シャンデラ

Last-modified: 2023-07-29 (土) 07:22:36

Tag: シャンデラ ほのお ゴースト 範囲技 S操作 トリル始動 ふういん

目次

基本データ

ポケモンタイプ能力特性
タイプ1タイプ2HP攻撃防御特攻特防素早特性1特性2隠れ特性
シャンデラゴーストほのお6055901459080もらいびほのおのからだすりぬけ

ポケモン徹底攻略

概要

ゴースト/ほのおという最終進化系では唯一無二なタイプを誇る。
C145で高い火力を誇るため、アタッカーとしての運用は当然強い。
一方、『ふういん』や『トリックルーム』を活かしたサポート型としての運用も選択肢に入る。
とりわけ、『シャドーボール』を「ふういん」することでギルガルドからの有効打をほぼカットできるのは強み。

B、Dも90とそこそこ高いように見えて、Hが60と低めなのが足を引っ張っている。
例えばC222ギルガルドのシャドーボールはHに252振っても確定で倒される。
そのため、シャンデラがタイプ一致の抜群攻撃を受ける=ほぼ致命傷というのは頭に入れておかなければならない。

採用理由や固有の能力

  • 「もらいび」であれば、かくとう・ノーマル・ほのおという比較的採用される3タイプを無効にできる
  • 「すりぬけ」なら、相手の「ひかりのかべ」「みがわり」を無視して攻撃できる
  • ゴースト・ほのおタイプという唯一無二のタイプ
  • 無振りでも高いとくこう
  • 「ふういん」で相手の「トリックルーム」「まもる」を封じることができる

特性

「もらいび」か「すりぬけ」の2択。どちらもそれぞれ利点がある。

  • もらいび
    とくせい効果
    もらいびほのおタイプのわざを無効化する。
    その後は、自分がほのおタイプのわざを使う時の「こうげき」「とくこう」が1.5倍になる。
    「もらいび」の場合は、シャンデラ自身が3つのタイプを無効にできるようになる。
    ほのおタイプで押してくる構築に滅法強くなるだけでなく、ほのお技を誘って受け出しで火力アップもできる。
    S17使用率73%
  • すりぬけ
    とくせい効果
    すりぬけ「リフレクター」「ひかりのかべ」「しんぴのまもり」「しろいきり」や「みがわり」を無視して攻撃する。
    「すりぬけ」は壁でダメージ軽減を図る相手に滅法強くなる。
    「みがわり」を貫通してダメージを通せる点も覚えておきたい。
    S17使用率27%
  • ほのおのからだ
    とくせい効果
    ほのおのからだ直接攻撃を受けたとき、30%の確率で相手を「やけど」にする。
    「ほのおのからだ」は「きもったま」+「ねこだまし」をしてくるガルーラのような相手を「やけど」させることができる。
    ……かもしれないが、シャンデラが主流な直接攻撃技であるノーマル+かくとうを無効なため、「もらいび」「すりぬけ」に比べると使用場面は限定的かつ現実的な特性とは言えない。

似た役割を持つポケモン

  • ヒードラン:
    もらいびできるポケモンでの比較。
    ヒードランは耐性・耐久に優れており、ニンフィアに一致抜群を取れる。
    技「だいちのちから」によるじめん打点や、「みがわり」を設置しての強烈な詰め筋も。
    シャンデラの場合、みがわりを設置しても耐性・耐久の両方の面からヒードランに劣り押し切られる可能性が高い。
    一方シャンデラの強みは、無効タイプがヒードランより多いことや、「シャドーボール」が広範囲に通ること。
    また、自身がS操作に参加できる。
  • サーナイト:
    「トリックルーム」+「まもる」を「ふういん」できるポケモンでの比較。
    サーナイトの強みは「ハイパーボイス」を「ふういん」できる。
    ドラゴンタイプを無効にする点や「はどう」系の攻撃で抜群を取られないのも優秀。
    シャンデラは、無効タイプが3つあり(もらいびの場合)、メガシンカの枠を消費しない。
    また、サーナイトと違って、シャンデラだけを見てもふういん型と絞りづらい。(S17のふういんはサーナイトが51%、シャンデラが11%)
    そもそも、サーナイトシャンデラとでは耐性が違うので、十分に使い分けできる。
  • ブルンゲル:
    範囲技を持ったトリックルーム役としての比較。
    ブルンゲルは耐久の高さで勝り、トリックルーム後に回復技で場持ちもできる。
    特性によるみず打点のカットor「のろわれボディ」といういかなる状況でも発動して強い特性を持ち、「きあいのタスキ」以外にも持ち物の選択肢がある。
    シャンデラは、火力の高さと特性によるほのお打点のカットなど。
    トリックルーム後の動きを見る限り、ブルンゲルに分がある。シャンデラの強みとすればモロバレルにタイプ上は有利だが、トリックルーム下で「キノコのほうし」を打たれるだけで止まる。
    かといって、「ラムのみ」を持たせることができるほどの耐久の余裕はない。

攻撃技

技名説明採用率
シャドーボールよっぽどでなければ採用したい一致。ギルガルドなどに抜群を取れる。93%
ねっぷうシャンデラの採用できる範囲技。外れるのには注意。75%
かえんほうしゃ「ねっぷう」が「ワイドガード」に引っかかるので。
「オーバーヒート」は一部の仮想敵に打ち込む用。
26%
オーバーヒート20%
エナジーボールこだわりアイテム持ちでの攻撃技候補。対トリトドンなど打つ相手はいる。13%

他にも、めざめるパワー・ソーラービーム・あくのはどう等がある。

補助技

技名説明採用率
トリックルームトリックルームパーティに採用、切り返しの手段、「ふういん」したい技等で採用される。45%
まもるこだわりアイテム持ちでなければ入れたい技。44%
しんぴのまもりシャンデラも使えるが、シャンデラで使うべき技かどうかは疑問。13%
おにびガルーラの「ふいうち」を透かしつつ、弱体化を図れる。12%
ふういん相手への強烈なメタ技。攻撃技を「シャドーボール」にすることで、相手のギルガルドから有効打を防ぐことも。11%
トリックこだわりアイテムを持たせたときの候補。6.4%

もちもの

もちもの説明採用率
きあいのタスキC222(252↑)ギルガルドの「シャドーボール」を耐えれないため、基本的には「きあいのタスキ」を持たせたい。29%
こだわりスカーフ晴れと合わせての奇襲用。準速霊獣ランドロスなら抜けるため、上から焼く。27%
こだわりメガネ瞬発的な火力こそ出るものの、シャンデラのすばやさが扱いづらいラインなので、窮屈な立ち回りを要求される。13%
ふうせん一時的にだが、じめんタイプの耐性を持てて無効が4タイプになる。ただ、シャンデラ自体がいわ技を誘発しやすいので過信はできない。8.6%
いのちのたまほのおタイプとしては特攻が高いが、ゴーストタイプとしてはギルガルド意識の耐え調整に耐えられてしまう数値であることに注意。4.9%
たべのこしふういん型なら場持ちを良くする意味でも採用したい。4.2%
オボンのみ1.7%
ぼうじんゴーグルモロバレルに強く出るためのもちもの。他にも、砂ダメージを防ぐことにも。0.7%

調整

表を別タブで表示
  • H-B
    実数値努力値ダメージ
    H167-B110252-0A147(252↑)こだわりハチマキファイアローのブレイブバードを確定耐え 135~160(80.8%~95.8%)
    H167-B117252-52A177(252)メガガルーラのふいうちを急所なしで確定耐え*1
    メガガルーラと対峙した場合、ガルーラ側の有効手段が「ふいうち」になることが多い。
    Cは高いものの、一撃で倒せるには至らない敵も多いので耐久に振って殴り合えるようにするのは一つの手。
  • H-D
    実数値努力値ダメージ
    H167-D110252-0C200ヒードランのだいちのちからを確定耐え 124~148(74.2%~88.6%)
    C177(252)サザンドラのあくのはどうを75%で耐える 146~174(87.4%~104.1%)
    C187(252)メガカメックスのあくのはどうを50%で耐える 154~182(92.2%~108.9%)
    不一致の抜群技ならH振りだけで耐えることができる。これ以上の水準(一致、火力増加アイテム持ち)を耐えようとするのは現実的ではない。
    サザンドラもダメージ計算を乗せてみたが、補正なし+火力補正アイテムなしでの数字なので、あまり過信してはいけない。
  • C
    実数値努力値補正相手/ステータス確定数 / ダメージ(割合)
    1824↑-シャドーボールギルガルド 167(252)-170確定2発 98~116(58.6%~69.4%)
    -オーバーヒートギルガルド 167(252)-170乱数1発 158~188(94.6%~112.5%)
    -かえんほうしゃモロバレル 221(252)-101(4)確定2発 153~180(84.1%~98.6%)
    197252-シャドーボールギルガルド 167(252)-170確定2発 104~126(62.2%~75.4%)
    -かえんほうしゃドーブル 162(4)-66(4)乱数1発 180~213(94.4%~111.1%)
    モロバレル 221(252)-101(4)乱数2発 200~2361(90.4%~106.7%)
    ニンフィア 202(252)-15099.98%の乱数3発 67~81(33.1%~40%)
    晴れオーバーヒートメガガルーラ 181(4)-120高乱数1発 180~213(99.4%~117.6%)
    範囲技
    晴れ
    ねっぷうモロバレル 221(252)-101(4)確定1発 236~278(106.7%~125.7%)
    範囲技
    晴れ 手助け
    ねっぷう霊獣ランドロス 165(4)-100確定1発 178~211(107.8%~127.8%)
    210204↑-シャドーボールギルガルド 167(252)-170確定2発 114~134(68.2%~80.2%)
    -ゴチルゼル 175(236)-178(252↑)*2確定2発 102~120(58.2%~68.5%)
    -かえんほうしゃメガガルーラ 181(4)-120確定2発 90~106(49.7%~58.5%)
    モロバレル 221(252)-101高乱数1発 212~252(95.9%~114%)
    範囲技ねっぷうモロバレル 221(252)-101高確定2発 168~198(76%~89.5%)
    C216252↑いのちのたまシャドーボールギルガルド 167(252)-17031.3%の乱数1発 151~179(90.9%~107.8%)
    かえんほうしゃギルガルド 167(252)-170確定1発 172~203(103.6%~122.2%)
    一致で抜群を取れる相手なら、(Dに寄せたクレセリアでもない限りは)C無振りでも2発の圏内に収まる。
    ただし、一撃で倒したいとなるとC特化まで上げても微妙な乱数と話は変わってくる。
    「ねっぷう」は範囲技として採用したいが、C特化でもメガガルーラに3発を要する。外す可能性まで考えるとあまり信用できる技ではない。
  • S
    実数値努力値調整意図
    760↓個体値0
    最遅
    1000補正なし無振り
    114108
    28↑
    準速バンギラス+1、準速ギルガルド+2
    125196
    108↑
    最速バンギラス+1、最速ギルガルド+2
    132252
    156↑
    準速
    145252↑最速
    最速カメックスヒードランドーブルなどを抜ける
    最遅の場合を除き、Sに多少なりは振るのが良いだろう。
    仮想敵になりそうな部分は114、125のライン。準速まで上げても目ぼしい相手を抜くことができない。
    また、最速にする場合は最速ドーブル等を抜くことが可能。だが、肝心のドーブルを「かえんほうしゃ」で確定で倒せる訳ではない。
    ギミックへの活用orこだわりスカーフを持たせる前提以外でSに特化させるのは得策とは言えない。

型考察

サイクル戦意識型

持ち物:きあいのタスキ、ふうせんなど
特 性:もらいび
性 格:ひかえめ
技構成:ほのお技orふういん / シャドーボール / トリックルーム / まもる

能力HP攻撃防御特攻特防素早
努力値252-5244196
実数値167-117182111125

H-B:A177(252)メガガルーラのふいうちを急所なしで確定耐え
S:最速バンギラス+1

使用感

場持ちと、最低限動きやすい素早さを確保した型。パーティ内での行動順などを踏まえてSを114まで落とすのも一考。
トリックルーム耐性として採用したい場合は「ふういん」の採用も選択肢。

タイプと特性で合わせて3つのタイプを無効にできるので、受けだしで攻撃を流しやすい。
とくに、かくとうやほのおタイプの一貫を切りたい時などに採用する。
ふうせんを採用することで、じめんを含めた4タイプまで無効にすることも可能。

できる限り長く扱いたいポケモンなので、慎重に扱いたい。

同じ構築に入れたいポケモン

トリックルーム型

持ち物:きあいのタスキ
特 性:もらいび
性 格:れいせい
技構成:かえんほうしゃorねっぷう / シャドーボール / トリックルーム / まもる

能力HP攻撃防御特攻特防素早
努力値25205220400
実数値167-11721011076

H-B:A177(252)メガガルーラのふいうちを急所なしで確定耐え
S:最遅

使用感

シャンデラでトリックルームをしつつ、トリックルーム下でアタッカーとなる型。
感覚的にはトリックルーム枠のサマヨールとほのおタイプ枠のヒードランを足して3で割ったような印象。

もちろん、シャンデラだからこその強みもあるのだが、1度目のトリックルームを貼った後はかなり消耗していて、2度目のトリックルームをシャンデラ自体で貼れることは稀。

ほのおタイプでモロバレルに強い……ように見えて、先に動かれると機能停止してしまう。
そのため、パーティ内でモロバレルに厚くする動き(しんぴのまもり)などと合わせてシャンデラを暴れさせたい。

同じ構築に入れたいポケモン

こだわりスカーフ運用型

持ち物:こだわりスカーフ
特 性:もらいび
性 格:おくびょう
技構成:ねっぷう / オーバーヒート / シャドーボール / エナジーボール

能力HP攻撃防御特攻特防素早
努力値---2524252
実数値135-110197111145

181(4)-120メガガルーラを晴れ+オーバーヒートで超高乱数1発
165(4)-100霊獣ランドロスをてだすけ+晴れ+ねっぷうで確定1発
S:準速霊獣ランドロス+2

使用感

おもに晴れと合わせて、晴れ耐性の薄い相手を上から焼き払う型。一般的なこだわりスカーフランドロスより先に動く必要があるため最速は欠かせないのだが、その代償として火力水準がギリギリ足りてないということもしばしば。
リザードン+シャンデラの組み合わせは"晴れパーティ"の中でも"スイッチ型"として使われた過去があり、シャンデラ=きあいのタスキでトリックルーム、という先入観を逆手に取って奇襲をかけれる。
相手のヒードランに滅法弱いこと、とつげきチョッキを持たせた霊獣ランドロスが増えていることなどから、今となってはやや動きづらい印象が強い。

同じ構築に入れたいポケモン

  • メガリザードンY:
    ダメージ計算が晴れ前提のものも多く、晴らせるのに組ませたい。
  • てだすけ持ち:
    晴れ+てだすけねっぷうで並の耐久程度のポケモンなら消し飛ぶ。とつげきチョッキを持たれていると一掃は難しい。

構築サンプル集

その他情報

やみのいし

ギルガルドにも使うため、枯渇気味。スパトレで増やすことができる。
スパトレ攻略まとめ、努力値稼ぎと進化の石入手

隠れ特性

すりぬけ自体はXYのフレンドサファリ経由でないと手に入らない。
ヒトモシもXYでのみ入手可能。

タマゴわざについて

「くろいきり」はドガース・デスマスなどから遺伝可能。
「パワーシェア」はデスマスなどから。
「クリアスモッグ」はドガース・マグマッグなど。

関連ページ

参考リンク

何かあれば

コメント

  • 凄い分かりやすい なんかもう凄く分かりやすい 技の使用率上位とか、似た役割を持つポケモンとか凄い  自分も使用感書けるくらいトリプルしたいな~ いっしょに入れる水ポケモンのとこの具体例が欲しいです スイクンとか? -- こあ? 2021-09-05 (日) 15:02:22
  • 型考察の調整と考察が離れたうえでそれぞれに説明がついていてとても分かりにくかったので修正しました。補完型というのはどういう意味で何を持たせる想定で考察されてるんでしょうか。 -- 2023-07-27 (木) 17:23:09
    • 封印型での採用も、「格闘、ノーマル、炎タイプの3つを無効にしながら受けだすこともできる」タイプ補完という意味でも採用できる柔軟性があるため、補完型です。襷が主ですけど、バンギラスと合わせる場合にぼうじんゴーグルを採用することも、地面無効して4タイプ無効の風船もあります。 -- 2023-07-27 (木) 17:43:21

*1 ダメージ:(92~110)+(44~54)
割合:(55%~65.8%)+(26.3%~32.3%)

*2 C222(252↑)いのちのたまギルガルドのシャドーボール耐え調整