【崩落都市】

Last-modified: 2020-12-19 (土) 05:35:11

DQMJ3

ジョーカー3の地名。
大災害によって破壊されたかつての大都市で、最近まで人間が生活していた痕跡がある。
【廃墟】となった今では様々なモンスターが生息している。
意外なことに、この手の廃墟や遺跡におけるお約束である、元住民と思しきゾンビ系モンスターはおらず、【キラーパンサー】【ダッシュラン】などの自然界の生物っぽいモンスターが闊歩している。
どちらかと言えば、人類滅亡後に野生動物の楽園になった都市といった風情である。
BGMは本作唯一の新曲である【密林(曲名)】のアレンジ版。
 
なお、モンスターが他のモンスターを捕食する様子が見られるのはここから。…と言うか、どういう訳か本作のモンスターが他のモンスターを襲う演出の半数がこの大陸の西側とダンジョンに集中しており、くまなく探索していると頻繁に見かけることになるだろう。
特に拠点であるセンタービルの周りの池は、水中ライド解禁後に水棲のモンスターが出現するようになるが(但し【ワニバーン】のみ最初からいる)、夜になるとワニバーンが【ドラキー】を捕食したり、【オクトリーチ】の群れが【フィッシュライダー】を片っ端から狩り始めたりと、拠点とは思えない程に殺伐とし出す。
【Vジャンプブックス】の攻略本では、モンスターの捕食演出を「モンスターが他のモンスターを襲っているスキを狙えば背後を取るのも簡単」「バトルのチャンスだ」などとあたかもプレイヤーに有益なものであるかのように紹介しているが、これは大間違いである。
本作では前作にあった「アイテムが手に入る」等のメリット要素が全削除されている上に「捕食されているモンスターを助けられない上、捕食した方のモンスターのテンションが2段階上がった状態になる」という酷い仕様に変更されており、プレイヤーにデメリットしかもたらさないシステムと化しているので注意が必要。
特に上述のオクトリーチは【制限行動】が捕食によるテンション上昇を考慮した設定になっていない為、本作屈指の危険な雑魚敵と化している。
 
ここに出現するモンスターのみ、突然変異させると基本的に単体でしか出現しなくなる(近くに他のシンボル(同種含む)がいた場合はそのモンスターがお供でついて来ることがある)。

センタービル

崩落都市の中心にある高層ビル。
システムが正常化した後は、1Fのエントランスロビーにノチョーラ族が住み着く。
各種商店や配合マシンなどがあるため、ゲームを通じての拠点となる。
裏シナリオクリア後はノチョーラ族だけでなく、コールドスリープから目覚めた人間も住むようになる。
外観をリアクターで調べると、この建物は【バトルGP協会】の本部を模して作られたものであることがわかる。
バトルGP協会の名前自体には触れられないものの、組織の責任者が【カルマッソ】である旨はきちんと言及される。

1階

ノチョーラ族が住む区域。
配合マシンや各種商店が揃い、メダル王の役割を果たす【キング】や、【スカウトQ】等、多くの施設が集まる。

29~30階

ダンジョンになっており、【メタルハンター】【グレムリン】が生息している。
一部のグレムリンは時々メタルハンターに入り込むことがあり、グレムリンが入り込んだメタルハンターはテンションが上がった状態で出現するようになる。
また、あちこちに赤外線センサーが張り巡らされており、触れるとメタルハンターが起きて襲いかかってくる。
しかし【天敵】や高レベルのモンスターなどにライドしていると、センサーに触れた瞬間逃げだしてしまう。
プロ版では修正され、センサーの周りにいるメタルハンターは主人公が近付いただけでは絶対に反応しない仕様になった。
また、プロ版では一部のメタルハンターが【たけやりへい】に差し替えられた。こちらも時々グレムリンが入り込むことがある。
30階からは屋上へ出ることができる。【モーモン】【シャイニング】が生息している。

地下1階

【歓楽の霊道】攻略後に行けるようになる。
ここにはディスクマシーンがあり、シナリオが進むと機能が拡張される。
奥にある超演算装置はクリア後に調べるとスタッフロールを再び見られる。

地下2階

裏シナリオクリア後に行くことができるようになる。
闘技場になっており、【アロマ2号】に話しかけることで、イベントバトルや勝ち抜きバトルができる。

送電施設

崩落都市に最初に訪れた際の目的地となる。
都市全体の送電が止まっており、ここの送電装置を動かすことが目的となる。ここの入口に辿り着くと自動的に夜になる。
【しびれくらげ】やドラキー、警備システムと思しきメタルハンターや【メタルドラゴン】が生息する。
始めはメタルハンターとメタルドラゴンは故障して動かなくなっているが、サブ電源を1つでも入れると動き出す(その際、ダンジョン全体のシンボルの配置が変化する)。
動き出すようになったメタルハンターやメタルドラゴンは全ての個体がしびれくらげとセットで配置されており、しびれくらげが彼らの充電に使われて死んでしまうというショッキングな場面がある(これは捕食と同様の扱いであり、充電をしたメタルハンターやメタルドラゴンはテンションが上がる)。
特に、しびれくらげを尻尾で串刺しにして尻尾を脈打たせながら笑顔(と思われる表情)で首を傾げるメタルドラゴンはホラー演出と言っても過言ではないほど気味が悪い。
こちらもプロ版では一部のメタルハンターがたけやりへいに差し替えられている。
 
送電装置を動かすと【エース】から通信が入り、帰って来るように言われる。
なお、この際「施設を出て時計回りに進めば帰れる」と言われるが、普通に【ルーラ】で戻ることも可能。
来た道をそのまま戻っても帰れるが、昼間は動かなかったダッシュランが歩き回ってドラキーを狩っており危険度が上がっている。その際に【ボーンバット】が出現するので来た道をそのまま戻るメリットが無い訳ではないが、そのボーンバットには「エンカウントした時近くにダッシュランがいるとダッシュランがお供で付いて来ることがある」というとんでもない罠が存在し、知らずに触ってしまうと全滅する恐れがある。
そうでなくても施設の出入口の扉付近にメタルドラゴンが陣取っているので、昼夜の違いを楽しみたい、もしくは配合解禁前にどうしてもボーンバットを入手したいのでない限りルーラで戻った方が無難。
 
また、【カラーフォンデュ】6兄弟の一人が壁の奥に捕らわれている。

DQMJ3P

構造は同じだが、【ベビーパンサー】やダッシュランがいないかわりに【ゴーレム】【ドラゴンバゲージ】が生息しているなど出現モンスターが少し変わっている。
モーモンやキラーパンサーなど、出現場所が変更されたモンスターもいる。
2枠モンスターを避けやすいよう調整が入っており、道の真ん中に配置されていた【ひとくいそう】や送電施設の出入口の扉付近のメタルドラゴン(故障した状態のものは無印版同様2体いるが、サブ電源を入れると1体消える)が削除されたり、ダッシュランから差し替えられたドラゴンバゲージは大半の個体が時間帯に関わらずその場から一切動かない仕様(夜の悪天候時に極一部の個体が動くのみ)になっていたりする。
 
また、裏シナリオの途中からセンタービルからノチョーラ一族がいなくなり、代わりにJ1やJ2の登場人物や【みならい神獣】たちが各施設を担当する。
 
余談だがセンタービル地下2階の電光掲示板を調べると、今度は【キストーラ】【ホーガン】が宣伝に使っているにも関わらず無印と同じく「ノチョーラ族が宣伝に使っている」と表示される。チェックミスだろうか。
なお、上記のチェックミスは更新データが2017年4月26日の物が最後だったので結局修正されることは無かった。