No12 オクラホマ/元ネタ解説

Last-modified: 2023-05-07 (日) 23:31:47
所属United States Navy
艦種・艦型ネバダ級戦艦
正式名称USS Oklahoma (BB-37)
名前の由来State of Oklahoma アメリカ合衆国オクラホマ州
愛称Okie, Mighty Okie
モットーFor the Good of the Service!
起工日1912.10.26
進水日1914.3.23
就役日(竣工日)1916.5.2
退役日(除籍後)1944.9.1 同日除籍(1941.12.7大破着底・1946.12.5スクラップとして売却、1947.5.17本土曳航中に沈没)
全長(身長)178.0m
基準排水量(体重)27500英t(27941t)→1942年30500英t(30989t)
出力Babcock & Wilcox式重油専焼缶12基直立型三段膨張式4気筒蒸気レシプロ機関2基2軸 24800shp(25144.0PS)
最高速度20.5kt(37.96km/h)
航続距離10.0kt(18.52km/h)/8000海里(14816km)
乗員864名(建造時) 1398名(1929)
装備(1929)14inch45口径三連装砲2基連装砲2基10門
5inch51口径単装砲12門
5inch25口径単装高角砲8門
3inch50口径単装高角砲2門
21inch魚雷発射管x4
艦載機x2*1
装甲舷側:8~13.5inch 甲板:1.5~3inch 砲塔:5~18inch バーベット:13inch 艦橋:11.5inch
建造所New York Shipbuilding Corporation, Camden, New Jersey
(ニューヨーク造船所 アメリカ合衆国ニュージャージー州カムデン郡カムデン市)
勲章不明 (1 star)

アメリカ海軍が建造したネバダ級戦艦二番艦。1916年5月2日に竣工し、大西洋艦隊に編入された。
開戦前は船団護衛に従事しており、1927年9月16日からフィラデルフィア工廠で近代化改装を受ける。
1936年、スペインの内戦が勃発した事で出動。スペイン国内に取り残されたアメリカ人を収容してポーツマスまで連れ帰った。
1941年12月7日、真珠湾に寄港していたオクラホマは南雲機動部隊による真珠湾攻撃に巻き込まれる。
係留列の外側に居たオクラホマには日本軍機が殺到し、左舷中央部に3発の魚雷が命中、広範囲に浸水して傾斜していった。
傾斜が30°を超え、左舷甲板が海面に接触したころ、さらに6発の魚雷が命中した。
喫水線より上側には魚雷隔壁がないため、急速に浸水が拡大し、攻撃を受けてからわずか12分で転覆。乗員415名が戦死した。
(このとき真珠湾には特殊潜航艇-甲標的も潜入していた。オクラホマには甲標的の魚雷も撃ち込まれており、これが致命傷になったという説もある)
アリゾナと違って爆沈したわけではなかったので1943年3月に浮揚し、修復作業が始められた。
だが、損傷が予想以上に酷く、新型戦艦も続々と竣工していたため、最低限の修理にとどまり、12月28日に修復中止。
1944年11月22日に除籍され、終戦後の1946年12月5日に売却された。
その後、解体処分のためサンフランシスコに向けて回航されたが、途中で荒天に巻き込まれて沈没した。
曳航していた駆逐艦は嵐から逃れるため、ワイヤーを切り離して退避した。
戻ってきた時にはすでにオクラホマは見当たらず、沈没地点は現在も特定されていない。


*1 ネバダと違い戦線復帰しなかったため29年の改装後の装備