No430 ジェルジンスキー/元ネタ解説

Last-modified: 2020-08-17 (月) 22:46:14
所属Военно-морской флот СССР
艦種・艦型68бис(スヴェルドロフ)型
正式名称Дзержинский
名前の由来Феликс Эдмундович Дзержинский ポーランドの貴族・革命家 のちにソ連に移り秘密警察を指揮 「鉄のフェリックス」などの異名を持つ
起工日1948.12.21
進水日1950.8.31
就役日(竣工日)1952.8.18
除籍日(除籍後)1988.10.12(1988.12.9売却)
全長(身長)210m
基準排水量(体重)13230英t(13442t)
出力KV68型重油専焼ボイラー6基TV-7型蒸気タービン2基2軸 119738PS(118100shp)
最高速度32.5kt(60.19km/h)
航続距離18.0kt(33.33km/h)/9000海里(16668km)
乗員1250名
装備152mmМК-5 бис三連装砲4基12門
100mmСМ-5-1連装砲6基12門
37mmВ-11M連装機関砲11基22門
533mm三連装魚雷発射管4基12門
機雷x68~132
装甲水線部:100mm 甲板:50mm バーベット:75mm 艦橋:150mm
建造所Черноморский судостроительный завод, Николаеве
(スマート海上グループ社黒海造船所(ソ連 第198号海軍工廠) ウクライナ国ムィコラーイウ州ムィコラーイウ市)
  • ソ連最後の砲戦型巡洋艦の2番艦。実際はこちらが先にテストヘッドとして起工され、その経験をもとにネームシップのスヴェルドロフが建造された。
    大戦期に登場していればよかったものの、戦後になり砲艦火力に代わってミサイルの存在感が日に日に増してくるようになると改装の必要性に迫られた。*1
    スターリンに代わってソ連の指導者となったフルシチョフは西側に対する海軍力として対艦ミサイルと潜水艦をより重視し、1957年以降の改装をもってジェルジンスキーに防空ミサイルを搭載した。
    • ちなみに搭載された防空ミサイルは、後に米偵察機U-2を撃墜する地対空ミサイル「С-75M(NATOコード:SA-2 ガイドライン)」の艦対空版「М-2 Волхов-М(ヴォルホーフ)」であった。
      しかし重量過多と判断され、採用には至らなかった。
  • 就役後は改装を経て黒海艦隊に所属し、おもに黒海や東地中海沿岸の都市を訪問した。

*1 1番艦スヴェルドロフが竣工した1952年にはボストンがミサイル巡洋艦に改装