概要
DQ8で遂に登場した【やくそう】の上位種。
「じょうやくそう」と読む(PS2版DQ8の公式ガイドブック上の303ページより)。
もっと回復手段の少ないシリーズ初期の作品でこそ出して欲しかったという声も。
ゲームブック版DQ3では回復量2倍の「薬草大」(大はマル囲み)や一気に200ポイントも回復させる「レッドポーション」などの上位種が、ゲームブック版DQ2でも強化版薬草が登場しているが、本編での上位種の登場ははるかに後であった。
DQ7(リメイク版)
後のシリーズより逆輸入で登場。
回復量はDQ8と同じ。
とは言っても練金が無いこの作品、入手は【すれちがい石版】内の【宝箱】や【壷】・【樽】からのみで、しかもそこそこ以上のモンスターをリーダーにした石版でないとたまにしかでない。
そんな訳で、これを消耗品として気軽に使えるほど量産できる頃には、やくそうの亜種など使い道がなくなっている事が多く、ほぼ使われない。
ちなみに売値はたったの6G。
完全に薬草に毛が生えた程度の代物である。
敵側では、トクベツなモンスターの【ヘルバンデット】が回復手段として使って来る。
DQ8
50~68と回復量がやくそうに比べて大幅に増えており、序盤の回復アイテムとして重宝する。
【ポルトリンク】の【野草売り】のお姉さんから10Gでランダムで買える他、【ベルガラック】、【サザンビーク】城内で拾える。
モンスターでは
【ヘルコンドル】、【ガーゴイル】、【まかいじゅ】(各1/8)
【ストーンマン】、【キングムーチョ】、【レッドオーガ】(各1/16)
【ウドラー】(1/64)
からは通常枠で
【じんめんじゅ】、【大王イカ】(両1/64)
からはレア枠で手に入れられる。
但し、大王イカは通常版のみで、ベルガラックの噴水に居座っているものは代わりに【命のきのみ】を落とす。
錬金ではやくそうを2つ錬金釜に入れることにより誕生する。
8Gのやくそう2個=16Gの原価で作成できる割に88Gという高値で売れる。
さらに【売値変動】システムの対象になっており、売却個数が30~49個では264Gに値上がりする。
初期価格の時点でかなりの金銭効率を誇る売却価格である上、他の消耗品錬金のアイテムと違い、値下がりしても初期価格の88Gに戻るだけで一定の換金効率が保たれるというのがミソで、とりあえずお金に困ったら薬草を買い込んでこいつを作って売れば小銭はすぐに用意できる。
先述の通り回復アイテムとしてもあって損はない物なので、錬金釜に入れるものが特に無ければこれを作っておこう。
この錬金術を用いた金稼ぎ及び売値変動については、
【ドニの町】にいる商人がまさしく上やくそうを例に教えてくれる。
これを使ったレシピは以下の4つ。
いやし草ときつけ草のレシピは、都合やくそう2個分をそのまま流用可能。
出来上がるものはどれもHP回復に関わるものばかりであり、HPの回復効果をUPさせられる。
また、アモールの水以外の完成品は錬金材料の入手手段・売却手段次第なら売値も見込めるので、余裕があればこれを錬金釜に放り込んで更なる金策に活用するのもいい。
スマホ版
錬金の待ち時間が廃止された上、一括大量錬成が可能になったスマホ版では、「何個錬金して売っても価格が初期値以下にならない」性質のため、金策アイテムとして大活躍する。
錬金釜が解禁されたら即やくそうをありったけ買い込んで全部上やくそうにして売る、という事を繰り返すだけであっという間に財布が潤う。
やくそうを9個ずつ買い込むのが一番の手間に感じる程で、やくそうを100個買うのに2分、それを上やくそう50個にして売りさばくまで1分の所要時間で4240Gの儲けである。
万単位の価格の武器や防具を買うためのお金をひねり出すのにも普通に使えるほど。
3DS版
売値が最初は48G、その後ずっと16Gと大暴落。
3DS版ではスマホ版から引き続き錬金の待ち時間が廃止されている上、アイテムの購入が一度に99個まで可能になったため、薬草錬金がさらに捗る!と思われたが、上記の売値変更によってその野望は見事に打ち砕かれた。
ただ、最初のうちは儲けが出るのは間違いないので、特やくそうとセットで50個売却すれば、序盤の資金源には十分なる。
回復アイテムとしても十分有用なので、在庫がより確保しやすくなったのは普通にうれしい。
なお、錬金による金策の後釜となったのは【激辛チーズ】。
DQ9
回復量が40~60にダウン。
売却価格も18Gに落ちたため、金策には使えなくなった。一応原価と差し引きで2G のもうけが出るが、あまりにも微妙すぎる。
グビアナ城以降の店では、やくそうだけでなくこちらも36Gで市販されるようになった。
テリワン3D、イルルカなどでは販売価格50Gだが、基本価値は大体同水準と言える。
余談だが上位の回復道具である「いやしそう」はグビアナ城より先に訪れるサンマロウで売っている。
サンマロウ限定販売とはいえ、設定ミスなのかサンマロウが都会だからなのかは謎である。
DQ10オフライン
回復量は50~60。
【やくそう】×3で錬金可能。レシピは【はじめよう錬金術】に記載。
【メランザーナ】、【じんめんじゅ】、【キングスライム】、【ベホイムスライム】、【ヒポせんし】、【スライムベホマズン】の通常ドロップからも手に入る。
これを使ったレシピは以下。
【オーディス王子】がゲストキャラクターの時によく使ってくれるが、正直中途半端。
Ver.2
【フォレストドラゴ】の通常ドロップからも入手可能。
DQ10オンライン
魔法の迷宮で潤沢に入手出来るほか、【やくそう】×99で10個錬金可能。
【せかいじゅのは】の素材にもなる。
詳しくはこちらを参照。
DQ11
モンスターからは、【キラーパンサー】(強含む)や【ドラムゴート】(強含む)や【ベホイミスライム】などが落とす。
生産システムが装備品限定になった影響で、普通に道具屋で販売されるようになった。
上やくそうに限らず、これ以降の消耗品も普通に進行に合わせて道具屋で販売される。
このため普通なら入手は容易だが、【買い物できない】しばりプレイの場合は敵から入手するしかないので注意。まめに【ぬすむ】ことを心がけておこう。
呪文を封じてくる【ホメロス】、激しい全体攻撃で回復の手が多く欲しい【アラクラトロ】など、序盤のボス戦ではストックしておくと心強い。
モンスターズシリーズ
DQMJ1から登場。回復量はいずれの作品も60。
序盤から中盤に重宝されるアイテム。
不思議のダンジョンMOBILEシリーズ
やくそう2個の錬金で作れるほか、多くのダンジョンの中盤以降に落ちている。
やくそうの回復量が25、上やくそうの回復量が75なので、アイテム欄を節約するためにも
やくそうはなるべくこれに錬金するようにしたい。
スラもり2
敵を倒すと一定確率で落とし、やくそうよりも回復量が多い。
弾としても存在し、錬金でやくそうを3個とメガミぞうを2個で作れる。
弾として大砲に入れると戦車のHPが30回復する。中盤は保険として1個だけでも入れておくと便利。
材料としてはこれを3個とメガミぞうを9個で特やくそうが作れる。
スラもり3
スーラシア到達後、交易でやくそうを3個といやしチューリップを1個で交換できる。
効果は全く同じだが、本作の船バトルではHPマックスで勝利するとパーフェクトボーナスが入るため、
ストーリー中盤でそれを狙うなら一個は欲しい。
シヴァレル到達後、交易でこれとメガミぞうを3個ずつで特やくそうと交換できる。
ヒーローズ1
ツボやタルの中に入っていることがある。
ビルダーズ2
【良いくすりの葉】一個で作成できる。良いくすりの葉の使い道はこのビルドのみ。
HP回復量はやくそうの1.5倍の45で、その値は消費アイテムトップクラス。
もっとも、くすり葉のしげみは【農夫】に収穫してもらえないのでプレイヤー自身が刈らなければならず、刈っても良いくすりの葉の出現率は低め。やくそうを作ろうとくすりの葉のしげみを栽培しているとたまに良いくすりの葉が手に入る程度で、量産はかなり困難。
メインシナリオも差し迫った時期になるものの【チャポチャポ島】で勧誘できる【キラーマシン】を上手く働かせれば、【畑】に植えたくすりの葉のしげみを刈ってくれるので安定供給も見えてくる…が、本作は自然回復量が多い上、やくそうとの回復量も大して違いもないことから、大量にできたやくそうを連続で使うだけで事足りる。【破壊天体シドー】にも持ち込めず、その後の使用機会は【そざい島】の強敵ぐらいしかいない。
【ビルダーハート】で直接交換できるようになった現在なら大量確保も難しくないが、それでも使いどころがあるかと言えば…。