トライバル級駆逐艦 コサック
性能諸元
・基本性能
Tier | 6 | 種別 | プレミアム艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 駆逐艦 | 派生元 | - |
国家 | イギリス | 派生先 | - |
生存性 | 継戦能力 | 14,800 | |
装甲 | 6-20mm ・艦首・船尾 15-19mm ・上部構造 10mm ・主砲 6mm ・重要区画 16-20mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | 0% | |
機動性 | 機関出力 | 44,000馬力[hp] | |
最大速力 | 36.0ノット[kt] | ||
旋回半径 | 610m | ||
転舵所要時間 | 3.6秒 |
隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
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海面発見距離 | 6.8km | 10.6km | 8.8km | 2.4km | |
航空発見距離 | 3.4km | 0.0km | 6.4km | - |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
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- | mod.1 | 10.6km | 104m |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
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- | 120mm/45 CPXIX | 3基×2門 | HE弾 1,700(8%) AP弾 2,100 | 4.5秒 | 18.0秒 |
副砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
A | 102mm/45 QF Mk XIX | 1基×2門 | HE弾 1500(6%) | 3.0秒 | 4.5km |
魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ(浸水) | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
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- | 533mm QR MkII | 1基×4門(4門) | 16,767 | 96秒 | 10.0km | 62kt | 1.3km |
対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
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- | 12.7mm Mk III 40mm Vickers 2-pdr.QF Mk II 40mm/39 QF Mark VII 102mm/45 QF Mk XIX | 2基×4門 2基×1門 1基×4門 1基×2門 | 4 11 13 9 | 1.2km 2.0km 2.5km 5.0km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ | ○ | ○ |
1 | 主砲改良2 | +15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
対空砲改良2 | +20%:対空砲座の最大射程 | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 | |
操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | ||
推力改良2 | -50%:最大出力への到達時間 | ||
3 | 隠蔽システム改良1 | -10%:被発見距離 | |
操舵装置改良3 | -40%:転舵所要時間 -80%:操舵装置修理時間 | ||
目標捕捉装置改良1 | +20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
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応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:5 秒 消耗品の準備時間:40 秒 | |
十字キー上 | |||
発煙装置 | 2 回 | 消耗品動作時間:20 秒 煙幕の持続時間:85 秒 準備時間:240 秒 | |
十字キー右 | |||
エンジンブースト | 2 回 | 最大速度:+8 % 消耗品動作時間:120 秒 準備時間:180 秒 | |
十字キー下 | |||
水中聴音 | 2 回 | 魚雷の発見:2.8 km 艦艇の発見:3.2 km 消耗品動作時間:180 秒 準備時間:180 秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
駆逐艦コサックは、名高いトライバル級駆逐艦の1隻であり、雷装よりも砲装を優先した艦級でした。二次大戦中には、主砲塔1基を削減して対空兵装を強化する改修が施されました。
就役:1938
同型艦数:27
解説
- 概要
初心者で購入を検討されている方へ
イギリスTier6プレミア駆逐艦。PC版とは違いTier6に合わせてと調整されているためか、色々と調整(ナーフ)されている。
正直な話、この艦よりも優秀な同格プレミア駆逐艦(Leningrad、Le Terrible、Błyskawicaなど)が多いため買う価値があるかと言われると微妙である。
- 抗堪性
14,800とこのティア帯では少々物足りない。あまり無茶はできないので位置取りには気を付ける必要がある。
- 主砲
PC版とは違い主砲が1基減らされ、3基×2門しかない。減らされた箇所は副砲として置き換わっているが豆鉄砲に等しく頼れるものではない。当然DPMも並程度であり後述のことも相まって砲駆はおろか雷駆が相手でも分が悪いこともあるので注意する必要がある。
旋回速度も悪化しておりPC版の倍の18秒と非常に遅い、気を付けよう。
弾速が遅いため砲弾が弧を描くため偏差射撃には慣れが必要となってくる。また、射角が悪く最大火力で砲撃する場合は30度以上艦を傾けなければならない。舵取りを上手く駆使して戦おう。
- 魚雷
1基4門の魚雷発射管を搭載している。門数が少ない事からKiddと同様に大型艦に対する決定打に欠く。また、主砲同様に射角が狭く、約70度~150度の間しか射撃が出来ない。島伝いの不意の遭遇時には射角に注意する必要がある。
非力で非常に扱いづらい上に装填時間が96秒と長いが、英駆特有の単発撃ちも出来る点は喜ばしい。射程も10kmと良心的であり、砲撃しない時は隠蔽雷撃も十分行えるだろう。
- 対空
無いも同然のレベル。
- 機動性
速力は日駆並に遅い36.0ktであり、優速の米ソ仏艦には劣る。しかし、英巡と英駆同様の高加速性能を有しており、良好な旋回性能も合わせて非常に快適な操艦が出来る(英巡のような減速の悪さは無い)。また、通常ツリーの英駆と違いエンジンブーストも搭載出来る点も特筆に値する。先述の高い加速性能と合わせて停船状態からエンジンブーストで加速すると、凡そ15~20秒程で最大戦速に達する事も出来る。煙幕内で砲撃中に雷跡が接近しても水中聴音と合わせて煙幕から即時離脱が出来るのは嬉しいところ。
- 隠蔽性
Lightningと同じく最良隠蔽5.5kmと、同格内では日駆に次いで良い。フルカスタムすれば5kmは切る。
- 消耗品
通常ツリーの英駆と違い、エンジンブーストを独立枠で装備出来る。また、水中聴音も併用して装備出来るため、非常に贅沢な艦と言える。ただし、煙幕はイギリス仕様ではなく通常仕様なので注意すること。
- 総評
史実
本級は英本国海軍向けには全16隻が計画、起工され、戦争が始まる前の1939年3月までにその全てが竣工しました。
※ 長いよ
・1939年
開戦早々の9月3日、ソマリ Somali はアイスランド南方で独貨物船ハンナ・ボーゲを自沈させました。
10月にはフォース湾にいたモホーク Mohawk が空襲を受けて損傷しました。
・1940年
2月23日、グルカ Gurkha はフェロー諸島南方で独潜水艦U53を撃沈しました。
4月、独軍のノルウェー侵攻が開始し、トライバル級全艦がノルウェー方面に展開し、作戦行動に当たりました。
4月9日にはベルゲン沖にてグルカが航空攻撃により沈没の憂き目に、同13日には第二次ナルヴィク沖海戦に参加したエスキモー Eskimo が独駆逐艦と交戦して被雷、艦首が切断し後方に戻って修理を受けました。
また、コサック Cossack、パンジャビ Punjabi も被弾損傷しました。
撤退支援中の5月3日にはアフリディ Afridi がナムソス沖で空襲を受けて沈没しました。
6月になると、フランス降伏やイタリア参戦等により、ヌビアン Nubian、モホーク Mohawkが地中海艦隊に応援に出され、翌7月のカラブリア岬沖海戦に参加、そのままクレタ島沖で作戦行動にあたり、11月にはタラント空襲の支援をこなしています。
その他の艦は船団護衛や、ノルウェー沿岸において通商破壊に従事していました。
・1941年
3月、地中海にいたモホークとヌビアンはマタパン沖海戦に参加しました。
4月には駆逐艦4隻で新設されたK部隊に編入されマルタ島を基地に作戦行動を開始、12日にチュニジアのスファックス沖でイタリアの輸送船団を夜間攻撃し、モホークが被雷沈没したのと引き換えに、駆逐艦3商船5撃沈の大戦果を挙げました。
5月、ソマリは本国水域にて独気象観測船ミュンヘン München を捕獲し暗号表を回収しました。
当月末にはビスマルク Bismarck 捕捉のためにパンジャビ、ソマリ、ターター Tartar、マシオナ Mashona、コサック、シーク Sikh、ズールー Zulu、マオリ Maoriが駆り出されました。うち、直接の交戦があったのはズールー、シーク、コサック、マオリで、26日の日没後から翌日未明にかけて接触し続けました。英軍の雷撃はすべてが外れ、一方でビスマルクも多数の砲弾を消費しながら一発の直撃弾もありませんでした。
27日朝には燃料不足により本国へ帰投を開始しましたが、独軍機に攻撃されてマシオナが沈没、マオリは大破しました。そしてコサックは猫を拾いました。
この年の中頃、激戦の続く地中海にコサック、シーク、マオリ(修理早いな)、ズールーが派遣されました。
10月24日、コサックはジブラルタル西方での船団護衛中、独潜水艦の雷撃を受け大破、航行不能となり、ジブラルタルに向けて曳航中に沈没しました。そして猫はアークロイヤル Ark Royal へ移乗しました。
12月13日、マオリとシークはL級駆逐艦リジョン Legion、蘭駆逐艦イザーク・スヴェルズ Issak Sweersとともにボン岬沖で伊軽巡アルベルト・ディ・ジュッサーノ Alberto Da Giussano? と、アルベリコ・ダ・バルビアーノ Alberico da Barbiano (艦名長すぎる……)を無傷で撃沈しました。
・1942年
1月17日、バレンツ海で船団護衛中だったマタベレ Matabele は独潜水艦U454の雷撃を受け沈没しました。
2月12日、マルタ島グランドハーバーに停泊中のマオリは独軍機の空襲を受け大破炎上し、放棄されました。
5月1日、パンジャビは濃霧による視界不良で北大西洋上でキング・ジョージ五世 King George V に追突され、搭載していた爆雷が誘爆し、沈没しました。
6月、マルタ島輸送作戦に参加すべくベドウィン Bedouin が地中海に派遣されました。7月3日、船団がパンテレリア島に差し掛かったところで、伊巡洋艦、駆逐艦部隊の攻撃を受け、被弾航行不能となり、マルタ島への曳航中に空襲によって被雷沈没しました。
この頃の本国にはアシャンティ Ashanti、ターター、ソマリ、エスキモーがあり、船団護衛に参加していましたが、何度かマルタ島への輸送作戦に派遣されました。また、8月のペデスタル作戦にはエスキモーとソマリが参加しました。
9月14日、シーク、ズールーは、トブルクから撤収する間もなく陸上からの砲撃により、先ずシークが沈没。ズールーも航行不能となり、曳航しようとしたものの、この日の遅くに空襲でとどめを刺され沈没しました。
これにより地中海に残った本級はヌビアン一隻となりました。
9月20日、ソマリはグリーンランド南方で独潜水艦の攻撃を受け、大破航行不能となり、曳航中の24日に船体破断し、沈没しました。
・1943年以降
ターター、ヌビアン、エスキモーは地中海において上陸作戦支援などにあたりましたが、44年中頃には本国水域に全艦が戻って、英仏海峡の警備や船団護衛に従事しました。また、ノルマンディー上陸作戦に参加した際に、ターターが独駆逐艦と交戦し損傷を受けました。
欧州戦線が一段落したのち、残った4隻全艦が極東に派遣されました……が、本来極地作戦用に設計された本級は赤道直下では居住性劣悪で非難轟々でした。露天艦橋万歳。
実にその16隻中12隻が戦争中に沈没し、残る4隻は戦後他国に売却されることもなく解体されました。
また、王立カナダ海軍向けには第二次大戦中に4隻が就役し、1隻は戦闘中に撃沈されたものの、残り3隻は大戦を生き残り、戦後就役した4隻を加えて7隻がしばらくのあいだ活躍し、その後、国立史跡となったHMCSハイダ Haida? 以外は解体されました。
更に、王立オーストラリア海軍向けには第二次大戦中に3隻が就役し、その全てが大戦を生き残りましたが、HMASアランタ Arunta がスクラップとして売却されたのち、曳航中に浸水沈没したのを最後に全艦が海上より姿を消しました。
戦場を縦横無尽に駆け回ったトライバル級駆逐艦に栄光あれ。
小ネタ
「コサック」からコサックダンスを連想し、「ロシア(ソ連)の艦じゃないの?」と思った人もいるかもしれない。
トライバル(Tribal)という艦級名が示すように、これらの駆逐艦は世界各地の部族(tribe)から名前が採られており、同型艦にはエスキモー*1、マオリ*2、ズールー*3、グルカ*4などがある。
コサックは15世紀頃から南ロシアに住み着いた農民のことで、主に農業、漁業、牧畜などを行い生計を立てていた。17世紀後半のステンカ=ラージンによる反乱や18世紀後半のプガチョフの反乱でロシアの圧政に対抗したがいずれも鎮圧された。それ以降ロシアに取り込まれ、その屈強さから革命や労働運動の鎮圧やロシア辺境の防人として活躍するなどして最も頼れる軍事力となった。
コメント欄
- 今まで、課金し、プレミア艦買ってきたが、ここまで使えないプレミア艦はない 絶対に購入はおススメ出来ない。確認しなかった自分も悪いが、買わないと分からない部分も有る、余りにも酷い仕様の艦です。 -- 2020-05-14 (木) 17:10:56
- 煙幕2回ですしね -- 2020-05-14 (木) 18:45:33
- せめて主砲だけでもPCと同じにしてくれないと存在意義がない。 -- 2020-05-15 (金) 03:19:29
- 主砲が8門になるまで、使う事は無い艦 -- 2020-05-16 (土) 14:39:33
- 副砲特化で運用してみたけど厳しいな。射程8キロで火災発生率12%ぐらいあってもいいのに -- 2020-06-23 (火) 23:38:31
- 主砲の射角が悪すぎる。実質砲塔2基4門での運用になる感じ。 -- 2020-06-24 (水) 00:15:25
- 史実じゃフィリップ・ヴィアンの乗艦だったのになんなんすかねこの仕打ちは -- 2020-06-24 (水) 21:54:56
- ハイダが実装されたらどうなるんだ -- 2021-01-17 (日) 00:49:05
- こいつ買うならオルカンで砲駆特化にするほうが楽しい。コサック買って後悔… -- 2021-06-23 (水) 21:23:19
- 主砲連装四基8門、の完全体コサックがデータ入りした模様 -- 2021-11-14 (日) 05:54:44
- 情報ありがとう、となるとキャンペーン報酬艦になるのかな?ただそれだとこの船の存在意義がry -- 2021-11-15 (月) 00:42:06
- 公式動画でCossack ‘38がティア6で出てたね。デフォルトで主砲が8門装填5秒、魚雷射程が8kmで若干低下、隠蔽が0.3km向上、対空はカス、それ以外の性能はほとんど上記と一緒。 -- 2022-06-10 (金) 11:45:54