メインシリーズ共通のシステム「○回力尽きる」の表現のひとつ。
「○乙」「○死」とも。
はじめに
- 当ページ名はカプコン公式が使用する「○オチ」というワードだが、
近年のゲームプレイヤー間では「○乙」や「乙る」が主流であり、
「○オチ」はほぼ死語に近い言葉になっている。
当Wikiでも便宜上「○乙」と表記することが多いが、ページ名にしたがって本稿では「○オチ」に統一している。
目次
概要
- プレイ画面上部の緑色の体力ゲージが無くなると【力尽きました】とアナウンスされ、
プレイヤーハンターは意識を失うようにその場に倒れてしまう。
この過程が「1オチ」とカウントされ、クエストによっては何かしらのペナルティを受けることになる。
クエスト失敗条件に「○回力尽きる」が含まれている場合は避けておきたい事象である。
- 力尽きると、たとえ生きていれば吹っ飛ぶような攻撃でも基本的にその場に卒倒する。
まさに「力尽きた」という表現がしっくりくる倒れ方ではあるが、
かたやモンスターの痛烈な一撃を受けて吹っ飛ぶハンターの横で
力尽きたハンターは同じ攻撃を受けたはずなのに吹き飛ばされずその場に倒れ込むというのもおかしな話である。
- 滞空中に力尽きると通常の吹っ飛ばされるモーションをとるが、
接地しゴロゴロ転がり終わるまでは「仮死状態」として扱われる。
この間に他プレイヤーやオトモが全体回復効果を発生させると、
力尽きる前にゼロだった筈の体力が回復し蘇生することが可能。
- しかしMHWorld以降だと蘇生術は一切通用しなくなっており、
MHW(:I)では滞空中でも体力がゼロになった瞬間に力尽きる判定になる。
- 一方でMHR(:S)では滞空中に体力がゼロになっても力尽きるという扱いにならないため、
接地するまでにクエストを成功させると力尽きた回数はカウントされない。
力尽きる度に、体力とスタミナはスキル等の補正がない場合は初期値(100)になり、
各種ドリンクや薬などのアイテム、自己強化の狩技の効果、
及び狩猟笛の旋律の効果や太刀の練気ゲージなどが全て無効となった状態で、
ネコタクでベースキャンプに戻される(一部クエストでは例外あり)。
態勢の立て直しが求められるため、結果として狩猟時間も大幅にロスしてしまうことになる。
- 「体力+30」などのスキルでの補正は失われない。
操作やモンスターの行動も分からず、食事や温泉の性能が十分でなく、
更に秘薬などのアイテムでの補助も見込めない初心者ならば、付けておいて損はしないだろう。
実際、序盤で作成できる装備には体力のスキルポイントが振られているものが多い。
- 食事スキル「ネコのおまけ術」を発動させることで、発動している食事スキルの他、
食事によって上昇した体力値とスタミナも力尽きても失われなくなるので、
2オチも想定される強敵に挑む際は発動させておくと非常に便利。
厳密に言うと「食事によって上昇した体力・スタミナの初期値」に戻るようになるので、
例えばスタミナ150でクエスト開始して時間経過でスタミナが75まで減った後に力尽きた場合、
ベースキャンプに転がされる時点でスタミナは150に戻る。
- この仕様を上手く使いこなせば、わざと力尽きることで体力/スタミナ上限MAXを維持できる。
特にキャンプでアイテム補充ができないMHXXまでのシリーズでは、
回復アイテムが底を尽きても立ち直せる手段として重宝した。
後述の力尽きる回数が無限のフィールドだと真価を発揮することだろう。
- 上記ペナルティに加えて、報酬金が減額される。
後述するように、報酬金が無くなるとクエスト失敗になってしまう。
- ちなみに、無印がまだ開発中だった頃に遡ると、TGS2003で公開された映像に
【死亡しました】なるメッセージダイアログがあったのだが、
それが製品版で【力尽きました】になっているあたり、
死という表現はなるべく控えたいのであろう。
- その頃の名残なのかどうかは不明だが、
初期の作品やMHFではクエストのリザルト画面等に「死亡回数」という表記があったりする。
- 設定上では死亡している訳ではないので、MHP2Gにて「力尽きた回数」に表記が変更され、
MH3以降は「ダウン回数」という表記になっている。
本当に死亡している場合、MH世界では死者の蘇生は当たり前という事になり、
狩りの途中で亡くなってしまったハンターの存在が成り立たなくなってしまうのだが…。
実際、体力がゼロになったハンターは微動だにしないが
ネコタクによる救護や拠点への帰還によって難なく復活できている。
言葉の意味通り「力尽きる」が正しい解釈なのだろう。
- このような事情もあり、古参プレイヤーは「死」の方を多用する傾向がある
(亜種における呼び名と同義)。
古参でなくても、他ゲームの影響などで咄嗟に「死」という用語が出るプレイヤーも少なくない。
現在は「オチ」でも「死」でもない第3の用語、「乙」を使う人が非常に多い。
- MHFの運営もVS大会などで「乙」という言い方を使用しており、
MHFユーザーの使用頻度も「乙」が多い。
その一方「オチ」に関しては一番少ない(大多数が「乙」、次いで「死」)。
MHFはネットゲーム故に「死」という単語はやや使いづらく、「オチ」という言葉が流行る前に
「乙」が流行ったことで多用されるようになった模様。
- MHXでは、「ネコの報酬金保険」という食事スキルが登場。
その効果はなんと「力尽きても最初の1度だけカウントされず、報酬金も減らない」というもの。
つまり、「力尽きる事が出来る回数が1回増える」のである。
クエストの成功率を上げる事が出来るため、装備の整ってない初心者だけでなく、
上級者であっても高難易度のクエストに赴く際は、このスキルを発動させることが多い。
- このスキルの登場により、3オチした後に4人が一緒に力尽きて7オチで失敗…という
ある意味ギャグのようなパターンが出来るようになってしまった。
ただし、無効化された「最初の1オチ」はギルドカードに記録されないので、
記録される力尽きた回数が6回までなのは変わらない。
スキルによって力尽きる事ができる回数が変動することは史上初である。
- なお、このスキルによる混乱を防ぐ目的なのか、マルチプレイのチャット欄にて
力尽きた際に「(回数○/3)」というメッセージが流れる機能が実装され、
あと何回力尽きることができるかが瞬時にわかるようになった。
MHW:Iでは、報酬金保険と同じ効果を持つ「ネコの生命保険」が登場。
同じ効果だが報酬金保険とは別枠で効果を発揮するため、
両方を発動させていれば2回まで力尽きてもカウントされなくなる。
- ダウン回数が制限されている条件下では、理屈の上では13オチ*1まではあり得る
(MHFの大討伐はこの範囲ではない)が、
通常のプレイでは4オチ以上の発生は稀なので、見る事が出来たらむしろラッキーなのかもしれない。
が、当事者にとっては笑い事にならない大失敗劇として永遠に記憶に刻み込まれるだろう。
- MHXXの特殊許可クエストには、1オチで即報酬金が0zになってしまうクエストも存在しており、
「ダウン回数 0/1」のパターンが存在する。
- MHWorldの調査クエストでは普段通りの3オチの他に、
2オチや1オチで失敗になってしまう厳しい制限を課されたクエストが出現する。
逆に5オチで失敗という緩い条件になる場合もあるが基本的に制限が厳しい方が報酬が良く、
やり込みハンター達は辛い戦いを余儀なくされている。
- MHR:Sでは傀異討究クエストにて、1オチ~9オチまでダウン可能回数が変動する。
制限が厳しい方が傀異研究レベルの上昇度が増すのだが、制限時間の短縮や複数狩猟でもプラス補正が付き、
ダウン回数以外の制限ならモンスターの体力も抑えられるため、MHWorldと逆にダウン回数を増やす方針を取られやすい。
なお、本作にもおだんご報酬金保険があるので、報酬金保険ON+9オチ設定ならMH4以来の13オチが復活する。
傀異バーストにみんなで接近すれば最後の同時4オチ発生も簡単である
- 探索目的やギルド管轄外のクエストなど、一部クエストでは無限に力尽きることができる場合がある。
MH3(G)のモガの森やMH4(G)の探索ではクエスト失敗という条件が無いので、
力尽きる回数や制限時間、契約金や報酬金は一切設けられていない。
- MHW:Iにて実装されたフィールド・導きの地でも、何度力尽きても探索が失敗しない仕様となっている。
その代わり力尽きるたびに討伐・捕獲報酬が減っていくというペナルティが科される。
導きの地ではジンオウガやイャンガルルガなど、ストーリー本編で登場するものより
遥かに強いモンスターが登場する可能性があるので、じっくり腰を据えてモンスターに立ち向かおう。
- MHR(:S)では、探索ツアーや百竜夜行だと無限に力尽きることができる。
百竜夜行では3回以上力尽きると報酬にペナルティがあるものの、それだけでクエスト失敗になることはない。
里の存亡の危機という差し迫った状況なためだろうか。
- MHFの大討伐クエストでも、特定条件を満たさない限り何回力尽きても失敗にはならない。
- 逆に一度もオチる事なくクエを達成した場合は「0オチ」「無オチ」と表現する。
超高難易度のクエストにおいては、ソロかつ0オチでクリアすることを目標にする人も多い。
スキルの根性で耐えた場合や「ネコの報酬金保険」で無効になった初回をカウントするかは人による様だ。
オチないのが当然という考えの方々には無い概念かも知れない。
- 例外として、MHFの『天廊クエスト』でのみ、
ここで述べている「力尽きる」という現象が直接発生することがなく、
またハンターが力尽きる回数も無制限になっている。
この際には【○○(ハンター名)が意識を失いました】と表示される。
詳細は「システム/失神状態」の項を参照されたし。
- 正式なシステムなのかは不明だが、マルチプレイで力尽きた場合、
力尽きたモーション中のハンターに大幅なヘイトが向くようになっているようである。
どの作品からそうなっているかは不明だが、少なくともMHXXではその傾向にある。
1オチ
- モンハン初心者はもちろん、熟練してからも割とよくある事態。
上位やG級といった高ランククエストでは、モンスターの攻撃力が大きく上昇するからである。
新たな攻撃パターンを会得しているケースも多く、中には即死級の威力を誇るコンボもあるため、
少しの油断や立ち回りの失敗から1オチに追い込まれることも珍しくない。
「既に一度は狩ったから」といって舐めてかかると、すぐにネコタクのお世話になってしまうだろう。
- 上位やG級に上がり立ての時は、防具の性能が低いままなので尚更オチやすい。
まずは手頃なものでいいから、新しいレベルの防具一式を揃えるところから始めるといい。
- オチに繋がる要因としては、あまり使わない武器種を持ち出す事による操作性の不慣れや、
使用1/60秒単位での操作が要求される場面での単純な操作ミスや遅れとその状況におけるプレッシャー、
更にはプレイヤー自身の体調の良し悪し、小型モンスターの横槍からの起き攻め、
大型モンスターの苛烈な攻撃など枚挙に暇がない。
そしてクエストの難易度が上がれば上がるほど、些細なミスが命取りになる。
よってパーティプレイ時でも、誰かが1オチしたからといって無闇に非難するのはご法度である。
勿論、オチないに越したことはないので、そういう時はきちんと一言謝っておこう。
そうすればパーティメンバーも、ドンマイなどと声をかけてくれるはずである。
あなたも仲間が不運にも力尽きてしまった場合は、温かい一声をかけてあげよう。
- 無論、戦闘中の尻尾剥ぎ取りやアイテム採取などの地雷行為によるオチは控えたい。
- 力尽きるとネコタクでキャンプまで移動するという仕様を利用した、
「デスルーラ*2」というテクニックもある。当然ながら、1回も力尽きられない場合は使えない。
わざとオチる事で素早く目的地に移動するというもので、タイムアタックや制限プレイ等で見られる。
- モドリ玉を忘れた時の最終手段である。
しかし、採取クエストならともかく、(特にPTプレイの)討伐クエスト等でやるのは控えた方が良い。
- ボウガンの弾が無くなって、この方法を使うハンターもいたとか。
- 時間やアイテムの都合上デスルーラを余儀なくされるクエストも存在する。
- 塔の頂上エリアでモンスターと戦う場合、一度エリアに入ってしまうと帰り道が岩で塞がれてしまう。
ここでモドリ玉を使ってしまうとキャンプから登り直しになるので、
わざと力尽きることで直前エリアからすぐに再開するという手法がとられることがある。
特に剛種ナナ・テスカトリ戦でこの戦法がよく用いられていた。
- MHWorldではファストトラベルにより元手なしでキャンプへの即時帰還が可能に。
決戦場型フィールドで弾を忘れたなど余程の事情がない限りデスルーラは不要となった*3。
- 火山で採掘を続ける炭鉱夫は、デスルーラ派かモドリ玉派かで分かれるらしい。
というのも火山はエリアが多く、一々歩いてBCまで戻ると時間がかかってしまうからである。
特にMH3では上位火山での素材ツアーが存在しないため、
通常クエストを受けて採掘しデスルーラで3オチ、
クエスト失敗後に鑑定結果を待つというルートが最短となっていた。
そして、中にはイビルジョーのクエストで採取し、
採掘のパターンとジョーが捕食して落とし物を落とすタイミングを合わせて宝玉を狙う猛者もいた。
- 完全オンライン故、シリーズでも飛び抜けた難易度を誇るMHFでは攻撃力のインフレが特に顕著で、
G9.1にてステータスが調整された後である現在の剛種はともかく、
高ランクの特異個体、覇種などは、
整えた装備でも体力満タンから一撃で即死することもある異常な攻撃力設定となっている
(フォワード.5までの覇種クエストでのPT募集文が、
見渡す限り根性スキルかみなもと指定であったのがその証拠である)。
この覇種をも超える難易度を持つG級クエストでは、装備を整えれば大抵のクエストで
即死を避けられるような仕様になっている(超高レベルの極限征伐戦などを除く)。
2オチ
- クエスト失敗の一歩手前。緊張感が否応無く高まる。なぜならもう後がないからである。
こうなると1つのミスが即クエスト失敗につながる。なぜならもう後がないからである。
一人が2オチしてしまうと当人は凄まじくへこんでしまう。
なぜならたった一人のおかげでもう後がないからである。
- そしてさっきまで張り付いてガンガン攻撃していた剣士が突然距離をとってサテライト移動を始めたり、
ガンナーが思い出したかの如く突然自分の目の前へ罠を張ったり、
体力が2/3ほどになっているハンターが赤ゲージ付きにもかかわらずいきなり回復薬グレートを飲んだり、
ちょっとした攻撃を喰らっただけで仲間全員から生命の粉塵が飛んできたりなどなど、
狩場が独特の雰囲気に包まれ始める。
3オチ目を取りたくないからかBCに引きこもる者も稀にいる
- こうなってしまうと、もう報酬金も雀の涙だし、ひとりで2オチした場合はアイテムは消耗しているし……
と、素材以外の面でかなり負け戦の様相を呈している。
通常クエストでは無理に討伐せず捕獲に持っていくのが無難だろう。
- ベテランに引き連れられて、自分の腕前に見合わないクエストに来てしまった初心者に多い。
通常は初心者をエリア外待機させたり*4、その頃にはもう討伐・捕獲寸前だったりして事なきを得るのだが、
稀にその後ベテランがオチてクエストを失敗してしまうことがある。
しかも、テンパっていたのかありえない凡ミスを連発したが故にオチたりすることが多い。
その場合は2オチした初心者以上にベテランがへこみ、非常に気まずい空気に包まれる。
- 一乙したあと「まだあと一回は死ねるから大丈夫」なんて油断していると、
気絶や壁ハメなどのコンボであっさりオチてしまう場合もよくある。
こうなると、さっきまでの余裕の表情はとたんに絶望の表情と化す。
- 『e-CAPCOM』から、教官が「二オチからが勝負」と言ってるバッジが販売されている。
- よく言われる「野球は2アウトから」が元ネタなのは言うまでもないだろう。
ランナーが飛び出しやすく点が入りやすくなる野球の2アウトと違って
モンハンの2オチは不屈でも付けてなければハンター側にこれといった有利な条件などないのだが。
- 同じく野球つながりだが、モンスターの攻撃一発で一気に2人やられてしまう場合、
プレイヤー間で「ゲッツー」などと呼ぶこともある。
- また、最近ではライブ配信によるモンスターハンターのプレイ動画にて、
配信者が2オチした時に「モンハン始まったな」などのコメントが
多数書き込まれるのが恒例となっている。
3オチ
- クエスト失敗条件の一つ。勢いで突っ込んでいくと大抵こうなる。
パーティプレイだと「穴があったら入りたい」気分になること請け合いである。
- 正確に言えば「力尽きる度に減らされる報酬金が0になる」事がクエストの失敗条件であり、
殆どのクエストにおいて1回力尽きる(オチる)ごとに報酬金の1/3が減らされるため、
実質的に3オチが失敗条件となる。
- 例外として、モンハンフェスタは報酬金に対して減額率が低く、
3オチしてもそれで直ちにクエスト失敗にはならない*5。
MH4では特定の闘技場クエストでは9回まで力尽きることができる。
さらに、とあるイベントクエストでは合計10回まで力尽きることができるものもある。
詳しくはそちらを参照して頂きたいが、乱入者がいるとはいえそこまで強化もされておらず、
裸限定でもないため特殊な事情や裸縛りでもしない限りそうそう10オチなどあり得ないが。
当然ながらこれらのクエストではたとえ4人同時に力尽きようが、その後も普通にクエストを続けられる。
- 3オチが発生した時に、責任の話を持ち出すハンターも時折見られる。
特に1オチ目と2オチ目が同じ人で、3オチ目は違う人だった時に発生するケースが多い。
しかし、狩猟に絶対はないので、(特に強敵なら)ある程度事故は起こるものと考えたほうが精神衛生的に良い。
不十分な装備でクエストに向かったり、無茶な立ち回りをしたりした結果、
単独で3オチしたり、1クエストではしなくても複数クエストにわたって頻繁に力尽きる、
というようなケースでもなければ、責任云々の話に持ち込むこと自体が非建設的でナンセンスである。
程度問題だが、そのあたりを割り切れないなら少なくとも野良には行かないほうが良い。
- 特に、狙われた味方が結果として誘導してしまった攻撃に巻き込まれたり、味方に怯まされて乙る事もある。
そこで誰の所為だと言い出しても不毛に終わる事が多い。
- 責任問題はさておき、オチるたびに後が無くなっていくのは事実なので、
回数がかさむほど罪悪感はどんどん上昇してゆく。
1オチ目や2オチ目には「すみません」だが、
3オチ目だと「本当にごめんなさい」とコメントするハンターは多い。
- 『アイルー村』で長老殺害疑惑イベントを解決すると、
長老が「ワシを3オチさせるつもりか!」と言い出したり、
ある時期に放映されていたMHP3のCMには「初3オチ…」なる吹き出しがあった。
いつの間にやら公式認定の単語となったようである。
あくまで3オチであり、同意語の3死とは言わない。
- また、一人で3オチすることを「ハットトリック」と呼ぶこともある。
ハットトリックとは本来、サッカーやホッケーなどの競技で1人の選手が1試合に3得点以上すること。
現実世界の用法とは正反対に、モンハンではかなり不名誉なことである。
- PTプレイ、特に見知らぬ人達とのオンラインプレイでは必ず避けたい事態といえる。
見知らぬ人同士でも、1~2オチなら許してくれる人がほとんどだろうが、
さすがに3オチは不穏な空気が漂うことが多く、それが同一人物であれば尚更である。
ハットトリックを決めるというのは、一緒にプレイしている人の時間を完全に無駄にする行為であり、
どれだけマナーが守れていようと、1人でクエストを失敗に導いたのなら地雷扱いされても仕方がない。
そうならないためにも自身の腕前を磨くなり、防御力を上げるなりの対策はしておこう。
効率部屋でなかったとしても、見知らぬ人と遊ぶなら重要な事である。
- 特に装備も実力も全く整っていないにもかかわらず、中~上級者向けの高難易度のクエストに行き、
ハットトリックを決めた場合は責められても仕方ないだろう。
- 前述の初心者2乙からのベテラン3乙目のケースが起きた場合、
「初心者の不名誉なハットトリックを阻止してあげたんだな」と言ってフォローする人もいる。
- なお、時々募集文に『3死おk!』等とハットトリックを許容する旨の一文が付記されていることもあるが、
これはあくまで『オチを気にせず気軽においで!』くらいの意味であり、文字通り『何度ハットトリックしてもOK!』という意味ではないことが多い。
そもそも『何度でも』とまでは元々書かれていないが。
- 例外としてダウン回数が4回以上または無限のクエストでは、3オチしたとしても問題なくクエストは進行する。
しかし、多人数プレイで一人が何回もキャンプ送りになっていては味方に迷惑がかかる上、
火力が出ずにクエストが一向にクリアできない問題も発生するので、
結局のところ力尽きないに越したことはない。
- また、ダウン回数が3回以上の場合は大抵は高難易度クエストが殆どなので、
仮にソロで挑んで成す術なくボコボコにされる実力と装備であれば、下手にマルチ参加しないことが賢明だろう。
- 探索(ツアー)では一定時間で中型や大型の対象モンスターがフィールドから離れるため
目標の一体を相手の3オチの場合には時間切れによる狩猟失敗も視野に入る事から、
3オチの重みは通常のクエストと同じぐらいの割合だと考えて気を引き締めるべし。
- モガの森では便宜上では3オチどころか30オチでも問題無く狩猟を続行できるが、
流石に30オチは極端だとしても、乙数が増えていくようなら
運の流れが悪いか、プレイヤー自身が疲労している可能性があるため
ゲームそのものを一時的に休止して休養するなどの対策を取る方が良い。
いずれにせよ、システムとは切り離してプレイの停止を冷静に考える節目と言える。
4オチ
- PTプレイで極めて稀に発生する現象。
2オチの状態からモンスターの攻撃で誰かが力尽きる瞬間に、巻き込まれた別のハンターが同時に力尽きてしまうこと。
もしくは4人全員揃って力尽きてしまう事。言うまでもないがクエスト失敗である(後述する一部例外もあるが)。
通常クエストでも、前者の場合最悪6オチまでは有り得る。
- MHXからはネコの報酬金保険により7オチ、
更にMHW:Iには報酬金保険と全く同じ効果かつ効果が重複しない豪華仕様を持つネコの生命保険が存在するため、
理論上は8オチまで可能になってしまった。したいと思う者はいないだろうが。
- MHWorldで2019年元日限定で配信されたモスはモスでもモスのモスは9乙で失敗のクエストとなっている。
ネコの報酬金保険+ネコの生命保険で2乙増やし、最後に4乙することで理論上14乙まで可能な計算となる。
このクエストはMHW:Iリリース後の2019年末~2020年元日に再配信された後、現在は無期限で配信されている。
- MHW:Iにおいては、極めて珍しいダウン5回条件の『特別任務:黒龍ミラボレアス』が存在する。
これは単純に対象モンスターがイカれた強化を施されて難易度が跳ね上がったことと、
仕様が一新されたことによる不慣れを想定した措置であると考えられる。
これにより4オチして後がない中で残り僅か…という所で
無慈悲な一撃で5オチして心を折られたハンターは数知れず。
- 通常プレイで一人で5オチをかますことが可能だが、
運良く保険系の食事スキル二種を発動出来れば単独7オチが可能。
挑んだ本人からすればそこまでして負けたとなればトラウマ必至だろうが。
- マルチプレイでは新実装された大技により、
4乙+ネコ飯スキル2乙+大技でメンバー四人蒸発の4乙の最大10オチをぶちかませる。
- また、救難参加した際に不慣れなホストが3~5乙したりするが、難易度が難易度なので暖かい目で見てあげよう。
逆にメンバーで参加してホストより先に一人で4~5乙したら目も当てられないので、
助太刀するつもりなら装備の強化と実力の研鑽は相応にしておこう。
- 多くの場合、広範囲をまとめて攻撃する威力の高い攻撃によって発生する。
世界観的に強大とされるモンスターが使用する大規模な爆発や吸引を伴った攻撃はもちろんだが、
他にも薙ぎ払いブレスや、各種チャージブレスなど、見られる可能性のある攻撃は数多い。
- 中でもMHFでは、ガルバダオラの解禁直後には
開幕でも使用する「輝く熱の烈光」と呼ばれる攻撃に対する対処方法がわからず、
クエスト開始から(実質)十数秒で4人全員が仲良く蒸発するという珍事も頻発していた。
- また、高威力広範囲のコンボ攻撃に巻き込まれることでも発生しやすい。
- MHFにおいて、剛種アビオルグ実装当初、最大怒り段階時に何も知らずに近づいたハンター4人が
空中打ち上げから爆撃ブレスへと繋ぐ必殺技で一網打尽にされるという事態が多数発生した。
2オチどころか、0オチ状態から僅か数秒で4オチさせられたパーティもおり、まさに唖然であっただろう。
他にも覇種UNKNOWNの超滑空攻撃もかなりの発生率を誇る。
詳細は個別ページに譲るが、打ち上げを伴う超攻撃力による二連ダメージと毒による根性貫通、
周囲を一網打尽にする圧倒的な攻撃範囲を誇るため、近くにいたハンターが纏めて4オチする場合も
(コンボを食らえばG級防具であろうと力尽きるので、覇種登場からかなり経った今でも未だ脅威である)。
- 昔は紅龍ミラボレアス戦の登場ムービーでの滑空に攻撃判定が存在し、
なおかつハンターに当たる位置まで突撃してきたため、
4人でクエストを開始してムービーの間一切動かないだけで見る事が出来た。
恐ろしい時代もあったものである。
また、MH3Gでもグラン・ミラオス戦の登場ムービー後、
何も考えずまっすぐ進むと火山弾が直撃するため、この現象を簡単に見ることができる。
とは言え火山弾に当たったとしても、余程のことがない限りG級防具での即死は無いため、
4オチ観賞の場合は下位・上位もしくは火耐性が壊滅している防具が必要か。
無論、インナー一丁で行った日には全身火傷で華々しく4オチすることができる。
- MH4で配信された紅龍ミラボレアスのクエストでは、上記の4オチが再現されてしまった。
今作ではグラビモスの開幕熱線やゲリョスの開幕閃光、ラージャンの開幕骨投げなどの前例もあったため、
嫌な予感がしていたハンターも多かっただろう。
今作はG級防具並にまで防御力を鍛えられるが、未強化では当然の如く即死するので注意。
番外編:寝オチ
- クエスト中にプレイヤーが寝落ちしてしまい、
キャラクターが棒立ちになりモンスターの攻撃を喰らい力尽きること。
20クエストほどやった後の疲れ切った状態でのラオシャンロン戦時などに起こりやすい。
更に、徹夜でラオやシェンの連戦をするとかなりの確率で起こる。
ヤマツカミを古塔の頂上で待ち伏せする際も要注意である。
「眠気は最強の睡眠属性モンスター」とはよく言ったものである。
- PSPや3DSの作品の場合、眠気を感じたらすぐさま電源スイッチを切るなり本体を閉じるなりして、
本体も一緒にスリープさせるのが望ましい。
- ちなみに、本体を閉じてからスリープモードに移行するまではほんの少しの間があり、
本体を閉じた瞬間にゲーム内が止まってくれる訳では無いので、
出来れば、メニューから一時停止を選んでからスリープさせた方が安全。ただし2DSは例外。
- オンラインゲームで長時間直立不動のキャラがいた場合寝落ちの可能性がある。
- また、スティックを倒したまま寝落ちしてしまうこともあるので、
壁に向かって歩き続けているキャラも寝落ちの可能性が高い。
変わったところでは、荒らし以外で急に『「「「「「「「「「「「「「「…』などのチャットが飛び出した場合も、
キーボードに突っ伏したまま寝落ちしてしまっている可能性が考えられる。
- 「オチ」という言葉が一般的にあまり用いられてないMHFでも寝落ちという単語はよく使われる。
これは元々「落ちる」がログアウトする事を指すネット用語であり、
そこから転じてMMOに限らずリアルタイムの通信を使うゲームやチャット・通話など全般において
「寝てしまって無反応になる事」を寝落ちと呼んでいた経緯があるためと思われる。
番外編:出オチ
- モンスターと会敵した直後など、ハンターが行動する前にオチてしまった状況。
4オチで紹介した紅龍ミラボレアスやグラン・ミラオスなどが該当する。
- MHXXまではマルチプレイにおいて特に発生しやすく、
戦闘中のエリアに入った直後にモンスターの攻撃に巻き込まれて1乙する事が稀によく起きていた。
この事象は、主にFPSゲームで使われる用語より「リスキル」と呼ばれることが多い。
- MHWorld以降はマップ移動がシームレスになったためエリア移動直後に巻き込まれる頻度は減った。
ただ、ベヒーモス、ムフェト・ジーヴァ、ミラボレアス、アルバトリオンはエリア全域に渡る即死攻撃をぶっ放すため、
乙後に急いで復帰しようと向かったら到着直後に発動されて乙という事は起こり得る。
- 出オチの元の意味に近い状況として、クエストに参加した途端先にいたメンバーが力尽き、
何もしていないのにクエスト失敗の憂き目に遭うという事もたまにある。
救難信号や参加要請によってクエストに集会所を介さず直接参加できるMHWorld以降、
特に参加するクエストがターゲット以外何も選べないMHR(:S)で起こり得る。
関連用語
アクション/力尽きる
スキル/根性
スキル/逆境
スキル/ネコの報酬金保険
ゲーム用語/乙
システム/失神状態
システム/ライフポイント - MHSTにおける○オチを司るシステム。最大値は3で、無くなると戦闘に敗北する。