裏技・バグ/【タイマー持ち込み】

Last-modified: 2023-09-12 (火) 11:35:16

FF5(SFC版)

沈んだウォルスの塔からある方法で脱出すると、
塔の外に出た後も何故か制限時間のタイマーがそのまま残り続けるバグ技がある。
PS版以降は修正されてできなくなった。


残り時間が少なくなるとBGMが速くなる性質はどの曲に対しても発動する。
時間で動くギミックがあるフロア(ジャコールの洞窟の最初のフロアなど)に入るとタイマーが解除される。
町などでは残り時間のタイマー表示がバグって表示される。


GBA版グランエイビス戦前にも時間制限イベントがあるが、
イベント中は隠しダンジョンの出口スイッチが反応しないため、タイマーを持ち越す事は出来ないようだ。


SFC版では他にもジャコールの洞窟の最初のフロアのスイッチやピラミッド3階の床のタイマーも持ち込めることが確認されている。
タイマーが作動中、ものまね師の4番目のコマンドでかくれるを使うバグで
変化させたマップチップに立つ事でフィールドに出ると持ち込むことができる。


フィールドでタイマーが発動するとフリーズする。どこかに入ると本来の仕掛けが発動する座標の表記がおかしくなる。
町が遠くてタイマーが維持できない場合は、
他の町を中継地点にして、タイマーで変わったマップチップに立ってフィールドに出るという事で維持する必要がある。
実用にはまだ踏み込めていないが、ピラミッドのタイマーを持ち込み、
カーウェンの町のピアノ一つで二段階ピアノの腕前を上昇させる事が確認されている。
【視聴覚室】

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FF6

イベント用のタイマーを持ち出せるバグ。


FF6に使用されているイベントのうち、いくつかは時間制限イベントのタイマーを利用したものが存在する。
画面上にタイマーは表示されないが、タイマーが0秒になると仕掛けが作動する、という形でイベントを表現している。
現在は時間制限イベントのタイマーも含め、16種類のタイマーが発見されている。

  1. オペラタイマー
  2. 会食タイマー
  3. 親衛隊タイマー(このタイマーのみ持ち出しが不可能)
  4. 魔大陸崩壊タイマー
  5. マッシュタイマー(下記)
  6. 魔列車タイマー(トリガーは魔列車攻略後にカイエンがミナとシュンを見送った時。時間が過ぎると迷いの森の外に出る)
  7. マリアタイマー(トリガーはオペラで選択肢を選んだ時。時間が過ぎるとオペラ失敗)
  8. モグタイマー(トリガーはオオカミがモグ質を取り「動くな!」と言った時。作動中は動けず、時間が過ぎると金の髪飾りイベントを続行)
  9. 橋タイマー(下記)
  10. 帝国空軍戦タイマー(トリガーは帝国空軍戦中。時間が過ぎると帝国空軍と戦闘)
  11. シャドウタイマー(トリガーは魔大陸崩壊タイマーと同じ。時間が過ぎるとシャドウの生存を判定。戦闘も中断され終了する。)
  12. 謎タイマー(トリガーは魔大陸崩壊タイマーと同じ。当初は何に使われているのか謎だったためこのような名称で呼ばれていたが、後に、魔大陸の足場が崩落する際、そのグラフィックの座標が一周して上から戻って来ないようにするタイマーだと判明した。)
  13. シドタイマー(下記)
  14. 天井タイマー(トリガーはゴゴの洞窟の所定のエリアに入った時。時間が過ぎると天井が降ってくる)
  15. ドアタイマー(トリガーはアウザーの屋敷の3つの自動開閉ドア。時間が過ぎるたびにドアを開閉する。今後の更新でこのタイマーを利用した大破壊が見込まれることが示唆されている。詳細はリンク先で)
  16. 箱タイマー(トリガーは夢のダンジョンの魔列車エリアでスイッチを押した時。宝箱を囲う箱が動き、時間が過ぎると元に戻る)

マッシュタイマー

崩壊後のツェンで起きる崩れかかった家のイベントのタイマーを持ち出すことができる。通称「マッシュタイマー」
タイマーが作動してからバグ技を利用して町の外に出るとタイマーが持続する。

  • ただし通常のプレイでは不可能。
    本来は町の外に出ようとすると町の人に「お願いです!助けて下さい!」と言われて引き戻されるので、通常はこの状態での脱出やセーブはできない。
  • そのため、スケッチバグなどで崩壊後にワープする必要がある。
    • この状態だと外から入ると崩壊後だけど建物から出ると崩壊前になるので脱出が可能。

このタイマーがゼロになると、どんな状況でもマッシュが力尽きる様子が流れて全滅ゲームオーバー。
ちなみにそのデータでまだマッシュの命名イベントが行われていない場合、彼の名前が「糸糸糸糸糸糸」というバグったものになる。

  • 「糸糸糸糸糸糸」というのはROMの未使用領域を読み込んでいるため呼ばれる。
    ROMの未使用部分が16進数で「FF」か「00」で埋められている事が多く、『FF6』の「糸」は16進数でFFを表す。
    • 発売時期が近い『ロマサガ2』にもバグ皇帝で名前が「来来来来来来来来」という物がある。
  • 一部のマップではタイマーの表示が化けて、数字ではなく何かのパーツの一部のようなバグったものに変化する。

このタイマーの本領は、町の外に持ち出して別の場所で全滅できるところにある。

  • 飛んでいる飛空艇の中でタイムアップを迎えることで魔大陸に行かなくても起こせる飛空艇バグ
  • フィールド上でメニュー画面を開いたままタイムアップを迎えることで謎の場所に飛ばされる。
  • ダンジョンや建物内のセーブポイントで他のセーブデータを覗いた状態でタイムアップを迎えることで、
    覗いたデータのレベルを参照して今のデータの最終セーブからやりなおせる。
    • 今のレベルより参照先が高ければレベルアップ。低ければ全滅レベルダウン
      参照したキャラクターを変えることで全キャラクターが全滅レベルダウン可能。

【視聴覚室】

タイマーで全滅レベルダウン

ただし、PS版ではセーブデータを覗いている状態だとタイマーが止まってしまうので、
これを利用した全滅レベルダウンはSFC版限定となっている。

ニューゲームにタイマー持ち込み(SFC版限定)

2017年に発見されたバグ技。SFC版限定。
手順は以下の通り単純であるにも拘わらず、何故か近年になるまで知られていなかった。

  1. 時間制限イベントを開始させ、タイマー作動中にセーブ
  2. ゲームをリセットして、セーブデータ選択画面で先程のデータを一度選択して覗き見(セーブ時点のメニュー画面を表示)してからキャンセル
  3. ニューゲームを始める

こうすると、何故かニューゲームのデータにもタイマーが持ち込まれてしまう。
残り時間がゼロになった際のイベント(以下「時間切れイベント」)もしっかり起きる。
当然ながら、タイマー作動中にセーブできる状況でなければ持ち込めない。


ただし、上記のマッシュタイマーをニューゲームに持ち込むだけだと、
帝国兵がナルシェに着いたら突然マッシュが家に潰されてゲームオーバーになりタイトル画面に戻されるだけの一発ネタにすぎない。

ニューゲームにマッシュタイマー持ち込み

そのため、当初は何の役にも立たないものかと思われていたが、52回全滅バグと組み合わせて
タイマーを自作することでなんと0歩クリア(?)が可能になってしまった。

タイマーで0歩クリア忙しい人のためのFF6

さらに2018年、わざわざ52回全滅バグなどを利用せずとも簡単に使えるとんでもないタイマーが発見された。

ニューゲームにタイマー持ち込み(GBA・スマホ版)

GBAやスマホ版ではタイマーを持った中断データを覗くとSFC版と同じくタイマーがセットされる現象が存在するが、
GBA版・スマホ版ではニューゲーム選択後の中断データの消去確認の画面で
タイマーを消去する処理がなされておりできなくなっている。中断でタイマー保存が容易くなった事で製作陣も対策を取った事が窺える。


しかし、スマホ版ではクラウドのバックアップを用いることで、中断データ消去確認画面に移行せず持ち出すことが可能である事が判明した。
手順は以下の通り。

  1. 中断データがない状態でクラウドにバックアップをアップロード
  2. ドアタイマーなどを持った状態で中断
  3. タイトルから中断データを覗く
  4. クラウドからバックアップをダウンロード
  5. ニューゲームを選択

これによりスマホ版でもニューゲームのデータに持ち込まれてしまう。


上記の方法発見の翌日に荒っぽい方法だが、GBA版での方法が確立され、成功報告がなされた。
上書きバグの要領でタイマーをセットした中断データを破損データにすると、
破損データにもタイマーがセットされる。破損データはゲームがすぐにきれいさっぱり消去してくれるので、
ニューゲーム選択時に中断データ消去確認画面に移行しない。つまり、タイマー消去の処理がなされないというわけである。
手順にすると以下の通りになる。

  1. ドアタイマーなどを持った中断データを上書きバグの要領で破損データにする
  2. タイトル画面で「さいかい」を選び、破損データを覗く
  3. ニューゲームを選択

これにより、GBA版のやりこみでもNG+のカテゴリが一応可能になった。
ただし、タイトル画面の「さいかい」存在フラグが書き込まれる前に上書きを中断すると、中断データを覗けず、
「さいかい」の存在フラグを書き込んでデータを覗けてもタイマーが上書きできていないケースがあるなど、上書きバグの難度が高い。

【視聴覚室】

GBA版ニューゲームにマッシュタイマー持ち込み

シドタイマー

上記のニューゲーム持ち込みで真価を発揮するのが、世界崩壊直後の孤島でのシド救出イベントのタイマー。通称「シドタイマー」
このタイマーのみ特別で、画面上にはタイマーが表示されない他、
他のタイマーは残り時間がゼロになるとそれぞれのタイマーごとのイベントが起きてタイマーは消滅するのだが、
シドタイマーはゼロになると「シドのHPが1減少」という時間切れイベントが起きて残り時間がリセットされる
つまりシドタイマーの消滅条件(シドが快復or死亡イベントを見る)を満たすか、他のタイマーで上書きされるまでタイマーが消滅しない。
なおシドのHP0≠死亡であり、タイマーが消滅しない限りシドのHP減少は起こり続ける。
ちなみに制限時間は1秒(正確に言うと64フレーム)で、約1秒ごとに延々とこの処理が行われ続ける。


当初は遥か未来のシドが徐々に弱っていくだけで無意味なタイマーだと思われていたのだが、
……これが最大の問題だった。
シドタイマーに限らず、タイマーの残り時間がゼロになった時に発生する時間切れイベントと、
イベントが発生するマスを踏んだという判定が同時に発生した場合、時間切れイベントの方が優先される
このタイマー時間切れイベントの処理が終わるまでには僅かなラグがあり、その間もマップを移動できてしまう
その為、タイマー時間切れの処理中はイベントマスを踏んだことを検知できないまま移動していることになる。
つまり、タイマー時間切れのタイミングを合わせれば本来起こるはずのイベントがスキップできてしまうのである。

  • なので正確にはタイマーバグである。
    このタイマーバグは後述の橋タイマーなどでも利用されることになり、さらなるFF6の世界崩壊を促進することとなった。

そしてシドタイマーは時間切れイベントが何度でも発生し、シドのHP以外には一切影響しない。
さらに、上記のように例えシドのHPが0まで減少しようがこのタイマーは作動し続ける。
……即ち、タイマーが消滅するまでこのイベントスキップが何度でも行えるのだ。

  • 例として、最初のナルシェ襲撃で引き返して外に出ようとすると止められるが、
    タイマーが0になったタイミングでナルシェを出ようとするとイベントがスキップされてそのまま門の外に出ることができてしまう。
    • ただしOPのナルシェは別マップ扱いになっているのか、残念ながら下に進んでもフィールドに出ることはできず、
      初心者の館などにも入ることはできないため、プロローグではガードやユミール戦をスキップできる程度。
    • その後はティナ防衛戦など主要イベントを豪快にすっ飛ばすことができるようになる。

とはいえ普通に進行していると、魔列車戦後のカイエンが家族と別れるイベントでタイマーは上書きされてしまう。
イベントをスキップして進めてもオペラ関連のイベント
封魔壁の橋など新しいタイマーをセットされてしまうイベントがちょくちょく挟まる。

  • そしてどんなに頑張っても、魔大陸浮上のフラグになっているサマサ関連のイベントのフラグである会食で消滅してしまう運命だったりする。

通常で使用可能な範囲だと、フィガロ城へ行く前にナルシェに侵入してからをいただいてきたり、
イベント進行を無視して幻獣防衛戦に進んでショートカットしたりするくらいだろうか。
分割シナリオを途中で切り上げることで、
後々バナンレオ将軍を連れまわしたりすることもできるので色々と試してみるのも面白いかもしれない。


フィガロ城地下で機関士のじいさんの妨害をすり抜けてしょくしゅを倒すことで安全に崩壊後ワープをすることが可能になった。
しょくしゅ自体はサウスフィガロで手に入るエルメスの靴機械装備などを駆使すればこの時点でも割と簡単に倒せるし、
その気になればティナ一人でもどうにかできる程度のボスなので難度はそれほど高くない。

  • また、しょくしゅを倒した後に浮上イベントだけスルーすることでタイマー消滅後もいつでも崩壊後ワープが起こせるようになる。
  • 崩壊後ワープはマッシュタイマーからの派生で飛空艇バグや全滅レベルダウンにもつながるので、活用の幅は広い。
    • ただし、しょくしゅを倒してしまうと崩壊後にエドガーを仲間に出来ずに詰んでしまう点は要注意。

さらにこれを用いてキャラクターの加入イベントをすっ飛ばして進めると、
本来の仲間に代わって「名無し・レベル0・全能力0・顔はティナ」というバグったキャラが加入する。
詳しくはこちらの項目を参照してほしいが、
FF6では加入イベントが起きた時に始めて仲間キャラがプログラム上に誕生するようになっている。
それをスキップしてしまったせいで、誕生前のプログラムの胎児とでも言うべき状態で出てきてしまうわけである。


ただしこの状態でも歴としたパーティーキャラとして扱われるため、こいつらしかいない状態だとパーティーの平均レベルも0として計算される。
この状態で仲間の初加入イベントを起こすと、初期レベルが「0+各キャラ固有のレベル補正」という理論上最低値で仲間になる。
正式加入後の最低レベルは1のため仲間を集めていくと平均レベルが上がってしまうが、
ここで前述したマッシュタイマーを併用した全滅レベルダウンを繰り返すことで平均レベル0を維持しながら仲間を集めることすら可能に。

  • スケッチバグを使わずにシドタイマーで全滅レベルダウンによる高ステータスキャラを作成する場合、
    崩壊後の進行を確保するために全滅レベルダウンの度にしょくしゅを倒す所からループする必要がある。
  • しょくしゅを倒すにはシドタイマーが生きている必要があるため、
    加入イベントでタイマーが消滅するセッツァーと会食後加入のストラゴスとリルムはこの方法では全滅レベルダウンさせることができない。

この事実が2018年2月に発見されて、FF6やり込みプレイヤーの間に激震が走ったことは言うまでもない。
理論上、低歩数クリアタイムアタック低レベルクリア最強育成・最小戦闘回数クリアetc.
といったやり込み(バグ有りの場合)の全ての記録が塗り替えられることが確定した。してしまった。
ちなみにこれについて解説した動画は、産みの親のヒゲも巡回済な模様。
発売から24年、果たしてFF6という世界の懐はどこまで広がっていくのだろうか……。

  • 何故FF6をやりこんでいるプレイヤーなどほぼいないであろうこの時期にこんなバグが見つかったのだろう?
  • まぁ日本FF6学会の連中、とくに電子マネー兄貴は永久にFF6やりこんでるし…

橋タイマー

2018年に発見された新手の手段。こちらは全機種で実行可能
封魔壁への洞窟地下2階にある、一定間隔で構造が切り替わる橋を利用する。
このフロアは特定のマスを踏むと約2.5秒毎に橋が切り替わるようになっており、この処理に使われるタイマーを便宜上「橋タイマー」と呼ぶ。
この橋タイマーは「戦闘中やメニュー中も動き続ける」「フィールドではカウントが静止する」
「別のフロアでタイマーが切れると何もせず消滅する」という性質を持っている。
テレポなどで外に持ち出すこともできるのだが、上記の性質によりそのままではたった半秒程度しか持たず消滅してしまい、
セーブする猶予すら無いため、当初は何の役に立たないものかと思われていた。
しかしその後、なんとこの橋タイマーを有効活用できる場所が発見されてしまった。

橋タイマーで崩壊後ワープ

実行のためには、時間の猶予が無いため事前に洞窟内のセーブポイントから飛空艇バグを起こしておく、
かつ序盤のフィガロ城のイベントを飛ばしておくことが必須となっている。
飛空艇バグで全滅後に橋フロアまで直行し、上下2種類あるうち上の方の橋タイマーを利用する。
上の橋タイマーを起動したら事前にメニューを開いてカーソルをテレポストーンに合わせておき、
マップを見ながらタイミングよく橋が切り替わった瞬間を狙ってメニューを開き、なるべくタイマーが多く残った状態で洞窟を脱出する。
(難度高、タイマーが残り少ない状態で脱出してしまうと失敗)
メニューを開いたときの暗転中に橋切り替え音が聞こえるぐらいのタイミングでA連打実行するのがベスト。


この後飛空艇バグを事前に起こしておいたことにより、監視所をスルーして直接飛空艇に乗ることができるので、
そのままフィガロ城から右の緑の地面に着陸し、エンカウントしないように城内までたどり着き、まっすぐ進む。
進もうとするとイベントを飛ばしていたため門番の兵士に「待て」と呼び止められるが、
このセリフが出ている最中に橋タイマーが切れると、何故かタイマーがそのまま継続して橋が動く音が響き続け、
城の左上の方でバグった地形が橋のように動き続ける様子を観察できる。
(なお、下側の橋タイマーでは門番が2回セリフを言って移動し門を塞ぐだけでタイマーが消滅してしまうためこちらは使えない。)


上記の手段でフィガロ城にタイマーを無事持ち込むことが可能になるが、
別のフロアに移動してタイマーが切れると消滅という性質に変わりはないため、このままでは単に猶予時間が伸びただけにすぎない。
しかし、何の因果か2.5秒以内にすり抜けられると致命的なイベントがフィガロ城の入り口近くに存在している。
それが上記にも挙げたフィガロ城地下の機関士のじいさんであり、丁度タイマーが切れる瞬間に例の場所を通過するとすり抜けて地下に行けてしまい、
そのまま崩壊後の世界へワープできてしまう。
崩壊前に置いた位置により飛空艇も利用可能。

タイマーによるテント回避

2018年5月17日前後、ワールドマップでテントを使用した時の黒背景の画面で
テントで眠るマスから一歩下のマスに座標をずらすと、魔大陸浮上イベントを起こせる事が判明。
シドタイマーでテントの眠る処理を回避して座標をずらす事で魔大陸浮上を引き起こせるようになった。
シドタイマー利用なのでSFC版限定…と思いきや、橋タイマーでも応用が利く事が判明し、PS・GBA版でも可能。
(スマホ版は入力の仕様上再現不可とされていたがGamePad利用で可能な事が確認された)


しかもこの場合は上記のフィガロ城持ち込みのようにタイミングを合わせる必要すらなく、
橋タイマーがメニュー中には動くがフィールド上では止まる性質を利用して、
テレポストーン等でフィールド上に持ち出してからメニューを開いて残り0Fの状態でセーブし、
一旦全滅してからテントを使ってそのまま方向キーを下に入れっぱなしにするという手順で、いとも簡単に魔大陸が浮上する。
(なお直接テントを使うと上手くいかないため、一旦ダンジョンマップを映して全滅かすぐに戻る必要がある)


これにより、低レベル(平均レベル3)、低歩数・RTA(全滅バグなし、サマサスキップで1200歩・40分ほど短縮)
といったやり込み(バグ有りの場合)の多くの記録が塗り替えられることがシドタイマーと同じく確定。
上記のようにセーブと全滅を使う手順ならば事前準備もほとんど要らず非常にお手軽なものとなってしまった。
そして、やはりというか…こちらの解説動画も産みの親のヒゲ巡回済の模様。


このバグを用いることで、SFCでは仲間が3人になった瞬間(通常進行での最速タイミングはフィガロ沈降後)から魔大陸に行ける。
しかしベクタ侵入前に魔大陸を飛ばすとベクタの兵士が居なくなるため、酔っ払い爺さんからのベクタ侵入が不可能になってしまう。
SFC版かつシドタイマーを持ち込んでのニューゲームかつオペラ座などのタイマーが消えるイベントを避けていれば正面から強行突破できるが、
そうでなければベクタクリア前に魔大陸を飛ばすとベクタがクリアできなくなり、
最終的にフィガロ城で道を塞がれるため詰んでしまう。
変なタイミングで魔大陸を飛ばして遊ぶのはベクタクリア後にしておくのが安全。

  • SFC以外で橋タイマーから魔大陸を飛ばすためには基本的にベクタクリア(からの、ナルシェ会議)が必要なため、
    このせいでよく詰むのはSFCのシドタイマー持ち込みニューゲームでオペラ等を通過していてシドタイマーがもう無かった場合。

SFC版で試してみたところ、ニューゲームへのタイマー持ち込みを使っても、飛空艇バグは飛躍的に楽になるわけでは無い事がわかった。
まず飛空艇バグを起こすには、魔大陸を抜けた後に再度飛空艇を動かし、もう一度魔大陸に向かう必要がある。
しかしセッツァーから操縦法を教わっていない場合、
操縦桿の前でボタンを押しても飛空艇を動かす事ができず、魔大陸に再突入出来なくなって詰む。
このため、魔大陸突入前に魔導工場をクリアする必要があるのだが、ここにはセリスを連れてくる必要がある。
(魔導研究所の会話シーンでフリーズしてしまうため)


上記の通り、ベクタ侵入イベントとニューゲームタイマー持ち込みテント回避は両立できないため、
テント回避を行った後はその時一度だけ使える飛空挺を活用し、その足でセリスをベクタに連れて行くしか無い。
よってニューゲームタイマー持ち込みからのテント回避で飛空艇バグを行うには、

  • 普通に進めるか幻獣防衛戦に侵入するかしてセリスを仲間にする(この時、魔列車には乗らないこと)
  • セリスをパーティに加えた上でテント回避を行い、ベクタに移動
  • 魔導工場をクリアし、魔大陸に向かう

という手順になる(多分)。テント回避が手軽に出来ても、飛空艇バグに結構な手間がかかるのは変わりない。


実はこのバグかなり大きな問題があり、通常プレイならベクタクリア後に実行できるのだが、
そのまま魔大陸に直行して普通に進めてしまうとケフカ戦終了後エンディングに進めなくなってしまう。
理由は魔導研究所のイベントでセリスが離脱状態になってしまうからである。
崩壊後セリスが操作キャラになるのでしばらくは問題なく進行するものの、加入しているというわけではないので、飛空艇内のパーティ編成で消える。
ケフカ討伐後もセリスはあくまで「離脱」しているのでやってこない。
というわけでエンディング直前のイベントにあるセリスが移動する場面でフリーズしてしまう。


これを回避するにはセリスを加入させるしかないのだが、
飛空挺バグを使っている場合は幻獣防衛戦か、ロック編をベクタクリア後にどこかでやれば問題ない。
だが、完全に普通に進めてきた場合、どちらのイベントも既に消化済みなのでエンディングに進めなくなってしまう。
というわけで通常プレイでやるのはやめた方がいい。
(セリスの再加入のイベントはサマサ合流なのだが、それだとそもそもする意味なし)


また、応用する事で崩壊後の飛空艇バグまでも実行可能となってしまった。
崩壊後に行った後、一度魔大陸フラグを消すためにまずファルコン号を浮上させる必要があり、
さらに封魔壁の洞窟へ行くために崩壊前にワープも併用する必要がある。
なお、こちらは全滅が使えないため、一旦橋タイマーを持ち出してから猶予中に再び洞窟を出入りする必要があり、
入力猶予はフィガロ城への持ち出し以上にかなりシビア(最初の脱出を猶予12F以内で行う)となっている。
しかしテントとテレポストーンを複数用意しておけば何度も挑戦できる上、操作を素早く行えば充分現実的なレベル。


幻獣防衛戦離脱の影響でテントバグ?を使うことでテント回避ができるようになった。もはやタイマー関係ないな?


発見当初はスマホ版でもできたのだが、現在は橋タイマーによるテント回避は修正がかかりできなくなっている。
しかし、天井タイマーを用いた方法はまだ可能なので活用するならそちらで。
【視聴覚室】

橋タイマーで崩壊後ワープ橋タイマーでテント回避による魔大陸浮上

幻獣防衛戦離脱

SFC版FF6発売25周年記念となる2019年4月2日。とんでもないことが起きた。
飛空艇バグから派生する諸々のバグ技を利用することで、ゲーム中に存在するほとんどのタイマーを持ち出す裏技が発見されたのだ。
これにより、ほぼ決まりかけていたバグ有り低歩数攻略のクリア歩数がまた大幅に短縮される可能性が出てきた。
あまりにも複雑な技で、ここではとても語りきれないので詳しくは↓の動画を参照。
【視聴覚室】

幻獣防衛戦離脱

ドアタイマー

上記から派生し、2019年に広く知られるようになった汎用性の高いタイマー
以降のタイマー持ち込みの主流はこちらとなっている。