近接武器を装備しているハンターのことであり、ガンナーと対を成す存在。
概要
- 「剣」士とあるが扱う武器は刀剣類に留まらない。
大槌や槍などの代表的な武器種にはじまり、
穂先から火を吹く槍や楽器にもなる鈍器、変形や合体する斧のような複雑な機構の武器も使いこなし、
さらには棍を用いて狩猟用の蟲を意のままに操ることや、武器の機構を利用して跳躍することさえやってのける。
武器種やアクションによって「切断」「打撃」という属性
(火属性などの「属性」と紛らわしいので、「切断系統」「打撃系統」などと呼ばれる事も多い)
に分類される攻撃を繰り出す。
2024年時点のシリーズにおいて、通常アクションで「弾系統」を持つ剣士武器種は存在しない。
- ガンナーと対を成すとは言うが、
実際のところ全てのシリーズにおいて剣士の武器種数はガンナーの倍以上ある。
2024年時点においてメインシリーズでは剣士が11種に対してガンナーが3種なので、
ガンナーが9種以上一気に増えるか剣士が8種以上リストラされるような天変地異級の事態が起こらなければ、
この図式はおそらくずっと変わらないと思われる。
武器種によって扱いやすさや習熟練度に差はあるものの、武器を構えて切るだけならどれでも簡単であり、
アクションゲーム自体未経験ならガンナーより剣士の方がモンハン初心者が使うのに適しているとはよく言われる。
(MHW以降の操作体系を踏まえると、TPSなどに慣れていればガンナーの方が扱いやすいかもしれないが)
パッケージやトレイラームービーなど作品の顔になっているのがほぼ全ての作品で剣士な事もあり、
剣士でモンハンを始めたという人は多いのではないだろうか。- MHXXまでシリーズでは剣士は砥石が完全に尽きる前にモンスターを討伐することを考えればよく、
大抵の場合それは持っていくのを忘れさえしなければ可能だが、
ガンナーは主力弾が尽きる前にモンスターを討伐するために、
ありとあらゆる手段を講じなければならない場合が多く、その点剣士はガンナーより気楽といえた。
MHWからは砥石が無制限使用可能な固定アイテムとなった一方で、
ガンナー側もベースキャンプで弾補給が可能となっておりこの辺りの差は
(一々戻る手間などを別にすれば)無くなった。
- MHXXまでシリーズでは剣士は砥石が完全に尽きる前にモンスターを討伐することを考えればよく、
- MHXXまでのシリーズにおいては、剣士はガンナーの倍近い防御力を持たされることが多かった。
これは敵との接近戦、つまり敵からの肉弾攻撃に対応するためであり、
被弾の割合が(少なくとも開発側が想定する分には)ガンナーよりも圧倒的に多いという想定であろう。
一方で属性耐性についてはガンナーより若干低めになっている。
これは同時にブレスなどの遠距離攻撃で狙われる可能性が少ないことを想定しているからである。
が、肉弾攻撃にも属性を宿したモンスターは非常に多く、
またモンスターが近距離のハンターに遠距離攻撃をぶち込もうとすることも全然珍しくない。
さらに被弾率の関係もあって、正直な所剣士の方が耐性が重要だったりすることがかなり多い。
そしてシリーズが進む度に、高難度クエストでは剣士だろうとガンナーだろうと、
絶対に一撃も貰ってはいけないという設定のモンスターが増加している。- MHW以後は防具が全て共有化され、剣士は物理ダメージを軽減する補正が、
ガンナーは属性ダメージを軽減する補正が発生するようになり、
上記の位置付けがマイルドになりつつ明確化された。
- MHW以後は防具が全て共有化され、剣士は物理ダメージを軽減する補正が、
- 武器種数の多さや、上述したように(使うだけなら)初心者向けの武器種から
取扱い自体が玄人向けのものまで色々存在しているため、
相対的に見た場合の人気は全てのシリーズにおいてガンナーよりも剣士の方が高いと言える。
無論、局地的に見た場合はこの限りではないことも多々あろうが。
- 派生作品でも武器種数は剣士の方が多くなっており、
ある程度ゲームを進めるまでは剣士しか使えないという作品もある。
メインシリーズに近いゲーム性を有していたMHFについては、
ガンナー(特にライトボウガン)の人気が局地的に高いコンテンツがそれなりに存在はしていたものの、
公式サイドが度々公開していた統計を見る限りでは、やはり剣士の人気が総じて高かった様子。- ちなみにMHFでは上述した属性耐性の相関が薄く(無いわけではない)なっており、
物理防御についてもガンナーとの差はそこまで大きくない(特にG級)。
- シーズン時代は火事場双剣と笛が多くの狩猟のテンプレとなったのは有名で、
効率狩りには必ずといっていいほどこの二種の武器は選択肢に入っていた。
シーズン7.0で双剣側が弱体化されたことや双剣対策モンスターが多数追加された事で、
一時この構成は衰えるがライトボウガンの超速射と棲み分けられる形で生き残り、
秘伝書システム実装後は超速射がかなり使いにくくなった事で剣士の需要は相対的に上がる。
ちなみにこの当時はハメを使わない場合は剣士の火事場は必須とはされていなかったが、
殆どの狩猟がハメだったことやスキル枠に余裕があったことから火事場+2スキルの所持は当たり前であった。
フォワード時代は効率狩りにおける需要は剣士とガンナーは半々という感じであり、
MHF-GG以降は効率狩り自体が行われなくなったが、新武器種の穿龍棍(剣士)の性能の高さが脚光を浴び、
G6ぐらいまでは剣士=穿龍棍とも揶揄される状態が起こっていた。
その後様々な調整の結果としてそのような事態が完全に是正されサービス終了を迎えたが、
終盤の統計においても上位人気は剣士(太刀など)となっている。
- ちなみにMHFでは上述した属性耐性の相関が薄く(無いわけではない)なっており、