【ゆきのじょおう】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 05:00:50

概要

DQ5に登場する【ボス級モンスター】。漢字で書くと「雪の女王」。
英語版での名前はThe Winter Queen。
 
色違いのザコモンスターに、【ほのおのせんし】【ブリザードマン】【ダークファンタズマ】がいる。
普段は氷の館に住まう気高く美しい女性だが、バトルになると怪物としての姿を現す。
 
怪物としての姿はブリザードマンによく似ているが、肌の色が浅黒く、手から出す冷気も淡い色になっているという違いがある。
PS2版では衣装も鎧からローブに変更されたが、こちらはDS版以降やDQMSLなどでは再び鎧になっている。
これに限らず【ニセたいこう】【キメーラLv35】など、ザコの色違いだったボスの服装がリメイク版ではちょっと豪華になっている事が多いが、デザインが旧作のものに戻されるのは珍しい。

DQ5

【妖精の村】から追い出されたドワーフの孫である【ザイル】を誑かし、【ポワン】から【はるかぜのフルート】を盗ませた張本人。
妖精の国の北に位置する「冬の国」に陣取っているが、妖精の村の住民から存在を知られていないため、冬の国の女王だったのかどうかは不明。
 
【氷の館】にて、【ザイル】を倒した後に登場するボス。
HP600はこの時期にしては非常に高い。青年時代前半ラストの【ジャミ】が820、青年時代前半までのHP最多を誇る【オークLv20】でさえ950なのだから、いかにタフかお判りだろう。
【マホトラ】でMPを奪ってくるザイルと休む間もなく連戦を強いられるのでなおさらしんどく感じた人も多いかもしれない。
 
【つめたいいき】で全体攻撃をしてくる他、【ホイミ】【ヒャド】を使い、大きく息を吸い込んで攻撃力を高めてくる。
SFC版では攻撃 → 冷たい息 → 攻撃 → ヒャド → ホイミ → きあいためと、完全ローテーションで行動する。
知っていれば「ホイミ、きあいためのターンに回復」「きあいためのターンの次に防御」を行う事で多少楽に勝てる。
なおこいつ、本作では初の「回復を行うボス」である。HPの高さも相まって、DQ初心者にはなかなか壁となる相手かもしれない。
逆に言えば、回復をするしぶとい相手を倒すには、時に思い切って攻める必要があることを丁寧に教えてくれる敵。
ダメージの蓄積を早めるため、戦闘開始直後にベラにルカナンを使わせて守備力を0にしておくと良い。
【バギ】系は一応有効だが、MPは全て【ホイミ】に取っておきたいのでバギを使う意味はほぼない。直前のザイル戦でMPを削られている場合は尚更である。
必勝法は存在せず、どうあっても長期戦を余儀なくされる。とにかく、600という莫大なHPをこちらの持てる力を全て出し切って奪いきろう。
 
リメイクでは攻撃or冷たい息 → 攻撃orヒャド → ホイミorきあいための3段階ローテーションを取ってくる。
他にも3段階ローテーションを取るボスが多くなったので覚えておこう。
SFC版と異なり、【ベラ】には冷気に対する耐性が付いたため、ヒャドと冷たい息は対処が楽。
だが、ローテーションの対策として的確な指示で行動を制御する戦法は主人公しか出来なくなった。
ベラは命令ができなくなっているため防御してくれず、きあいため→打撃で即死する危険があるので注意。
【ベビーパンサー】とベラにはスカラを必ずかけておくこと。
また、ベラがルカナンをなかなか使ってくれないことも多く、相対的にしぶとくなっている。
DS版以降はベビーパンサーが真面目に戦わなくなったため余計に苦労する。
 
このボスはダンジョンの攻略難易度と相まって、少年時代最大の難関とも言える。
ここで躓いてしまったプレイヤーも多いかもしれないが、プレイヤー本人の心が折れたらそこで終了である。
 
倒すと必ず【キメラのつばさ】を落とすが、おそらく妖精の村に戻るための救済処置だと思われる。ただし、氷の館内では使用できないので注意。

リメイク版では戦闘後、「身体が熱い」と言い消滅していく描写が追加されている。
 
オリジナル版ではなぜはるかぜのフルートを奪ったのか、動機が語られることがなく謎だったが、リメイク版では撃退後に妖精の村に居る住民から色々と話を聞くことができるようになった。どうも彼女はここ妖精の世界を中心として世界を凍らせようとしたらしい。
また、宿屋の客によると、【魔界】はとても寒々しい所だという。ベラが言うには、普通は冬でもここまで寒くならないし、しかも悪意のある寒さだとか。放っておけば全ての世界が魔界のようになっていたのかもしれない。
もしも彼女がミルドラースの配下ならば、天候を変えて攻めてくる意外な手口だったと言える。

小説版

設定が大幅に変更されている。
正体は前代の妖精の村の長であり、ポワンの姉であるキリオ。
病的なまでに清廉と純潔を愛し、春や愛といったぬくもりを拒絶している。
ポワンが妖精の村に人間や魔物を受け入れたことについても、妖精族の規律を汚したと憤慨していた。
最後はすべてを知り、彼女を受け入れたザイルとともに崩壊する氷の館の中へ消える。
CDシアターでの声優は久川綾。同作では【マリア】も演じている。

バトルロード2レジェンド

【レジェンドクエストV】の二章で登場。お供はザイルと【ドラキーマ】
技は「氷結のじゅばく」と「こごえるふぶき」。戦士と組んだブリザードマンと同じ。
打撃に若干耐性がある。また、氷結のじゅばくによるすばやさの低下は色々厄介なので注意。

ウォーク

2021年9月12日開始のDQ5イベントに登場。女性の姿はとらず、そのままで出現する。PS2版のドレスをさらに豪華にしたものを着用している。
1章5話でボスとして登場し、以後は強敵モンスターとして登場する。
最も有効なのはメラ系だが、ギラ系もよく効きイオ、バギ系もそこそこ有効。
 
特徴は先に強敵として出ているブリザードマンをグレードアップしたもの。
最大レベルでは、単体攻撃のこおりのたまは450程度、【マヒャド】【こごえるふぶき】は350程度といずれも高威力。
特に3ターン目はマヒャドかこごえるふぶきを連発するのでHPは700以上ないと耐性がない限りまず倒れてしまう。
痛恨の一撃こそ無いが、ちからためをして攻撃することもあるので注意が必要。
【うごくひょうぞう】同様【ベホイミ】で回復することもあり、回復量は最大レベルでは6300程度にもなる。
原作には無いが、ザイルを惑わせていた影響か【マヌーサ】を使うこともあるので、幻惑への対策も必要。
 
こころは赤色でコストは114。
クセがありがちな赤色のこころでは珍しく、突出はしないがどの能力もそれなりなバランス型のこころ。
高グレードではけもの系、エレメント系へのダメージと斬撃・体技ダメージが上昇し、ヒャド系への耐性も少しつく。

タクト

2022年12月9日開催のクリスマスイベント「聖なる夜のプレゼント捜索大作戦」にてイベント限定Aランクモンスターとして登場。DQMSLと同じく初期のカラーリングでドレスを着ていない。
物質系Aランク、まほうタイプ
リーダー特性「物質系ヒャド属性威力+10%」
とくぎは「スノーブレス」「アイスニードル」「銀世界」
覚醒スキル10Pで「自動HP回復(大)」400P(完凸)で「呪文のコツ」などを習得できる。

ドラけし!

DQ5イベント「父パパスとの旅路」の第二ステージ、氷の館のボス。姿はウォーク準処。
ザイル関連がカットされているので、甘い考え諸共凍り付かせようと襲いかかるようになっている。
クリア後は強敵チャレンジで登場。前回の【ブラディーポ】などと同様単体かつ高い攻撃力を持つ。
 
ドラけしは星3の緑属性で、スキルはダイヤ形の範囲を攻撃するヒャド。