概要 
DQ2などに登場するモンスター。青っぽい体色をしている。
名前の通り【オーク】族の王様らしいが、服装も特に立派でなく全体的に地味な印象があり、王様の風格は無い。
DQMJ3の豆知識によると形式にこだわらない性格であるかららしい。
見た目こそ粗暴だが回復や蘇生魔法を会得していることがほとんどで、【判断力】は最高に設定されているため厄介さはあると感じる作品が多い。
また、豆知識では部下を回復してくれるので慕われているという記述が多く、意外ときちんとした王様のようだ。
色違いにオーク、【ゴールドオーク】、【オークィーン】がいる。
DQ2 
体力・攻撃力共にそこそこ高く、自分や味方のHPが減ると【ベホイミ】を唱える。
【くさったしたい】を上回るHPを持つうえに、回復魔法を使って粘る厄介な敵。
王様感を演出するためなのか、2匹以上同時に出ることはない(下位種のゴールドオークも同じだが)。
【ガーゴイル】とは仲がいいのか、しょっちゅう組んで登場する。
報酬は下位種のゴールドオークの半分程度で、旨みが薄い。
と言うより出現場所が【ロンダルキアへの洞窟】の3Fのみと限定されているので、単純に稼ぎに向いていない。
そしてそこより上の階には、【キラーマシーン】や【ドラゴン】を筆頭に強豪モンスターがウロウロしているので存在感も希薄……。
実際【しりょう】ほどではないが、当時週刊少年ジャンプで行われた人気投票では得票の少ない(影の薄い)モンスターに名を連ねていた。
落とすアイテムは【ふくびきけん】。確率1/8。
この頃にもなればさすがにいらないだろう。
ドロップ率が高めでバンバン落とすのだが、正直アイテム欄を圧迫するので邪魔。
MSX/MSX2版では体色が紫っぽくなった。
そして最大3匹同時に現れることがあり、こいつ3匹+腐った死体などという大規模フォーメーションも見られた。
リメイク版ではベホイミの効果が上がった他、守備力と経験値が2倍以上に上昇した。
しかし、ガーゴイルとゴールドオークは1グループ1匹で2匹登場することがあるように変更されたのに、こいつはそのような強化要素はなかった。
小説版 
ロンダルキアへの洞窟でパーティを襲撃した。
ゲームブック(エニックス) 
進み方次第では洞窟のボス格であるドラゴンに子供を食べられてしまう。その場合、怒りに燃えてドラゴンに襲い掛かってくれるため、ドラゴン戦がかなり楽になる。ドラゴン戦後は戦意をなくし、相互不可侵の形で引き下がっていく。
見方によっては、一時的とはいえDQ5に先んじて共闘しているため、この頃から後の仲間モンスター候補であったのかもしれない。
DQ5 
【グランバニア】地方、及び【試練の洞窟】、【デモンズタワー】に出現する。
本作以降は同種複数でぞろぞろ出てくるようになった。
高い攻撃力での通常攻撃のほか、【ザオラル】を使って仲間を生き返らせる。
とはいえ所詮ザオラルなので成功率は半分、成功してもHPは半減しているので攻撃の的。
マホトーンも確実に効くので苦戦することはあまりないだろう。
落とすアイテムは【けがわのマント】。
出現場所の関係でデモンズタワー低層では【ホークマン】とセットで出ることがある。ホークマンとガーゴイルは色違いなので仲がいいのだろうか?
特筆すべきは1/4と高い確率で【仲間モンスター】になること。詳細はこちらを参照。
【初心者救済四天王】の1人であり、多くのプレイヤーの冒険を手助けしている。
ユアストーリー 
声は鰐渕将市が担当。
大神殿の建設現場の地下で死体流し場の責任者を担当しているが、リュカと【ヘンリー】の作戦に引っかかって二人の入った樽を流す。
DQ8 
【王家の山】と【ライドンの塔】の外部、リブルアーチ地方全域に出現する。
リブルアーチ地方では平原では昼間しか出ないが、終盤でも出現率が高い。森なら昼夜問わず出るが、終盤は出現しにくくなる。
行動は相変わらず通常攻撃とザオラル。
呪文耐性がほとんどないので、楽に倒せるだろう。ただし、ラリホー系とメダパニ系は効果がない。
落とすアイテムは通常枠で【まじゅうの皮】(1/16)、レア枠で【ロングスピア】(1/64)。
外見とイメージに相応しい落とし物で、まじゅうの皮のドロップ率は屈指の高さを誇る。レア枠もオークよりもずっと落とし易くなっている。
【スカウトモンスター】としてスカウト可能。詳細はこちらを参照。
DQ10オフライン 
【久遠の森】、【アズラン地方】、【捨てられた城】、【プクレット地方】、【エピステーサ丘陵】に生息。
相変わらずべホイミとザオラルを使ってくるが、さらに【さみだれ突き】も使うようになっている。
通常ドロップは【ふさふさの毛皮】、レアドロップは【ぶどうエキス】。
DQ10オンライン 
生息エリアを増やしているほか、魔界ではモブNPCとして登場。
詳しくはこちらを参照。
DQ11 
【ミルレアンの森】の【氷の床】にオークと混じって出現する。
実はこの時点ではかなり高い攻撃力158(【マッスルガード】と同じ)を誇る実力者なのだが、こちらが強くなっていることやHPも高くないことから強さ的にはあまり印象には残らないだろう。
前作同様の行動に加え、【れんけい技】の【超さみだれ突き】で攻撃する。
ドロップアイテムは【まじゅうの皮】レアが【プラチナのやり】。
2Dモードではこのモンスターは【シンボルエンカウント】になっているが、歩行グラフィックは汎用の魔物のグラフィックとなっている。
邪ver 
【ドゥーランダ山】と【ミルレアンの森】に出現。2Dモードでは【名もなき地】(【デルカダール城下町】南東)にも出現する。
呪文は【ベホイム】【ザオリク】に強化。まれに逃げることがある。
ミルレアンの森では【ゴールドオーク】との共演が見られるが、邪になってもステータスはこちらが下である。
今作では同時に同じ場所で色違いのモンスターシンボルが共存することは少ないのだが、こいつは【オーク】とゴールドオークの両方と共存を果たした。仲間を回復・蘇生させるだけあって仲間意識が強いのかもしれない。
なお、2Dモードでのミルレアンの森のシンボルでエンカウントするものは、過ぎ去りし時を求めた後であれば、邪神の復活イベントよりも早く邪verになっている(DQ11Sでも修正されていない)。
大抵はこんな所には寄らずにすぐにストーリーを進めると思うが、もしそのタイミングでエンカウントすると仲間が弱い状態で戦うことになるので要注意。
DQS 
【溶岩の海】に出現。
やってくることはオークと同じ。実質耐久力の上がったオークである。
しかしガード能力が高く、攻撃する機会が少ないというのが本エリアではこの上なく厄介。
なぜならこいつは後ろに【ベホマスライム】を連れて現れることがあるのだ!
頑張ってちくちく削っても後衛のベホマスライムがベホマで全快…というのはよくある話である。
事前にベホマスライムに傷を負わせておき、仲間の呪文で一掃しておくか、素直に必殺技を使うのが得策。
こいつ自体は大したことないのだが……。
DQMJ3 
イベントバトル2日目の【キング】のパーティにいる。名前がキングつながりか。
補助を担当しており、【スクルト】や【フバーハ】等を使ってくる。
魔獣系Cランクで、オークの四体配合で作ることができる。
スキルは【HP回復】。
特性は【ノーマルボディ】、【回復のコツ】、【ときどきインテ】。
+25で【ジャミングブレイク】、+50で【AI1~2回行動】、+100で【ミラクルボディ】。
メガボディ化で【気力吸収攻撃】、ギガボディ化で【ひん死で呪文会心】、超ギガボディ化で【ときどきリバース】を習得。
スキルも特性もオークとほぼ同じである。
オークは最序盤にスカウトできるのでやろうと思えばこいつも早期に入手可能。
Cランクの高さを生かして位階配合に繋げても良し、回復のコツと【HP回復】のスキルを持っているため回復役として役立てるもよし、体験版のプレゼントのコードで【スライムゴールド】が入手できるので【ゴールドオーク】にしてよし。
そういった意味ではDQ5での立ち位置のように便利なキャラである。
DQMJ3P 
【黒鉄の監獄塔】に野生個体が出現するようになった。
こちらが近付くと【ほねコウモリ】を呼び出してくるが、このとき近くに別のオークキング、【スライムナイト】、【あおだけ童子】、【凶とげジョボー】のシンボルがいた場合はそれらのシンボルもこちらに気付いた状態になる。
倒れている【スカルドン】のシンボルに接触すると必ずお供として出現し、スカルドンを【ザオリク】で蘇生する。
しかし、賢さが低いのか蘇生時のHPはかなり低い。
奇数ターンはザオリクorテンションアップ、偶数ターンは通常攻撃orベホイミという行動パターンになっている。
合体特技は【闇獄凍滅斬】、合体特性は【ハードボイルド】。
DQB2 
下位種の【オーク】共々登場。
【モンゾーラ島】のおおねずみの丘からさらに北へ進んだ最北端におり、倒すと確率でせかいじゅの葉をドロップすることがある。
モンゾーラ島攻略の段階で挑むと中々の強敵ではあるが、攻撃パターンが非常にわかりやすく、突進攻撃で周りを囲んでる岩山の壁に衝突すると大きなスキを晒す、【どくばり】が有効なことなどから、この時点で倒すのも現実的に可能である。
【フサフサ島】にも強敵として一体だけおり、こちらは【トマトのタネ】か【カボチャのタネ】を10個ドロップし、さらに撃破時【かわのよろい】のレシピを閃くので、【オッカムル島】に行く前に一度は倒しておきたい。
DQR 
スタンダードパックに共通レアカードとして収録されている。
4/4/4
貫通
召喚時:HPを2回復
標準スタッツ、回復効果、貫通を併せ持った頼もしい1枚。
速攻デッキ、特に【亡者のひとだま】に対して強く、それらが流行した際には対抗馬として多くのデッキに採用された。
ひとだまの弱体化後は天敵の【りゅうき兵】が流行し、急速に見なくなっていった。
ちなみにこいつとひとだま、りゅうき兵の3体は3すくみになるようにデザインされたとのこと。
また、回復効果は敵も対象にすることができる。
敵の場にある氷塊を回復したり、【冥界の霧】などと組み合わせてダメージを飛ばしたりといった工夫が可能。
DQタクト 
2021年2月18日開催の「ドラゴンクエストIIイベント」にて、
「トンヌラSPスカウト」「プリンSPスカウト」のAランク枠として登場。
魔獣系Aランク、こうげきタイプ。
リーダー特性は「物理威力+5%」
とくぎは【フール】/「さみだれあしづき」/「ダークスラスト」
覚醒スキル 10Pで「まれにこうげきじゅんび」
ドラけし! 
夢幻の森とサラボナ周辺のステージに希に登場する。
星4でベホイミを持つので需要が高い。