【旧修道院跡地】

Last-modified: 2024-01-06 (土) 20:01:23

DQ8

伝染病の蔓延により放棄されたかつての【マイエラ修道院】【廃墟】
英語版ではRuined Abbey。
 
現在も地下に広大な遺構が残っており、犠牲者の怨霊が成仏できぬままさまよっている。
なんで修道院施設が地下に作られているのかは謎。
マイエラ修道院を【ドニ】側から出て、川沿いに進んでいくとたどり着く。
マイエラ修道院裏手の墓地につながる抜け道があり、【オディロ】院長の安否を確かめるべく主人公たちはここを突破することになる。
 
内部は毒沼や大量の屍に覆われており、なかなかどうして不気味なダンジョン。
中には伝染病が蔓延していたころの様子を記した書物や、それ以前の普段の生活ぶりを示す書物があるほか、朽ちた家具の残骸がそのまま残っているなど、かつての生活痕がそこかしこで垣間見られ、そのことがここで起きた惨事の在り様を一層強烈に物語っている。
ひとりでに閉まる扉まであるが、幽霊でもいるのだろうか?
いやまぁそこいらじゅうゾンビだらけではあるのだが。
 
【ダンジョンマップ】は地下に降りてすぐ左手(東)の小部屋にあるのだが、この宝箱は【とうぞくのかぎ】がないと開けられない。
【船着き場】でもらえる【鉄のクギ】【ハイブーメラン】作成に使ってしまった場合、この段階ではまだ所持してはいないだろう。
丁度対照位置にある部屋のタンスから二つ目のクギが手に入るので、まずはこれを手に入れてからいったん退却し、盗賊のカギ作成後に改めて攻略にくるといい。
逆に盗賊のカギの方を作っているのなら、ここでハイブーメランをつくっておこう。
 
もっとも、ダンジョン内の探索を無視して、単純に突破のみを狙うのであれば至極簡単。
地図など不要。
地下に降りたらあとはひたすらまっすぐ(南に)進めばいいだけ。
完全に一本道なので迷うことは何もない。
直線距離にしてもごくわずかで、これまで踏破してきたダンジョンに比べると、拍子抜けするくらいすぐ終わる。
後に控えるボスに向けて、無駄な消耗を抑えられるし、後述する【メタル狩り】を敢行する気なら、宝箱の回収もその時できるので、この「ひとまず突破作戦」もそれほど悪くはない。
 
出現するモンスターは【がいこつ】をはじめ、【ミイラおとこ】【くさったしたい】などアンデッドタイプのものが多い。
また、伝染病が蔓延したという設定を反映してか、不潔極まりない【ハエ男】なんかも頻出する。
このダンジョンからは【ひとくいばこ】も出現する。
なお、ここの戦闘は敵の【不意打ち】や味方の【先制攻撃】が発生する確率が他の場所より極端に高くなっている。
特に不意打ちの頻度は尋常でなく、通常であればほんの数%でしかないものが、ここでは2割近い確率で発生する。
いきなり襲われてびっくりする、お化け屋敷的なイメージでも狙っているのだろうか。
ただでさえ【ゾンビ系】のモンスターは【ダメージ軽減能力】を持つため、【テンション】を上げないとまともにダメージが通らず、敵との戦闘に何かと時間の掛かるダンジョンであるというのにこの仕様はつらい。
さらにハエ男や【わらいぶくろ】はマホトーンを、【ドラキーマ】はラリホーを使って行動を阻害してくる。この時点では状態異常への対抗策など無いので地味にストレスが溜まる。
同時出現数も多いので、不意打ちとテンション溜めの2T分の攻撃を食らうと【ゼシカ】あたりはあっさり死んでしまうかもしれない。
回復は早め早め、できれば常にHPをMAXに保つくらいの気持ちでいよう。
【上やくそう】をたくさん作って持っていくと多少は楽になる。
 
一方で【メタルスライム】が出現する美味しいダンジョンでもある。特に最奥部ではかなりの確率で頻出する。
DQ8では、敵が先制した場合は絶対にそのターンには逃げないという仕様なので、前述の不意打ち率もさしたるデメリットにはならない。メタルスライムを効率的に狩れるだけの技量がはたしてこの時点であるのか、という点に関しては少々危ぶまれる部分もあるのだが、先制率の高さは追い風になる。
他の敵からの攻撃で被害を被ったとしても、すぐ修道院側に出てしまえば問題ない。
出口となる梯子の前に陣取って戦闘すれば安全だろう。
【ククール】を仲間にした後にレベル上げがてら探索に来るといい。4人ならメタルもより倒しやすくなるだろう。
 
意図された設定かは不明だが、ここに登場する雑魚モンスターは全て過去作、それもFC時代に登場した経験があるモンスターばかりで、本作初登場のモンスターはボスのなげきの亡霊だけである。シリーズ経験者には「廃墟」という設定をどことなく感じさせるかもしれない。
 
ボスは、かつての修道院長のなれの果てである【なげきの亡霊】
戦闘開始前のセリフが病に苦しんでおり怖い。