概要
【グランゼニス】が持つ神器。
【女神ルティアナ】より授けられた剣で、罪を断つという能力を持つ。「断罪の剣」の名は、その能力にあやかりグランゼニスがつけたもの。
単に敵や罪人を斬り捨てるだけでなく、使い手が「罪」と関連付けて解釈したものなら精神的・概念的なものも斬れるらしく、例えば既に贖罪や和解を終えてなお過去の罪に囚われ続ける者の罪悪感を断ち切るといったことも可能。
物理的・霊的ともに強大な破壊力を持った聖剣という点では【神剣レクタリス】と共通する。
【神墟ナドラグラム】の種族神の祭壇に刻まれた記述ではグランゼニスの神器は「神器セ…シア」とされているが、現時点では(回想シーンでも)その名で呼ばれることはない。別の神器なのかも不明。
ルティアナによれば、他の種族神が持つ神器よりも特別なものであるらしい。
神器として
かつて【竜族】との戦いにおいて、グランゼニスが【ナドラガ】を討った剣であり、現在は【神墟ナドラグラム】に突き刺さったままとなっている。
はるかに見上げる程の凄まじく巨大な剣であるが、【ガズバラン】の神器が両手剣であることを考えると、これでも片手剣なのだろう。神のスケールの大きさがわかるというものである。
ナドラガを討った際に破片がナドラガの体内に残ったままとなっており、剣の一部は欠けたままとなっている。
ナドラガンドの決戦(Ver.3.5後期)
アストルティアに攻め込もうとするナドラガを【ブオーン】が抑え込んでいる間に、謎の声の導きに従い断罪の剣の元へ向かう。
そして断罪の剣に主人公たちが勇気のチカラを注ぎ込んだことに呼応し、六神の【神獣】たちが駆け付けてナドラガを拘束。その間に主人公たちはナドラガの体内に侵入することになる。
天雷の断罪者(Ver.7.2)
グランゼニスの完全復活のために、断罪の剣の修復を行うことになる。そのためにはナドラガの体内に残された破片を回収する必要があった。
しかし【執行者ガンガブラ】とその主によって、ナドラガとの対話に必要な【エステラ】を【創失】させられるなどの妨害を受ける。
ガンガブラとその主は断罪の剣を創失させられないとわかると、内部から断罪の剣を破壊するために断罪の剣の内へと侵入する。それを阻止するために主人公たちも後を追う。
断罪の剣の内部にはグランゼニスの心象風景が展開されていた。
最奥の「剣核の間」においてガンガブラを打ち倒し、主も撤退したことで断罪の剣は守られた。
そして創失から復活したエステラを介してナドラガと対話し、破片を取り戻したことでついに神器は蘇る。
断罪の剣をもって、実の兄を討ったという己の罪を断ったグランゼニスも肉体を取り戻し完全復活した。
なお、これ以降はナドラグラムにある断罪の剣はなくなるが、フィールドとしての断罪の剣の内部には入ることは可能。
創失を招くもの(Ver.7.5)
【女神ルティアナ】が【果ての大地ゼニアス】を発つ時に【創造神グランゼニス】から主神の王冠と共に託されており、帰還した時に【女神ゼネシア】が悔い改めていなければ、その罪と共にゼネシアを斬るよう言われていたという。
石化から回復したグランゼニスはその遺志を継ぎ、【創失の主神ゼネシア】に挑むが、戦いの中でゼネシアに奪われそうになる。しかし、主人公が反射的に断罪の剣を手に取り、ゼネシアを斬り捨てた。
ちなみに前述の通り「断罪の剣」という名前はグランゼニスが名付けたものだが、ゼニアスの守護天使である【マギエル】もこの名前で呼んでいる。
フィールドとして
断罪の剣の心象風景が展開されており、剣の記憶をグランゼニスと共に辿りながら進んでいくことになる。空間としては【悪神の心域】と同じようなものであろう。
階層ごとに「深層の発露」「深層の邂逅」「深層の合力」「深層の別離」「剣核の間」と分かれている。
道のところどころが創失によって断たれており、置かれている「剣器」を用いて断罪の剣の記憶を補完することで道を繋げていく必要がある。また、昇降機を作動させるためにも断罪の剣の記憶を紐解かなければならない。BGMは【呪われし塔】。