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ゲーム用語/タイムアタック

Last-modified: 2018-02-12 (月) 08:13:22

可能な限り短い時間でクリアを目指すこと。“TA”と略されることもある。
和製英語であり、海外ではSpeedrun(ゲームで用いられる場合は、Time trialなどもある)という。

概要 Edit

  • 元々はレースやモータースポーツにおいて、
    サーキットの周回タイムを競う行為を指す用語である(故に海外ではRunという単語が当てられる)。
    そこからゲームの用語として派生し、主にコンピューターゲームのやり込みの一つとして定着している。
  • ゲームにおいて「タイムを競う」という行為はやり方はどうあれほぼ全てのゲームジャンルで可能な事で、
    例えばアクションゲームでは特定のキャラクターを倒す、特定のステージをクリアするまでの時間が競われ、
    RPGではエンディングを迎えるまでの時間や、特定のボスを倒すまでの時間などが競われる。
    当、モンスターハンターシリーズにおいても、多くの作品でタイムアタックが行われており、
    作品によってはタイム計測が行われる実質タイムアタックのためのゲーム内コンテンツが存在したり、
    公式のタイムアタック大会が開催されるケースも。
  • モンスターハンターシリーズ(以下はハンティングアクションのジャンルに属する作品について指す)
    のタイムアタックは多くの場合、特定のモンスターの狩猟(クエストクリア)までの時間を競う場合が多いが、
    同じ「モンスターの狩猟」といっても、ガチ装備でいかに最速タイムを出すかを目標にするか、
    自分の好きな武器でいかに早く狩れるかを追求するか、
    持ち物・スキルなどに縛りを付けた上での限界に挑戦するか……などなど、さまざまな種類がある。
    また、マルチプレイでタイムアタックをするかソロプレイでタイムアタックをするかといった、
    人数に関する考え方も様々。
    ただ、自分の持つ技術のベストをいかんなく発揮することを目指すという点は共通している。
    タイムアタック自体がコンピューターゲームにおけるやり込み要素の一つとなっているが、
    モンハンについては明確なエンドコンテンツが作品によっては用意されておらず、
    ゲームをやり尽くした果てに最終的にこのタイムアタックに行き着くプレイヤーも居ることだろう。
  • ゲーム内でも特定のクエストのタイムは記録される。
    訓練所などの演習クエストでは装備などの条件も統一されるので、
    プレイヤースキルを計る目安として見られる場合もある。
    さらにMHFでは公式狩猟大会というイベントが開催され、公式にランキングが掲載される。
    ユニークなところでは、MHXXの特別体験版にクエストのクリアタイムを記録する機能がある。
  • タイムアタックは他人、或いは自分との戦いになることから、
    ある程度のルール(同じくレース用語から派生したと思われる"レギュレーション"とも呼ばれる)
    を設定して挑んでいるプレイヤーが多い。
    これは上述した「縛り」のほかに、タイムの計測区間や、
    モンハンではあまり聞かないが連射機パッドの使用有無など多岐にわたる。
    勿論このレギュレーション自体、ローカルルールに近い代物であるため、
    人によって、或いはタイムアタックの中身によっても変わってくるため、
    全世界の全プレイヤー間で統一されたルールがあるわけではない。
    • 例えば現在のメインシリーズではソロTAの記録を専門に扱ったファンサイト(wiki)が存在するのだが、
      このwikiでは掲載の基準として、火事場禁止などの独自のレギュレーションが設けられている。
      ただしこれはあくまで当該wikiへの掲載が許可される条件に過ぎず、
      モンハン界隈全体において、TAは火事場禁止などのルールが定まっているわけではない。
      そのルール外のTA動画(火事場など)を当該wikiに乗せる事はできないが、
      だからと言ってその動画にいちゃもんをつけるなどはもっての他であろう。
  • モンスターを早く狩るコツはたくさんある。
    モンスターの動きを把握しているのはもちろんのこと、なるべく弱点を狙うようにしたり、
    特定の行動を封じる立ち回りをするなど工夫できる余地はたくさんある。
    また、レギュレーションにもよるが攻撃を的確に避けるのも非常に重要である。
    タイムアタックとなるとついつい攻撃を優先しがちであるが、
    それが災いしてモンスターの攻撃を受けてしまうと攻撃をくらって吹っ飛ぶ時間がロス、
    また回復する時間もロスになる。
    モンスターが反撃してくると思ったら、「あと一発」を我慢して相手の攻撃を回避しよう。
    そうすれば、その攻撃後の隙を突いてまた攻撃できる。
  • レギュレーションで縛っていないのなら、そのモンスターに対して有効な武器やスキルを揃えたり、
    罠や閃光玉を使うなども場合によっては効果的である。
    禁止していないなら麻痺睡眠ハメなども駆使することになるだろう。
    先述したようにそのような手段を全て封じ、+初期武器でのタイムアタックという、
    傍から見ると狂気の沙汰としか思えないようなタイムアタックもある。
  • あまり多くはないが、リアルタイムアタック(RTA)というレギュレーションの動画も昨今では見られる。
    これは電源投入(もしくはゲームスタート)からエンディングなど一定の計測点までの実時間を計測する、
    というもので、休憩やトイレタイムなども全て計測時間として含める、ラリーのような種目である。
    モンハンの場合、大型モンスターを何度も狩って、時には採取や釣りをじっくり行い、
    それで得た素材で装備を作成して強敵に挑む……という流れが、
    タイムを重視すると極めて困難になる上に、
    単体のモンスター狩猟タイムアタックの方が圧倒的に人気が高かったためあまり動画等が存在しなかったが、
    エンディングまでレベル上げという概念が実質無い(つまりその工程は無視できる)昨今のメインシリーズを中心に、
    RTA動画がいくつか見られるようになった。
  • モンハンシリーズのプレイ動画は各動画サイトに多々あるが
    TA動画はその中でも花形であり、再生回数も非常に多い。
    また、TA動画の投稿をきっかけに流行した戦術、武具構成は数知れず、
    中にはゲームに対する(ネット上の)価値観を大きく変えてしまったという例もある。
    • メインシリーズで言えばラオートや回避ランス、W属性速射などはTA動画をきっかけに広まった代表例といえる。
      MHFでは、火事場スキルの価値観がTA動画によって大きく変わり、
      その価値観がネット上における「プレイヤーの常識」にまで至り、
      一方でそれは実際のプレイヤーの動向とは異なり、長年大きなズレが生じていたという事例がある。
      • TAの立ち回りが上にあげた「その作品での強戦法」を実行しているのはほぼ間違いなのだが、
        モンスターの攻撃に対する見切りなど、当人の日々の研鑽の成果の要素も忘れてはならない。
        そのため、彼らと同じ装備をそろえても同じようなタイムが出せるとは限らない、
        どころかクリアさえおぼつかない場合もある。
        もちろん、それができるように努力を積むのも重要だが、
        ただクエストをクリアするだけならより簡単な方法がある...かもしれないということは頭に入れておきたい
  • TA動画はいずれも「試行錯誤の産物」であり、
    スポーツと同様、何度もやり直して初めて良い結果を出せたのを投稿した、というケースは珍しくないのだが、
    モンハンの場合このTA動画の人気が非常に高いため、
    「(TA動画でやっているから)○○は必須、○○は出来て当然」などの極論が噴出したり、
    全く安定しない、もしくは高い技術で初めて成立するモノを初心者が扱って上手くいかない
    (もしくは大問題になる)ケースが後を絶たない。
    また、人気ゲームの人気ジャンルの動画の宿命とも言えるが、コメント欄が非常に荒れやすい
    (こちらも参照のこと)。
    動画を見てなにを思うかは自由だが、それを口にだす場合は
    他の人がそれを見て不快に感じるかどうかを考えてから行うべきである。
  • また、モンハンに限ったことではないものの、
    人気の高いジャンル故に不正(チートなど)に手を染めてしまう人も居るようであるが、
    大体の場合はそれが発覚するのは時間の問題で、待っているのは嘲笑か、糾弾のどちらかである。
    wikiや動画サイトなどで定められたレギュレーションでそのような違反を行った場合、
    記録としては永久に取り上げられなくなるなどの厳しい処分が下されるケースもある。
    • モンハンでは開始もしくは終了時等にメニューからステータスや装備詳細を表示している動画も多い
      (これは装備のPRや、スキル構成を参考として例示する目的がある)が、
      MH4の(自称)タイムアタック動画の中には改造発掘武器を使ったものが散見された。
      使われる改造武器は武器倍率や属性値が本来の最高値より高いという分かりやすいものから、
      各数値自体は正規の範囲内だが組み合わせが有り得ない*1などといった例がある。
      同作ではチートが大問題になったのだが、このようなやり込み系動画にも影を落としていたと言える。
      なお、攻略本により発掘装備の詳細が判明した現在では改造であるとバレバレである。
  • MHFではフォワード.5にて実装された「狩人応援コース」(旧称:フォワード応援コース)の存在によって、
    TAが成り立たなくなる、あるいは今後は追加課金必須となると主張するハンターが少なくなかった。
    狩人応援コースの強力なクエスト中効果が、より速いタイムを引き出すには極めて効果的だからである。
    しかし狩人応援コースの強烈さが各地で喧伝された結果
    「狩人応援コースを使用しないTA」も動画として非常に見ごたえがある、という風潮になり、
    狩人応援コースを利用した極限のTAと、応援コースを使用せず最速を目指すTAどちらも需要が生まれた。
    なお応援コースの通常クエストにおける重要性が激減したこと、
    そもそも応援コースなしでも恐るべき火力を発揮できるほどインフレが進んだことと、
    応援コースのクエスト中効果を無効化するTA・チャレンジ向けの超高難度クエストが登場したことで、
    現在では応援コースの効果を純粋にタイム短縮目的として採用している意図があるTAは見られない。
    また、同作はオンラインゲーム故にアップデートによる価値観の変化が常に起こってきたのだが、
    長い間(少なくとも2014年のMHF-GG頃まで)TA動画が、価値観の変化を牽引する事が多かった。
    2015年以降は、先述した火事場スキルの件にもある通り、
    TA動画で醸成された価値観とゲーム内の価値観のズレが生じるケースが出るようになった。
    現在でもTA動画の存在を基準に同作における価値観を語るプレイヤーが(ネット上を中心に)
    少なからず見られるものの、かつてほどにはTA動画の主流=ゲーム内の主流と見做す動きはなくなってきている。

関連項目 Edit

ゲーム用語/ソロ - 必ずしもTA=ソロ狩り、ではない。






*1 武器倍率250のスシロー大剣、会心率40%の白40太刀など。