ツバキ | プロフィール | |
属性 | 消滅 | |
武器 | 迅刀 | |
所属 | ブラックショア | |
出生地 | 不明 | |
身分 | ブラックショアの花持ち | |
音痕位置 | 胸元 | |
共鳴能力 | 咲き乱れる紅椿 | |
実装 | Ver1.4 | |
入手方法 | 集音(期間限定) | |
✦✦✦✦✦ | CV | 伊瀬 茉莉也 |
ブラックショアの花持ち・ツバキは自由奔放でありながら、「危険な香り」を身に纏っている。
彼女は運命の出会いを信じており、それが紬ぐ赤い糸に身を任せながら楽しくこの世を渡り歩くことを好んでいる。
ずっと楽しみにしてたよ......私と貴方のゲームを。
戦闘スタイル
メインアタッカー | 協奏効率 | ||
通常攻撃ダメージ |
ステータス
H P | 攻撃力 | 防御力 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
Lv | 突破前 | 突破後 | 突破前 | 突破後 | 突破前 | 突破後 |
1 | - | 826 | - | 36 | - | 95 |
20 | 2148 | 2699 | 93 | 120 | 243 | 305 |
40 | 4091 | 4641 | 181 | 208 | 461 | 523 |
50 | 5338 | 5888 | 238 | 265 | 601 | 663 |
60 | 6584 | 7135 | 295 | 322 | 741 | 803 |
70 | 7831 | 8382 | 353 | 371 | 881 | 942 |
80 | 9078 | 9628 | 401 | 419 | 1021 | 1082 |
90 | 10325 | - | 450 | - | 1161 | - |
最大共鳴エネルギー | 共鳴効率 |
---|---|
125 | 100% |
クリティカル率 | クリティカルダメージ |
5% | 150%(166%) |
ステータスボーナス | 2段目 | 3段目 |
---|---|---|
基本攻撃手段 | +クリティカルダメージ2.4% | +クリティカルダメージ5.6% |
共鳴スキル | +攻撃力1.80% | +攻撃力4.2% |
共鳴解放 | +攻撃力1.80% | +攻撃力4.2% |
変奏スキル | +クリティカルダメージ2.4% | +クリティカルダメージ5.6% |
スキル
基本攻撃手段:品種改良
通常攻撃 | 最大5段の連続攻撃を行い、消滅ダメージを与える。 通常攻撃3段目または重撃・枝の剪定を行った後、通常攻撃を長押しすると、敵を持続的に攻撃して消滅ダメージを与える。 通常攻撃4段目が終了すると自動的に通常攻撃5段目を行う。 |
重撃・枝の剪定 | スタミナを消費して敵を攻撃し、消滅ダメージを与える。 |
空中攻撃 | スタミナを消費して空中から落下攻撃を行い、消滅ダメージを与える。 |
回避反撃 | 回避成功直後に通常攻撃を行うと、敵を攻撃して消滅ダメージを与える。 |
スキル詳細 | Lv.1 | Lv.10 |
---|---|---|
1段目ダメージ | 31.45% | 62.53% |
2段目ダメージ | 23.38%*2 | 46.48%*2 |
3段目ダメージ | 25.50%*3 | 50.70%*3 |
4段目ダメージ | 12.42%*20 | 24.70%*20 |
5段目ダメージ | 24.23%*4 | 48.17%*4 |
重撃ダメージ | 44.33%*3 | 88.14%*3 |
空中攻撃ダメージ | 33.00%*2 | 65.61%*2 |
回避反撃ダメージ | 50.00%*3 | 99.40%*3 |
重撃スタミナ消費 | 25 | |
空中攻撃スタミナ消費 | 30 |
共鳴スキル:狂い咲きと枯れる輪舞
咲き誇る赤い椿 | 敵を攻撃して消滅ダメージを与える他、咲き誇る状態に入る。このダメージは通常攻撃ダメージと見なされる。 空中で発動可能。 |
咲き誇る状態 | 吊るし状態中は移動できない。 ・通常攻撃と重撃枝の剪定は通常攻撃蔓の舞に代わる。発動すると最大4段の連続攻撃を行い、消滅ダメージを与える。このダメージは通常攻撃ダメージと見なされる。 ・通常攻撃蔓の舞3段目発動時、通常攻撃を長押しすると通常攻撃燃えさし・蔓の舞を行い、消滅ダメージを与える他、通常攻撃蔓の舞4段目が自動的に行われる。 ・回避反撃は回避反撃償いに代わる。回避成功直後に通常攻撃を行うと、敵を攻撃して消滅ダメージを与える。このダメージは通常攻撃ダメージと見なされる。 ・共鳴スキルは共鳴スキル心狩る闇蕊に代わる。発動すると敵を攻撃して消滅ダメージを与える。このダメージは通常攻撃ダメージと見なされる。 ・共鳴スキル心狩る闇蕊は空中で発動可能。 ・共鳴スキル心狩る闇蕊を発動すると、咲き誇る状態は解除される。 ・オブジェクト操作を行うと、咲き誇る状態は解除される。 ・ジャンプは通常攻撃輪舞に代わる。ジャンプを一回押しで発動すると、敵を攻撃して消滅ダメージを与える他、咲き誇る状態も解除される。このダメージは通常攻撃ダメージと見なされる。 ・空中で通常攻撃蔓の舞、通常攻撃燃えさし・蔓の舞、通常攻撃輪舞を行うと、スタミナが消費される。 ・共鳴スキル心狩る闇蕊を空中で発動する時は、スタミナを回復できない。 ・吊るし状態を空中で維持している場合は、スタミナを持続的に消費する。 |
スキル詳細 | Lv.1 | Lv.10 |
---|---|---|
咲き誇る赤い椿 ダメージ | 57.15%*2 | 113.62%*2 |
蔓の舞1段目ダメージ | 48.45% | 96.33% |
蔓の舞2段目ダメージ | 22.95%*2 | 45.63%*2 |
蔓の舞3段目ダメージ | 11.04%*6 | 21.95%*6 |
蔓の舞4段目ダメージ | 34.00%*3 | 67.59%*3 |
燃えさし・蔓の舞ダメージ | 11.04%*19 | 21.95%*19 |
心狩る闇蕊ダメージ | 26.46%*5 | 52.61%*5 |
輪舞ダメージ | 26.64%*3 | 52.95%*3 |
償いダメージ | 57.00%*2 | 113.33%*2 |
クールタイム | 4秒 | |
咲き誇る赤い椿協奏エネルギー獲得 | 7 | |
心狩る闇蕊協奏エネルギー獲得 | 7 | |
蔓の舞1段目スタミナ消費 | 5 | |
蔓の舞2段目スタミナ消費 | 5 | |
蔓の舞3段目スタミナ消費 | 5 | |
蔓の舞4段目スタミナ消費 | 5 | |
燃えさし・蔓の舞 スタミナ消費 | 5 | |
輪舞スタミナ消費 | 5 | |
吊るし状態のスタミナ消費 (1秒ごと) | 5 |
共鳴回路:植物性宇宙
基本攻撃、通常攻撃蔓の舞、通常攻撃輪舞、回避反撃償い、共鳴スキル咲き誇る赤い椿、共鳴スキル心狩る闇蕊が敵に命中すると、【赤い椿・蕊】を消費し、その攻撃の基礎共鳴エネルギー獲得効率を150%アップ。 消費される【赤い椿・蕊】の10Ptにつき、協奏エネルギーを4Pt獲得する他、赤い椿・蕾を1スタック獲得、15秒間持続、最大10スタック。 | |
共鳴回路・一日花 | 協奏エネルギー満タン時、共鳴スキルが一日花に代わる(一日花がクールタイムに入っていない場合のみ)。 一日花を発動すると、協奏エネルギーを70Pt消費し、敵を攻撃して消滅ダメージを与える。このダメージは通常攻撃ダメージと見なされる。 一日花を発動すると、開花待ち状態に入る。 空中で発動可能。 |
開花待ち状態 | 安眠: 基本攻撃手段、通常攻撃蔓の舞、通常攻撃輪舞、回避反撃償い、共鳴スキル咲き誇る赤い椿、共鳴スキル心狩る闇蕊のダメージ倍率が50%アップ。 ・一日花を発動すると、赤い椿・蕾を全消費する。消費される赤い椿・蕾の1スタックにつき、安眠のダメージ倍率アップ効果が追加で5%アップ、最大で50%アップできる。 ・開花待ち状態中、赤い椿・蕾は獲得できない。 ・開花待ち状態中、基本攻撃手段、通常攻撃蔓の舞、通常攻撃輪舞、回避反撃償い、共鳴スキル咲き誇る赤い椿、共鳴スキル心狩る闇蕊の基礎共鳴エネルギー獲得効率が0%にダウン。 ・他のキャラに切り替えると、開花待ち状態は直ちに終了する。 ・【赤い椿・蕊】が全て消費されると、開花待ち状態は直ちに終了する。 |
赤い椿・蕊の獲得方法 | 最大100Pt。 変奏スキル八千春秋発動時、【赤い椿・蕊】を100Pt獲得。 共鳴回路一日花発動時、【赤い椿・蕊】を100Pt獲得。 |
スキル詳細 | Lv.1 | Lv.10 |
---|---|---|
一日花ダメージ | 635.00% | 1262.45% |
開花待ち状態 持続時間 | 15秒 | |
一日花クールタイム | 25秒 |
共鳴解放:花の余燼
敵を攻撃して消滅ダメージを与える。低空で発動可能。 |
スキル詳細; | Lv.1 | Lv.10 |
---|---|---|
スキルダメージ | 605.00% | 1202.81% |
クールタイム | 25秒 | |
共鳴エネルギー消費 | 125 | |
協奏エネルギー獲得 | 20 |
変奏スキル:八千春秋
敵を攻撃して消滅ダメージを与える。 |
スキル詳細 | Lv.1 | Lv.10 |
---|---|---|
スキルダメージ | 100.00% | 198.81% |
協奏エネルギー獲得 | 10 |
終奏スキル:纏わり
敵を攻撃してツバキの攻撃力の329.24%に相当する消滅ダメージを与える。共鳴回路一日花発動後の初の終奏スキル纏わりに、ツバキの攻撃力の459.02%に相当する消滅ダメージを追加する。 |
固有スキル
温床 | 消滅ダメージが15%アップ。重撃枝の剪定のダメージは通常攻撃ダメージと見なされる。 |
強奪 | 通常攻撃ダメージが15%アップ。通常攻撃と通常攻撃蔓の舞、通常攻撃燃えさし・蔓の舞の中断耐性がアップ。 |
共鳴チェーン
1 | 誰も知らぬ 秘密の細道 | 変奏スキル八千春秋発動時、クリティカルダメージが28%アップ、18秒間持続、25秒ごとに1回発動可能。 共鳴回路一日花は中断されない。 |
2 | 呼ぶ声に向けた 語らぬ花の香り | 共鳴回路一日花のダメージ倍率が120%アップ。 |
3 | 千の種よりも勝る 茨 | 共鳴解放花の余燼のダメージ倍率が50%アップ。 開花待ち状態中、ツバキの攻撃力が58%アップ。 |
4 | 未来永劫まで届く 根系 | 変奏スキル八千春秋発動後、チーム内全員の通常攻撃ダメージが25%アップ、30秒間持続。 |
5 | 手のひらに収まる 無限 | 変奏スキル八千春秋のダメージ倍率が303%アップ。 終奏スキル纏わりのダメージ倍率が68%アップ。 |
6 | あなたのために咲く 何万回 | 共鳴回路安眠のダメージ倍率アップ効果が追加で150%アップ。 共鳴回路永遠なる花: 共鳴回路一日花発動後の15秒以内に、協奏エネルギーが満タンになると、共鳴スキルが永遠なる花に代わる(永遠なる花がクールタイムに入っていない場合のみ)。 永遠なる花を発動すると、協奏エネルギーを50Pt消費して、共鳴回路一日花の100%に相当する消滅ダメージを与える他、【赤い椿・蕊】を50Pt獲得する。このダメージは通常攻撃ダメージと見なされ、25秒ごとに1回発動可能。 永遠なる花発動後、開花待ち状態に入り、すべての赤い椿・蕾を消費し、共鳴回路安眠のダメージ倍率アップ効果を250%にアップ。 共鳴回路永遠なる花は中断されない。 |
コンボチュートリアル
変奏スキルを発動すると特殊エネルギーを獲得。
基本攻撃手段、蔓の舞などの攻撃が敵に命中する時、特殊エネルギーを消費。
協奏エネルギー満タン時、共鳴回路一日花を発動できる。
発動すると開花待ち状態に入り、ダメージ倍率アップ。
- 派生通常攻撃
- 通常攻撃3段目発動後、【通常攻撃】を長押しすると敵を持続的に攻撃する
- 派生「蔓の舞」
- 通常攻撃3段目発動時、【通常攻撃】を長押しすると敵を持続的に攻撃する
- 一日花
- 協奏エネルギー満タン時、共鳴スキルを一回押して開花待ち状態になる
育成素材
プロフィール
この項目はキャラクターに関するネタバレ要素を含みます。
エピソード
プロフィール
基本情報
ブラックショアの花持ち。自由奔放で危険な気配をまとう。
ブラックショアのためにソラリス各地を旅して、有能な人材を探しながら種を育てる。
欲望に忠実で、過去も未来も気にすることなく今を生きる。
性別:女
出身:不明
所属:ブラックショア
共鳴能力測定報告
共鳴能力
咲き乱れる紅椿
共鳴能力分析報告
測定材料:周波数スペクトル報告RA2▇▇▇▇-G
共鳴時間不明。覚醒後、共鳴能力を使えるようになっていたと語る。▇▇障害のため、原因の解明に失敗。
被検者の音痕は胸元にあり、共鳴後、体が植物化する。右腕と頭部は常に植物化しており、さらに周波数の波動に応じて進行が深刻化する。
共鳴周波数スペクトルでは、ツバキの花と近い性質を示した。テストでは強い共振現象を見せているが、他にスペクトルの変化に該当する共鳴源を発見できなかったため、共鳴源の完全な特定に失敗した。
被検サンプルのラベル曲線に不規則な波動を確認。ラベル曲線は閾値を超えた後、▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇。
「人為誘発型なのか?しかし、この曲線は過去のサンプルでは……まずレポートへのアクセスをブロックするとしよう」
オーバークロック診断報告
被検サンプルの波形は針状。時間領域の図は無秩序で、極めて高い周波数を示した。テストではノイズや歪みが発生したため、波高値の範囲は観測できていない。
診断結果:オーバークロック閾値が低く、安定性は極めて低い。オーバークロックリスクは極めて高い。
オーバークロック歴あり。最大レベル:重度
オーバークロックの開始時間は、覚醒後と自己申告している。▇▇障害の回復、及び感情の揺れに伴って頻繁に現れ、オーバークロック直前から全身植物化の症状が悪化。
後遺症として、言語機能の退行、錯乱、疼痛が挙げられる。被検者のオーバークロックが悪化した時期は特定できなかった。
要定期検査。被検者には一般的なメンタルケアが通用しないため、矯正を試みる必要がある。
ストーリー
※男女主人公で表記が異なります。女漂泊者の部分は(灰字)で記載。
※「漂泊者」の部分にはプレイヤーネームが入ります。
✦ これからの物語
彼女は夢から覚めた。
海面に日が昇り、ブラックショアに新たな朝が訪れる。いつもと変わらない朝だった。ツバキは瞼を開け、木の一番上で気持ち良さそうに体を伸ばす。身のこなしの柔らかな彼女が、枝から落ちることはない。たとえ落ちそうになっても、蔓が支えてくれる。彼女は誰にも邪魔されない静かな場所で眠るのが好きだった。
「いい朝だ」とツバキは思った。体の状態が安定しており、心穏やかで気分も優れている。これなら、しばらく治療ポッドに行く必要はなさそうだった。
漂泊者は当面、ブラックショアに留まってリナシータに出発するための支度を行なうはず。それもまた、彼女にとって喜ばしい出来事だった。彼(彼女)と話したり、遊んだり、一緒に過ごす時間がもっと増えるからだ。
彼女は彼(彼女)にプレゼントを送った。かつて、彼(彼女)がしてくれたように。それは、周波数をモニターできるブレスレットだった。
今の彼女が誰かのためにプレゼントを用意するのは、これが初めて。
「本当に、不思議な感覚だね!」
誰かが無事かどうか、そこにいるかどうか知りたいと思うだなんて……本当に、本当に不思議!つまり、これは特定の誰かに生きていてほしいと願っている。これまでのツバキなら、まったく思いもしなかった。他人だけでなく、自分も含めて。だが、かつて自分が花娘だったことを星図の世界で知り、考えが変わった。
とはいえ、漂泊者と一緒にリナシータへ向かうつもりはない。
ソラリスの歴史について、二人は異なる見解を持っている。しかし、彼女が漂泊者の行動に干渉するつもりがないのと同じように、自分の動機や考えを説明するつもりもない。実際、彼女は漂泊者のために、ある隠し事をしていたーー星図が構築した世界で、彼女は過去をまったく思い出せなかったわけではない。
得られた情報は多くないが、収穫はあった。彼女の過去……ツバキは目を細め、小さく鼻を鳴らす。
自分で調べると決めた。そして、タイミングを待って漂泊者に話す。
なぜなら、彼女はこの地盤を築いた組織を信用していないからだ。もちろん、テティスシステムも信用していない。ツバキが信じる相手は、漂泊者だけ。
とはいえ、かつての花娘ならここまで深入りしなかったはずだ。面倒事に首を突っ込むのも、物語に関わるのも避けていた。おそらく、それは漂泊者が世界を救うために擦り減っていく様を見たくなかったからだろう……だが、ツバキの考えは変わった。
漂泊者が今州からここまでたどり着くまでの軌跡を、彼女は見てきた。
たった一人でも進み続けた結果、次第に周囲に様々な人が集まってきた。
ツバキは知っている。この道を行くべきではない、と。けれど、もはや抵抗はなかった。ある石が別の石に触れると水面に様々な波紋が広がるように、彼女は自ら「変数」になることを望んだ。すでに漂泊者から満足な喜びを受け取っていても、目を離してはいられない。常にツバキは彼(彼女)の存在を頭に浮かべ、物語の行き着く先を渇望し、面白いゲームで遊べる日を願っている。こうして、これまで存在しなかった思惑が、分厚い布団の下に覆い隠された果実のように、不揃いな傷を彼女の純真で凪いだ魂に残した。
彼女は自分のデバイスを開くと、自らの決意を短いメッセージにして送った。いつでも連絡はとれる。ブレスレットで相手の状態が分かる。心配する必要はどこにもない。ソラリスは広大だが、二人の糸は必ずどこかで交わる。
しかも、それは漂泊者が思いも寄らないタイミングで。
「あはは、その時は絶対に彼(彼女)を驚かせよう!」
彼女は企みながら、楽しそうに歌を口ずさむ。
蔓が腕に巻きつくと、上に向かって伸びていく。その先端で、小さな蕾がゆっくりと花開いた。
ふと、ある考えが彼女の心に浮かぶ。
「漂泊者に花を贈ろう」
一度思いつくと、それに意識がすべて染まった。彼女は今すぐ漂泊者を見つけるために急ぐ。自分の体からできたツバキの花を贈るのだ。それなら、壊れることも枯れることもないーー彼女が生きている限り。なぜ急に思い至ったのか、それは本人にも分からなかった。しかし、この考えは彼女に悲しい感情を生んだ。疑問に思っていると、頭の中に鈍い痛みが走る。
ツバキは小さく息を吐き、それ以上悩まないことにした。これは……のため。
……のため?彼女は大きな笑みを浮かべた。漂泊者に贈る花を咲かせ続けるために、できるだけ長く生きよう、と。
ツバキは木から飛び降りると、ブレスレットが示す方角へステップを踏み、彼(彼女)のもとへ向かった。
✦ ラビリンス
彼女は夢から覚めた。
目の前に広がるのは、治療ポッド内の暗闇。周波数を調整するノイズキャンセリングの効果で、重苦しい静寂に包まれていた。ツバキは瞬きをすると、乾いた目を右に向ける。ディスプレイに表示された数値は、正常値に近づいていたーー手足の拘束は解除されたが、まだ力が入らない。狭い矯正装置の中で、しばらく横たわっているしかなかった。
ツバキは何が起きたのか思い出そうとする。しかし、いくら考えても失われた記憶は底が存在しない真っ黒な穴のようで、覗き込んでも何も見えなかった。
彼女の記憶が、また途絶えた。
ブラックショアに加わってから、ちょうど一年が経過する頃、花持ちの試験に合格した彼女はテティスシステムの様々な情報にアクセスできるようになった。
ここに来る前、彼女は一人でずっとソラリスを放浪していた。
最初に目覚めた洞窟には、誰の痕跡もなく、植物が壁一面を覆っていた。ツバキは裸足で歩き洞窟の外に出ると、そこにはひと気のない村があるだけ。
足元の小さな石碑を見たところ、かすれた文字で「落香村」と刻まれていた。
その廃村から出るまで、随分と時間がかかった。
彼女は腹が空けば山の獣を殺して食べ、喉が渇けば湧き水を飲んだ。そうして鬱蒼とした森の中を進み続けて数ヶ月、ツバキはようやく人里にたどり着く。
後になって彼女は、あの廃村が何百年も前に忘れ去られた場所だったかもしれないことに気づいた。
人の営みがある場所で過ごすようになっても、ツバキの記憶は依然として戻らなかった。彼女自身が、鋭い牙と爪を持つ獣のままであるように。彼女はそこでの暮らしに苦労したが、共鳴能力は使えた。それだけで充分だった。生まれながらにして力の使い方を知る彼女は、思うがままに使用し、悲鳴に侵食された大地を笑いながら自由に歩き回る。
何も知らないからこそ、ソラリスのすべてが最初は面白く感じた。しかし、ある程度理解が進むと、すぐ退屈に陥ってしまう。
ブラックショアに来たのは偶然だったが、ツバキはどこか既視感を抱く。
それから一年が経過した。彼女はシステムの中に自分の名前を見つける。かつて、ここで働き生活していたこと。そして、「花娘」と呼ばれていたことを。
記憶を失っているのに、なぜか自分の名前だけは覚えていた。
好奇心に駆られたツバキは、ブラックショアで調査を始める。過去の自分は、どこから来たのか。「花娘」の痕跡を探し、何が起きたのか知るために。
そう考えていると、再び激しい痛みが彼女の頭を貫いた。胸にある花が膨れ上がり、濃い紫色に変化し、蔓の棘が治療ポッドを突き破らんばかりに伸びていく。ツバキは治療ポッドの中で、重苦しい悲鳴を上げた。彼女の手足は再び拘束されると同時に、甲高い警報音が鳴り響く。ブラックショアの医療班が、すぐに駆けつけた。
しかし、それは無駄だった。彼らは検査の末に結論を出していたーー彼女を苦しめている重度のオーバークロック症状は、根治できず現状維持で精一杯、と。だが、死ぬわけではない。むしろ、簡単に死ぬことはできなかった。
現状維持……つまり、いつ訪れるか分からない死を待つしかない。ツバキは消極的な選択が嫌いだった。もし結末を選べないなら、せめて過程は自分で決める。すべてが尽きるまで、好きなように生きよう。
「ほんっとうに、痛いんだから!」
ツバキは痛みに叫ぶと、大声で笑い出した。
✦ 須臾
彼女は夢から覚めた。
花娘が目を開ける。冷たい空気が指先を掠めると、手足の痺れを感じた。彼女は車の座席に体を預けていたが、ゆっくりと身を起こす。
ブラックショアの車は、雪風を凌ぐため洞窟に停まっていた。外は見渡す限りの銀世界。雪の結晶が空から舞い降り、彼女の鼻先に触れる。
花娘は身震いした。少し元気がないようだ。寒さに身を震わせ、体を縮こませる。
彼女は寒さに強い植物ではない。
「……指導者は?」
水を口にした彼女は、助手席の花持ちに尋ねる。
「彼(彼女)の姿が見えないんだけど」
「ああ、西のほうに行ったよ。面白い痕跡を見つけたから、先に行くって」
「また置いていくなんて……私は彼(彼女)の護衛なのに、まったく」
彼女は低い声で不満を漏らす。運転手を兼任している花持ちは、温かいスープを飲みながら豪快に言う。
「彼(彼女)は、君が寝てるからだって言ってたぞ。ここに来るまで、ずっと寝不足だっただろ?寒そうにしてたし、せっかく寝てるんだからそっとしておこうって」
花娘は再び、誰にも聞こえないような声で何かをつぶやくと、唇を尖らせてドアを開けた。
「それじゃ、指導者を探してくるね~」
運転手は彼女に手を振ることで、了解と伝える。このやり取りには、慣れているようだ。
花娘は雪原をゆっくり進む。
落香村で出会ってから、もう何年も経った。
任務の内容は、事前に聞いていた。それでも彼女は漂泊者に付いてきた。寒いところは好きではないが、指導者と過ごす時間を大切にしているからだ。漂泊者の外仕事に、彼女はほとんど同行する。賑やかな場所、人里離れた場所、安全な場所、危険な場所、ソラリスのどこであろうと、二人は一緒に向かう。花娘は、この生活を楽しんでいた。漂泊者はいつも、未知の体験をさらに面白くしてくれる。
彼女は危険や波乱を好む。危険、それは変化。いつだって彼女は、変化を求めているーーしかし、指導者がそばにいる時は、面倒事を起こさないように自分の気持ちを抑えている。
危険……
花娘は腕を上げる。細いブレスレットは銀色の光を放ち、ラベル指数を表す図形に変化はなかった。
そっと手首を握りしめ、息を吐く。
「……良かった」と花娘は安心する。もし発作が起きて暴走してしまったら、漂泊者は自分のために任務を中断する。
彼女は暴走する自分を何よりも嫌っていた。
ここ数年、花娘は夢の中で奇妙な体験をするようになった。存在しない記憶の断片。夢の中で、彼女はいつも漂泊者を追いかけるが、二人が出会うことはない。そんな夢から覚めるたび、花娘は精神状態は不安定になっていた。その揺らぎは体に影響を及ぼすため、ブラックショアの治療室に行かざるを得ない。
そう考えると、余計に気分が沈む。
「……やっぱり、早く漂泊者を見つけないと」
彼女は雑念を払い、漂泊者の周波数を探すことに集中した。小さな丘を二つ越え、凍った湖の先に、ようやくぼんやりとした人影を見つけた。
「ツバキ、よく眠れた?」
金色の瞳で微笑みながら聞かれると、花娘も笑顔で応える。
「うん……指導者がそばにいてくれたから、いい夢を見られたよ」
✦ 前夜
彼女は夢から覚めた。
覚醒と昏睡の間隔が、ますます短くなっている。いつ夢を見て、いつ起きているのか、次第に見分けがつかなくなっていった。
いつこの症状が出たのか、もう覚えていない。
潮のように記憶が押し寄せては、認知と感覚を破壊する。痛みは絶え間なく体と意識を引き裂く。花娘は口を開けた。苦しくて吐きそうになったが、重度のオーバークロックによって変異した喉は、すでに植物の粗い茎のように変形していた。悲鳴が胸の中に追いやられ、腹の底に沈んでいく。
どうにか体を支えて何歩か動くが、泥だらけの川岸に倒れ込んでしまう。全身が震え、指先が不規則に痙攣する。
……これは、何度目?
彼女は茫然とした目で、漆黒の夜空を見上げた。
あらゆる思考が混乱するなか、漂泊者のことだけは鮮明だった。
彼女はすべてを思い出した。
自分のことも、漂泊者のことも。ここに生まれた目的も、ソラリスや大悲鳴の存在も……
しかし、重度のオーバークロックによって狂気に陥る寸前で、これらの記憶は体の機能によって奥深くに封印されたため、決して水面に浮かび上がってこなかった。彼女は目を覚ますたびにすべての記憶を失う。そこに存在するのは、虚しさだけ。
時が経過し、重度のオーバークロック症状を抑えきれなくなると、彼女は自分の使命と根源を思い出し、再びすべての記憶を失うのだ。
これが何度目なのか、花娘には分からなかった。
文明は滅ぶが、また繁栄する。生命は絶えるが、また新たな火が灯る。
彼女はソラリスの趨勢を目にしてきたが、その精神は永遠に異邦人のまま。
「漂泊者……」
花娘は、心の中で名をつぶやく。
二人は会ったこともなければ、言葉を交わしたこともない。すべてが失われた今、彼女は誰が敵で誰が味方なのかすら判断できない。けれど、知っている。また次も、彼(彼女)を必ず追いかけるのだと。それは思慕や執着ではなく、本能であり枷であり、抗えないもの。
しかし、その枷を彼女は嫌っていない。
森の中から、かさかさと音が聞こえてきた。疲れながらもまばたきをすると、紅椿の花が咲き乱れ、蔓が一瞬にして暗闇に潜む残像を貫いた。
そうだ、これこそ彼女の本能であり、本質であり、自我である。すべての記憶と思考を失っても、本能は残っている。
本能以外に頼れるものはない、と言うべきかもしれない。
「……もし今度こそ漂泊者と出会えたら、ちょっとでも話ができたらいいのに」と花娘はぼんやりと考える。自分の居場所が知られた以上、テティスシステムが漂泊者をここに連れてくるかもしれない。
花娘は目を閉じ、痛みが頂点に達したところで安らかな闇に落ちていった。
冷たい湖水が顔の半分まで来ると、椿の花は徐々に枯れ、蔓も縮み体に戻っていく。
秋の夜風が木の葉を揺らし、湖のほとりで眠る彼女にそっと触れる。湖の北側で、落香村の人たちが夢から目を覚ました。しばらくして、声をかけ合いながら船を漕ぎ出す。いつもと変わらない漁が始まった。
✦ いつか、きっと
彼女は夢から覚めた。
ビルの屋上を吹き抜ける風は冷たい。彼女は体を伸ばすと、半ば閉じた目で下を覗き込む。交差する道路が整然と並び、絶え間なく行き交う車のテールランプが、色とりどりな鎖のように連なっている。彼女は頬杖をつき、歌を口ずさみ始めた。
それは、漂泊者から覚えた歌。
直接教えてもらったわけではない。こっそりと聞き、覚えたものだ。
敵対関係にあるとも言えないが、決して友好的とも言えない関係。せいぜい、一方的に認識しているだけだろう。
漂泊者の出現は、彼女が所属する組織だけでなく、あらゆる方面からの注目を集めた。
もちろん、それは彼女に関係ない。心配するようなことでもない。
彼女は選ばれた種として、漂泊者を追跡するために咲く花。ほとんどの時間を投薬の影響で朦朧と過ごしている。ただ、そんな状態であっても漂泊者を追跡する本能は、心の奥深くに刻み込まれていた。
やがて薬は彼女の理性を泥沼へ引きずり込み、意識と自我を奪い去る。
思考が断片的になり、狂気に満ちていく。まるで、いつ暴走してもおかしくない機械のよう。けれども、それは時計の短針が頂点に到達する瞬間、強制的にリセットされる。
だが、そんなことは彼女にとってどうだっていい。
漂泊者にしか関心を持たない彼女は、時々漂泊者を真っ白なキャンバスであるかのように感じる。シルエットだけの見知らぬ肖像画から、少しずつ情報を集めてパズルのように嵌めていくと、一枚の絵が完成したーーしかし、こんなにも近くにいるのに、二人は一度も会ったことがない。当然、彼女は漂泊者の顔を知らない。
テティスシステムの追跡を逃れるために、接触を避けていた。
「彼(彼女)に会いたい!」
ビルから落ちそうになるほど身を乗り出しながら、心の中でそう思った。その考えに、自分でも笑ってしまう。
蔓が腕に巻きつくと、上に向かって伸びていく。その先端で、小さな蕾がゆっくりと花開いた。
ふと、ある考えが彼女の心に浮かぶ。
「漂泊者に花を贈ろう」
一度思いつくと、それに意識がすべて染まった。漂泊者を見つけ、時期を見計らい自分の体からできたツバキの花を贈るのだ。それなら、壊れることも枯れることもないーー彼女が生きている限り。しかし、その考えは混濁した思考に沈み、消えてしまう。
この時、彼女はまだ知らなかった。数百年後、眼下に広がる世界が大悲鳴によって滅亡してしまうことを。そして、彼女は記憶の迷宮を彷徨う。ある秋の朝、落香村のほとりで眠りに落ちているところで、この地を救うために来た漂泊者と出会い、ブラックショアに加入するまで。
さらに数百年後、漂泊者の後を追うようにして彼女もブラックショアを去る。だが、そこから数十年後に今州で再会を果たす。すべての未来は、まだ訪れていない。可能性は種の中に眠ったまま、運命の花が開く日を静かに待っている。彼女は屋上から足を踏み出すと、蔓を使ってビルの間を軽やかに飛び移りながら、漂泊者のもとへ向かった。
大切な物
木彫り人形
漂泊者の姿を模した木彫りの人形。ツバキが共鳴能力で成長させた植物の根を使い、個人的な趣味を反映した。
今州で再会する前にも、彼女は幾度となく人形を彫ろうとしたが、毎回途中で彫刻刀を壊してしまい仕上げまでいかなかった。
しかし、これまでは完成形がぼんやりしていたが、探究心と喪失心がようやく形になる。
「可愛い……やっぱ、こうでなくっちゃね」と、ツバキは思った。
周波数モニタリングブレスレット
ブラックショア製の周波数モニタリングブレスレット。ツバキの強い要望で制作された。
かつて彼女が受け取ったプレゼントに似た形と機能を持つ。もう一方のブレスレットを持つ人の安否や動向が確認できる。
ツバキは知っている。自分は「花娘」にもなれなければ、過去の自分にもなれない、と。あの頃のように、常に一緒にいられるわけでもないーーだが、それは関係ない。彼女も漂泊者も、それぞれが幸せになるための道を進むだけ。
永遠に続く退屈な時間のなかで、この思いはツバキにとって唯一の拠り所だった。
ツバキの花
あの人に捧げる花。
指導者、調律者、導き手――あるいは、漂泊者にして今州の大英雄。そう人々は呼ぶが、ツバキにとって漂泊者の身分や立場など、どうでも良かった。しかし、彼女は自分の考えを漂泊者に押し付ることはない。押し付けようとも思わない。
その代わり、この枯れない花に気持ちを託す。
幾千、幾万回でも、あなたのために咲き誇る。
共鳴者の物語
公式News のプロフィール紹介を文字起こしした内容
✦ 花持ちの試練
最近のツバキの任務記録を整理しながら、ブラックショアの庭師はふっとため息をついた。
常にのんびりとした言動のこの花持ちは、枝を選別する者の一人である。ただし他の花持ちと比べると、ツバキの候補者は合格率が驚くほど低い。そして彼女によって選外となった候補者たちが再び加入を希望することは、殆ど無かった。
「 …… 次も彼女に任せるのか?」
「任せるとしよう。何しろ彼女が選んだ者ならば、極めて危険な任務も完遂できる。ブラックショアには常に、そういった者にふさわしいポジションがあるのだから。」
✦ 趨光性
静かな密林の中、高い場所に絡み合う蔓が網を張っていた。
しなやかな枝が足首に巻きつき、ツバキは逆さにぶら下がりながら、軽やかに新鮮な果実を摘み取った。
果物の皮を食むと、冷たく甘い果汁が舌に広がった。枝の間から暖かい日差しが降り注ぎ、植物に心地良い光と熱をもたらす。
少女は満足げに微笑む。その姿は網にかかった獲物でもあり、同時に網を張る狩人のようでもあった。
✦ 実力至上主義
ツバキは高い眼識を持っている。
相手の知略、性格、趣味 …… どれか一つでも彼女の基準に達していなければ、すぐにゲームに対する興が醒めてしまう。その準備にどれだけ時間を費やしたとしても、興奮が冷めた途端にこの花持ちは躊躇なく去ってしまう。
「サンクコスト ?…… どうでも良いじゃん?」彼女は微笑みながら指を軽く揺らして告げる、「退屈な相手にこれ以上時間を浪費する方が、よっぽど恐ろしいでしょ?」
✦ 歌
ぼんやりしていたツバキは無意識にある旋律を口ずさんでいたが、同僚に言われるまで、自分でそのことに気がつかなかった。
その後、彼女はその曲を記録してみたものの、どうしてもその出所が分からない。ブラックショアでもソラリスの他の場所でもない、どこで聞いたのかを全く思い出せなかった。
ただ、その馴染み深いと同時によく分からない旋律を口ずさむ時、ツバキは一時的に退屈から解放されて、静かな安らぎを感じるのだった。
ボイス
キャラボイス
戦闘ボイス
その他・イベントの会話
他キャラからの反応
キャラボイス
心の声・その一 | ここ十年くらい、ずっと退屈だった。たまーにブラックショアから刺激的な仕事があったりするんだけど……その刺激は浅瀬に残った潮の跡みたいに、すぐに消えてなくなる。 だからーー私はいつだって貴方を見つめてる。当たり前でしょ?だって……私をいつも興奮させてくれるのは、あなただけだから。 |
心の声・その二 | 立場?あはははっ!私がブラックショアに入った理由は世界を救うためじゃなくて、ただ偶然この島に辿り着いたから。まあ、要は暇つぶしってところかな。 正義、真実……そんなものは聖人が着飾る装飾とか罪人の野望を満たすための道具でしかない。なら私は……何もいらないし、何も望まない。 |
心の声・その三 | ……っ……なんでいるの?私、言ったよね……ケホっ、ケホっ!……治療ポッドにいる時は来ないでって。私にだって女の子の秘密があるの。だから、あんまり見ないで……私は、こんな私が嫌いだから。 |
心の声・その四 | あのね?この前治療ポッドにいる時、貴方の夢を見たんだ。でも、夢の中の私は貴方のことを知らなかった。何度も何度も貴方の名前を聞いて、いつも近くにいたのに、一度も会ったことがない……本当に不自然な夢…… |
心の声・その五 | 世界を救うことに意味なんてない。ただ貴方は、この世界に侵され、縛られてるだけ。それでも、貴方がその道を進むのなら……私は止めないよ。きっとそれも、本能に忠実になるってことだから。 私たちはお互いに自分がやりたいことから悦びを得る……それって、とっても素敵なことじゃない?でも、いつかそれにもうんざりしちゃったら、また教えて。 ん?何をするのかって?ふふっ……それはヒ・ミ・ツ。 |
好きなこと | 晴れた午後、日溜まりの中で寝るとすごくいい気分になる。暖かい日差しと柔らかい葉っぱに包まれて、まどろむ感じが好き…… |
悩み | ブラックショアの仕事はいつも退屈。わざわざ一番危険なの選んでも大して差がない。 なんでソラリスには面白くて強いのが全然いないんだろう?こんなんじゃやる気が出ないよ! |
好きな食べ物 | やっぱりジュースが大好き。特に大きく膨らんだ果実を搾った、新鮮な果汁。あのまろやかな味わいがたまらないんだ……どう、貴方も飲んでみたい? |
嫌いな食べ物 | 酒の味がするもの全般。よくわかんないけど、なんか……気持ち悪い。 |
夢 | 自分の好きな種を選んで、育てて……そして、熟したら摘み取って味わう……強い奴との勝負はいつだって私を楽しませてくれる! 他のことなんてどうでもいい。いつか死という荒野に降り立つのなら、その前に思う存分自分の命を楽しみたい。 理想とか責任とか、そんなキラキラの綺麗事は、所詮人を酔わせるための自己欺瞞に過ぎないからね。 |
伝えたいこと・その一 | このブレスレットは昔の貴方がくれたプレゼント。用途は……確か私の周波数のモニタリングだっけ。私に何かあったら、信号を発信する優れものなんだよ?まあ、もうとっくに壊れてるんだけどね…… |
伝えたいこと・その二 | 私はもうブラックショアの治療ポッドの常連。きっと先生たちはビックリしてるんじゃないかな?これほど何回も死に損なった人なんて、珍しいだろうからね。 私は、拘束装置で痛みに耐えれば死ぬことはない……そんな顔しないでよ。別に悪いことじゃないでしょ? 死を目の前にして、人は初めて己の欺瞞に気づき、本能と向き合うことができる。そして、悦びを味わうことができる。 |
アンコについて | アンコ……ああ、あのいつもおとぎ話を口にしてる子か!ふふっ……あの子も、いつか私と遊べるようになってくれたら嬉しいな。 |
ショアキーパーについて | あの子ね……真面目で堅物って感じ。表舞台に立つようになった今でも変わらないね。でも、ブラックショアでは色々お世話になってるし、変なことはしないよ。そういえば……私っていつから花持ちやってるんだっけ…… |
アールトについて | 確かにあいつは話すのがうまい。でも、私が求めてる強さはそういうのじゃない。小賢しい手口はあんまり好きじゃないからね。 |
今汐について | 今州の龍の小娘か。なんとなくショアキーパーと似てるような気がする。責務のためなら自己犠牲も厭わないところとかね。はあー、私にはわかんないな。なんでそんなことするんだろ? |
鑑心について | なかなか面白い道士さんだよね。今は無駄に人助けなんてしちゃってるけど、獣の本能と野性は隠しきれてない。 |
誕生日祝い | 貴方の誕生日はちゃんとお祝いしないと。もし貴方が生まれてこなかったら、私、どれくらい退屈で虚しい毎日を過ごしていたかわからないもん!こうして貴方と再会できた……私はそれだけで充分。 ねえ、ソラリスの導き手さん。通信の届かないデバイスのことなんて気にしないでーー貴方は今日一日、私だけのものなんだから。 |
余暇・その一 | この花、気に入ってもらえるかな? |
余暇・その二 | 台詞なし |
余暇・その三 | 台詞なし |
自己紹介 | ブラックショアの花持ち、ツバキよ。また会えたね……私の、運命の種。 |
最初の音 | ずっと楽しみにしてたよ……私と貴方のゲームを。 |
チームに編入・その一 | 私を楽しませて! |
チームに編入・その二 | いい種があるといいな~ |
チームに編入・その三 | 退屈させないでね? |
突破・その一 | あぁ……素敵。体中を迸るこの力……! |
突破・その二 | あ、棘に気をつけてね。でも、貴方なら、これぐらいへっちゃらか。 |
突破・その三 | ねえねえ、私と遊んで?新しい技と力を見せたいんだ! |
突破・その四 | ……くっ!だ、大丈夫。ただ、痛みを消化するには、時間をかけて混乱した周波数を咀嚼して体に馴染ませないと…… |
突破・その五 | これで私は、完璧な私になった。でも、ゲームや試合の面白さは、その相手にも依るもの……でしょ? |
戦闘ボイス
共鳴スキル・1 | 摘み取る。 |
共鳴スキル・2 | 絡み取る。 |
共鳴スキル・3 | 愛しの種よ。 |
共鳴スキル・4 | 切り落とす。 |
共鳴スキル・5 | ここだね。 |
共鳴スキル・6 | 剪定する。 |
共鳴スキル・7 | その命、私のもの。 |
共鳴スキル・8 | この痛みを感じて! |
共鳴スキル・9 | 咲き乱れる花々よ! |
共鳴解放・1 | 花の養分にしてあげる! |
共鳴解放・2 | もうどこにも逃げられないよ? |
共鳴解放・3 | もっと……もっと私を楽しませて! |
変奏スキル・1 | 開花の時…… |
変奏スキル・2 | 芽生えの時…… |
変奏スキル・3 | 再生の時…… |
ダメージ・1 | 面白い。 |
ダメージ・2 | もっと楽しませて! |
重傷・1 | ふふっ、いい感じ。 |
重傷・2 | 踊り狂え! |
重傷・3 | なんて、哀れな…… |
戦闘不能・1 | また……忘れるか? |
戦闘不能・2 | 枯れちゃった…… |
戦闘不能・3 | さようなら。 |
音骸スキル・召喚 | 新しいおもちゃだ! |
音骸スキル・変身 | これ、楽しそう~ |
敵に遭遇 | 獲物の匂いだ…… |
滑空 | 蔓が風になびく…… |
スキャン | みーつけた~ |
補給獲得・1 | 何がほしい? |
補給獲得・2 | ご褒美だ~! |
その他・イベントの会話
イベントでマップ配置されていた時の会話内容など
(イベント名) | (内容) |
他キャラからの反応
ショアキーパー | 彼女の言動は矛盾しているようだけど、「自分の欲望に忠実」という点は一貫している。 確かに、彼女のような自由も悪くない。でも、私は彼女と異なる役割を持つ。だから、私はあなたのように彼女と接している——つまり、彼女に選択の自由を与え続けている。 |
特別な料理
衣装
画像 | レア | 衣装名 | テキスト | 実装 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|---|
ツバキ | ★3 | 春爛漫 | 激しく華やかな赤が、徐々に純白へと燃え広がっていく。まるで、境界線上で踊るツバキのように。 | 1.4 | 初期 |
共鳴者考察
総評
2つの形態を使い分ける通常攻撃アタッカー
共鳴スキルでモードチェンジを行い、共鳴回路による自己強化で攻撃倍率を底上げするメインアタッカー。
白:通常 | 赤:咲き誇る状態 |
---|---|
特徴
- 高火力の単発ダメージと強化状態
協奏エネルギーが満タン時、共鳴スキルが「一日花」に変化する。一日花は125族の共鳴解放並の倍率を誇る。
また一日花使用後は、通常攻撃のダメージが1.5~2倍になる強化状態「開花待ち状態」に移行可能。
- 形態の使い分け
- 白(通常状態):単体DPS重視
- 攻撃範囲が狭いが、機動力に優れる。
- 攻撃は「基本攻撃手段」のスキルレベルを参照する。
- 赤(咲き誇る状態):範囲DPS重視
- 移動制限がかかるが、広い攻撃範囲で敵集団を一掃できる。
- 攻撃は「共鳴スキル」のスキルレベルを参照する。
※"通常攻撃ダメージと見なされる"ため、音骸のサブステータス倍率は「通常攻撃ダメージアップ」を参照する。
- 白(通常状態):単体DPS重視
注意点
- 被弾しやすい
ツバキは敵集団の中心で攻撃し、回転攻撃のモーションも長いので非常に被弾しやすい。
自己回復や防御の手段は持ち合わせていないため、耐久面は他のキャラや音骸(サポーターに鳴鐘の亀を発動してもらうなど)のサポートがほぼ必須。
- 「咲き誇る状態」での移動制限
「咲き誇る状態(赤髪の状態)」に入るとほぼ移動できなくなるため、位置取りに注意が必要。また移動の俊敏な相手は苦手な傾向にある。- 「咲き誇る状態」は共鳴スキルをもう一度発動 or ジャンプで解除可能。
- 基本的には「咲き誇る状態」の方が高いダメージが出るが、動き回る相手なら通常時の方が立ち回りやすい。
- 自己強化が交代で切れる
ここでの自己強化とは共鳴スキルによる「咲き誇る状態」ではなく、共鳴回路「開花待ち状態」のこと。
開花待ち状態は交代制限と攻撃回数制限、15秒の時間制限が存在している。
開花待ち状態は火力を文字通りに1.5~2倍する強力な効果であるため、自己強化時でのクイックスワップは非推奨。
- 「一日花」の中断問題
共鳴解放並の倍率を誇る「一日花」はツバキの主力の1つであるが、今汐の「天幕を突き破る驚龍」のようにカットインが入るわけではないため発生保障が存在せず、中断される可能性がある。- 1凸することで中断されなくなる。
運用
スキルローテーション
※「咲き誇る状態」に移行するかどうかは敵の配置や数に応じて変える
- 変奏スキルで登場し、特殊ゲージ「赤い椿・蕊」を獲得
- 通常攻撃&共鳴解放で協奏エネルギーと「赤い椿・蕾」を溜める
- 協奏エネルギーが満タンになったら「一日花」を発動して「開花待ち状態」に移行。この時に「赤い椿・蕾」も消費される
- 攻撃倍率バフがかかった通常攻撃で攻撃
- 協奏エネルギーが溜まったらキャラチェンジで退場
スキル考察
スキルLv優先度
共鳴スキル≧基本攻撃手段>共鳴回路>共鳴解放>変奏スキル
主力である咲き誇る状態での通常攻撃は共鳴スキル、通常状態での通常攻撃は基本攻撃手段のLvが参照される。
共鳴回路、共鳴解放共に倍率が高く、すべてのスキルを活用できるため、変奏スキル以外はすべて上げ切ってしまった方が良い。
基本攻撃手段:品種改良
- 通常攻撃
- 4段目が縦方向の回転攻撃。長押しをすることで最大20ヒットする。
- 重撃・枝の剪定
- 「突き→戻り→跳躍しながら切り上げ」の3段モーション。固有スキルにより通常攻撃ダメージ扱いとなる。
重撃後に通常4段目に派生する。通常攻撃ボタンを押しっぱなしにすると「通常1段目→重撃→通常4段目(回転攻撃)→通常5段目」と自動で繋がってくれる。
ただし重撃後は空中に移行するため、重撃派生で回転攻撃に入ると大きな隙をさらしてしまう*1。そのため敵がダウンしていない場合でのボタン押しっぱなしは非推奨。
- 回避反撃
- 回避反撃は倍率が高く、その後はすぐ通常4段目の回転攻撃に繋がるため回避によるDPS低下は少ない。
回避反撃や通常3段目から4段目の回転攻撃に繋げる際は、回転が始まる前に長押しをすると重撃が発生してしまうため、スムーズに回転攻撃に繋げるには回転が始まったタイミングで長押しを始めるのがよい。
共鳴スキル:狂い咲きと枯れる輪舞
「摘み取る。」
CT:4秒
消滅ダメージと共にモードチェンジを行うスキル。「咲き誇る赤い椿(白→赤)」「心狩る闇蕊(赤→白)」のCTは共通で4秒。
このスキルに内包されているダメージは全て通常攻撃ダメージ扱いである。
咲き誇る状態(赤髪)
移動が制限されると書かれているが、回避による移動は可能。またキャラ交代(変奏なし)や音骸吸収、鉤縄、スタミナ切れによる落下等により地面で歩くことができる。
地上で共鳴スキルを使用すると接地判定で「咲き誇る状態」となる。それ以外では空中判定で「咲き誇る状態」となる。
空中での「咲き誇る状態」は持続的にスタミナを消費し*2、大部分の音骸スキルが使用不可になるなどのデメリットが生じる。一方で地上にしか判定のない攻撃をかわせたり、小型の敵による攻撃が空振りしやすくなるメリットもあるため、一長一短だろう。
空中で「咲き誇る状態」になった場合も回避のみは地上と同じように連続回避&回避反撃が可能。
- 蔓の舞+燃えさし・蔓の舞
- 蔓の舞が「咲き誇る状態」での通常攻撃。
長押しすることでコンボが自動的に繋がっていく仕様と重撃が存在しないことから、回転前のどこで長押しを開始しても同じ通常攻撃のコンボになる。3段目が横方向への大回転となっており、長押しを続けるとそのまま「燃えさし・蔓の舞」に繋がる。
燃えさし・蔓の舞のモーション、一発辺りのダメージは蔓の舞3段目と全く同じなので、事実上大回転攻撃が延長されると思ってよい。
大回転攻撃はヒット数が多くパリィが発生しやすい。連続して逆転反撃を発生させることも可能。
- 回避反撃・償い
- 使用後は蔓の舞2段目に繋がる。
ダメージ倍率比較
スキルlv10での全段数の合計比較。
使えるコンボや攻撃範囲が異なるため、単純に横並びの数字で比較できるわけではない点には注意。
通常状態 基本攻撃手段参照 | 咲き誇る状態 共鳴スキル参照 | |
回転攻撃前 | 326.95% 通常攻撃1段目+重撃 | 187.59% 蔓の舞1~2段目 |
307.59% 通常攻撃1~3段目 | ||
回転攻撃 | 494.00% 通常攻撃4段目 | 548.75% 蔓の舞3段目+燃えさし・蔓の舞 |
回転攻撃後 | 192.68% 通常攻撃5段目 | 202.77% 蔓の舞4段目 |
回避反撃 | 298.20% | 226.66% |
モードチェンジ | 227.24% 咲き誇る赤い椿(白→赤) | 263.05% 心狩る闇蕊(赤→白) |
158.85% 輪舞(ジャンプ攻撃、赤→白) |
共鳴解放:花の余燼
「もっと……もっと私を楽しませて!」
共鳴エネルギー消費:125 CT:25秒
シンプルな単発範囲ダメージ。協奏エネルギーを20獲得する。
低空*3で発動可能。発動後は接地した状態となる。素早く接地したい場合は覚えておくと便利。
共鳴回路:植物性宇宙
「開花待ち状態」継続時間:15秒 「一日花」CT:25秒
一日花
「咲き乱れる花々よ!」
共鳴解放と同等の倍率を持つ範囲攻撃。「協奏エネルギーが満タン」かつ「25秒のCT」を満たす時、協奏エネルギーを70pt消費して発動する。使用後は空中に移行する。
このスキルを発動すると「開花待ち状態」に入る。
ボタンを押してから発動するまでは自動的にロックオン対象まで移動し続けるため、多少距離が離れていてもヒットする。流石にロックオン距離ギリギリだとロックオン対象に到達する前に発動してしまうが……
因みに非戦闘時にツバキの協奏エネルギーが満タンの状態で交代しても、一日花は保持してくれる。(ただし戦闘時で行うと終奏スキルが勝手に発動するため、一日花は消える)
- 協奏エネルギーの獲得まとめ
協奏エネルギーは最大100Pt。
内容 協奏エネルギー 共鳴スキル +7Pt 共鳴解放 +20Pt 変奏スキル +10Pt 共鳴回路 蕊10Pt消費で+4Pt
最大40Pt
協奏エネルギーはフィールドの敵のいない場所で共鳴スキルのモードチェンジをしているだけでも溜まるので、離れた場所で「一日花」を発動できるように準備して敵の集団に突っ込みまとめて殲滅することも可能である。
開花待ち状態
自己バフである「安眠」を獲得する状態。
「他キャラへの交代」「15秒経過」「特殊エネルギー(蕊)全消費」のいずれかを満たすと解除される。
- 安眠
- 基本攻撃手段と共鳴スキルのダメージ倍率が1.5~2倍になる。
1.5倍は蕾を全く消費しなかった場合、2倍は蕾を全スタック消費した場合。
- 赤い椿・蕊(特殊エネルギー)
- 変奏スキルと一日花発動時に100pt付与され、基本攻撃手段or共鳴スキルに記載されている攻撃がヒットすると消費されていく。
- 開花待ち状態でない時
赤い椿・蕊 消費時、その攻撃の基礎共鳴エネルギー獲得効率が150%アップ。
【赤い椿・蕊】を10Pt消費する毎に、協奏エネルギーを4Pt獲得&赤い椿・蕾を1スタック獲得赤い椿・蕾 効果なし。
最大10スタックまで獲得できる。 - 開花待ち状態の時
また開花待ち状態中、蕊が消費される攻撃(基本攻撃手段or共鳴スキル)では、共鳴エネルギーが獲得できなくなる。
赤い椿・蕊 攻撃ヒットで蕊は消費されるが、消費して得られる効果はない。
(「安眠」の回数制限として機能する)赤い椿・蕾 開花待ち状態に入る際に全消費。
消費した蕾のスタック数×5%分、「安眠」の倍率が追加で上がる。
- 開花待ち状態でない時
- 因みに「蕊」はおしべ、めしべの「しべ」である。正しい読み方は「ずい」かもしれないが、詳細は不明
変奏スキル:八千春秋
「開花の時……」
シンプルな単発ダメージ。使用後は空中に移行する。
上記の特殊エネルギーを獲得するためにも、必ず変奏スキルで入場することを心がけたい。
終奏スキル:纏わり
攻撃力329.24%の消滅ダメージ。火力タイプの終奏スキルだが、これだけでは倍率が低い。
「一日花」を発動した後に終奏スキルを発動すると459.02%の追加ダメージが発生し、合計で788.26%となる。こちらはver2.0時点で上位の終奏スキル倍率である。
固有スキル
- 温床
消滅ダメージが15%アップ。純粋な火力上昇。
重撃「枝の剪定」の補正対象が重撃から通常攻撃ダメージに切り替わり、音骸サブステータスの厳選で重撃ダメージアップが不要になる。
- 強奪
通常攻撃ダメージが15%アップ。「通常攻撃ダメージと見なされる」攻撃にも補正がかかる。
さらに通常攻撃・強化通常攻撃の中断耐性がアップする。回転攻撃モーションが長いため優先度が高い。
共鳴チェーン考察
4凸以外は純粋に火力が上昇する。
- ノード1:誰も知らぬ秘密の細道
変奏スキルで入場時にクリティカルダメージアップ(28%/18秒間)とシンプルな火力上昇。
回避などのプレイスキルでも補える範囲であるため、中断耐性目的で1凸するのはおススメしない。
特殊ゲージ満タン時の攻撃「一日花」が中断されなくなる…と書いてあるが、中断されることはある。- →不具合だったようで、Ver2.0で修正された。
- →不具合だったようで、Ver2.0で修正された。
- ノード2:呼ぶ声に向けた語らぬ花の香り
共鳴回路「一日花」のダメージが2.2倍になる。「一日花」の倍率が実質2777%となり、倍率だけ見るなら2凸今汐の「天幕を突き破る驚龍」の最大倍率を超えるようになる。
1凸時点のDPSと比較すると約18~23%ほどの火力アップになる見込み。
- ノード3:千の種よりも勝る茨
共鳴解放のダメージが1.5倍になる。さらに「開花待ち状態」中の攻撃力が+58%される。
2凸時点のDPSと比較すると約15~20%ほどの火力アップになる見込み。
- ノード4:未来永劫まで届く根系
星5アタッカーの4凸ではお馴染みの、チーム全員を対象とするダメージアップバフ。ツバキは変奏スキル発動で通常攻撃ダメージアップ。
他の凸効果と比較すると恩恵が薄いのもお馴染み。
- ノード5:手のひらに収まる無限
変奏スキルのダメージが約3倍、終奏スキルのダメージが約1.7倍になる。
ツバキ自身のダメージ総量への貢献は6~7%程度。
- ノード6:あなたのために咲く何万回
「安眠」のバフ効果が"追加で"150%アップ(=2.5倍になる)。
「一日花」発動15秒後に協奏エネルギーが満タンになると、「永遠なる花」を発動。
「一日花」と「永遠なる花」はCTが別でカウントされるため「安眠」のバフを実質的にループできるようになり、無限に咲き乱れる花々になれる。
5凸からは60%ほど火力がアップし、飛躍的に与ダメージが伸びる。無凸と比較した場合の火力は270%程度になる見込み。「永遠なる花」の効果(CT:25秒):
- 協奏エネルギーを半分消費
- 特殊エネルギーを半分回復
- 「一日花」1回分のダメージ(通常攻撃ダメージと見なされる)
- 発動後に「開花待ち状態」に入り、特殊エネルギーを消費して「安眠」のバフ効果が2.5倍になる
ビルド考察
武器
画像 | 武器名 | レア | 攻撃力 | サブステータス | 武器効果 | 入手 | 実装 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
春裁ち | ★5 | 587 | クリティカル 24.3% | ループの外側 攻撃力が12%/15%/18%/21%/24%アップ。 通常攻撃ダメージを与える時、自身の通常攻撃ダメージが10%/12.5%/15%/17.5%/20%アップ、14秒間持続。この効果は1秒ごとに1回発動可能、最大3スタック。 自身が協奏エネルギーを消費する時、自身の通常攻撃ダメージが40%/50%/60%/70%/80%アップ、10秒間持続。1秒ごとに1回発動可能、他のキャラに切り替えるとこの効果は消える。 | 限定 集音 | 1.4 | |
千古の湖水 | ★5 | 587 | クリティカル 24.3% | 無辺 共鳴効率が12.8%/16%/19.2%/22.4%/25.6%アップ。共鳴スキル発動時、攻撃力が6%/7.5%/9%/10.5%/12%アップ、この効果は最大2スタック、10秒間持続。 | 恒常 集音 | 1.0 | |
心の錨 | ★4 | 462 | 攻撃力 18.2% | ニャー! 場にいてダメージを与えた時、【獰猛】を1スタック獲得する。1秒ごとに1スタック獲得可能。【獰猛】:1スタックごとに自身の攻撃力が2%/2.5%/3%/3.5%/4%アップし、3秒間持続、最大10スタック。キャラ退場時、全スタックをリセット。 【獰猛】が10スタックに達した時、自身のクリティカル率が6%/7.5%/9%/10.5%/12%アップ。 | イベ ント | 1.4 | |
万象変遷 | ★4 | 387 | 攻撃力 36.4% | 剣に乗る疾風 共鳴スキル発動時、自身の通常攻撃ダメージと重撃ダメージが20%/31%/42%/53%/64%アップ、この効果は最大1スタック、10秒間持続、1秒ごとに1回発動可能。 | 先駆 ラジオ | 1.0 | |
決死の一人戦 | ★4 | 412 | 攻撃力 30.3% | 突き破る勇気 変奏スキル発動時、自身の攻撃力が15%/18.75%/22.5%/26.25%/30%アップ、この効果は15秒間持続。 | 恒常 集音 | 1.0 |
解説
同時実装の武器は「春裁ち」。
通常攻撃ダメージ・クリティカル系・攻撃力が上がる武器を装備したい。
音骸・ハーモニー効果
メイン装備におすすめの音骸
二度と輝かない沈日を使用する場合、メイン音骸は「無冠者」か「無妄者」を好みで選択する形になる。
ver2.0以降はほぼ「ナイトメア・無冠者」一択と考えてよい。
- ナイトメア・無冠者
ver2.0に追加されたナイトメア音骸で、無冠者の上位互換。
ver2.0に追加されたCOST4音骸はメインメイン音骸スロットにセットするだけでバフを発動できる。更に通常の無冠者のバフは「スキル&消滅アップ」だったが、ナイトメアは「通常&消滅アップ」に変更されており、よりツバキに合うようになっている。
因みに音骸スキルは空中で発動可能だが、使用後に空中へ移行する。また3回スタック可能でCTもかなり短い代わりに、ダメージは非常に低い。
- 無妄者
変身後、広範囲への連続攻撃を行う。表記されていないが、空中で発動可能。総倍率は540.8%*4。
バフ効果は持たないが、スワップキャンセルでDPSを底上げできる。ローテーションの終わりに発動しよう。
雑魚敵掃討や鉱石破壊にも有用でフィールド探索での利便性が高い。
- 無冠者
変身後、自身の消滅ダメージが15秒間12.00%アップする。
命中を必要とせず、即回避キャンセルしてもOK。ただし共鳴スキルダメージアップ効果はツバキには無価値。
音骸スキルを出し切った場合の総倍率は569.84%*5。
消滅ダメが若干上がるとはいえ、倍率自体は「無妄者」と大差ない。加えて4段目までの入力が必要で、モーションが長く、攻撃範囲も狭い。
基本は回避キャンセルでモーションを即終了させ、消滅ダメージアップを受け取る使い方となる。回避キャンセル直後に共鳴スキルを空中で発動できるため、操作難度は高くなるが相性は悪くない。コンボの始めに発動しよう。
重視するステータス
コスト | 4 | 3 | 3 | 1 | 1 |
---|---|---|---|---|---|
メイン | クリティカル系 | 消滅ダメージ 攻撃力% | 攻撃力% | ||
攻撃力(固定値) | HP(固定値) | ||||
サブ | クリティカル系>攻撃力%>通常攻撃>攻撃力(固定値)≧共鳴効率>その他 |
コスト | 4 | 4 | 1 | 1 | 1 |
---|---|---|---|---|---|
メイン | クリティカル系 | 攻撃力% | |||
攻撃力(固定値) | HP(固定値) | ||||
サブ | クリティカル系>攻撃力%>通常攻撃>攻撃力(固定値)≧共鳴効率>その他 |
ベーシックなアタッカー構成。例に漏れずクリティカル系が最優先。
コスト3の片方はサブステータスの良い音骸を所持していれば攻撃力%でもOK。消滅ダメージと攻撃力%の火力差は3%程度。
ツバキはほとんどの攻撃手段が「通常攻撃ダメージ」扱い。逆に重撃ダメージと共鳴スキルダメージの攻撃は存在しないため、「重撃ダメージアップ」と「共鳴スキルダメージアップ」は無価値になる。
「共鳴効率」は共鳴解放の協奏エネルギー獲得で「一日花」の発動を補助するため、優先度は低いが20%程度確保しておくとよい。
編成
相性の良いキャラ
ツバキは共鳴回路の都合上、変奏スキル発動が必須のキャラクターであるため、素早く協奏エネルギーを貯めることができるキャラクターと編成したい。
- サブアタッカー
- 散華
終奏スキルで「38%の通常攻撃ダメージブースト」を14秒間付与できる。
通常攻撃ダメージとみなされる攻撃手段が殆どであるツバキが最も欲しい終奏スキルを持っている。
協奏効率が高く、最速で変奏スキルを発動できる点でも変奏スキルに依存するツバキと相性が良い。 - 丹瑾
終奏スキルで「23%の消滅ダメージブースト」を14秒間付与できる。
散華と比較すると共鳴解放や変奏スキルにもブーストが乗るが、効果量は控えめ。
丹瑾をツバキと編成する場合、競争率が高い散華を別の編成に回せることがメリット。 - 秧秧
終奏スキルで5秒間、1秒ごとに共鳴エネルギーを4Ptチャージする。
終奏スキルはあまり噛み合いが良くないが、協奏効率が高く、牽引スキルも持っている。
- 散華
その他
ギャラリー
キャラクター紹介
公式イラスト
クリックで拡大 / 引用元:鳴潮公式X | |
公式動画
『鳴潮』キャラクターPV丨ツバキ
『鳴潮』共鳴者実戦トレーラー | ツバキ
先駆ラジオ 深夜チャンネル | ツバキ
夢の中に一通のメッセージが届いた?!
集音履歴
余談
- ツバキの連星任務「八岐の星の海」クリア後、ブラックショアの定位置にいる。
初回の会話で実績を獲得できる。- 場所:ブラックショア諸島-東側の崖の上
- ゲーム内時間:24:00~7:00
- 獲得実績:「いつもの朝日」
実績獲得後もずっと定位置にいる。
- 「咲き誇る状態」では基本的に歩いて移動できないが、鉤縄の使用、音骸への変身、音骸取得、キャラチェンジの後は歩き移動の状態になる。
戦闘で役立つことはほぼないが、フィールドで赤髪のツバキを歩かせたい時に使える小技。
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