【はんにゃのめん】

Last-modified: 2020-09-11 (金) 01:49:12

概要

般若の面。
その見た目は、能で用いられる鬼女のお面そのまんまである。
非常に高い守備力を持つが、一旦装備すると常時回復不能の【混乱】状態に陥ってしまう。
 
正気を失う代わりに絶大な力を得るという点から、『ジョジョの奇妙な冒険』になぞらえ「石仮面」と呼ばれることもあるようだ。

DQ3

【ジパングの洞窟】の地下の1階にある【宝箱】の中に入っている(この洞窟にある宝箱はこの1個のみ)。
FC版、リメイク版ともに、これを落とす敵は存在せず、完全な一品物。また、【職業】【性別】を問わず誰でも装備可能。また、FC版では、【武闘家】が装備できる唯一の兜でもある。
なお、その売値はたったの「1G」。
 
255という規格外の守備力を誇るが、案の定呪われており、装備すると混乱してしまう。
どうみても「単なるお面」でしかなく、仮にこれがどんなに硬質な物体でできていたとしても、体どころか被っている頭すら満足に守れそうもない(後頭部はがら空きである)のに、兜どころか幾多の鎧をも凌駕するこの守備力は、一般的な物理論では説明がつかない。
上述のケタ外れな守備力は、この面そのものの硬さではなく、これを被ることによってその呪力で「体そのものが鬼のような強靭な体となる(同時に心まで鬼と化す)」的なファンタジー理論で考えるほうが自然だろう。
これを装備して混乱すると、【パーティアタック】による「荒療治」でも解除できない。わざと死なせて【ザオリク】で蘇生させたり、パーティアタックで「われにかえった!」と表示されて「らん」表記が消えたとしても、ターンが終了するとともに即座に混乱状態に戻る。
同作の鬼面道士】【メダパニ】を使うところを見ると、どうやらDQ3のスタッフは「鬼の面=混乱」のイメージを抱いていたようだ。
 
普通に進めていると、混乱している仲間は邪魔でしかないので、使いどころが極めて難しい。
ただ、パーティーが一人だけの状態であれば、混乱していても通常通りに行動するため、【一人旅】を敢行する際には重宝する場合もある。
この「通常通りに行動する」というのは、GBC版だと【はかいのつるぎ】【じごくのよろい(鎧)】の硬直発動を封じるほか、レベル99の【遊び人】ですら一切遊ぶことがないという代物。
縛りプレイの際には念頭に入れておいてもいいかもしれない。
しかし、移動中も常に混乱しているので、これを装備した仲間は道具と呪文が一切使えなくなる(FC版では扉すら開けられなくなる)。そのため、これを装備したまま一人旅を続けることは事実上不可能である。
特にFC版では、これを装備した勇者1人で【バラモス】を倒した場合、【ルーラ】【キメラのつばさ】も使えなくなり、アリアハンにも帰れなくなって詰み確定になるので要注意。
また、呪いのアイテムであるゆえに、教会で解呪すると消滅してしまううえに、一品物なので、使用するタイミングはよくよく考える必要がある。
 
他の使い道として、登録したばかりの【商人】開拓地へ連れて行く際に装備させる方法もある。
ただ、DQ3では、敵モンスターからの打撃はこちらの守備力がいくら高くても攻撃力の数%~10%程度の最低ダメージを受ける仕様となっており、HPの少ない低レベルの商人は、例えこれを装備したとしても打撃を数発喰らっただけで死んでしまうので、「物理攻撃に限っては万全」などとは到底言えない。【マーマンダイン】のヒャドや【ヘルコンドル】【バシルーラ】といった、守備力に影響されない呪文攻撃に対しては流石にどうしようもない(後者は4コマ漫画劇場でネタにされた)。
【せかいじゅのは】を持った状態で死んだ商人を【棺桶】に入れたまま引きずって、街中に入ってから生き返らせる、というほうが確実かもしれない。
なお、FC版では商人の装備品は呪われていたとしても自動的に【預かり所】に送られるので、そのまま没収されたり破棄されることもなくきちんと回収できるのでアイテムコレクターにとっても安心できる。ところが、SFC版・スマホ版では消滅してしまう。
 
GBC版では思わぬ使い道がある。【キメラバグ】を有効活用することで、なんと「武器」として装備可能。その際には、攻撃力が255ポイント加算されるのだ!
しかも、正常な使い方をしていないからか、呪われる心配も無いし、純粋に攻撃力が255増えるだけで済む。絶大な破壊力を持つ武器として使用できる。
これは、本来なら防具として装備すべきものを、無理やり武器として使ったので守備力に加算されるポイントを攻撃力に加算するのが原因。
とても硬く、それでいておぞましい形相の般若の面を振り回して襲いかかってくる姿は、想像しただけで恐ろしい……。
 
この後は長い休眠期に入るが、「装備すると混乱してしまう呪われた兜」というポジションは、DQ4では【じゃしんのめん】、DQ7では【バーサカヘルム】が引き継いだ。
 
【栗本和博】の4コマネタの1つに、勇者が麻痺したときにいたずらでこれを装備させられて凶悪な勇者が爆誕する「メダパニ勇者」がある。
これの他に【もろはのつるぎ】【なげきのたて】【ふこうのかぶと】という、公式ガイドブックに記載された呪いの武具がフルセットで装備されていたが、ゲームではふこうのかぶとと両方同時に装備することはできないので、再現は不可能。

DQ7(リメイク版)

公式配信石版【山頂に咲く花?】初回クリア報酬として久々に登場。
相変わらず255という破格の守備力を誇るが、例によって呪われており装備すると常に混乱状態になる。
【かっこよさ】は-15。貴重品と同じ扱いであり、捨てることはできない
【装備レベル】があり、レベル40以上でなければ装備できない。
 
混乱の仕様がDQ3と違うDQ7においては、1人旅であっても使い道は無く、攻撃のダメージがインフレを起こしている本作では、守備力255といってもその価値は相対的に低い。
性能面だけを見ればバーサカヘルムの上位版なのだが、常時混乱状態になる以上はほぼ使い物にならないということに変わりはない。