地名・地形/【夢のダンジョン】

Last-modified: 2024-04-21 (日) 17:47:10

FF6

FF6におけるダンジョン。
崩壊後にカイエンを連れた4人パーティーでドマ城の仮眠室で休むと、カイエンだけが目覚めない。
実はカイエンはドマや世界そしてを守れなかったことで自身を責め続けており、そこを夢の三兄弟およびアレクソウルにつけこまれ、心を乗っ取られていた。
夢の三兄弟を追い、ダンジョンに入る。
なお、入ったらクリアするまで出られない上、一度クリアしてしまうとこのダンジョンにはもう入れない


カイエンが自身の迷いを晴らす場所だが、彼自身は全く戦闘や探索に参加しない。
最大3人での攻略を強いられ、メンバーチェンジも出来ないのでキャラはしっかり選ぼう。

  • 結構な長期戦になるので回復手段を多めに持っておくといい。
    ちなみにこのダンジョンの大半の敵は一切盗むことはできないが、唯一アレクソウルのみ形見の指輪を所有している。
    形見の指輪自体はリルムとシャドウ以外に装備できず、これ以外にも2個手に入るため無理に盗む必要はないが、3個めがどうしてもほしい場合はロックorゴゴはスタメン確定だろう。

このダンジョンに関するヒントは2箇所ほどで聞くことが出来る。
どちらでもカイエンを連れて行くことには触れていないものの、縁のある土地なのですぐに気が付くだろう。

  • 具体的な場所は、ニケアサマサ。台詞が全く同じである。
  • 一方で、カイエンが崩壊後に一番関わっていたマランダにカイエンを連れていくと、カイエンをドマに連れて行くことを示唆するヒントをくれる人がいる。
    カイエンとローラのイベントを見るついでに聞いた人もいるのではないか。

エリア1

迷路エリア?。もやもやした空間で、迷路のようになっている。スタート地点の近くにセーブポイント。
さらにはパーティーメンバー一人一人を夢の三兄弟が見張っており、近づくと退散する(始めは一人で移動)。
迷路のエリアを出ようとすると夢の三兄弟と戦闘になり、勝てば次のエリアへ。

  • マップの所々が階段状になっているが、例えば「階段の上と下が同じ高さの通路で繋がっている」といったような、いわゆるだまし絵のような構造になっている。
  • 無限に階段を上がり続けているようにも、無限に階段を下り続けているようにも見える不思議なループ構造になっている場所がある。
    夢の中ならではのマップが上手く表現されている。

最初に操作するのは、メニュー画面での配置が一番下のキャラになる。
(一番下がカイエンだった場合、下から2番目のキャラになる)
最初の操作キャラがモグになるようにすると、モルルのお守りの効果で安全に仲間を集められる。
その後、ちゃんとモンスター達に遭遇しておこう。

エリア2

魔列車エリアである。
1両目と2両目の境で幽霊に追いかけられるカイエンが見られるが、話すことはできない。
中は普通車(セーブポイント付き)の他、ダッシュでとる宝箱やおもりを使って取る宝箱、パズル部屋と記憶力で進む場所など様々な仕掛けが備わっている車両がある。
謎を解いて先へ進むとセーブポイント車両、そして先頭の機関車となる。
ここではスイッチをいじる必要はなく、1度入って出るだけで次に進む。
アルジャッブルはここと最終エリアにしか現れない。
GBA版の魂の祠でも挽回出来ないので要注意。
(アルジャッブル以外のここで出現するモンスターは全て魂の祠に出てくる。低確率で別モンスターになる場合もあるが)


GBA版のメニュー画面に出る地名は「ゆめのダンジョン まれっしゃ」。
なのだが、謎解き後のセーブポイント車両と先頭車両のみただの「まれっしゃ」。
通常の魔列車とマップを流用しているのだろうか。

エリア3

炭坑エリア。
ここでも始めに3人の兵士に追いかけられるカイエンが見られるが、話すことはできない。
メンバーは魔導アーマーに乗って移動することになる。
無限ループとなるエリアを過ぎるとカイエンが現れ、彼を追うと途中の橋が壊れて落下、最終エリアへ。
なお、プルトアーマーシュミットイオはここでしか出てこないので、
暴れる」コンプを目指したければ遭遇しておこう。


最初に追われているカイエンについていくと自然に左回りで進むことになるが、そのまま左回りで進み続けているといつまでたってもループから抜け出せないので注意。
もっともごく短いループなのですぐに気付いて抜け出せるはずではあるが。


夢のダンジョンはカイエンの記憶で構成された場所なのでここもカイエンの記憶にあるどこかなのだろう。
マッシュ達と出会う前にリターナーの活動で何か王に任務を出されてここに来たのだろうか?

  • 崩壊前にナルシェで3パーティが集結した時に来ている。
    魔導アーマーはドマを抜ける時ちょっとだけ乗っているから、そこらへんがミックスされているのでは?
    まぁ、それ以前に来ている可能性も否定できないか。

ティナがいれば、魔導アーマーのコマンドをすべて使える。大したメリットではないが。

  • むしろ本人にとってはトラウマでしかないのでは。
  • ピクセルリマスター版の狂信者の塔ではゴゴを使う場合、「たたかう」コマンドが魔法に置き換わらなくなり、「まほう」をつければそのまま塔の中で魔法を使えるようになったが、このダンジョンでも同様の変更がされているのだろうか?要検証。

エリア4

最終エリア。ドマ城エリアである。
ここでカイエンの妻子からカイエンの事情を知る(セーブポイント出現)。
また、各地でカイエンとその家族の思い出が見受けられる(ミナとのノロケシーンは必見w)。
玉座へ向かうと倒れているカイエンの傍に心を乗っ取った元凶:アレクソウルがおり、戦闘になる。
勝てば自動的にドマ城の寝室にもどり、カイエンも目覚め、必殺剣を極める。
このとき玉座にアレクサンダーの魔石があらわれるので、忘れずにとっておこう。


カイエンの思い出は外の堀に沿って2ヶ所、カイエンたち家族の自室で1ヶ所見られる。
寄り道になることや敵も出現すること、マップの見た目に特に変化のないことに加え、アレクソウルの所在がやたら分かりやすいこともあってかなり見逃しがちだができれば見ておきたい。

  • カイエンが好きな人もそうでない人も彼の優しく家族思いな一面がうかがえるイベントなのでおすすめである。

余談

BGMは以下の通り。
エリア1:迷いの森
エリア2:(なし;車輪がレールの継ぎ目を走る際の音がするだけ)
エリア3:迷いの森
エリア4:カイエンのテーマ
 
まぁエリア2は形こそ魔列車であるが、雰囲気が本来の魔列車の恐怖を全く感じさせないものであるため(アンデッドのモンスターすら出ない)、魔列車のBGMはここではさすがに合わないといえよう。

  • アンデッドのモンスターは一体います。が、滅多に出ないので曲は合っていない。
  • むしろ延々列車音だけ聞かされ続けるのが淡々と恐怖を煽ってくるんだが…
  • このダンジョンはクリアするまで抜けられず、しかも全般的にすごく「陰気な」雰囲気が漂う。
    FF6自体が「暗め」なゲーム世界のため仕方ないのかもしれないが…。

このダンジョンは最初のエリアを除き背景が黄色くなっている。
さらにはパズルや無限ループ、幽霊や魔導アーマーに追われる場面からして、カイエンの心の迷いは相当なものだったのかもしれない。


最初の迷路状のエリアは、階段を下る先と上る先、あるいは平坦な道が同階層になっていたりと、さながらエッシャーの絵の様な、現実にはありえない2Dならではの不思議な空間になっている。


エリア2と4の敵は古代城にも出現するが特定のエリアでしか出現しないモンスターが複数いる。
モンスター図鑑コンプリートを狙っている人は注意。

  • 古代城で現れるのはココ+サムライ+ライジングビストのパターンのみ。
    パンドラやアルジャッブル、パラサイトの現れるパターンはここできっちり押さえておこう。

中には下半身スッパタニマのような美女型モンスターも現れる。
機械に美女にドマの惨劇と、カイエンのトラウマがギッシリ詰め込まれたダンジョンである。


プルトアーマーウェアドドラゴン等、「日本人が外来語を間違った発音でカタカナ語にした」ようなモンスターも出る。
カイエンらしいと言えばらしいのだが。狙ってそう命名したのかは不明。
詳細はそれぞれのモンスターの項目で。


シャドウがメンバーにいても、アレクソウルたちはカイエンを狙う。
やはり場所が決め手だったのだろうが、シャドウもかなり危なかったと思う。

  • シャドウはとっくに、別の何かに憑かれてるんじゃなかろうか。
    やたらと悪夢に魘されてるし、エンディングの演出からしても……
  • シャドウは過去に死に瀕した相棒を見捨ててしまったことで自責の念に苛まれている。
  • 同じ自責の念でもかつては家族との幸せな未来像があったり崩壊後も一度は前向きに生きようとしていたカイエンの方がこの手の魔物的には揺さぶり甲斐があろう。
    シャドウの心を他者が揺さぶって干渉するのはカイエンよりは難しいだろう…良い方向にも悪い方向にも、だが。

シャドウとマッシュがいても特別なイベントはない。
魔列車あたりで何かあったら面白かったのに。


このダンジョンを攻略することで得られるご褒美は、正宗アレクサンダー
そしてカイエンの必殺剣が全て習得できることが目玉。
(他にも宝箱や盗むなどで色々手に入る)
結構難易度の高いダンジョンなのに、ややしょぼい気がしないでもない。
尤も他のダンジョンで手に入るものの方が贅沢すぎるのが影響しているとは思うが。


ちなみに、SFC版の攻略本「THE COMPLETE」では「カイエンの夢の中」とそのまんまな表記になっている。

  • NTT基礎知識編では「夢の城」。狂信者の塔もそうだが、ゲーム中に名前の出ない地名は…。
  • しかし「夢のダンジョン」「夢の城」と字面だけ見ると如何にもいいところっぽい。実際はアレだが。

ここに出現するザコは、アイテムを持っていない。
さすが夢の中…と思ったら、宝箱はちゃんとある。なんでだ。

  • アレクソウルからは盗める。(ソウルセイバーは何も持っていない)

それにしても夢の三兄弟はいいとしてパーティメンバー達はどうやって夢の中に入ったのか?
普通に考えるなら「待てっ!」と勢い良く飛び込んでもカイエンにボディプレスをかますだけだろうに。

  • 気合いで。
  • 「このまま体当たりされるとカイエンが起きる!」↓
    「それは不味い、夢の中はホームグラウンドだし戦っても勝てるだろう」(三兄弟:談)かな?
  • 三兄弟が登場した時点ですでに三人それぞれの夢の中なのかもしれない。
    追いかける事で四人の夢がつながり、カイエンの夢で集合しているとか。
  • きっと、「何だ、空間に空いたこの穴は?」「別の世界に通じているのか!?」「穴が小さくなる、閉じようとしているぞ!」「俺達も飛び込んで追うんだ!急げ!」
    という、創作作品によくあるベタな展開だったんじゃないかな……穴の演出や台詞のやりとりは都合により省略されたんだよ、多分。
  • FF5の次元の狭間みたいな感じじゃないかと思う。

夢の中で手に入るアイテムは源氏の小手フレイムシールドアイスシールドの三つ(鉄の塊を除いて)
夢の中の物はカイエンの心理に関係してるので、もしかするとカイエンは密かに「あると便利でござるなぁ。欲しいでござるなぁ。」的な事を考えていたのかもしれない。

  • 「源氏の小手は消えない!」ですね。
  • 実は魔列車の物凄く分かりづらい所にエクスポーションもあるのだが。見えにくいから何かと思えばこれですかい。

眠れる城を守る兵士達は やはり夢を見て夢と戦う (NTT出版攻略本より)


このダンジョンで夢から覚めてもシャドウ一人だけ魔導アーマーに乗ったグラフィックのまま、という妙なバグに遭遇したことがある。

  • 魔導アーマーに乗るエリア3でカイエンが帝国兵に追われる部屋を抜けたらすぐに先頭を入れ替えて戻すとやると、夢から覚めても魔導アーマーに乗ったままになる。
    魔導アーマーに乗ったキャラを先頭にしない限り宿屋でも魔導アーマーに乗りっぱなしという光景も見れる。
    • 先頭を入れ替えるなどの動作をしなくても同じ目にあった(キャラはストラゴス)
      原因不明のバグである。
      この状態でケフカまで行くとケフカのグラフィックがバグっている。
  • エンディングでもアーマー乗りっぱなしで割と台無しだった。
    グラフィック切り替えのフラグ管理がおかしい。