【ドルセリウム】

Last-modified: 2019-12-02 (月) 15:37:35

概要

【砂上の魔神帝国】で言及された物質。
後述の精製過程などから考えるに現実の石油がモデルと思われる。
 
主に【ドワチャッカ大陸】【ダラズ採掘場】【ダラズ大鉱脈】)で産出されており、同大陸に存在していた【ウルベア地下帝国】では非常に重要なエネルギー資源として重宝されていた。
【ガテリア皇国】【ボロヌジウム】や、【ドルワーム王国】【太陽の石】に相当する鉱物資源である。
「ドルセリウム鉱石」と呼ばれる石の状態で採掘され、その後特殊な工程を経ることによって液体の状態に精製することができる。液体の状態になったものは【ドルセリン】と呼ばれ、主に乗り物の燃料や機械の動力源として流通されていた。
ウルベア国内では型番が古い旧世代の【魔神機】の燃料などとして活用されている。
 
だが、今から約3000年前【グルヤンラシュ】がウルベア地下帝国の宰相となると、同国内ではエネルギー転換が起こる。
新たに実用化された【地脈エネルギー】が盛んに使われるようになり、ドルセリウムは言わば「時代遅れの資源」と見なされ、一時期にはウルベアとの戦争で敗れたガテリア皇国の奴隷などが採掘する強制労働としてしか採掘はされなくなっていた。
グルヤンラシュ処刑後は【ウルタ皇女】の勅命で地脈エネルギーの使用が禁止されたことから推測するに、明言こそされていないものの、恐らくはドルセリウムが再びエネルギー資源として利用されるようになったのだと思われる。