概要
裏技もしくは【やり込み】の一つ。
ダメージ上限値(多くの作品では9999)以上のダメージを単体で与えること。
DQ3(GBC版)
正規の方法ではないが、【キメラバグ】によりキャラの攻撃力を改竄して4~5桁ダメージが出せる。
DQ5(SFC版)
こちらも正規の方法ではないが、【ボロンゴ技】によって出現したバグキャラが敵に5桁ダメージを与えることがある。
DQ8
【かえん斬り】と【烈風獣神斬】で可能。
バグではあるものの、かえん斬りでは理論上10473のダメージ、烈風獣神斬では11999のダメージを出せる。
これを使えば、【暗黒神ラプソーン】だろうと【竜神王】だろうと一撃で倒せてしまう。
これがバグである理由については、烈風獣神斬の項目を参照。
1撃とは言えないが、バイキルトなしの双竜打ちで6062ダメージを2回だして12124ダメージを出したり、
HPの多い【深緑の巨竜】に【ふぶきのつるぎ】や【こおりのやいば】で
ギリギリ倒せない8199のダメージを入れることで、追加ダメージを加算すると12299ものダメージを与えることが理論上できた。
こちらは普通の仕様であり、バグではない。
後者に関しては3DS版でとんでもないことに……(後述)
3DS版
ダメージを全て2倍にする【ていおうのうでわ】が登場したこともあり、計算式が少し変更された。
その結果上記のバグが修正され上限ダメージを超えることはできなくなってしまったが、ダメージ上限値の多くが12800に上方修正された。
複数回攻撃や追加ダメージによる上限突破は変わらず可能なため、【ヒャド系】が弱耐性の【エスターク】相手にはふぶきのつるぎと、ていおうのうでわを使えば一人で23040ものダメージを与えることが可能。
他に最大HPが12801以上のモンスターが存在しないので、3DS版における理論上の一撃最大ダメージはヒャド系無耐性の【追憶の魔人】(最大HP12800)に対する12799×2=25598だと思われる。
地獄の帝王がヒャド系に無耐性ならば一撃必殺ができた、と考えるとDQ5の頃からふぶきのつるぎとはつくづく恐ろしい武器である(彼の最大HPは25600なのでこの場合ぴったり一撃で倒せてしまう)。
そもそも無耐性の属性が彼には無い辺りが流石は地獄の帝王である。
DQ9
1ヒットではないが、【無心こうげき】、攻撃力・守備力変化、フォースなどを併用すれば、
10000はおろか、下手すれば20000を堂々と与えられるようになってしまった。
DQ10オフライン
初期は物理攻撃のダメージ上限が1999、呪文攻撃のダメージ上限が2999なので単発の最大ダメージは強化、弱体効果を重ねた【メラゾーマ】やフウラの【ドルマドン】などでの2999ダメージ、合算ではマイユの【連撃天舞】の1999×8で16000ダメージ弱であった。
Ver2と同時期のアップデートにより一部特技のダメージ上限が伸びた(詳しくは【上限値】を参照)、理論上は単発の最大ダメージは9999となった。1体への合算はそもそものダメージ量の問題で変わらず。
Ver.2
ステータスの増加、強力な特技の追加、【勇者の光】などのダメージ増加手段の追加により9999ダメージを現実的に出せるようになり、合算ダメージもバイキルト、勇者の光、【フォースブレイク】【ひゃくれつなめ】【レボルスライサー】、【ダークネスショット】などの特定の属性耐性低下+【フォース】を合わせたヒューザの【天下無双】で2万以上のダメージを出せるようになっている。
DQ10オンライン
【デビルニャン】戦で【合成屋リーネ】が使う特技【大盤振舞ゴールドシャワー】で5桁ダメージが出る(テンションが乗り、最大で25000ダメージを叩き出せる)。
プレイヤーも【超魔力かくせい】や【ミラクルゾーン】を使用するとメラガイアー、マヒャデドスのダメージ限界が19999となる。ダメージ限界が上がるだけなので、魔力覚醒以外にテンションや属性耐性低下、与ダメージ上昇など様々なダメージ上昇の要素を組み合わせる必要はある。
合算ダメージも含めると、チャージタイム技や必殺技は上限が9999ダメージなので、ダメージ上昇効果を組み合わせて【ライガークラッシュ】や二刀流【ラッシュバーン】を撃てば5万弱のダメージを見る機会もある。
また【ヴァリーブートキャンプ】においてはダメージ上限が一律99999になるので、テンションを上げて高威力の必殺技を撃つだけでも数万ダメージを出せる。
かつては「複数属性を持った状態でカウンターすると、持っている属性の数だけダメージ計算を行う」というバグが存在し、これを利用しても5桁ダメージを出せた(このバグについての詳細はDQ10大辞典の【カウンター】の記事を参照)。Ver.2.4.0fで修正され、現在は不可能。
なお、このバグを利用して大ダメージを叩き出すテクニックには「フォースデストラクション」という俗称が付けられていた。
また、このバグにより5桁ダメージを出すとダメージの吹き出しが表示される際に一万の位が表示されないという謎仕様であった。
DQ11
一撃ではなく合算となるが、【ちから】をドーピングした【カミュ】の【二刀の極意】+【分身】+【バイキルト】+【ルカニ】をかけた【タナトスハント】or【ヒュプノスハント】などで10000を超えるダメージを叩き出せる。
【ゾーン】による攻撃力上昇を利用すれば、与えるダメージを更に高めることが可能(PS4版ではゾーンによるステータス上昇は999で打ち止めだが、3DS版では力をカンストさせた後も効果がある)。
回復量の上限(基本的に999)も【きせきのつるぎ】や【ミラクルブースト】などを用いて突破することが可能で、一度に1000以上のHPを回復すると回復量が表示されないというバグがある。
PS4版
複数回ヒットする特技・れんけい技を用いれば、割と色々なキャラで5桁ダメージが出せる。
最大ダメージは【におうだち】状態の【アイスゴーレム】を相手に【フレイムカッター】+3を装備したカミュの二刀の極意+分身+バイキルト+ルカニ+【あくまの調べ】+【黒炎陣】+【デュアルブレイカー】で記録されている。
アイスゴーレム自体が一度に複数現れるモンスターではないため多くの場合は45000前後が限界だが、敵の数をうまく調整できれば55000近いダメージを叩き出せる。
一部のPC・スマホゲームを除けばドラクエでこれを超えるダメージは存在しないため、この記録を引き合いに出してカミュを歴代最強アタッカーと主張する意見は少なくない。
だが手順を見てわかるように面倒この上なく、ドーピングと武器用意を除いた戦闘部分を真似しようとしたら30分から1時間くらいは掛かる。ここまで仕上げるのを前提にして火力を語ってはいけない。
あくまでもロマン砲の一種であることを頭に入れておこう。
3DS版
3DS版では素のステータスと装備やゾーンによる上昇値の合計が1000を超える仕様なのでPS4版よりも高い攻撃力を実現出来るものの、過去作同様に敵のHPが0になった時点でヒットが途切れてしまう仕様になっている為、上記のような複数回ヒットする攻撃による最大ダメージの観測が不可能。
それ以外にも、以下のように狙って大ダメージを出せないよう調整されている箇所が目立つ。
(どうやら敵の弱点を突く行為が強過ぎると見なされ弱体化されている模様。ここで挙げているものとは逆に3DS版で倍率が強化された特技もあるが、いずれも属性付き武器の存在しないムチやツメの特技である)
- 1ヒット当たりの倍率が高い【全身全霊斬り】に武器の属性が乗らず、強制的に無属性になる
同じくらいの倍率の【もろば斬り】は武器の属性が乗るが、両手のダメージの合計が1ヒットとして表示され(PS4版と異なり両手分の反動ダメージを受ける)、ダメージの合計が10000を超えると9999で打ち止めになる仕様になっている。 - 属性が設定されていない【れんけい技】は全て武器の属性が乗らない仕様になっている。属性付きで1ヒット当たりの倍率が高い【雷竜打ち】は倍率が弱体化している
- 【ジゴスパーク】・あくまの調べの耐性低下効果がPS4版より弱くなっている(ジゴスパークに関してはPS4版の効果が設定ミスという可能性もあるが)
- 分身→タナトスハントorヒュプノスハントが大幅に弱体化している(後述)
その一方で、PS4版では不可能な「1ヒット(ダメージの吹き出し1個)で5桁ダメージを出す方法」が発見されている。
右手のちからをカンスト近くまでドーピングしまくった【シルビア】に属性付き武器を二刀流させ、ゾーン+バイキルト+ルカニ+あくまの調べを併用した上で特定のモンスターの攻撃を【かばうの極意】で【カウンター】することで出せる。
カウンターでダメージ限界突破という事で上記のDQ10のバグを彷彿とさせるが、そちらとは異なりちゃんと一万の位も表示される。
現在5桁ダメージが出せるのが確認されているモンスターは以下の通り。
- 【ベホマスライム】(光以外の属性付き武器で【スピンアタック】を3発全てカウンター)
- 【りゅうおうもどき】を除く【ブラックドラゴン】系のモンスター(【ドラゴンスレイヤー】で【かみつき】をカウンター)
この系統で唯一弱点属性を持っている【グランシーザー】の場合は、【火炎陣】を併用して【インフェルノソード】等の炎属性の武器でカウンターすることでより大きなダメージを叩き出せる。 - 【スカルゴン・強】(火炎陣を併用し、炎属性の武器で通常攻撃をカウンター)
この中で最も与ダメージが大きくなるのは、力999のシルビアに【ライトニングダガー】+3を二刀流・【ごうけつのうでわ】+3を2個装備させ、ゾーン+バイキルト+ルカニ+あくまの調べ+【グランドクロス】の雷耐性低下を併用して【連武討魔行】四の試練に登場するベホマスライム(雷属性が弱点になっている)のスピンアタックを3発全てカウンターした場合で、25000前後というDQ10のフォースデストラクションを大きく超えるダメージを叩き出せる。
こちらはPS4版以上の運ゲーであり、ドーピングと武器・【きせきのきのみ】等のアイテム用意を除いた戦闘部分だけでも数時間掛かる。
なお、ジゴスパーク・あくまの調べの弱体化がなければ理論上は30000を超えるダメージを叩き出せた計算になる。
このベホマスライムを利用すれば【アクロバットスター】でもギリギリ5桁ダメージを出せる(力999でライトニングダガー+3か【ライトニングソード】+3を二刀流したゾーン+バイキルト状態のカミュが全てカウンターした場合。出撃人数の関係でルカニやあくまの調べ等は併用不可)。
【マルティナ】の【背水のかまえ】は後一歩及ばず、力999で【雷神のやり】+3とごうけつのうでわ+3×2を装備し、【デビルモード】や【たたかいのドラム】の攻撃力上昇+ルカニ+あくまの調べ+グランドクロスの雷耐性低下を併用して全てカウンターしても9300台~9400台のダメージしか与えられない。
2Dモードでは分身して攻撃した際に「左手の攻撃の合計ダメージが1ヒットで表示される→右手の攻撃の合計ダメージが1ヒットで表示される」というヒットの仕方をする仕様になっており、これを利用しても5桁ダメージが出る(1撃あたりのダメージは9999でカンストしている)。
しかし、3DS版では分身してタナトスハントorヒュプノスハントを使った際のダメージ計算がPS4版と異なっており、「1撃目で状態異常が切れてしまい、6.2倍+1.1倍+1.1倍になる」という謎仕様になっている。
この為、PS4版で同様の攻撃を行った場合に比べると与ダメージは大幅に劣り、【サラマンダー】+3でスカルゴン・強を攻撃した場合でも17000台のダメージしか出ない。
最大ダメージはスカルゴン・強相手にインフェルノソード+3を装備(二刀流しなくてもよい)したカミュのゾーン+分身+バイキルト+ルカニ+あくまの調べ+黒炎陣を併用した【心眼一閃】で記録されており、29997(9999×3)のダメージを叩き出せる。
黒炎陣を使ったターンにカミュを再びゾーンに入れる必要があるが、カミュより先に動けるキャラ(ゾーン状態のマルティナなど)がきせきのきのみを使えば良い。
イルルカ、DQMJ3
イルルカ以降のモンスターズシリーズでは基本的にはダメージ限界値が999であり、すてみやマダンテ等個別に上限が設定された特技も存在する。
【青天の霧】を使用すればどんな特技でも上限が9999になる。
また、【超ギガボディ】は青天の霧なしで最初から上限9999の状態となっている。
【破壊神】はダメージ限界値を通常の二倍にする特性で、本来のダメージ限界値が999の攻撃を使用した場合には1998が限界値となる。
また、【れんぞく】が適用される攻撃も実質的にダメージ限界値が増える。
DQM3
単発攻撃のダメージ限界値は原則999。
マダンチョは300、マダンテは600に設定されている。
【ばくれつけん】などの連続ヒットする攻撃は、1ヒットごとの限界値が個別に設定されている。
ただし、【ギガクロスブレイク】と【ダークブレイク】は2ヒットする攻撃であるものの限界値は999となっている。
そのため、「超ドラゴンキラー」と「ラージキラー」と「ロケットスタート」を所持する【バザックス】が、闇弱点である【しんりゅう】などのドラゴンのLサイズに対して、闇のベルトを装備したうえでダークブレイクを放つと、ほぼ限界の理論値ではあるが999ダメージを2回与えることができる。
ダークブレイクの最大乱数ダメージが160、ラージキラーで1.2倍、ロケットスタートで1.2倍、超ドラゴンキラーで3倍、耐性が闇-25、闇のベルトで-10、超ドラゴンキラーで-10なので1.45倍
これで理論値が1002になるので、999が2回の1998ダメージを1度の攻撃で与えられることになる。
なお、ピサロが【ばくだんいし】を投げつけると相手の即死耐性を参照した割合ダメージを与えられる。
このダメージには限界値が設定されていないため、相手のHP次第では4桁以上のダメージになる。
DQMSL
基本的なダメージ上限値は99999だが、一部のモンスターが持っている「ダメージ超越」という特性により限界突破が可能。
ウォーク
単発、複数回ヒットにかかわらず、複数の装備のダメージ上昇効果を重ねる事で割と色々な装備で5桁ダメージを容易に出せる。
攻撃力が1000を超えることもあり、きあいためや守備力を無視する直撃などの効果も上乗せすれば、4~5万というおよそ他のシリーズでは見る事もまず無いような値を叩き出せる。
2023年時点では300万程度のダメージが観測されているが、ダメージ上限値がどこまでなのかは現時点で不明。