【たましい】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 04:47:18

概要

いわゆるひとだま。喋る。【幽霊】【骸骨】と同類の存在だが、初出がDQ3のそれらより一足早くDQ2から現れている。死人の魂としてだけでなく、人間の悪意や邪悪な心の集合体が長い年月により意思を持ち、この姿をとる事もある。
幽霊や骸骨に比べると自我が薄い傾向にあり、死の直前の記憶をひたすら繰り返して苦しんでいたりすることが多い。
あるいは最期の執念か誰かに向けた遺言のような台詞を呟く者も。
 
最近出番が幽霊に取られがちなのは半透明キャラの視認性がハードの進歩によって向上したためか。

DQ2

【ムーンブルク】等に登場。FC版では燭台の炎と同グラフィック。
【たき火】と同じ大きな炎なのだが、生き物のようにノコノコ動き回る様子はそこそこインパクトがあり、初見では不気味に思うだろう。
事前情報がなければハーゴンに襲撃されたときの火事がまだ鎮火していないようにも見え、ちょうど任天堂のアクションゲームに出てくるような炎型の敵キャラを思わせるところである。実際、触るとダメージを受けるトラップだと思い込んで逃げ続けた結果、なかなか【ラーのかがみ】が見付けられずに先へ進めなかったという感想もウェブ上で散見される。そのためか、当時の雑誌記事では炎にも話しかけられることがよく指摘されていた。
 
また【精霊のほこら】【ルビスのまもり】を入手する際に炎が4つ灯る演出がある。
【ルビス】の声が聞こえている最中という状況を考えれば、これもただの炎ではなくルビスの魂と見るべきだろう。
そのルビスの守りが効果を発揮した際のハーゴンの神殿1Fには多くの魂がおり、偽ローレシアのNPCを演じていた様子が覗える。
他にも【シドー】出現時に主人公の行く手を塞ぐように3つの炎が現れるという、似たような演出がある。
これも何かの魂なのかただの炎なのかは不明だが、不気味ではあるため前者を思わせるところである。

DQ3

【ほこらの牢獄】等に登場し「ここは さびしい ほこらの ろうごく……。」という印象深い台詞もある
グラフィックは概ね燭台などの炎と共通だったがSFC版3の【幽霊船】に居る奴は黄緑色で不気味な顔までついている特別枠。……怖い。

DQ4・DQ5

いずれもオレンジ色の炎として登場。
DQ4では【アッテムト】の鉱山入り口付近(夜限定)、第五章の【コナンベリー】の宿屋2階の開かずの間(夜限定)、【サントハイム】の宝物庫前(【バルザック+】打倒前まで)、【きぼうのほこら】に登場する。
きぼうのほこらの魂は近づくと【天空人】に姿を変え、全回復とセーブをしてくれる。
DQ5では【レヌール城】の1階の祭壇前に登場するのみ。

リメイク版

DQ4、DQ5ともに明るい黄緑色に変わった。
【デスパレス】の台所にいる【マネマネ】はFC版では【ひとつめピエロ】のグラフィックだったが、リメイク版では本来の姿に近い魂のグラフィックに変わった。
 
DQ5では、相変わらずレヌール城に出るのみだが、会話内容は大幅に変わっている。
PS2版ではたましいから会話を聞いた直後に【ビアンカ】に話しかけると、

ビアンカ「どうして 人の形のお化けと
  人の形じゃないお化けが いるのかな?
ビアンカ「体を めちゃめちゃにされて
  もとのすがたが 分からないとか…?
  こ こわい考えになっちゃった。

というとんでもなく恐ろしい台詞を口走る…。ううむ……あの【光の教団】の配下ならこういう惨たらしい殺害方法をやりかねない。
…が、DQ3の【サイモン】の屍が(白骨化しているとはいえ)原型を留めているところをみると、この説は少なくともDQ3の世界には通じないと思われる。結局、真相は闇の中である。
 
ビアンカの想像力と行動力はお化けより怖い。
 
なお、さすがにグロかったからか、DS版ではこの台詞の後半部分は

ビアンカ「身体をなくしてしまって
  もとのすがたが 分からないとか…?

に変更されている。

DQ8

DQ6・DQ7の2作品では欠場したが本作で復活。
外見は【さまようたましい】系統というまさにぴったりなグラフィックである。主に【闇の遺跡】で見ることができる。

DQ10

宙に浮かぶ光球のかたちで描写される。話しかけることができるNPC扱いで登場する他、ストーリー上で主人公自身がこの状態になることも。

キャラバンハート

この作品では【クシャラミ】のいる城の廃墟をうろついている。

ヒーローズ2

【闇の世界】の住人の成れの果てとして登場。外見は【マネマネ】そっくりというまさにピッタリな雰囲気になっている。一部の元住人のたましいからは話すとアイテムを貰える。