【かばう】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 04:58:04

本項では、特技としての「かばう」を扱います。
モンスターズ作品に登場する特性は、こちらを参照。

概要

DQ9などに登場する特技の一つ。
と言っても、その内容はDQ6などに登場した【みがわり】と全く同じで、名前が変更されただけである。
DQ9では「みがわり」の効果が若干変更されたため、新たにこの特技が設定されたものと思われる。
また、身を呈して味方をかばい、かばった対象が受けるはずだったダメージを肩代わりするという行動自体は、DQ4の【トルネコの特殊行動】で初登場しているが、こちらは特技ではなくサービス行動となっている。詳細は当該項目を参照。
英語版での名称はFF等で使われるCover…でなくWhipping boy。元々は王子の学友で身代わりに鞭打たれる少年を指す言葉であり、そこから「身代わり」を意味する語となった。

DQ9

【戦士】専用の職業スキル【ゆうかん】のSPを8まで上げると習得できる。
仲間一人のダメージをすべて肩代わりする防御系特技。
 
効果自体はDQ6や7における【みがわり】と全く同じなのだが、序盤から使える有用性の高い特技のひとつ。

クエストNo.106【導かれし精霊たち】のクリアに必須。
【パラディン】に転職できるようになるクエストなので、誰か一人は使えるようにしておこう。

DQ10オフライン

【主人公】【戦士】Lv4で習得する専用特技。仲間キャラは【マイユ】【パワフル】スキルで習得し、必要なスキルポイントは7。
消費MPは0。
2ターンの間、選んだ味方への攻撃を代わりに受ける。その間は被ダメージが10%減る。
マイユは【スキルアップパネル】による補強でダメージ減少率がプラス1%・2%・4%・6%と増加する。

Ver.2

ゲストキャラクター【ラスカ】も使用する。

DQ10オンライン

ゆうかんスキルの8ポイントで習得できる戦士専用特技。消費MPは0。
【かばうの心得】や達人のオーブ「かばうの極意」で構え中のダメージを軽減できる。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【シルビア】【きしどう】スキルで習得する。消費MP0。
きしどうスキルで【かばうの心得】を習得すると発動中の被ダメージが半減されるようになる。
この半減はかばったときだけでなくシルビアを狙った攻撃にも効果が発揮される優れもの。
かばえる対象こそ1人だが、【におうだち】に比べて全体攻撃へのリスクを低く抑えられるのはありがたい。
【かばうの極意】を習得すると【カウンター】可能な攻撃から味方をかばった際に通常攻撃の2倍の威力でカウンターができるようになるが、シルビア自身を狙った攻撃に対してはカウンターが発動しない。
PS4版ではムチを装備している時はカウンターが発動しないが、3DS版ではムチ装備時でもカウンターが発動する。
とはいえグループ攻撃ができるわけでもなく(モンスター連携をムチでカウンターした場合も反撃対象は例外を除き単体になる)、どうせ盾を装備できないなら片手剣か短剣を二刀流させた方が与えるダメージは増えるので、ムチカウンター自体にメリットはない。
何気にこのカウンターは全てのカウンター技の中で最もダメージ倍率が高く、3DS版ではPS4版に比べて一撃最大ダメージのやり込みがしにくくなっている中、「カウンターのダメージはまとめて1ヒットとして表示され、尚且つ合計ダメージが【上限値】に引っ掛からない(おそらく1ヒット当たりのダメージは9999でカンストすると思われる)」「3DS版のみ、特定の敵の多段攻撃をカウンターできる」という仕様を利用してこの特技で5桁ダメージを出せるのが発見され、3Dモードでは攻撃特技ですらないこの特技で一撃最大ダメージが記録されるという珍事が発生した(25000超のダメージが記録されている)。なお、2Dモードでは別の特技でこれよりも大きなダメージを出す方法が見つかっている。詳細は【ダメージ限界突破】の項目を参照。
シルビアの特技の中でもダメージ倍率が高い方である(二刀流して使えば【キラージャグリング】の合計ダメージ倍率とほぼ同値で、武器の属性や【ゾンビキラー】などの特効が乗る分こちらの方がダメージが大きくなりやすい)。
物理攻撃を多用する敵に対しては、敵に狙われやすくなる特殊効果を持つ【英雄王の剣】を装備した【グレイグ】を庇ってカウンターの機会を増やす戦法も有効。
グレイグがにおうだちしている時にグレイグ以外のキャラを庇った場合、におうだちが優先されてしまい無駄になる。におうだち中のグレイグを庇っても、元々グレイグに向かっていた攻撃しか防いでくれない。
なお、MPを消費しない特技で敵にダメージを与えられるものはこれと【ゴールドシャワー】のみ。
 
グレイグのにおうだちと同時に習得することで、【れんけい技】【かばいあい】を使用できる。
 
本作の特技モーションは前作の流用が多いが、この技のモーションは新しく作り直されている。
PS4版ではシルビアが光の剣と盾を持って1回転した後ポーズを取るというものだが、3DS版では何故か素手で同様のモーションをする。
また、設定ミスか仕様かは不明だが3DS版ではこの特技でカウンターした時のみカウンターのモーションが発生しない。
コマンド入力時に死亡しているキャラにこの特技を使おうとすると「しかし ○○は しんでいる!」というメッセージが出る。
 
敵では【だいおうイカ】系統のモンスターの両足(3DS版の2Dモードでは【だいおうキッズ】【テンタコルス】【キングマーマン】【マーマン・邪】)が使用する。
本体に攻撃が届かないとうっとうしいので、全体攻撃でかばった分のダメージも与えて手早く倒したい。
 
PS4版では、多段ヒットする攻撃から仲間を庇った場合のみ「○○が 身体をはって △△を 守った!」というメッセージが出る。これは「におうだち」「かばいあい」も同様(におうだちの場合は「○○が 身体をはって 仲間たちを 守った!」というメッセージになる)。

バグ

3DS版ではこの特技に関するバグが幾つか発見されている。

  • この特技を使用中のシルビアが多段ヒットする攻撃(ヒットの間隔が長い【狂い裂き】は除く)を受ける時、回避した直後に攻撃がヒットすると回避時の後ろに下がるモーションの後に元の位置に戻らない現象が発生する。これを何度も繰り返すとシルビアの立ち位置がどんどんズレていき、最後には画面外に出てしまう。
    この状態で通常攻撃や武器スキルの特技などを使うと、攻撃時に画面外から物凄い勢いですっ飛んで来て、ダメージを与えると物凄い勢いで画面外へ去って行く。【ポワゾンキッス】【アモーレショット】を使うと、敵にハートが飛んでいくエフェクトと敵がダメージを受ける演出のタイミングがズレる。
    シルビアが完全に画面外に出ている状態で一部特技(【ジャスティス】など、使用時にカメラアングルがシルビアのアップになるもの)や2人以上の【ゾーン】を消費する【れんけい技】を使った際に透明化するというバグが存在する。れんけい技を使用した場合はムービーでも透明化しているが、例外的に【ナカマよび】のみ透明化しない。
    装備を変更する・【いれかえ】をする・【スペクタクルショー】を使う・戦闘終了のいずれかの条件で元の位置に戻る。
    「かばいあい」を使用している間はグレイグにも上記の現象が発生するようになる。グレイグが完全に画面外に出た状態で一部の特技やれんけい技を使うとやはり透明化するが、【忠義の鉄塊】を使った際の【アストロン】状態のグレイグのみ普通に表示される。
    余談だが、3DS版ではこのバグとは別に「かばいあい」にもグラフィックがおかしくなるバグが存在する。
  • 【あおバチ騎兵】系のモンスターが使用する針攻撃から味方を庇った後にシルビアが元の位置に戻らず庇った対象と重なってしまうことがある(明確な発生条件は不明)。
  • 【連武討魔行】の1人で戦う場面でこの特技を使うと【フリーズ】する。

DQ11S

追加シナリオ【希望の旅芸人】NPCとして戦闘に参加する【ランス】も使用する。
【サバクくじら】に挑む場合は、これがあるかないかで難易度が大きく変わる。

DQMSL

この作品ではみがわりの上位特技となっており、使用時に自身の斬撃耐性を1段階上げる効果がある。
習得者は【獣王クロコダイン】(新生転生)、【ムンババ】のみ。

ライバルズ

第1弾「スタンダードパック」で戦士専用の特技カードとして実装された。レアリティはレア。

1コスト
次の自分のターンが開始するまで相手はリーダーにしか攻撃できない

ユニットへの攻撃を防ぐことができるカード。
イラストではプチファイターがプチマージをかばっている。

タクト

こちらではDQMSLと違いみがわりの下位とくぎとなった。
実はかばう系の特技はひそかに使用者のダメージカット効果が付与されているのだが、その効果がみがわりより劣る形となっている。
【シールドこぞう】等主に低ランクのモンスターが使う。