FFTより登場した、ガ魔法をしのぐ極大魔法的立場にある魔法。
FF本編でもシリーズごとに敵が使用するケースがあり、
そのほとんどが全体攻撃扱いとなっている。
関連項目:魔法/【ラ系魔法】、魔法/【ガ系魔法】、アビリティ/【ジャ魔法】
FF3(北米DS版)
北米版のFF3では、ケアル系の名前が
キュア→キュラ→キュラガ→キュラジャとなっている
(日本版FC版&DS版では、ケアル→ケアルラ→ケアルダ→ケアルガとなっている)。
FF8
ディアボロスを筆頭に、何匹かのボスモンスターがグラビジャを使用する。
これがナンバリングタイトルへのジャ系魔法初参戦になったが、
「系」として複数のジャ魔法が出てくるのはもう少し先である。
FF10
ラスボスであるエボン=ジュがグラビジャを使ってくるほか、
インター版ではヘレティック・イクシオンがサンダジャを使用する。
いずれも敵専用魔法であり、使用者も極一部である。
FF10-2
ユウナのドレスフィアきぐるみ士で使えるアビリティに、
味方全員のステータス異常とHPを回復する「モグケアルジャ」
味方全員にヘイスト・リジェネの効果を与える「モグリジェネジャ」
味方全員にシェル・プロテスの効果を与える「モグウォールジャ」
味方全員の戦闘不能を回復した上でHP・MPを全回復する「モグアレイズジャ」
の4つがジャ系魔法として登場している。アレイズジャは…少々語呂が悪いな。
- アレイジャにしたら良かったと思う。
- むしろレイズがアレイズになった流れからすると、ジャレイズとか。
FF11
黒魔道士が使用可能な黒魔法として実装された。
対象を中心とした範囲内の敵全てに属性ダメージを与えるとともに、「着弾後しばらくの間、同じ魔法または同属性の魔法をぶつけるとダメージアップ」という特殊な効果が発生する。
2010年6月にレベルキャップが75→80に引き上げられ、これまで敵専用であったガIV系魔法がPCにも開放されるのでは?と予想されたのだが、実際にはまさかのジャ系魔法実装という予想外の結果となった。
詳細はこちら→ジャ系魔法
FF12
召喚獣となる闇の異形者たちの敵専用魔法。
この内、シュミハザ・ゼロムス・エクスデス・キュクレイン・ザルエラはジャ系魔法を持たない。
- 要するに、属性を持つ召喚獣が使ってくる。
使用する際には必殺技パートに入り、巨大な魔法陣を用いて発動する様子は極大魔法の領域である。
この魔法陣はミストナックの融合技と同じものが使用されている。
範囲内の相手に属性付きの大ダメージと何らかの状態異常の追加効果。
固定敵として出現する敵もいる為、基本攻撃力がそれぞれ異なる。
高い威力や厄介な状態異常に加え、演出の通り途轍もなく範囲が広く、避けるのは不可能に近い。
今作の召喚獣はプレイヤーが使役すると、ジャ系魔法が使用不可能になる代わりに、
演出がよりド派手になった固有の必殺技を新たに習得する。
ブリザジャ・ウォタジャ・ダージャには魔法陣からエネルギーが解放される際に
各召喚獣のうなり声が聞けるが、実はこれ他の全てのジャ系魔法でも発声している。
しかし、魔法のSEのボリュームが大き過ぎて、肝心の召喚獣達の気合いの入った声は
掻き消されてしまっており、相当注意しなければ聴く事ができない。
- レベル素数デスはジャ系じゃないけど、唸り声(というか悲鳴?)が、すごく聞きやすい。
あれは唸り声なのかなぁ
キュクレインとゼロムスにバイオジャやグラビジャがなくてよかったような、そうでもないような。
エフェクトが同じジャ系魔法とミストナック融合技
ジャ系魔法 | ミストナック融合技 |
---|---|
ファイジャ | 炎のインフェルノ |
クエイジャ | 土のカタクラズム |
ウォタジャ | 水のイラプション |
エアロジャ | 風のラプチャー |
ブリザジャ | ホワイトアウト |
サンガー | アークブラスト |
ホーリジャ | ルミネッセンス |
ダージャ | ブラックホール |
FF12RW
やはり闇の異形者たちが使う広範囲魔法。歴代の幻獣たちは使わない。
基本的にチャージを要するが、使えば強いダメージを与えられる。追加効果付きは殆ど無い。
12で使っていた魔法をそのまま使っている者もいれば、
属性が変わったためか使う魔法も変わってしまった者も居る。
FF14
味方はファイジャ、ブリザジャ、サンダジャ、ストンジャが使用可能。
一方で敵専用のダージャ、ケアルジャ、エアロジャ、ウォタジャ、クエイジャ、ホーリジャも存在。
そのほか召喚士の召喚士の使えるルインジャや敵専用のデスジャがある。
FF16
クライヴが使える魔法はマジックバーストで増幅してもラ系止まりで、通常戦闘で敵の使う魔法もガ系止まりなのだが、日本語版ではジョシュアがイベントでアルテマと対峙した際に使う炎系魔法のラッシュでファイジャの詠唱が確認できる。
英語版ではこのときのジョシュアのセリフは魔法の詠唱ではなく「You will leave my brother alone.」(僕の兄さんに手を出すな。)となっていて、日本語版と英語版の差を語る際には真っ先に話題にされるセリフという扱いでファンの間で有名になってしまい、どちらが優れたテキストであるかという議論が延々と交わされている。
FFT
初登場。FFTでは以下の特徴を有していた。
しかし最高位魔法だけに詠唱速度が遅く消費MPが多いため、使い方にはセンスが必要であった。
自分には当たらないので自分を中心にしてチャージ→突撃、という使い方が楽だが、HPに注意が必要。
また、死の天使ザルエラはそのまま「ジャ魔法」というアビリティを持っており、
「~ジャ」という名前の魔法ばかり持っている。
こちらは詠唱速度が早い、範囲に効果、魔法回避を無視して当たる、敵味方識別等の特徴を持っている。
シリーズ初登場であったためか、ゲーム雑誌等で少しピックアップされることもあった。
疲労困憊のスタッフの一人がファイガかサンダガを言おうとしたらガがジャになってしまい、
居合わせた人が「お、それ強そうじゃん」といって採用になったという。
ゲーム製作現場のキツさを垣間見せるエピソードだ
- 名付け親は伊藤裕之氏。伊藤が良いと言うなら良い、という程度の反応だったらしい。
味方が使用したものでもラーニング可能。
黒のジャ魔法はMATの低い竜騎士にローブを装備させて使用MPを確保し、味方に向けて使ってラーニングするのが簡単。
確率的に1回ではまずラーニングできないのでチャクラなどのMP回復手段は用意しておくべき。
- 地味にPSP版では暗黒騎士へのジョブチェンジ条件(黒魔道士マスター)を満たすのに有用。
黒魔道士を普通にマスターまで育てるのに必要な8400Jpの内2700Jpを節約できるため、戦士系として育てて魔法系のジョブは基本さっぱりであろうユニットにとってはとてもありがたい。
FFTA2
ヌーキアなどボス系モンスターが使う魔法。
マップ全体魔法の傾向がある。
FFCCRoF・EoT
同属性の魔法を4つパイルすることで発動する攻撃魔法。
範囲・威力ともに最大。
FFEX
本作では敵専用で、黒騎士が使うファイジャのみ確認されている。
WOFF
ラスボスが連発してくるほか、プレイヤー側も同属性のガ系魔法を持つミラージュ同士をノセノセすることで使えるようになる。
たとえば、ファイガ持ちとファイガ持ちならファイジャが使える。
なお、消費AP8でターゲットは単体である。
ただしグラビジャだけは消費AP20(メガミラージュであるディアボロスが使うのでAP12を超えている)の全体攻撃である。
攻撃系のジャ系魔法は、同じくAP8の単体攻撃であるフレアに威力で勝るとも劣らず、さらに無属性のフレアと違って属性が乗るので、弱点を突けば普通のミラージュとしては最強レベルのダメージを与えられる。
ただ、ガ系クラスを自然に覚えるミラージュは相当少なく(しかもほぼLサイズだけ)、なおかつノセノセが必要なため、貴重な空バコやミラストーンの枠に同じ魔法をセットすることになり、使うための条件は軽くない。
単体攻撃として考えると燃費も重い。
PFF
パパリモのプレミアムスキル「エノキアン」の効果中にファイア系・ブリザド系がファイジャ・ブリザジャに変化する。
FFRK
レアリティ★4の黒魔法でファイジャ、ブリザジャ、サンダジャ、ウォタジャ、ストンジャが。レアリティ★6の白魔法でケアルジャが存在。
黒魔法のガ系で満足できないところまでくると連続ガ系が必要になると思うので、これを作る機会は少ないかもしれない。
黒魔法のジャ系は大オーブで作成・精製できるが、ケアルジャは深淵の間クリア時に手に入るケアルジャの記憶が必要なため、一つしか作成できない。
FFBE
初回は倍率100%だが、使う度に100%ずつ威力が上昇する攻撃魔法。
5回まで上昇し、最大倍率は600%。
W黒魔法などで連発すれば素早く威力を高められる。
メビウスFF
魔道士系アビリティとして
ファイジャ、ブリザジャ、エアロジャ、ストンジャ、セインジャ?、ペインジャ?、ウォタジャが登場。
いずれも全体攻撃。
一覧
- 【アスピジャ】
- 【ウォタジャ】
- 【エアロジャ】
- 【グラビジャ】
- 【クエイジャ】
- 【クリアジャ】
- 【ケアルジャ】
- 【コンフジャ】
- 【サンダジャ】
- 【シェルジャ】
- 【ストンジャ】
- 【スリプジャ】
- 【スロウジャ】
- 【ダージャ】
- 【デスジャ】
- 【デスペジャ】
- 【トードジャ】
- 【ファイジャ】
- 【ブライジャ】
- 【ブリザジャ】
- 【フレアジャ】
- 【プロテジャ】
- 【ヘイスジャ】
- 【ホーリジャ】
- 【マレフィジャ】
- 【リタンジャ】
- 【ルインジャ】
余談
ジャ系魔法を敵専用の魔法、特殊技として位置付けている作品があるが
これは「~ジャ」という響きが邪悪の「邪」を想起させるためではないかと思われる。
- 味方専用の作品もあるのでそれはかなり怪しい。
強い全体魔法とか味方が使ったらただ連打するゲームになりかねないから、
バランス調整のためではないか。
「~ラ」「~ガ」と来て「~ジャ」となったのは、
疲労困憊のスタッフの言い間違えを「お、それ強そうじゃん」そのまま使ったらしい。
確か「サンダガ」を言い間違えて「サンダジャ」になった。
昔ファミ通にそんな記載があった。
その上、ファミ通編集者が
「ジャならまだ格好良くてよかった。ひょっとしたらサンダビョとかになっていたかも知れない」
などと書いていたが、いくら何でもビョはねえよと子供心に思ったものだ。
- まぁ、疲労でろれつが回ってないのだから、違ったとしてもギャとかビャとか母音アの列だろう。
……うん、やっぱジャがいいや - キングダムハーツシリーズではジャ系は登場せず、
その代わりにファイガン、ブリザガンなど「~ガン」が最上位みたいな扱いになっている。
どっちがマシだろうか…- 初出となるKHIIでは、厳密には魔法攻撃ではなく、特定の敵ハートレスを遠方に突き飛ばすリアクションコマンドの1つだった。
その後、KH3Dにてゼログラビガンとストップガンが登場したが、
前者は下級のゼログラビデ系魔法とは性能が大分異なり、後者はイベント魔法という立ち位置だった。
そして、KH0.2やKHIIIにてファイガン・ブリザガン・サンダガン・ウォタガン・エアロガン・ケアルガンが最上位魔法として登場したことで、本格的にガン系魔法が最上位魔法の立ち位置になったようだ。また、トロフィーの説明によれば「~ガン」系魔法は極大魔法であるらしい。 - より厳密には、名前のみで言うならKHFMの「~ガンリスト」系防具が初出。対応する属性のダメージを抑える効果があり、同系列の「~ガンリング」より性能が上。
- 初出となるKHIIでは、厳密には魔法攻撃ではなく、特定の敵ハートレスを遠方に突き飛ばすリアクションコマンドの1つだった。
- FF14のグブラ幻想図書館の書物によれば、ゲーム内の白魔導士教会においてケアルガの上位魔法としてケアルギョが採用寸前まで行ったと書かれている。ビョよりは若干まし?
DS版サガシリーズではジャ系魔法のポジションとしてヘル系魔法が登場する。
ロマサガ等には炎の攻撃術「ヘルファイア」が登場するので、これをジャ系相当としたのだろう。
ファイア→ファイガ→ヘルファイア、ブリザド→ブリザガ→ヘルブリザード
サンダー→サンダガ→ヘルサンダー、クラウダ→クラウガ→ヘルクラウドと派生する。