の翻訳ミス 機械翻訳では隠語が隠語みたいになってしまっている

スラング、ジャーゴン、業界用語、コミュニティローカル語、俗語

「専門用語」との違いとして「未必の故意で伝わらないケースも全て含まれる(=たとえ当人らに難解なテクニカルタームとして用いている気がなくても、外部の人々が理解できなければ定義上は常に隠語となる)」と現地Wikiでは定義されていた、誰が言ったか知らんが上手い定義だ
日本語でもたぶん同じ語義

グラサンとかチナトロとかヒソカとかあの辺の類

お餅 ⇨伏線

伏線は書き言葉としてならそのまま복선(伏線)だが、복선はどうもかなり専門用語的な言い方となるらしい
現地の固有語として떡(餅)밥(米/飯)だが、機械翻訳レベルでの正誤(由来が本当にそこかどうか)は知らん

クリフハンガー(回収をろくすっぽ考えずとりあえず興味を惹き付けるために投げるシーズン終わり際の謎出し)や
マクガフィン(話を転がすが実はシナリオ上固有の役割を持っている代替不可能シンボルではない=割と他の何でもいい)
など、厳密ではない(厳密であるようには見えない)伏線には特にこの単語が使われている

お餅という言葉が広く使われて、お餅を腹線のような意味で誤用することも多いが、これは複線に対する無知が呼んだ錯覚だ。お餅との違いを明確にすると、お餅は文の進行を予告したり、話に影響を与えるためのものであるのに対し、複線は話の進行と必ずしも関連しているわけではない。
(Google翻訳ママ 伏線くらいしっかり訳せ)

と現地Wikiでは説明されていた

日本語としての「伏線」はどうもこの떡밥に用法が近いように見える
「복선(伏線)は学術用語だ」と繰り返し強調されていたので、語としての定義が狭いのかもしれない
Omochi.png
めっちゃ強調している韓国ユーザーWikiお餅ページ(×ガバガバGoogle翻訳)
絶対何かしら揉めただろこれ 複線ドリフト‼(MULTI-TRACK DRIFTING!!)
Omochi2.png
学者が理詰めで論敵を殺しに掛かる際の書き方をしている
MochiMochi.png
明らかに書き手はブチ切れているが機械翻訳のせいで可愛く見える
もちもち回収

群衆に基づく論理的エラー
日本では「衆人に訴える論証」と呼んでいる論理学の用語(誤った論理展開のパターン)
「何人集まってジェリコの古則が実在するとだけ喚いても無いもんはどこからも湧いてこなかった」(機械的な事実は声の大きさで決まるわけではない)がこのWikiに沿った趣旨の言わんとしている例示となるおやさいはかってにはえてくるんだよ!
  • 論理学は要するに世に蔓延るバカにうんざりした古今東西の人々がリーサルウェポンとしてぶち上げた分野であるため、ろくでもない事を喚き散らす妖怪はだいたい理詰めで殴り殺せる作りになっている
    「バカといえど理詰めで殴り殺せばそのうち死ぬだろう」という大前提に基づく畑だが、人の道を外れた本物の妖怪に理は通用しない 幣でも担ごう

音叉 ⇨音写

よその言語からそのまま拾ってきた音の現地語表記
カステラからカルテまで広い意味では音写となる
ブルアカの生徒は原文の時点でほぼ全員日本名ベース、原文含めた他言語でも基本的にそのまま外国人(にほんじん)名として音写している

未来時 ⇨未来視

機械翻訳が正しく訳せたり間違えたり安定しない韓国ローカルなソシャゲ用語

未来視
「他言語サーバーの先行版(ブルアカなら日本版)情報を仕入れる行為」になんか格好良い名前が付いている
 

誤訳ではない(隠語)

学校 ⇨刑務所

これは厳密に言えば誤訳ではない、あくまで現地ローカルな隠語(刑務所を学校と呼ぶ あるいはその逆が真意かもしれないが)
ブルアカ的には紛らわしいため一応載せておく

皿洗い

설거지
日本版で言うゾンアタに相当するスラングらしい(≒後始末)

誤訳ではない(正式名称が異なる)

6.25戦争

日本での呼び方で言えば朝鮮戦争
見ての通り開戦日
北側の方言等に言及する文脈でよく出てくる


*1 警察って少なくとも建前上は独立勢力じゃないの?とか思ったかもしれないが、韓国における独立勢力は検察 警察は権限がそれほど大きくない 自前での捜査権すら2020年まで認められておらず、まさしく検察のイヌ的ポジションだった
検察の権限そろそろ抑えない?という議論は近年の韓国において政党間のバトルフィールドとなっている