武器/スレイペンギーゴ

Last-modified: 2024-01-04 (木) 12:25:55

MHP3にて初登場した、白兎獣ウルクススの素材から作られたヘビィボウガン。

目次

概要

  • ウルクススのボウガンなのだが、兎というよりは名前の通り明らかにペンギンを模している。
    パワーバレルを取り付けると、さながらイワトビペンギンのような黄色い毛が付く。
    ウルクススのデザインモチーフは兎とコウテイペンギンなので、
    ペンギンモチーフなのも頷けるところではあるか。
  • スレイペンギーゴは今の所シリーズを通して下位から作成はできるが、
    G級があるMH3Gでも、G級に対応した強化はできない。
    ただしMH3Gでは単品生産の「ゴッドオブペングルス」があるが。
  • スレイペンギーゴはシリーズを通してスレイペンギングへと強化可能。
    名前はペンギン+キング(王)からだろうか。
    そして一部の作品ではペングルスカイザー(皇帝)、ゴッドオブペングルス(ペンギンの神)と、
    皇帝から神にまでなってしまう。
    ゴッドオブペングルスは単品生産なのでともかくとして、少なくとも皇帝にまでは出世(?)できるのだろう。
    ペンギーゴが皇帝に出世できないMHXでは…(後述)

性能

  • シリーズを通して氷結弾の扱いに長けており、
    強化に伴って使用できる弾種が増えていくという特徴がある。
    スレイペンギーゴの段階でも氷結弾がしゃがみ撃ちに対応しており、
    MHXでは内蔵弾が全て氷結弾(LV2氷結弾、強化でLV1/LV2貫通氷結弾にも対応)である。
    氷結弾への並々ならぬこだわりを感じさせる。
  • 上記の特性上、スレイペンギーゴの時点では攻撃選択肢に少々不安を抱える状態になっている。
    強化で選択肢が増えるので、早めに強化していったほうがよい武器であると言える。

MHP3

  • ユクモノ重弩改からの派生で生産可能。
    そこからスレイペンギーゴ、スレイペンギーガー、スレイペンギングを経て、最終形態ペングルスカイザーとなる。
    滑氷の皇帝の異名をとり、刃向かう者には容赦なく冷徹なる弾丸の返礼が体を貫く。
  • 貫通特化としては割と優秀な性能。
    反動中で装填速度も普通だがブレはない。
    攻撃力はそれなりだが、途中でベリオロス素材を用いるためか会心率が付く。
    スレイペンギーゴ、ギーガーの段階ではLV3通常弾も貫通弾も装填できないが、
    このボウガンのデフォルト反動中では、LV3貫通弾は無反動で撃てないのでそこまで気にする必要もない。
  • 属性弾は水冷弾と氷結弾に対応。特に氷結弾の装填数は5発と全ヘビィでもトップクラス。
    またバギィ素材を用いるためか、睡眠弾も多少運用できる。
    ただし、これら以外の弾にはほぼ対応していない。
  • 初期段階では氷結弾しゃがみしかできないが、強化するにつれてしゃがみ可能弾種が増える。
    最終的にはLV2、3貫通弾と氷結弾のしゃがみに対応した優秀なヘビィになる。
  • 特にレア素材を用いないため、作成難易度は低い。
    とはいえ性能もそれ相応といったところなので、
    最終的な選択肢に入るほどではないが、そこまでの間に活躍してくれるだろう。
    • 貫通特化銃としては、やはり亜ナル砲がライバルとなる。
      一応LV3貫通弾の装填数はあちらを上回り全ヘビィ中単独トップなのだが、
      反動軽減+1が必須で会心率が30%も下回ることから、このアドバンテージはほぼ完全に帳消しになってしまう。
      となると、貫通弾以外の対応弾種で差別化を図ることになるだろう。
      まず、氷結弾のしゃがみ撃ちは明確な差別化点となりうる。
      ディアブロスやドボルベルク、ハプルボッカなど、氷弱点かつ貫通と相性の良いモンスターは多く、
      これら相手に担ぐときは裏黒風を上回る活躍も期待できるか。
      また、地味ながら睡眠弾に対応していることも挙げられる。
      装填数は少なく、メインとするにはさすがに力不足であるものの、1回眠らせるには十分。
      その相性の良さから、巨大ハプルにハメありで挑む場合は最適解クラスとなるだろう。

MH3G

  • 続投した…のはいいものの、なんとギーガーが削除され、下位で強化完了してしまうという異常事態に。
    • 性能も下位止まりといったところで、会心率が没収された上、LV3通常弾にも貫通弾にも対応していない
      つまるところカイザーでもMHP3のギーガーと同等ということである。
    • しかしながら、その埋め合わせのためか攻撃力は266(PB装着で292)と非常に高い。
      上位中盤まで通用するレベルであり、攻撃力の高さで有名なナバルモービルに肉薄すると言えば
      その強力さが理解できるだろう。
  • また、G級ではゴッドオブペングルスが生産可能に。
    単品生産で派生先は存在しないものの、往年のカイザーに並ぶ名銃である。
    しゃがみ対応がLV1&LV2の貫通弾と氷結弾になり会心率も相変わらずゼロであるものの、
    LV3貫通弾6発も氷結弾5発もMH3Gのヘビィでは最強であり、
    更にリロードはやや速く、反動もやや小、オマケにブレなし。
    相変わらずレア素材を要求しない親切さもあり、
    G級駆け出しのヘビィガンナーにとっては非常に心強い相棒になってくれるだろう。
    • リミッター解除すると、貫通弾の装填数が5/6/6、氷結弾6発と
      極めて高レベルでの貫通弾運用が可能になる。
      反面、チャンスにたたき込める火力が落ちるので相手とプレイスタイルに合わせて選んでいこう。
    • 残念ながら強化は不可。
      従って他のG級ヘビィが完成すれば必然的に倉庫の隅に追いやられることになる。
      特に貫通・氷結特化の運用ならほぼ完全な上位互換品となるセトの存在は大きい。
      • とはいえセトの方は反動軽減のついた防具まで揃えてやっと完成といえる。
        こちらは素のままで担げるので、攻略用の武器としての価値は極めて高い。
        特にハプルXシリーズとの相性は極めて良好。
        グラン・ミラオスとの初戦用武器としても冗談抜きで第一候補である。
        忘れないでいただきたいが、これはウルク武器である。やはり神の名は伊達ではない。

MHX

  • MH4ではリストラされたが、MHXにて再び登場。
    下位でスレイペンギーゴを生産し、強化を続けるとスレイペンギングとなる。
    …が、下位ではまるで使い物にならない。
    LV3通常弾やLV3貫通弾に対応していないのみならず、
    LV2通常弾3発、LV1&LV2貫通弾3発という貧弱すぎる装填数であるため、最早カバー不能。
    しかも反動は「中」である。
  • 最終強化は前述の通りスレイペンギング
    攻撃力は200と、このクラスのヘビィではまあ並レベル。
    しかし貫通弾は5/4/0とLV3が非対応。当然貫通しゃがみも無い。かつての姿はどこへ…。
    • ただ全種の貫通氷結弾とLV2氷結弾、そしてLV1氷結弾しゃがみに対応しているため、
      氷結弾に関しては最高クラスの性能を持っているヘビィではある。
      しかしMHXにおいて、氷結弾を使いたくなるような肉質のモンスターがほぼいないのが最大の問題。
      他属性ではウラガンキンや黒炎王リオレウス、ラギアクルスといった属性ヘビィの需要もあるのだが、
      バサルモス亜種や角竜系モンスターが全てリストラされてしまったのがとにかく痛い。
      彼らさえ続投していればスポットライトが当たることもあったろうに…。
      つくづく間が悪いとしか言いようがない。
      ディアブロスも復活するMHXXでの強化に期待したい所である。
  • 二つ名持ちモンスターである大雪主ウルクスス素材を用いたエオストペンギーゴも登場。
    見た目は少し黒っぽい色になって、ますますペンギンっぽくなった。
    最終強化はエオストペングルス
    二つ名武器の特性として狩技ゲージが少し溜まりやすい。
    また攻撃力が210に上がったほか、LV2貫通弾が5発になった。
    しかし貫通氷結弾が全て没収され、LV2氷結弾の所持数も減少している。
    その上、これまた二つ名武器共通の特徴としてスロットが空いていないため、スキル拡張性も無い。
    二つ名武器の中では作りやすい方だが、正直なところ割と残念な性能である。
  • 銘を見れば判るとおり、MHXのウルクススヘビィは「キング」以下で強化がストップする。
    振り返ってみれば皇帝、そして神の名は伊達ではなかったというわけである。
    MHXの残念気味な性能は「下っ端ペンギンはこの程度」と納得するしかないだろう。
    あれ?こんな前にも見たような…?

MHXX

  • G級ウルクススを制し限界突破すると、ついにLV1貫通弾がしゃがみ対応
    この時点では優秀な攻撃力240と貫通弾しゃがみで、ようやくまともに運用できるようになった。
    ただ惜しむらくは反動が「中」であるため高レベル貫通弾が運用できないこと、
    そして何よりも同時期に作れる徹甲砲アルセルタスの壁が高すぎることであろう。
    反動さえなんとかできていれば3Gのゴッドオブペングルスのように活躍できただろうに…。
  • 究極強化はペングルスカイザー
    若干低めの攻撃力320にスロット1つ、貫通弾の装填数が6/6/5とそれなりになった程度。
    比較的に簡単に作れるため攻撃力が低いのは良いとしても、
    貫通銃としてのスペックがあと一歩足りないのが残念なところ。
    なにより氷結&貫通ヘビィとしてはMHXからの強豪新顔のベリオヘビィの方が色々と高性能なのが痛い。
    ネタ武器レベルの産廃というわけではないが、趣味の域は出ないか。
    • ちなみに、究極強化はシャガルマガラの素材が必要なのでG★4後半とビヤラースヴァリアよりは早いが、
      あちらがG★3の時点で強化可能なゲェレーラエスピノLV4に期待値で勝てないと言う無情な現実が待っている。
      さらに、同時期に究極強化できるヘビィとしては、貫通弾と氷結弾しゃがみに加えて、
      通常弾と水冷弾もしゃがめてスロットも3つある優等生の不動大名砲があるのも痛い。
  • 一方で二つ名武器のエオストペンギーゴは黒兎雪砲ペンゲロストへと強化できる。
    こちらはLV2氷結弾がしゃがめるようになったほか、貫通弾の装填数も7/7/0とそれなり。
    LV2氷結弾がしゃがめる以外はビヤラースヴァリアの劣化版に近く、こちらも中々厳しい。
    貫通弾が立ち撃ち限定になってしまうため、どちらかと言えばカイザーの方が運用はしやすいか。

MHRise

  • ウルクススの復活に伴い、本ヘビィもMH4のようにリストラされることなく再登場。
    一発生産か、ボーンシューターからの派生強化で「スレイペンギーゴI」が手に入る。
  • Ver.3.0時点での最終強化は「スレイペンギング」。完成時期は集会所★4。
    ほぼウルクスス素材だけで完成させることができるが、獣玉を要求されるのは少々厄介か。
    皇帝の名を手に入れることが出来なかった今作の性能はというと、
    • 攻撃力170、会心率0%と完成時期相応の火力
    • ブレなし、反動「中」、リロード「普通」。特に癖は無い
    • 特殊弾は狙撃竜弾
    • スロットはガンナーにはありがたいLv1が2つ
    • 百竜強化は攻撃力強化II/貫通弾追加I/通常弾追加II
      強化前から引き継げば「小型特効」も付与可能
    • 通常弾5/4/0(8/7/6)、貫通弾7/5/0(9/7/0)、徹甲榴弾と拡散弾は装填不可
      ()内は、対応する百竜強化を発動した場合の装填数を示す
    • 斬裂弾1発装填、竜撃弾装填不可
    • 状態異常弾はLV1睡眠弾が使用可能。装填数は2発
    • 属性弾は水冷弾と氷結弾が5発装填。貫通氷結弾が3発装填。
      水冷弾と氷結弾は移動射撃に対応。貫通氷結弾は移動射撃に非対応。
  • 過去作から変わらず、貫通弾と氷結弾系統の扱いに長けたヘビィボウガン。
    LV3貫通弾が使えず、LV2貫通弾も素の状態では反動「大」なのが痛いものの、
    反動軽減をLv1だけ発動できれば最低限の運用は可能。もしくは、
    百竜強化によってトップクラスの9発装填となるLV1貫通弾をメインとするのもあり。
    移動射撃こそできないが貫通氷結弾を3発装填で使用できるのも頼もしく、
    上位序盤に用意できる貫通ヘビィとして見ると悪くない性能ではある。
  • しかし悲しいかな、上位序盤では貫通弾と氷属性が有効なモンスターが少ないため、
    本ヘビィが活躍できる状況はかなり少ない。後半になれば、ディアブロスをはじめとする
    大柄で氷属性が有効なモンスターが現れてくるが、その頃には既に夜砲などの強力な貫通ヘビィが
    手に入るようになっている。特に、MHXX時代にも煮え湯を飲まされたゲェレーラキャノンIには
    今作でもがっつり性能を上回られているのが非常に残念。
  • 決して残念武器と呼ばれるような性能ではないものの、
    やはり今作でも趣味武器のポジションに落ち着いてしまっている。

MHR:S

  • サンブレイクではMH3Gのゴッドオブペングルスの銘がまさかの復活。
    とうとう皇帝をすっ飛ばしてになってしまったが、気になるその性能を見ていこう。
    • 一気に改善された攻撃力350
    • 会心率0%
    • ブレなし、反動「中」、リロード「普通」と素直な性能
    • 特殊弾は狙撃竜弾
    • スロットはLv2とLv1が1つずつ
    • 百竜スロットはレベル3
    • 通常弾8/7/6、貫通弾9/7/0、徹甲榴弾と拡散弾は装填不可
    • 斬裂弾1発装填、竜撃弾装填不可
    • 状態異常弾はLV1睡眠弾が使用可能。装填数は2発
    • 属性弾は水冷弾が5発、氷結弾が6発装填。貫通氷結弾が3発装填。
      水冷弾と氷結弾は移動射撃に対応。貫通氷結弾は移動射撃に非対応。
  • ゴッドオブペングルスの銘は復活したものの、残念ながらLV3貫通弾は戻って来なかった。
  • この中で注目すべきポイントは百竜スキルと氷結弾。
    属痛竜珠【3】を装着できるため、弱点特効【属性】を含めた最高クラスの氷結弾を撃つ事ができる。
    似たような芸当が可能なヘビィには氷輪砲ヴォルマーンコルム=ダオラがあるが、
    前者は氷結弾ではなく貫通氷結弾を主体に戦うため充分な使い分けが可能。
    しかし後者に関しては貫通氷結弾に加えて氷結弾も移動射撃で扱うことが可能。
    装填数こそこちらが上回っているものの単発属性弾はクラウチングショットと相性が良く、
    その場合装填数の優位は小さくなってしまう。
    レベル2スロットの有無や斬裂弾、睡眠弾の需要で選択することになるだろう。
    特定の分野とはいえ古龍武器とニッチを争う関係にあるのは流石神といったところか。
    • また水冷弾も素で属痛竜珠【3】と両立できるヘビィは少なく、火力は意外と高水準。
      氷結弾程需要は無いがペンギン要素として十分個性的だ。
      • 氷結弾と水冷弾を高水準で扱えるという点で、意外なことに今作屈指の難敵傀異克服バルファルクには相性が良い。
        怒り状態でも前足にはコンスタントに属性が通り、吸気中は水と氷の通りが特に良い。
        また、前足を狙う為視点が俯瞰となり、相手の動きや龍気爆発の位置が確認しやすいことに加え、
        シールドを装着すれば削りこそあるものの、彗星以外の厄介な範囲攻撃は防ぐことが出来る、とTA向きではないが生存性は高い。
  • 敵の攻撃を自在鉄蟲糸滑走で華麗に滑り抜けて、
    クラウチングショットによる怒濤の雪投げをお見舞いする姿は
    もはやウルクススそのものだろう。

余談

  • MH4でもウルクススの続投が決定。双剣のスノウツインズも続投。
    そしてこの武器も続投…しなかった。
    他の氷属性ヘビィと言えばデルフ=ダオラがあるが、作成時期と難度があまりにも違う。
    ならばリストラの理由として考えられるのはテツカブラのボウガンぐらいだろう。
    とはいえ、氷結弾をしゃがめるようになるのは最終強化の鼓撃ち弩首領火ッになってから。
    つまり、MH4にて下位の時点で氷結弾をしゃがめるボウガンは1つも存在しない。
    つくづくリストラされた事が悔やまれる。最近のヘビィボウガンは実に不憫な物が多いのではなかろうか。
  • スレイペンギーゴ、というネーミングにピンと来る人もいたのではなかろうか。
    そう、かつてカプコンから発売されたアクションゲーム「ロックマンX」と
    同作のリメイク版「イレギュラーハンターX」のボス、アイシー・ペンギーゴと極めて名称が似ているのだ。
    カプコンお得意のセルフオマージュであろうか……?
    なお、ウルクススもペンギーゴもデザインモチーフがコウテイペンギンであるためか、
    攻撃方法や体型・弱点属性など、キャラクターとしての類似点は多い。
  • ペンギンの語源と言われる海鳥オオウミガラスは、脂肪の多い肉質やずんぐりした体型から
    スペイン語で太めな奴を意味する「penguigo」と呼ばれていたという。
    スレイペンギーゴの名称はペンギンモチーフとしては歴史深いものなのかもしれない。

関連項目

モンスター/ウルクスス
モンスター/大雪主ウルクスス
武器/ウルク武器
武器/青熊轟筒【川漁】 - MH3Gでは強化が下位止まり、G級で一発生産のG級武器解放という生産ルートが共通。
システム/環境生物/キブクレペンギン - 環境生物として登場するペンギン。