東京ヤクルトスワローズの球団マスコット・つば九郎のこと。
概要
つば九郎の名前の由来は、つばめの別称がツバクロであることから。しかし外見からはペンギンと誤解されやすく、公式も「ペンギンに間違えられると減俸」などネタにしている。
セリフは筆談(全て平仮名)で、スワローズのホーム試合開始前にスケッチブックをフリップ代わりに色々な事を呟いている。
とてもマスコットとは思えない自由奔放な振る舞いを多数する事から「畜生ペンギン」、略して「畜ペン」と呼ばれる。
しかし一方で、スワローズ愛・プロ野球愛に溢れたぐう聖エピソードにも事欠かず(このような時は「聖ペン」と呼ばれる)、なんだかんだで憎めない存在でもあり、昨今の行き過ぎた畜生キャラが跋扈する中、分別があり笑いのツボも解っている点も長年の人気の秘訣と言える。
ヤクルトのホームゲームでは5回裏終了時に自身のヘルメットを上に放り投げ頭に被せる「空中くるりんぱ」なるパフォーマンスを披露しているが、現在に至るまでに成功した事はない。BSフジやフジONEの放送では実況が大真面目にアナウンスする一方で、解説者がつば九郎に辛辣なコメントを残すのが恒例となっている。
ぐう畜エピソード
- 喋る*1。
- 焼き鳥を食う。
- 堂々と飲酒する。好物はビール*2と焼酎*3。
- ソフトバンク時代の杉内俊哉を契約更改の度に煽る。
- HARAにミルミルという名の賄賂を贈る。

- 神宮でヤクルト打線を完封したマエケンのヒーローインタビューに記者陣に紛れて参加し、マイクではなくバナナを向ける*4。
- ロッテとの交流戦時、相手マスコットのマーくんにマクドナルドのマックシェイクをプレゼントし、自分も飲む。さらに2022年には試合合間に行われたマスコット対抗パン食い競争でマックフライポテトを食わせようとする*5*6。
- 交流戦で神宮球場に現れたパ・リーグ球団のチアリーダー達に対して「これはやみえいぎょうだ」*7とコメント。
- 平然と阪神の選手の中に混ざる*8。

- ヤクルトファンのカップルに向けて「わかれろ!!」とフリップに書いて突き出す。
- オールスターの試合終了後、選手とマスコットがハイタッチする際に選手側に並ぶ。
- 通算1999安打で名球会入りに王手をかけた日に失策*9した宮本慎也に対し、試合後に「通算100エラー達成」を祝して花束を贈呈*10。
- 宮本慎也「6さま*11以外のあだ名を何か考えてほしい」→つば九郎「じゃあ、86さま*12で」。(出典:つば九郎の著作「ぽじてぃぶじんせいそうだん」)
- 結局、宮本は自身で立ち上げた会社の名前を「ろくさま企画」とするなど、つば九郎が真面目に考えなかったせいで別のあだ名に関しては諦めてしまったようだ*13。
- フジテレビ系列*14の生放送番組のスタジオに幾度も乱入。
- 他球団のチアリーダーやマスコットに乱暴狼藉を働く。
- 中日・ドアラ*15にスプレーで眼つぶしを食らわす、巨人・ジャビットの転倒時に避けてから金的を食らわす、広島・スラィリーをヘルメットで殴る、楽天・クラッチを投げ飛ばす、クラッチーナの持っていたタオルを奪って自分の身体を拭いた後、クラッチーナの口の中に拭いたタオルを無理やり押し込む、オリックス・バファローブルをバズーカで撃ち倒し止めに入ったバファローベルにも銃口を向ける、ソフトバンク・ふうさんの転倒時に避けてから蹴りを入れる、他球団のチアのパフォーマンス中に後ろからヤクルトのチアであるPassionのTシャツを無理矢理着せるなど枚挙に暇がない。が、たまに仕返しを受ける事も。
- 広島に打ち込まれ、5回裏終了時点で11点差となった試合では6回表前にスラィリーと玉入れ対決をすることになるも、当然のように放棄してスラィリーに玉と籠をぶつけまくる。
- 他球団主催のコラボイベントに当たり前のように乱入参加。尚且つ常にメインビジョンに映りメインマスコットのように振る舞う*16。
- 熱烈なアンチ巨人。巨人と全く関係ないカードでも当然の如く巨人を煽る。
- こどもの日に「ひとのものをおかねでもっていく」「ほーむらんかぜがふいている」などと盛大に皮肉る。
- 「くいずとばくはっけん」*17「びょういんでたいあたりしないこと」「きんのふとめのねっくれすにはひるまない」など時事ネタも欠かさない。
- 様々な時事ネタに敏感かつそれを積極的にブチ込んでくる*18。
- 2017年6月18日にサヨナラホームランを打って涙した巨人・亀井義行(善行)*19を、「ゆうしょうしたときみたいなかめいくん。なんいだとおもってる?(この時巨人は5位だった)」と煽る。なお、この時の最下位は他でもないヤクルトだった。
- NHKから幼少期の憧れの選手を問われ山本浩二と回答。解説の小早川毅彦から「なんでヤクルトの選手にしないんでしょう」と苦笑交じりにマジレスされる*20。
- マスコットでありながら競馬・競輪の予想をして、何度か当てる*21*22。
- 一方セ・リーグの順位予想を行う際はヤクルトを1位にしない。
- 神宮球場で行われた日本ハムとの交流戦前に流れた「今日のつば九郎」の内容が、「すぎやく~ん、すぎやく~ん、よんだだけです。」。
- キャッチボール中の野上亮磨(元西武→巨人)の前で『恋愛レボリューション21』を踊る*23。2019年も神宮球場での東京音頭の際にさりげなく踊り煽る。
- 一部ファンから『ジャイアンリサイタル』とも評される西浦直亨(DeNAを経て現在はヤクルト二軍野手兼育成担当コーチ)の歌声に悶絶*27。
- 『宙船』『チャコの海岸物語』などの曲を流し、歌詞中の「お前」の部分だけ口を塞ぐ。
- 崩れ落ちる久古事件翌日、ボールを転がして現場検証を行う。
- 東京ドームで行われた12球団マスコット撮影会で「中に人が入ってるんだぜぇ」などと言いながら会場を荒らしていた子供をハグという名の拘束からそのまま巨大ゴミ箱にぶち込み泣かせる*28。
- 2020年2月に浦添市長を表敬訪問した際「どんなときもがんばる」「せかいでひとりのしちょう」と槇原敬之*29の曲をネタにした上、「さくらをみるかいによばれましたか?」と政治ネタもぶち込む*30。
- 新潟・燕市の鈴木力市長とは度々表敬訪問するほど仲が良いが、訪問の際に市長室に置いてあるものにこっそり落書きをする。
- コロナウイルスが猛威を振るう中で東京都内に外出自粛命令が出た際、若者に向けて外出禁止を呼びかけつつも、何の脈絡もなくドアラが前方不注意で転倒する様子を晒す。
- ヤクルト所属の日本人では石井一久以来となるノーノーを成し遂げた小川泰弘に対しウイニングボールを取り立てる。
- 2021年3月25日、サンテレビで放送された『熱血!タイガース党』の神宮レポートに乱入してやりたい放題で現地の橋本航平アナや司会の湯浅明彦アナたちを困惑させる。阪神・ヤクルト両方のOBである濱中治に窘められるも「台本通り」と煙に巻く。
- マスコットの身でありながら、毎年契約更改を基本的に大トリで行っている。
- 2012年オフにFA宣言。FC東京・テレビ静岡・Google日本法人など22団体からオファーを受けた(結果は宣言残留)。
- 2021年オフに2度目のFA宣言、前回を上回る実に100以上の団体からオファーを受けるも、最終的に「年俸5万円・ヤクルト1000飲み放題」で残留、更に残留記者会見で「ながいちゃばんげき おつきあい ありがとう」*31
- 2022年はチームのリーグ連覇と自身のグッズ売り上げ増を材料に契約更改に臨むも「村上宗隆にグッズ売上高で抜かれた*32」ことを理由にヤクルト1000飲み放題剥奪の減俸提示を受けて怒りの保留・越年。年明けの再交渉はドアラを代理人に立て、見事現状維持に持ち込む。
- 2023年12月14日の契約更改では「おふろに てれびなんかいりません!」とオリックス・山岡泰輔の契約更改をネタにした上「でぃなーしょーの きっくばっく*33もいりません!」と政治ネタもブッ込む。今回も越年して2024年1月29日の大トリ会見では27日までもつれた佐々木朗希の契約更改をネタにし、今年も同席したドアラから朝食はパンか米か聞かれた際「うちのきゅうだんは こめOK」とドアラの球団をネタにして拍手喝采を浴びる。
- 2024年は12月24日に契約更改に球団事務所に赴くも、前日が仕事納めで職員が誰もいなかったため自動的に越年。2025年1月28日の大トリ会見では前年に現役引退し今シーズンよりGM特別補佐に就いた青木宣親に対し「しょうぶしのめから $のめになってた」と牽制し、年俸6万円とヤクルト1000飲み放題で契約し、遠征費の増額を青木に約束させた。会見が15分で終わったことと冷静に取材していた記者について「さくやのきしゃかいけんほど あつくならないね」と放映権を持っている会社を大いに煽る*34。
- ヤクルトが2022年交流戦にて優勝を果たした翌日、2022年6月12日のソフトバンク対ヤクルト戦(PayPayドーム)の試合前のパフォーマンスにて「優勝賞金はネットカジノ*35で倍にする」と発言。さらに試合中にはイニング間にグラウンドを掃き掃除(スイープ)する仕草を見せており、「3タテ(=スイープ)祈願」と推測されてしまう*36。
- 2022年7月20日の巨人対ヤクルト戦で、村上宗隆が来日初登板のイアン・クロールからいきなり3ランホームランを放つと、ベンチに戻ってきた村上と抱擁の後ベンチ前でクロールをして煽る*37*38。
- オールスターゲーム2022のマスコット徒競走にて、目視でも順位が明らかな状況*39にも関わらずリクエストを行使*40。当然失敗に終わると、ベンチの全セ・高津監督に向かって白々しく「かんとく、ごめんなさい。りくえすと、あと1かいになりました」と畜生発言。
- 2023年7月8日に行われた、トラッキーとの甲子園におけるイベントにて、ジェスチャーゲームのお題『相撲のポーズ』に対しどこかで見たようなポーズをする。MCにも
しれっと便乗しつつ「あんまりアカンやつですそれ今」とツッコまれる。 - 2023年7月16日の巨人戦のイニング間イベントで子供とじゃんけんをする際、チョキを出すと宣言しながら実際にはパーを出し子供に勝利、子供を号泣させてしまう。当然ながら球場はブーイングの嵐。
- 翌年の7月21日のDeNA戦でDB.スターマンが子供とじゃんけんをした際にはきちんと宣言通りにチョキを出し子供に華を持たせたため、前年のつば九郎の鬼畜行動が改めてクローズアップされる。
- 2025年2月1日、スカパー!フジテレビONEのヤクルトの春季キャンプ中継で、インタビューを受けた後CMに入るタイミングで「ACへ*42」と1月末の契約更改に続き放映権を持っている企業を煽る。
ぐう聖エピソード
- 2012年のCSで敗退が決まった試合後、一羽きりで残されたベンチで落胆のあまり放心状態になる*43。
- 空振りしたフォロースルーでバットを当ててしまったバレンティンと、被害者の石原慶幸の間へ入って気まずさを取り払う。
- ヤクルトファンの過激な行動を止める。
- 2017年のオールスターにヤクルトで唯一選出となった小川泰弘を心配*45し「あいつ、ふざけてる!っていわれたっていい。おれがたてになってやる。きもちよくなげさせてやりたい。」と、意を決して小川と共にリリーフカーへ同乗するサプライズ演出を敢行しスタンドを沸かせる。
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- 2015年の日本シリーズ最終戦で引退の挨拶を終えた松元ユウイチを呼び止め、川島慶三、五十嵐亮太、飯田哲也*46らソフトバンク側から駆け寄ってきた人物と抱擁させる*47。
- 長野久義がFAで巨人入りした丸佳浩の人的補償で広島に移籍する裏で、率先してジャビット(巨人マスコット)とスラィリー(広島マスコット)の間に立って握手させ、セ界平和に貢献する。
- 11連敗を喫していた広島がついに連敗をストップさせた際、同日自身のチームが敗れたことを差し置いて「まえださん、きくりん、せいやくん。さっそく、あめやんだし、よがあけたね」とブログで広島関係者を労うコメントをした(リンク)。
- 2020年2月に野村克也が他界した際には、ブログで野村への感謝に加え、息子である野村克則(元ヤクルト→阪神→巨人→楽天)に対して「2ねんで、たいせつな、だいすきなりょうしんをうしなったかなしみ*51は、おさっしします。(中略)えがおのにあうかつのりくん。はやくあの、りょうしんそっくりなえがおがもどりますように」ともコメント(リンク)。
- 2020年10月25日の五十嵐亮太の神宮での引退試合でファンが待ち受ける右翼フェンスによじ登る際に五十嵐の体を支えてお手伝いした(リンク動画)。
- 2021年8月18日、選手及び関係者の新型コロナウイルス感染により夏の甲子園出場辞退を余儀なくされた高校球児達に対しブログでエールを送る*52。
- 2021年日本シリーズ第4戦の先発投手・石川雅規の日本シリーズ初勝利に感極まり石川と抱き合う*53。
余談
- つば九郎の前身となるマスコットキャラとして「ヤー坊」と「スーちゃん」がいたが、2003年の沖縄浦添キャンプの際にこの着ぐるみを浦添市に寄贈した後存在を忘れられ「謎の鳥」扱いされて倉庫に保管されていた。2014年に「なんちゃってつば九郎」としてイベントに出た後身元が判明した模様。
- 1994年のデビュー直後に真田広之主演の『ヒーローインタビュー』で映画出演もしており、今とは比べ物にならないスリムかつ真っ白な腹で出演していた(ちなみにつば九郎の中に入っていたのは、ヒロインの同僚役でもあったいしだ壱成)。
- 燕太郎*54がバファローベルのスカートの中を覗いた事件では、燕太郎を知らない人がつば九郎を犯人扱いし、つば九郎も後日「えんたろうのせいで おれもへんたいあつかい」と不満を述べている。
- 2022年8月3日にNPB史上一羽目となる通算2000試合出場を達成した。
- 同年4月21日、新型コロナの濃厚接触鳥疑いに該当するとされ、向こう3試合の出場を断念。2000試合を目前にして連続試合出場記録が途切れている。
- 同年の七夕、高津臣吾監督が「つば九郎2000試合出場阻止!」と書いた短冊を飾る。するとチーム内でコロナウイルス感染者が続出して*55主催試合が中止に。さらにオールスターゲーム第1戦後につば九郎も感染したことが判明。第2戦の出場を辞退するばかりか、今度は本人が試合への出場ができなくなり、2000試合出場は更に持ち越しとなっていた。
- 毎年ドラゴンズのドアラと組んでクリスマス前後にディナーショーを行い、チケットが1分で完売する。
- 東京ヤクルトスワローズ原作・監修『天に向かってつば九郎』が講談社より発売されているが、こちらでもリアルにも劣らない畜生ぶりを存分に発揮している。
- なんと刑事ドラマ『つばめ刑事』の主演となる*56。真中満や山田哲人、中日マスコットのドアラも出演。
- 主に1970年代にヤクルトで活躍し、変則技巧派左腕投手として知られていた安田猛は投手としては小柄だった*57こともあり現役時代ペンギンに例えられることが多かった。また、いしいひさいちによる漫画『がんばれ!!タブチくん!!』でもペンギン扱いされたりしている。
- 野球情報サイト・『BASEBALLKING』のヤクルトの絵文字はペンギンである。
「支えてきたスタッフ」の訃報
- 2025年2月6日、キャンプ中に突如体調不良で長期の活動休止を発表*61。毎日欠かさず更新してきたブログもその数日前から停止しており心配の声が上がっていたが、その後19日に球団から「つば九郎を支えてきたスタッフが永眠いたしました」と暗に中の人の逝去を示唆する発表がなされた*63*64。
- この突然の死去はあまりにも影響が大きく、球団はつば九郎が戻ってくるor彼の後釜をつくまでの代役を妹のつばみに担当。また、仮に戻ってきたとしても先代のつば九郎を越えられるのか?という不安の声もあがっている。
- なお、2026年シーズンより一軍指揮を執る予定である池山隆寛は「来季よりつば九郎が戻ってくる」旨を明言しており、とりあえず"後継者"が間に合うのは確実視されている様子である。
