【くさなぎのけん】

Last-modified: 2022-03-02 (水) 23:36:30

概要

DQ3などに登場する武器。
ご存知の方も多いだろうが、日本神話に登場する武器で、一応実在するとされる代物である。
詳細は後述
 
見てくれは【どうのつるぎ】ばりのシンプルなデザイン。
元ネタの時代を考えればリアルなのかもしれない。
その時代は基本的に銅剣が主流であったことを反映しているのだろう。
 
ちなみに【公式ガイドブック】での英名表記は「Dragon’s Sword」。
由来を考えれば妥当ともいえるが【はんにゃのめん】は「Hannya Mask」である。
「Sword of Kusanagi」じゃ駄目だったのか?
ちなみに当の海外版であるDW3では普通に「Orochi Sword」という名になり、その一方ではんにゃのめんは能面を意味する「Noh Mask」という名になっており、ガイドブックでの英名表記とはまるっきり逆の趣を持つ翻訳になっている。

DQ3

元ネタ通り、【やまたのおろち】1戦目が確実にドロップする。
やまたのおろちの強さもあって喜びもひとしお。
攻撃力63。【勇者】【戦士】【賢者】が装備可能。
非売品ではあるが売却は可能。ただし売値はたったの750Gで、入手時期を考えると非常にショボイ。また入手のチャンスは1度しかなく、もちものがいっぱいで宝箱を諦めた場合や、入手しても売るか捨てるかした場合は再戦しても二度と手に入らなくなる。
 
多くの場合、入手時点での最強武器となりえるため、すぐに装備して2戦目に挑むことになるだろう。
タダで確実に入手できる武器としては良い性能で、その後もしばらくは使っていける。
ほぼ同時期に買える【ゾンビキラー】との攻撃力差もわずか2だが、あちらには特効機能がついているため、対象敵との与ダメージ差は数値以上に開く。
装備可能者も完全に上位互換(僧侶と商人が追加)なので、お金が貯まり次第順次買い替えてやりたい。
先に僧侶や商人に買い与えてパーティ全体の打撃力を上げたいのであれば、戦士か勇者はしばらくこちらで通すのも手。
 
また、道具として使うと「あおいひかりが じめんを はしる!」ことで【ルカナン】の効果があるが、装備可能者以外は使えない(「つかう」選択肢を選べない)。
武器としてよりも、むしろこちらの効果の方が重要かつ有名かもしれない。
特に【ネクロゴンドの洞窟】に挑む時にこの剣があれば【ガメゴンロード】戦が格段に楽になる。
というより出番はほぼここだけ。
なにしろ、これを入手する頃になると、守備力が高く、複数で現れ、【ルカニ系】に対する耐性が低い、しかもマホカンタ使いという敵が他に誰一人としていない。
そもそも、ガメゴンロード以外で打撃がまともに通らないほど守備力が高い敵は、必ずいずれかの攻撃呪文の耐性に穴(弱耐性以下)があり、守備力を下げる必要性がない。
ある意味ガメゴンロード専用の特効武器。ガメゴンロードキラー。
 
通常プレイの範疇からは逸脱するが、使用する職業を限定したり、【一人旅】【棺桶勇者】などの制限プレイをする場合は、職業によっては活用されることもある。

リメイク版

攻撃力が65に微増したが、ゾンビキラーの方も同じく+2されたので数値差は変わらず。
ただゾンビキラーや【ドラゴンキラー】の入手時期が遅れたため、武器としての活躍期間はやや延びた。
 
道具としてもリメイクで新たに追加されたモンスターの中に条件を満たす連中がいるため、最後まで手持ちに加えておいて損はない。
SFC版では【盗賊】も使えるので先制して使わせてやると効果的だ。
ただ【ふくろ】が登場したため、うっかり放り込んでしまうという罠も発生した。
いざ戦闘になってから「あ、手持ちにない」なんていうポカをやらかさないように。
 
リメイク版のみの要素として【バラモス】を勇者一人で倒すことでご褒美をもらえるようになり、その対策の一つとして【ルカニ】系の使えない勇者でもバラモスの守備力を下げることが可能なこの剣はほぼ必須とされる。
 
ちなみに、SFC版では1戦目のやまたのおろちに化けた【あやしいかげ】を倒すと2本以上持つことができる。
また、GBC版で【氷の洞窟】に出現するやまたのおろちは、1本目を処分していると落とすことがある。
この辺りのフラグに関しては【やまたのおろち】を参照。

DQM

アイテムとして登場することはないが、 【図書館のとびら】のボスのやまたのおろちを撃破した際に、暴走して主人公が危機に陥るイベントがあり、このときに【テリー?】がやまたのおろちにとどめを刺したところ、やはりこの剣を残す場面がある。
このイベントは、やまたのおろちを撃破する時期によっては見られないことがあるので注意。
なお、テリー?はこの剣のことを『くさなぎの「つるぎ」』と言っている。

少年ヤンガス

普通に落ちている。攻撃力8、上限15、スロット数3。
トルネコ3の【ルカナンソード】と同じように、攻撃と同時に5%の確率で守備力を下げる「弱化の印」を持つ。

DQウォーク

2022年2月24日~3月24日の間の「くさなぎのけん装備ふくびき」で登場。
強化によって通常は攻撃力が最大162、4回の限界突破で最大212まで到達する。
 
レベル20で敵全体に威力380%の斬撃ダメージを与え、守備力低下(まれに2段階低下)の追加効果のある「地を疾る蒼光」、
レベル30で敵単体に威力510%のジバリア系の斬撃ダメージを与え、追加効果で威力150%のメラ系の斬撃ダメージを与えるトラップを設置することがある「天岩招来」を修得する。
いきなりスキルはまもりのたて効果と物理攻撃が敵にガードやみかわしされなくなる効果をかける「神器の天恵」。
 
無属性だが全体攻撃としてはそれまでの武器のものをはるかに凌ぐ高威力の全体攻撃と、ジバリア系の強力な単体攻撃を有する高性能の武器。
また、レベル15では攻撃力上昇と回復を同時に行う「剣気活性」を修得し、ピンチのリカバリーなどにも対応できる。
ただしいきなりスキルの神器の天恵は1回の消費MPが16と重いので、この効果が真に必要な時以外は使わない設定にしておいたほうが無難。

由来

草薙剣。原点である日本神話では「くさなぎのつるぎ」あるいは「くさなぎのたち」と呼ぶ。
 
八咫鏡(やたのかがみ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)と並んで皇室の宝「三種の神器」の一つに数えられ、さらに「強大な怪物の体内から出てきた、普通のものより優れた武器」という非凡で印象的な逸話を持つためか、DQ以外にも様々な創作に引用されている。
 
三貴神のひとり素戔嗚尊(すさのおのみこと)が八岐大蛇(やまたのおろち)を酒で眠らせ、【十束の剣】で全身を切り刻んで退治していると、尾を斬りつけたときに切っ先が欠けてしまう。不思議に思って尾の中を調べてみると、この剣が出てきた。
八岐大蛇の頭上には雲がかかっていたという逸話から、当初は天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)と呼ばれていたという。「天叢雲剣」という名はFFのほうに登場している
 
天叢雲剣が後に草薙剣と呼ばれるようになった由来にも諸説あるが、一般的に知られるのは、天叢雲剣を拝受した日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の途上で野火に遭い、周囲の草を薙ぎ払って難を逃れたというエピソードであろう。
 
実物の草薙剣は偽造や盗難、紛失等が重なった不幸な歴史も持つ。
存在に関わる伝承も多く、本物は熱田神宮の奥深くに御神体として安置され続けているという説や、平家滅亡の折に壇ノ浦の海底に沈んだままだといった説が有名。
こうしたさまざまな「物体としての草薙の剣」は、そもそも形代、つまり神器として祀るための分身であり、考古学的な遺物としての草薙剣と、神器として扱うべき霊性はまた別という考え方もある。
現在では、皇居の吹上御所に草薙の剣の形代が安置されている。
形代なので最古の草薙の剣その物では無いが、正当な手続きでもって天皇家が所有するので、紛れも無い「神器」として扱われる。
 
【くさなぎのけん】ではなく【王者の剣】の話になるが、
オリジナルが大魔王によって失われ、ジパングの刀鍛冶によりレプリカが作られて勇者の手に渡る
という経緯を辿っているため、「形代としての伝説の剣」モチーフにしたのではと考える人もいる。