【さみだれ突き】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 04:58:31

概要

DQ8以降に登場するヤリの特技。
通常攻撃よりも弱い威力の突きを、ランダムな敵に複数回連続して決める。
ダメージ量の割合や攻撃回数は作品によって異なる。
一発一発のダメージ量は少ないので、集団より単体で現れた敵に対し使う方が効果的である。
 
名前が似ている【さみだれけん】ではなく、【ばくれつけん】にソックリという意外な特技。
また、弓で放つ【さみだれうち】がまったく同じ効果である。

DQ8

主人公が【ヤリスキル】のSP25で覚える。消費MPは4。
通常攻撃の50%の威力の突きを、敵全体からランダムに3~4発連続して決める。つまり単体に対しては通常攻撃の150%~200%の攻撃となる。
剣スキルの代表技【はやぶさぎり】は75%を2発の150%の攻撃なので、倍率の期待値ではこちらが上回る。ただし【バイキルト】をかけた状態で比較すると、効果が1発目にしか乗らない関係でどちらも225%と同じ値になる。
 
割と早い段階で覚えられるため、【ゆうき】スキルを優先して上げる場合などにはここで一旦止める手段もある。
消費MPも少なく、序盤から裏ボス戦までメイン攻撃として大活躍する。
 
槍は他にも【なぎはらい】【しっぷうづき】などの優秀な特技を有するため、主人公のスキル筆頭。
錬金で上位のヤリをガンガン作って強化してやろう。

また、敵モンスターでは槍を所持している【オーク】【ボーンナイト】【オクトセントリー】と、スカモンの【リー】が使用する。
リーはこの技で貴重なMPを浪費することで有名。
また、必殺技の【超さみだれ突き】という上位互換めいた特技も登場しているが、いろいろ微妙な性能。

DQ9

ヤリスキルのSP88で習得する。前作に比べ習得するには大分かかる。消費MPはやはり4。
 
今作では、同じような特技に扇スキルの【おうぎのまい】があるが、武器そのものの強さと消費MPから見れば、戦士系には五月雨突きの方が向いている。
相変わらず単体への火力は優れているが、万能キャラだった8の主人公と異なり、今作の物理キャラは極端にMPが少ないものが多く、消費MP4が若干重くのしかかる。
 
やはりデーモンスピアとの相性は良く、うまくいけば高レベルの宝の地図の通常戦闘の時間を短縮したり、メタル狩りの際にMPが少ないとき、一閃突きのかわりに使えたりもする。

DQ10オフライン

【主人公】【ラグアス】【ヤリスキル】で習得。習得に必要なスキルポイントは9(主人公はひみつパネル)。
消費MPは4。
 
通常攻撃の0.9倍+10の無属性物理ダメージを、敵全体の中から4回ランダムで与える。
【スキルアップパネル】による補強でダメージが4%・8%・16%・24%と増加する。なおラグアスは当初はパネル配置の関係でスキルアップできないが、Ver.2で1回目のスキルパネル拡張によってスキルアップが可能になる。
敵が一体の時はかなりの倍率となるが、ヤリの使用者自体がせいぜい【パラディン】くらいしか攻撃に向かない難点もある。
 
敵モンスターが使う場合は従来通りダメージ倍率は0.5。
【オーク】【ゴールドオーク】【オークキング】【からくりだいみょう】【エビルチクリン】【しにがみきぞく】【グレイトライドン】【シャドーノーブル】 が使用する。

DQ10オンライン

ヤリスキルのSP120で習得。消費MP4。
短いながらも【CT】がついて乱発出来ないが、一撃当たりのダメージ倍率は大きく上昇している。
ダメージ倍率とCTは何度か調整が入って変わっているが、DQ11の0.75倍はVer.2.1後期、DQ10オフラインの0.9倍はVer.2.4後期当時のもの。
【ズッキーニャ】など使用するモンスターも増えている。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【マルティナ】がヤリスキルで習得可能。
消費MP12。敵1グループの中からランダムで通常攻撃の0.75倍の攻撃を4回行う。
単体に対して放つと通常攻撃の3倍のダメージとなる。
 
異変前から取れる強力な特技。最短入手はLv27、【スキルのたね】を2つ使えばLv26で覚える。早ければ【メルトア】戦から早速大活躍させられる。
今作から攻撃範囲がグループになったため、一体に集中砲火させやすい。
ドラクエでは同一グループで出現するよりもグループを分けて出現する敵のほうが一般的には厄介だが、この特技は細かくグループ分けして出現する敵に対してそのポテンシャルをより発揮できるというドラクエでもかなり珍しい特技となっている。
 
消費MPがマルティナにとってはだいぶ重いが、これを覚える頃には【思い出のリボン】【ようせいの首かざり】【ピンクパールリング】等が入手できる。
これらでMP面をフォローしてこれを連発しておけば、異変前のボス戦であればMPが尽きる頃には倒せるだろう。
単体攻撃特技の最強格としてよく挙げられるのは【かくとう】スキルの【ばくれつきゃく】であり、実際に爆裂脚の性能自体はさみだれ突きの完全上位互換である。
しかしさみだれ突きからは槍装備時攻撃力+30が近いという利点があり、取ってしまえばその分攻撃力が高くなる。
槍攻撃力+30取得を前提にすると、実は槍攻撃力+30と爆裂脚が両立できるまでの間はこちらの方が高威力であり単体攻撃の最強技になる(【氷結らんげき】は槍攻撃力+30を得た状態で習得できる上に爆裂脚よりも高倍率だが、敵の耐性に左右されやすく不安定)。
さらに爆裂脚には無い利点として、【きしんのまそう】の盾ガード武器ガード貫通効果が発揮される点が挙げられる。
 
ただし、異変後にこの特技を覚えさせたままにすると、集団攻撃特技の最強格である【ピンクサイクロン】の習得がだいぶ遅くなってしまう。
異変後のマルティナ再加入時にパネル拡張があるが、
単体攻撃最強であることを重視して、この特技を維持しつつ、集団攻撃はしばらく【なぎはらい】【しんくうげり】あたりで我慢するか、
単体攻撃と集団攻撃のバランスを重視して、スキルリセットからの【ばくれつきゃく】【ピンクサイクロン】の組み合わせを目指すか、
どちらにするかはプレイヤー次第である。
 
なお、ダメージ倍率、攻撃範囲、一発あたりの会心率が1/4になる点など攻撃性能自体は【つるぎのまい】と完全に一緒。消費MPはあちらの方が少ない。
【ツメスキル】【タイガークロー(特技)】は3.6倍だが、ヤリの方が基礎攻撃力が高いので、結局同じくらいのダメージになる。
 
余談だが、AIは(耐久は通常攻撃1発で倒せる程度の)敵数が4体以下かつ複数グループの際に、その中の1体グループに対しこの技を撃つなど、
どうにもこの技はAIに範囲を「全体の中からランダム」と誤認されているフシがある。
この手のお約束として、開発中に仕様が変更され、AI側にそれが反映されていない可能性が極めて高いだろう。
 
敵では【オーク】系統や【グリーンモッキー】といったヤリを持つモンスターが使ってくる。
【超さみだれ突き】もモンスターの【れんけい技】で登場。本作では他に【ダブルさみだれ突き】という敵専用技もある。

ヒーローズ1

【クリフト】の基本アクション。△ボタン(Xボタン)を押すことで発動し、
槍を振り上げ、上空に浮いた敵を連続で突く技。
乱れ突きの後に更に攻撃ボタンを押すことでフィニッシュ攻撃が出せ、
□(Yボタン)なら浮いた相手をその場に叩きつけ、△(Xボタン)なら薙ぎ払って吹き飛ばす。
最初のモーションは範囲が広めなので集団戦に強い。
また、初動で△ボタン(Xボタン)を押しっぱなしにすると【一閃突き】に変化する。

ヒーローズ2

前作から引き継ぎで登場。
今回も前作と同じ感覚で使っていける。
なお今回は主人公2人も槍装備時に使用可能。

トレジャーズ

表記は「さみだれづき」。風属性/突属性のダメージを与える。
【オーク】族(オーク、【ゴールドオーク】【オークキング】【オークィーン】)のおしゃれ個体が使える。

星ドラ

Bランクヤリ専用こうげきとくぎとして登場。
最大強化CT : 25秒
最大強化効果 : ランダムな敵に威力75%の4回攻撃
さらに亜種として、
バギ属性のさみだれづき「疾風さみだれ突き」が登場。

タクト

Bランクとくぎとして「さみだれづき」名義で登場。
直線2マス・消費MP25
「範囲内の敵にランダムで威力60%の物理ダメージを4回与える」
最大強化で威力90%まで強化可能。
【ゴールドオーク】が使用可能。
さらに亜種として
【オークキング】が使用できるいどう封じさみだれづき「さみだれあしづき」が登場。

蒼天のソウラ

【パラディン】である【アレック】が使用するヤリスキルの1つ。
守備を中心に戦うアレックらしく、相手を寄せ付けないように槍のリーチを保つ目的で使う。