マッケンゼン級巡洋戦艦(大巡洋艦) 2番艦 プリンツ・アイテル・フリードリヒ
性能諸元
・基本性能
Tier | 5 | 種別 | プレミアム艦艇 |
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艦種 | 戦艦 | 派生元 | - |
国家 | ドイツ | 派生先 | - |
生存性 | 継戦能力 | 52,300 | |
装甲 | 6-320mm ・艦首・船尾 25-250mm ・対水雷防御 32-300mm ・上部構造 16-300mm ・砲郭 6-270mm ・主砲 55-320mm ・補助区画 21-25mm ・重要区画 30-250mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | 27% | |
機動性 | 機関出力 | 90,000馬力[hp] | |
最大速力 | 28.0ノット[kt] | ||
旋回半径 | 800m | ||
転舵所要時間 | 14.0秒 |
隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
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海面発見距離 | 14.0km | 15.9km | 16.0km | 12.0km | |
航空発見距離 | 11.2km | 18.2km | 14.2km | - |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
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- | mod.1 | 15.9km | 222m |
主砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
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- | 350mm L/42 SK C/14 | 4基×2門 | HE弾 4000(27%) AP弾 10500 | 28.0秒 | 45.0秒 |
副砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
- | 105mm L/65 Dop.L.C.37 150mm L/42 SK C/09 | 基×門 | HE弾 1200(5%) HE弾 1700(8%) | 3.3秒 7.5秒 | 4.5km 4.5km |
対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
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- | 20mm Flak 38 37mm Flakzwilling 30 105mm L/65 Dop.L.C.37 | 12基×1門 8基×2門 8基×2門 | 36 21 134 | 2.0km 3.5km 4.5km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ | ○ |
1 | 主砲改良2 | +15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
副砲改良2 | +20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界 | ||
対空砲改良2 | +20%:対空砲座の最大射程 | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 | |
操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | ||
推力改良2 | -50%:最大出力への到達時間 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
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応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:15 秒 消耗品の準備時間:80 秒 | |
十字キー上 | |||
修理班 | 3 回 | 回復:0.5%(+261) HP/秒 消耗品動作時間:28 秒 準備時間:80 秒 | |
十字キー右 | |||
強化型副砲照準器 | 3 回 | 副砲の安定性:+100% 副砲の散布界:-50% 消耗品の動作時間:30秒 準備時間:160秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
プリンツ・アイテル・フリードリヒは、一次大戦中に起工されたマッケンゼン級巡洋戦艦であり、この時期のドイツ戦艦の特徴である強固な垂直装甲を備えていました。主砲は 350 mm 連装砲塔 4 基計 8 門でした。
就役:1914
同型艦数:4
解説
- 概要
初心者で購入を検討されている方へ
ドイツTier5プレミアム戦艦。
- 主砲
350mm連装4基、合計8門を搭載している。当然のごとく25mm装甲は強制貫通できない。
APの貫通力は同格同郷のバイエルンどころかTier4戦艦の金剛よりも低く、12km先の戦艦にすらダメージを出せるか不安になるレベル。
さらにHEの性能も悪く、αダメージそのものが4000しかないため縦を向いた戦艦にもダメージを与えにくい。
しかし精度は米国散布界のσ値(集弾率)2.0であるため同格の8門艦であるバイエルンやダンケルクよりは優れる。
装填時間は28秒。低貫通力なので手数で勝負するかと思いきやそれほど良い数値とは言えない。後述の機動性を活かして有利なポジションを取り、腹を見せた巡洋艦や戦艦を正確に狙撃していこう。
- 副砲
150mm14門、105mmを16門で片舷最大15門指向できる。この投射量はシャルンホルストどころかビスマルクよりもわずかに多いのだが、副砲の射程が短いため活躍する機会はあまり少ない。
それでもその投射量は圧倒的であるため、射程内に入った駆逐艦などをひるませるには十分な弾幕を所持している。
なお、副砲の射角はそこまでよくない。
- 対空
お馴染みの105mm連装両用砲を計8基を積んでいるおかげで本艦もドイツ戦艦の例にもれず強力な長距離対空を誇る。
具体的に言えばグナイゼナウ最終船体の長距離対空とほぼ変わらないレベル*1で同格トップクラス。しかし短距離 中距離対空が貧弱なため、3.5km以内に入られるとろくな抵抗が出来ない。(あろう事か扶桑以下である)
- 抗堪性
HPは52300でティア5としては控えめな数値である。主装甲厚は300mmで上甲板も50mmあり最低限の装甲は確保されている。というのも、本艦に関してはドイツ戦艦であるのにもかかわらずタートルバックを装備しておらず、さらに言えば艦首艦尾の装甲も水面下に沈んでしまっているのだ。その一方で対水雷防御に関しては27%と同国籍艦艇の中では最も高い数値である。
HE耐性こそあるが、独戦としてのタフな運用はし辛いことを考慮して立ち回ろう。
- 機動性
ノルマンディーやダンケルクといった仏戦艦群には一歩譲るものの28ノットの快足を発揮できる。移動に困ることはないが、転舵所要時間および旋回半径が同ティア内最悪の値であるため小回りはあまりきかないといえる。
- 隠蔽
迷彩込みで14kmで、軒並み13~12km台の米英戦艦群と比べるとそこまでいいとは言い難い。とはいえ、本艦以外のティア5高速戦艦勢のそれは14~15kmを超えているため高速戦艦の中で考えると良い部類なのかもしれない。
- 総評
ある意味ウェストヴァージニアとは真逆の性格の船。あちらが主砲のみにステータスを振ったのに対してこちらは主砲以外に等しくステータスを振った艦であると言える。その性能からして本艦はランダム戦よりも接近戦が多いランク戦で大きく活躍できると思われる。
史実
プリンツ・アイテル・フリードリヒは、全4隻のマッケンゼン級 (Mackensen-class) 巡洋戦艦の1隻として第一次世界大戦の序盤に起工されました。第一次世界大戦に入る前に、ドイツではイギリスとの建艦競争において正面から競い合う事は不可能という判断をしており、戦闘から通商破壊まで幅広く使える多用途艦として「巡洋戦艦」に着目していました。本級は当時における最新鋭の「巡洋戦艦」であり、従来の「巡洋戦艦」よりも大口径の主砲(350mm)を備え、速力も向上(28ノット)していました。主砲の大口径化に伴う速力低下を避けるべく、抵抗を減じるために船体が大型化されており、その全長は223mでした。
プリンツ・アイテル・フリードリヒは 1915年5月に進水しましたが、竣工することも就役することもありませんでした。これは、戦争のこの段階において海上戦における勝利への自信を失ったドイツ海軍本部が、持てるリソースを潜水艦隊に集中することを決断したためでした。そして船体は戦後間もなくドイツでスクラップとして解体されました。
WGによる解説「Armada 2.0: Prinz Eitel Friedrich: The Royal Rumbler」
小ネタ
この艦を海外ストリーマーが紹介した際、視聴者から「ドイツ製金剛だ!」というコメントが多く見受けられた。どこが金剛に似ているのかと思った方はぜひその類似点を港などを使って探してみてほしい。
艦名の由来は第3代ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ヴィクトル・アルベルト・フォン・プロイセン)の息子の1人である「アイテル・フリードリヒ・フォン・プロイセン」。プロイセン王国の王族であり、ドイツ帝国の軍人。第一次世界大戦勃発時には第一近衛歩兵連隊の司令であったが、大戦終結後に父(ヴィルヘルム2世)や兄(最後のドイツ皇太子)がオランダに亡命するも、ドイツに残る。退役後はワイマール共和国下で退役軍人会等で活動していたが、退役軍人会が国民社会主義的な色彩を強めていくにつれ彼は距離を置くようになる。1942年12月にポツダムにて59歳で死去、ヒトラーは彼の葬儀に軍人の参列を認めず、彼の友人達は私服で参加しなければならなかった。
余談ではあるが、第一次世界大戦当時のドイツ大洋艦隊においては、巡洋戦艦は「大型巡洋艦」という扱いであった(つまり、正式な戦艦としては扱われなかった)。このため本艦の艦名を観ると、末尾に「巡洋戦艦(大巡洋艦)」と記載されており、前述の扱いを知らない人を「戦艦なのか巡洋艦なのかはっきりしろ!」混乱させてしまう事になる。
とはいえ、実装された本艦は近代化改修後の姿という設定のためか、甲板こそ薄いものの(それでもバイエルンと同じ60mmをキープ)、舷側装甲は同格戦艦の厚みのあるグループ(343~330mm)には劣っているが中間グループ(300mm程度)に準ずる厚みを持っており、速度と姿勢制御を活かせばかなりの堅固さを発揮できるようになって居る。このため普通に他国の巡洋戦艦と同じような運用が可能である。
プリンツ・アイテル・フリードリヒ用として作られていた未完成の砲身は、有名な「パリ砲」を建造するために用いられました。パリ砲は第一次世界大戦の最終盤に約120km の彼方からフランスの首都を砲撃したことで知られています。パリ砲の運用は海軍の兵員が担当していました。
※パリ砲:第一次世界大戦において、ドイツ軍がフランスのパリを攻撃するために製造した大口径砲。砲弾を上空の空気の薄い層まで撃ち上げると、空気抵抗が少なくなることで弾丸の飛翔距離が驚異的に伸びる事に着目して造られている。後に、第二次世界大戦でドイツ軍がより大きな砲を開発するまで、パリ砲は世界最大の火砲であった。
コメント欄
- こいつランク戦で強すぎるぅ…使ってて楽しい……なお主砲はAPにするかHEにするか迷ってる模様 -- 2021-01-05 (火) 18:05:50
- コンテナから出てきたので乗ってみた。分かってはいたが他の独戦同様、島影使って近づけば何とかダメージは挙げられるものの、主砲がウンチなのと艦首ペラいのが痛い。副砲射程がもう少し伸びれば面白い船だと思うのだが…。 -- 2021-09-28 (火) 03:23:53
- 横っ腹向けたキングジョージすら抜けないとかやばいな、APが弱いからHEに頼らざる得ないんだけどHEすら話ならんレベルで弱い。こいつこそ副砲の射程をビスマルク並みにしてはいかがか?腐ってもプレ艦だよな? -- 2022-06-22 (水) 20:28:14
- 無料で当たったプレ艦で初めて売り飛ばした艦。そして出雲購入の足しにしてこれまた後悔。 -- 2022-10-23 (日) 17:12:52
- 所持していれば別の艦が貰えたかもしれないのに、また引いてくる可能性が… -- 2022-10-23 (日) 17:24:42
- ひえ~www 後悔二重ですわ~w -- 2022-10-23 (日) 17:27:57
- 四か月振りのコメントだけど、またゲットしたゾ( ; ; ) -- 2023-01-14 (土) 20:02:43
- 所持していれば別の艦が貰えたかもしれないのに、また引いてくる可能性が… -- 2022-10-23 (日) 17:24:42
- 副砲射程これ設定ミスでは?5.5か6はないと産廃なんだが -- 2023-02-21 (火) 09:33:56
- 伊吹の2番砲塔が変な仰角で撃てなかったことを仕様ですと言い張るレジェンズ運営だぞ?つまりそういう困った仕様なんだろう -- 2023-02-21 (火) 19:44:37
- これはティア3ですらまともに戦えるか怪しいレベルでは? -- 2023-03-17 (金) 00:12:27
- APの貫通力と副砲の射程どうにかしろよ。なんの強みもなくツリー艦に劣るって相当だぞ。 -- 2023-04-03 (月) 17:06:13
- 研究で久々に使うとあまりにも弱すぎてびっくりする。そこそこ足が速い以外に全く取り柄がない -- 2024-02-25 (日) 21:08:44