MH3Gで配信されたイベントクエストの1つ。
2012年5月~6月にかけて配信された、古龍・希少種の強化クエスト群の1つであり、
前々回のG級ジエン・モーラン通常種、前回のG級アルバトリオンに続き*1、
強化を施されたグラン・ミラオスが相手である。
作品 | クエストレベル | クエスト種別 | 目的地 | 報酬金 | 契約金 | 獲得PT | 条件 | 配信日 |
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MH3G | 港★8 (G★3) | 討伐クエスト | 厄海 | 40400z | 3700z | 2000HRP | 受注:HR7~ 参加:HR7~ | 2012年 5月18日 |
概要
- まず、ただでさえ屈指の高さを誇っていたミラオスの体力・攻撃力が更に強化されている。
有志の解析によると、何とその攻撃倍率は驚異の8.2前後。
流石にあの超絶強化クエストらには及ばないものの、
此方は各攻撃における素の威力値自体が極めて高く、加えて噴出される火山弾とその巨体故に
途方も無い攻撃範囲を誇るため、十分すぎる脅威である。
というか、ミラオスの攻撃は平均的にも他の強化個体に指定されるモンスターの1.2倍ほどはあるので
それを考慮すれば結局超強化クエスト群にも劣らぬ超火力である。
というか、むしろ広範囲攻撃満載で水中戦まであると言うのに攻撃倍率10.0とかだったら
もうやってられないだろう。
- この鬼のような攻撃力補正により、ガンナーは基本的に一撃でキャンプに搬送されることとなり、
剣士であってもミラオスの広範囲攻撃に巻き込まれて事故死する可能性が上がった。
攻撃倍率8.2から放たれるチャージブレスの威力は冗談抜きで凄まじく、
怒り時に至っては剣士でも余裕で消し炭と化す威力である。
- 四足歩行中のミラオスは一部攻撃を除き全身が当たり判定と言っても過言ではないため、
接近すると一瞬で体力を削られ、いつの間にかネコタクのお世話になっていたなんてことになりかねない。
事故死して貴重な時間を無駄にしないためにも、這いずり中は近づかないのが賢明か。
- また、一挙手一投足毎にばら撒かれる火山弾の威力も上昇しており、
火耐性の低い防具を着て行くと文字通り瞬殺される。
剣士でも噴火時の火山弾が直撃すれば4割近く持って行かれるので、
攻撃に夢中になり過ぎてメテオへの警戒を怠らないようにしたい。
- これだけでも厄介な相手なのだが、攻撃力増加自体はまだほんの序章に過ぎない。
真の脅威は部位耐久値&体力が大幅に増強されている点である。
通常クエストで既に20000以上との調査結果も出ている体力値が
恐らく1.5~2.0倍に跳ね上がっており、おまけに撃退なし。
超体力と這いずりモードの危険性からうかつに近づけないことが相俟って、
武器種・使用属性によっては攻撃し続けていても時間切れになってしまうことも間々あり、
討伐成功と時間切れ・3乙は正に紙一重である。
- 上記のように、ミラオス戦においての部位破壊は火山弾の放出を抑える
=クエスト自体の難易度を下げる重要な役割を担っているため、それが難儀となると苦戦は必至。
特に、翼の部位耐久値が増加したことで、2段階破壊前に怒り状態に突入してしまう可能性が高まり、
翼の部位破壊はより困難になっている。
- ちなみに、アルバトリオンらとは異なり新規の素材は無いが、部位破壊報酬の入手確率の低さで
多くのハンターを悩ませていた「煉黒龍の重翼」や「不死の心臓」が基本報酬となっているため、
それらの入手を狙うならばこちらのクエストの方がオススメ。
ただ、前述の体力・攻撃力の強化の為、クエスト自体の難易度が高い上に時間も掛かる。
部位破壊に慣れている状態でクエを回すのであれば、効率上も精神衛生上も
通常のクエストの方が良いだろう。
余談
- ラスボスの強化クエストということで、このクエストの報酬金は
「神の再臨」・「黒焔盛んにして災異未だ止まず」を凌駕する40400z。
3Gのイベントクエストは「狩人の頂」で打ち止めとなったが、
このクエスト配信以降も40400zを超える報酬金を引っ提げた単体クエストは配信されなかった。
…とはいえこれより金額は少ないが、MH3Gでは簡単に金を稼げるクエストや方法などいくらでもあるので、
報酬金目当てにやるというハンターは非常に少ないであろう。
- 依頼主は「具眼の審判者」なる人物で、依頼文は以下の通り。
流石に赤衣の男のアルバトリオンのように「自らが召喚した」というようなニュアンスは無いものの、分不相応という言葉の通り、人には踏み入ってはならぬ領域があるのだ…
が、しかし!あえて常識を破り、踏み越えていく者を我は求めておる!
グラン・ミラオスを平らげる傑物を!
尊大な態度は同様である。
- また、この依頼文を見る限り、ミラオスに挑むこと自体がタブーの域にあるようにも感じられる。
モンスターリストの「我ら人の身に、この偉大なる龍の怒りを鎮める術はあるのだろうか」という一文など、
他にも煉黒龍への挑戦自体が禁忌的な扱いを受けていると取れる表現は多い。
『伝説の黒龍』は公式で「禁忌のモンスター」と呼ばれているが、これを意識したものだろうか。
- 因みにこのクエストに出現するグラン・ミラオスは、
なんとステータスが変動する。
なお、通常クエストのほうはステータス固定である。
クシャルダオラ等の所謂「ドス古龍」のそれは変動する仕様となっているが、
超大型古龍モンスターでステータスが変動するのはこのクエストが初となる。
その為、ネコの弱いの来いも対象にはなる。雀の涙レベルの対策だが
- このクエストは受注参加条件がHR7~(ミラオス出現前)であるため
MH3Gではラスボス登場前にラスボスの強化個体と戦うという規格外のプレイが可能。
重大なネタバレになりかねないのだが、なぜこのような仕様となっているのかは謎。- このため、理論上はHR7上がりたてからグラン・ミラオスの武具を作成可能ではある。
しかし上記の馬鹿げた強化性能からそんなことをするのは不可能とは言わないにしても困難を極めるのは確か。
余程の事情がなければ、素直にキークエストをこなし
緊急クエストの通常個体を出すほうが得策だろう。
- このため、理論上はHR7上がりたてからグラン・ミラオスの武具を作成可能ではある。
- MHWorldで初登場した熔山龍ゾラ・マグダラオスのハンマー「マグダ・フロガ」は、強化することで
「活火激発マグフロガ」という銘を冠する。