【ピクシー】

Last-modified: 2023-01-27 (金) 08:21:49

概要

DQ4などに登場する、青い体色で一本角が生えているモンスター。
同種属に【おにこぞう】【バアラック】【うらぎりこぞう】【子鬼ブリック】【グリゴリぼうず】がいる。
大概ピクシーは女性的な妖精として描かれる事が多いが、ドラクエのものは男性的である。
そもそも「性差の分別が難しい、性徴期前の魂」が妖精化するのであって、妖精には性別がない。
少女として描かれるのは日本独自のものであり、妖精は日本でいう「化生(化け物)」であり、国際的には男性的に描かれるのが普通である。
…という訳でもなく、アメリカやイギリスのゲーム等では少女型の妖精となっているケースが多い(ウルティマシリーズなど)。同じ名前のポケモンもおり、こちらは人型っぽくは描かれていない妖精の見た目である。
現代では「フェアリー」とほぼ同じ意味で用いられることが多いが、上記のように本来は別物…というか、「フェアリー」という単語そのものが極めて広範な「人間でない隣人」を指すため、ピクシーはあくまでその中の一種族に近い。
 
また、ピクシー(pixy)とは妖精の中でもイタズラ好きなものや小鬼の意味があり、後のシリーズで登場する【インプ】(imp)に近い存在と言える。インプ系はいかにも嫌な奴らのイメージが強いが、ピクシーの系列もなかなかの策士揃い。
ところで、おにこぞう(=小鬼)を言い換えるとピクシーである。【ミイラおとこ】【マミー】のような感じだろうか。

単にピクシーで検索すると、上記の妖精の他、同名のポケモンで引っ掛かってしまうので、「ピクシー ドラクエ」等と入れると良い。
 
ちなみに【サンディ】(DQ9)のような妖精はフェアリー(fairy)。それ以外の妖精では、ドラクエの世界では【エルフ】(elf)が妖精の種族としてメジャーなのは御存じの通り。

DQ4

1章では【湖の塔】に、5章では【ボンモール】周辺や【裏切りの洞窟】周辺などに出現する。
極めて珍しい【ピオリム】を唱えるモンスターである。なんと、8が発売するまで唯一の使い手である。
以降、本編では8の【メタッピー】などまでピオリムを使うモンスターは登場しない。
一章では他の敵とチームを組んで登場することが多いので注意。
【ダックスビル】【ルカニ】で守備力を下げたところに、ピオリムによる先制攻撃を叩き込んでくれたりする。
また、FC版では【集中攻撃】特性を持っているため、【ホイミン】が狙われるとかなり危険である。
 
ちなみに敵の使うピオリムは、FC版では敵全体に効果があるのに対して、リメイク版では対象となる敵1グループに範囲が狭まり少々弱体化している。
まぁ一章に限って言えば、もともと【ライアン】は鈍足でピオリムの有無にかかわらず後手に周りやすいのだが。
 
DS版では塔内に昼夜のモンスター判別が持ち込まれ、湖の塔では夜限定の設定が世に出ることになった。
このため、宿で寝て昼に塔にチャレンジすることが多いこのダンジョンでは、見つけられない人が続出した。
多くの攻略サイトでもこの現象について言及しないため、被害者は増えるばかり。
同ダンジョンは夜だと固定パーティーが出ず、【ホイミスライム】【おおにわとり】もほとんど出ないので楽勝。
 
【ドロップアイテム】【すばやさのたね】
ドロップ率は1/128と低めな上、1/6の確率で逃げるため、盗みのターゲットには向かない。
この種を狙うなら、こいつよりも弱くて逃げない【きゅうけつこうもり】の方がいいだろう。
 
【モンスター闘技場】では、同キャラ4人の対戦が組まれている。
2章・3章で同キャラ戦はこのカードのみ。
特に2章では【838861枚】が使えないこともあり、連続ダブルアップで万枚に挑戦している時には一番見たくない組み合わせだろう。とりあえず、微差だが一番オッズが高いのに賭けよう。

DQ10

おにこぞうの上位種でバアラックとは同格。【こおりのいき】を吐く。
通常ドロップは【まほうの小ビン】、レアドロップは【ウルベア銀貨】
詳しくはこちらを参照。

DQ10オフライン

【ミュルエルの森】にいる個体は【ナグアの洞くつ】の個体よりも若干弱め。

DQM1・DQM2

悪魔系として登場。悪魔系にスライム系を配合するとできる基本種族。
1ではしあわせのとびらやねだやしのとびらに、2ではイル編のみ海賊の世界のフィールドなどに出現する。
習得する特技はピオラ・バイキルト・キアリー。
2とPS版ではピオラの代わりに【ふういんのいのり】を覚える。
しかし、それを習得するのに必要な賢さの伸びがかなり悪いので、次の世代に期待しよう。

イルルカ

テリワン3Dでは登場できなかったが、ようやく復活。
いにしえの灯台の上層部に出現する。どうやら【つきのいし】の傍に居たいようだ。
2体でドクロのお面を被って睨めっこしていたり、「【スカルブレード】の近くで自身の顔が描かれた風船を膨らませ、風船がスカルブレードに当たって割れた衝撃で吹っ飛ぶ」という謎の遊びをしたりしており微笑ましい。
 
悪魔系のFランク。
特性は【スタンダードボディ】【みかわしアップ】【封じブレイク】
+値を上げることで【ふくつのとうし】【しっぺがえし】を得る。
また、【新生配合】【ヒートアップ】、メガ・ギガボディ化で【AI1~2回行動】、ギガボディ化で【ジャミングブレイク】を習得する。

スラもりシリーズ

敵キャラや物を投げて攻撃してくる。
普段の動きは遅いが、物を持つとダッシュしながらこちらに向かってくる。
その特性からか、こいつのいるフロアには爆弾岩か【サボテンボール】が同席していることが多い。
 
1では【ウルオッター川】【カラカラ水源】に出現。見た目に反してHPが4ポイントと多い。
2では【サラスナ古墳】【大魔王発掘現場】に出現。
物を投げる前に予備動作が入り、やや弱体化したが、地面に落ちると粉々になる壊れた柱を投げて資材の運搬を妨害したり、攻撃範囲の広いサボテンボールを投げてくることも。
勇車バトルでは【やまなりに ぶっぱなせ!】【まっすぐに ぶっぱなせ!】を命令できる。
なお、二本兵はおにこぞうのカラーリングが使われている。
3では【ガンバレーこうや】に出現。やはり爆弾岩やサボテンボールを投げてくるが、スライムガンマンを撃たずに投げようとするあたりにコイツの思考レベルがうかがえる。
船バトルでの作戦は前作と同じ。
いずれのシリーズも担ぐものがないと、うろうろするだけで何もしてこなくなる。

DQMB2

第3章から登場。
ステータスはHP:522 ちから:89 かしこさ:68 みのまもり:55 すばやさ:82。
使う技は「おにび」と「デイン」。
前者は炎をまとった拳で敵1体を殴り、後者は雷の呪文で敵1体を攻撃。
 
バランスの良い能力と高い回避率を持ち、小さいモンスターの中でもかなりの実力者。
その為か、公式大会や勇者認定戦では、魔法使い(マジカルメイス)+ゴースト+ピクシーという組み合わせで戦うデッキが流行った。因みにこの組み合わせは生息地、ミニモン、職業相性で3段階パワーアップした。
武闘家と組むと、デインが敵全体に炎を放つ「火竜拳」に変わる。

モンパレ

悪魔系のEランクモンスターとして登場。初期とくぎはピオリム。
【ふつう】Eランクレベル50でHPは約400にもなる高さを誇るタフガイで、HPだけはランク内ではトップクラス。
しかしそれ以外のステータスは下位種であるおにこぞう(Fランク)とどっこいかそれ以下という低さであり戦力としては起用し辛い。
モンパレでは行動頻度にも関わるためかなり強力な初期とくぎのピオリムが唯一といっていいほどの救いだが、ピオリムを他モンスターに伝授するための素材としての需要の方が高かったのは言うまでもない。

DQR

第3弾カードパックで共通ノーマルカードとして登場した。

2/1/4 あくま系
ねらいうち

狙い撃ちを持つ2コストユニット。
【ヘルコンドル】とは対照的に体力に偏ったステータスをしており、ステータスの合計値は上回る。
しかし攻撃力は低いのでそのままだとスルーされ置き物になってしまいがち。
同じ弾に登場した【スピリットリンク】で攻撃力を強化してやると良い。