Samuel B.Roberts

Last-modified: 2024-04-12 (金) 14:17:01
No.361
私ね、ジョン・C・バトラー級護衛駆逐艦、サミュエル・B・ロバーツっ。ね、覚えて!Samuel B.Roberts (サミュエル・B・ロバーツ)John C.Butler級 護衛駆逐艦 DE-413
艦船ステータス(初期値/最大値)
耐久14火力8 / 24
装甲5 / 17雷装12 / 38
回避38 / 80対空20 / 40
搭載0対潜48 / 80
速力低速索敵12 / 20
射程30 / 60
最大消費量
燃料15弾薬20
搭載装備
5inch単装砲 Mk.30
未装備
装備不可
装備不可
改造チャート
Samuel B.RobertsSamuel B.Roberts改(Lv50)
Samuel B.Roberts Mk.II(Lv78+改装設計図+高速建造材x20+開発資材x60)
図鑑説明
護衛駆逐艦、ジョン・C・バトラー級、サミュエル・B・ロバーツです。姉妹はもの凄く多いんだ。
船団護衛や対潜哨戒、結構万能なんだよ!で、私はね、TaffyIIIって任務部隊で、護衛空母を守って戦ったんだ。
自分より大きくて強い艦たちと。私のことも覚えておいてね。Thanks!

※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。

CV:白城なお、イラストレーター:ZECO (クリックするとセリフ一覧が開きます)

CV:白城なお、イラストレーター:ZECO

定型ボイス一覧

イベントセリフ改装段階備考追加



 
 

 
 
追加
入手/ログイン私ね、ジョン・C・バトラー級護衛駆逐艦、
サミュエル・B・ロバーツっ。ね、覚えて!あ、長い? じゃあ、サムでもいいよ?Nice to meet you!
××編集
ジョン・C・バトラー級護衛駆逐艦、サミュエル・B・ロバーツ。配置に付きました!今日も頑張って護っていきます!Yes!××編集
サミュエル・B・ロバーツ、ここにいるよ!××編集
母港*1編集
母港1詳細サムのこと呼んだ? なーに?×編集
サムのこと呼んだ?××編集
母港2What's wrong(ロング)*2? あ、そうなんだ。××編集
提督、What's wrong(ロング)*3? あ、そうなの? OK!××編集
うん、大丈夫! あたしも頑張る!××編集
母港3なに? 寂しいの? OK! 私、相手してあげる! 結構頑張っちゃうから! 見てて! ふあぁ!×編集
ガンビー、またジョンと一緒に行けるね! えへへっ。なんかさなんかさ、嬉しいね! えへへっ。××編集
ケッコンカッコカリはっ、何? 敵? ど、どこ!? 何だ、違うのか? ビックリしたぁ。どうしたの、提督? へっ、私? うん、元気だけど。……変なの。これを? 後で? ふぅん、後でいいんだ。いいけど! えへへっ……Thanks……a lot*4編集
ケッコン後母港うーん、疲れた? あっ、はい、じゃあ……ガムでも食べる? はい! あっ、いらない? ……何? What's wrong? ……仕方ない、ちょっと横になったら? はいっ。編集
放置時あっ、Hi Gamby! どうしたの? あっ、そう、そこなら、ここ、こう行って、こう!えっ?仕方ない。私、付いてってあげる! ったく、世話焼けるなぁ~。いいけどっ!編集
編成出撃編集
編成Samuel B.Roberts、出ます! さあ、今日もしっかり護ってこう!××編集
Samuel B.Roberts、出ます! さあ、今日もしっかりばっちり護ってこう!×編集
出撃Taffy Ⅲ、weigh anchor(ウェイ アンカー)*5! 私、先頭でいい?××編集
はーい! Taffy Ⅲ、護衛を任せてください!×編集
開戦・攻撃*6編集
戦闘1昼戦開始Target(ターゲット) in sight(サイト)*7! いよいよか、頑張る!×編集
Samuel B.Roberts、機関一杯、突撃ー!××編集
戦闘2昼戦攻撃Fire*8編集
戦闘3夜戦開始突っ込みますから!いいですか!?××編集
魚雷戦準備! 突っ込みますから! いいですか!?××編集
突っ込んで! 私が護るんだもん!××編集
戦闘4夜戦攻撃守りきるよ。××編集
まあ、巡洋艦のように……足りない……まるで戦艦のように、頑張ります!×編集
戦闘時ステータス*9編集
小破はぁっ! こっのー!編集
まっ、負けるか!編集
中破/大破あーっ! まっ、まだ行けるもん! もう一撃!編集
轟沈こんなに撃たれたら、私……痛いし……冷……たい……みんな、提督……Bye……bye……。編集
戦闘終了*10編集
勝利MVPへっ? 私? そ、そっか! またやっちゃった? まあ、でも嬉しいかな、褒められるの。ひひひっ、貰っておきます。Thanks!×編集
えへへっ、護りきったでしょ! どんなもんだ!××編集
旗艦大破まっ、負けるか!編集
装備・改修*11編集
装備1改修/改造Thanks a lot*12編集
装備2あ、いいねぇ!うれしいなぁ、これ。××編集
あ、すごいいい! これ、うれしいなぁ。×編集
装備3改修/改造/開発/バケツ/遠征/発見Thanks!編集
その他編集
帰投作戦完了! Complete*13編集
補給Thanks! 魚雷もお願い! 私、使うから!編集
入渠(小破以下)Sorry……すぐ直すね。編集
入渠(中破以上)Oh my bad*14……ごめん、ちょっと休憩!編集
建造完了出来た! Complete!編集
戦績表示情報? 大事! とってあげるね!××編集
情報? 本当大事! 私が取ってあげる!×編集

各ボイス項目の詳しい説明はこちらをご覧ください


時報ボイス一覧

時刻セリフ改装段階備考追加



 
 

 
 
追加
00今日は私、サムがやってあげます、秘書艦業務! 大丈夫です、任せてください。こう見えても……ふぁっ!? ……No problemですっ。ほ、ほらっ!×編集
01It is one now! えっと……この資料はここで……ふぁ……ねむ……。×編集
02It is two now! 提督……眠くないですか? そう?。×編集
03It is three now……Coffee飲みます? あ、Thanks。ふぅ……提督、これ、甘くて美味しい。×編集
04It's four now! ふわぁ……もうすぐ朝ですね……はぅ……はぁ。×編集
05Good morning、提督! It's five now! 朝になっちゃいました! ん~~っ!×編集
06It is six now! 朝の一杯はもちろん、熱いCoffeeですよね。私が……あっ? ああっ! ……No、no problem!×編集
07It is seven now! モーニングは、サム特製Scramble egg(スクランブルエッグ)と、Bacon(ベーコン)! はい、もちろん熱いCoffeeも。さぁ、食べて、食べて!×編集
08It is eight now! 提督、Finish? Coffeeのお代わりは? あ、はーい。あっ!×編集
09It is nine now! だ、大丈夫。問題ないから。No problem!×編集
10It is ten now! さーて、演習? はーい、まっかせてください! はっ? ああっ!×編集
11It is eleven now! なんか、頑張ったら、おなか空きました……。ランチ、ちょっと早く……あ、ダメ?×編集
12It is noon! Lunchtime! さぁ、まずはCoffeeですね!お持ちしまぁぁーっ!×編集
13It is one now! だ、大丈夫。すべてNo problemです。もちろん!×編集
14It is two……あっ、Hi Gamby! Gambier Bay! What's up*15? あ、そうなんだ。私も私も! えへへっ。×編集
15It is three now! ちょっと、おなか空かない? ……あ、そう……。そだね……。×編集
16It is four now! って……あっ、鳥海! Hi!  あ、うん、そう。今はそうなの。よろしくね! あ、Thanks!×編集
17It is five now! みてみて、ほら、水平線の……ね、キレイ! いいよね、うん!×編集
18It is six now! さあ、夜ごはん! ……えっ、外食? いいよ、私作ったげるから。簡単なので良いよね、ハンバーグ*16とかどう?×編集
19It is seven now! さぁ、食べて! サム風特製ハンバーグDinner! 召し上がれ! 飲み物はCoffeeで良い? えっ……Beer(ビール)×編集
20It is eight now……って、なんか凄いうるさくない? 水雷戦隊? どこの? 私、ちょっと文句言ってきていい? あ、そう? じゃあ行ってくる!×編集
21It is nine now……危なかったぁ。なんか、取り込まれるところだった……。や、私、護衛や哨戒だから、基本は、夜戦じゃなくって……。×編集
22It is ten now……なんか……今日も一日、ぐったり疲れました。……ですが、明日も頑張って護っていきましょう! 私も頑張ります!×編集
23It is eleven now! 一日たいへんお疲れ様でした! 休めるときに、休んでおいてくださいね。明日も頑張りましょう!×編集


季節ボイス一覧


イベントセリフ改装段階備考追加



 
 

 
 
追加
桃の節句編集
春の訪れ編集
ホワイトデーへ? これ、チョコのお返し? Thanks! あ……美味しい! いいね、こういうの! にひひっ。編集
春だ! 春はやっぱ、なんか好き! 私がデビューした季節でもあるし。
……へ? Taffy Ⅲ(タフィースリー)*17でParty? オハーナミ? OK! 行く!
編集
春本番編集
梅雨はー。これがツーユーって季節ね。聞いてた、聞いてた。私もいいUmbrella(アンブレラ)*18買いに行こっと。あ、ヤマートのいいな!編集
初夏編集
今年も暑くなってきた。……みんな……あ、なるほど。Swim suits(スイム スーツ)*19編集
買っちゃいましたよ、Swim suits! ど、どう……かな? おかしくはない? そう? No problem?クリック時編集
盛夏編集
夏祭り編集
まー、秋は、ちょっとなんて言うの? こう、体が燃えてくるというか、何と言うか……。
え? お芋食って落ち着け? あ、はい! はむっ……あむっ……ほいひいでふ。
編集
秋刀魚Sanma……サンマ祭り! うん、私も頑張る! 獲るぞー! 武器はHedgehog(ヘッジホッグ)*20でいい? ……え、それはダメ? そ、そなの?編集
晩秋編集
ハロウィン編集
秋のワイン編集
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師走編集
クリスマスMerry Christmas! John、これ美味しい! やっぱ七面鳥だよねー、うんうん。……え、ガンビー何? 後ろ? あ、上? ……うわあっ!?編集
年末編集
新年Happy new year! 今年もサムをよろしくね! ちゃーんと守ってあげるから!編集
節分へ、Set Boo? Booって何Booって。……この豆Setを、こう掴んで、こう、投げる! と。あ、コンゴウ! いくよー! Set、Boo! ……あ。編集
バレンタインにひひー。サム特製Coffee風味チョコ、提督、大事に食べてね♪ はいっ、どうぞ! にひひっ。編集

五周年記念Congratulations! 5th anniversary!編集
六周年記念編集
七周年記念Congratulations! 7th anniversary! yeah!編集
八周年記念Congratulations! すごい! 8th anniversary!編集


鎮守府氷祭り?え、何が、On iceなの? 氷がどうしたって? え、何? この艦隊運動、どういうこと!?編集


ゲームにおいて

  • 2018年4月23日のアップデートで追加された期間限定任務『五周年任務【伍:五周年艦隊出撃!】』の任務報酬として実装。
    • 期間限定海域以外での新規艦実装は久々のこと。2016年9月16日実装の浦波以来である。
      • 任務入手に限れば2014年3月14日実装のZ1以来である。もう4年前
  • 2018年5月時点で、駆逐艦では唯一速力が低速となっている。また、装備による速力の上昇についても特殊な設定がされており、改良型艦本式タービンを一つ搭載した時点で高速となる。詳しくは速力を参照のこと。
    • 駆逐艦としては初の低速艦のため、高速統一が要求されるマップには要注意。
    • 速力が低速なのは本艦が艦隊戦ではなく商船護衛を主目的とする「護衛駆逐艦」であるため。立ち位置としては海防艦に近い。史実の護衛駆逐艦については下記小ネタを参照。
      タービン一つで高速化されることについても最初で最後の魚雷攻撃の際、彼女はリミッター無視で28.5ノット(艦これ的、ギリ高速)を記録したことに由来すると考えられる。
      • ただしタービン+缶1個を装備しても残念ながら高速止まり。単に高速化だけが目的ならタービンだけの搭載で良い。
  • 本艦は改装後に無条件先制対潜攻撃が可能となるが、Fletcher級とは異なり改装前の無条件先制対潜攻撃は不可能。
  • Iowa,Saratoga,Gambier Bay,Intrepidに続き、生粋の米海軍艦艇としては5隻目。
    • Prinz Eugenをアメリカ艦としてカウントするならば、暫定的にではあるが米海軍6隻艦隊を組める。
      (Prinz Eugenはナチスドイツ敗戦後に米軍が「USS プリンス・ユージン」として接収したため。米海軍公式の所属艦艇リストにも載っている。ちなみに長門や酒匂はこのリストには無い)
    • 蛇足だが、Made In USA で括ると神威(New York Shipbuilding社製)で6隻揃う。
    • 現在はJohnstonFletcherColoradoも追加され、純粋な米海軍編成も可能となった。
  • イラストを担当するのは、艦船擬人化の先駆けといえる「鋼鉄少女」を手掛けた、台湾出身の漫画家・イラストレーターのZECO氏。
    2017年6月、艦これ公式オーケストラツアーの台湾公演に際して雪風の祝賀イラストを描くなど、以前から艦これを応援してきた同氏だが、5周年の節目についに艦これ初参加と相成った。
    • ZECO氏は他作品における顕著な活動として、Cygames原作のウマ娘スピンオフ漫画「ウマ娘 プリティーダービー -ハルウララ、がんばる!-」の作画が挙げられる。

キャラクター設定について

  • 中心が膨らんだ特徴的な帽子は、アメリカ海軍の水兵が被っている「ディキシー・カップ」(Dixie cup)とよばれる白いコットンの帽子である。*21
    • ディキシー・カップとはアメリカの紙コップのブランド名であり、その見た目から名付けられたと考えられている。
  • 帽子から垂れているリボンの先には国際信号旗のN旗・T旗・I旗・K旗が付いている。これはサミュエル・B・ロバーツの船名符号であった。
  • 金色の星でリボンを止めているが、これはサミュエル・B・ロバーツが受章した1個の従軍星章(Battle Star)を表していると思われる。
  • 左胸にはタフィ3を表すと思われる「III」のバッジを着けている。
    • 分かりづらいがバッジの下には「Taffy」(タフィ)と書かれている。
  • 左肩に佩用している勲章は海軍十字章(Navy Cross)。サミュエル・B・ロバーツの艦長だったロバート・W・コープランド少佐は、サマール沖での奮戦を称えられて海軍十字章を受章している。
    • また、本艦の命名元であるサミュエル・B・ロバーツ氏もガタルカナル島の戦闘で海軍十字章を受勲している。……どっちが由来なのかは絵師さんの公式発表を待ちたい。
  • イラストでは傷があるクジラを引き連れているが、これは就役後の各種作業を終えて間もない1944年7月7日に起きた事故に由来すると思われる。
    • その日ボストン海軍工廠を出港したサミュエル・B・ロバーツは、メイン州沖150海里地点の大西洋上においてクジラに衝突され左側の推進軸を損傷、入渠修理を余儀なくされた。
      • 非常に大きなクジラで、乗員の多くが被雷か潜水艦と衝突したと勘違いしたほどの衝撃だったという。
    • 10月6日にサミュエル・B・ロバーツ艦上で赤道祭が行われたが、その時コープランド艦長がネプチューンに扮した乗員に対してネプチューンの使いであるクジラを殺したことを弁明する即興の詩を披露している。
  • 入手時には自身の名前について「長い? じゃあ、サムでもいいよ?」と、愛称で呼ぶようすすめてくる。
    • 確かに、ほぼ男性名であるサミュエル(Samuel)よりも、その女性形であるサマンサ(Samantha)を含めた愛称であるサム(Sam)の方が、彼女を呼ぶには適しているかもしれない。なに? サマンサの愛称はサミーが多い? いやほら『奥様は魔女』のサマンサもダーリンからサムって呼ばれてるし…。
  • 右手に携えた5inch単装砲 Mk.30の乗った銃型艤装は、ベルギーのFN社が1987年に開発した短機関銃、P90が元ネタか。
    機関部を銃床に収めたブルバップ形状ながら排莢口が下部にあるため利き腕を選ばず、レシーバー上部に銃身と平行に装着されたマガジンにより50発というかなり多い装弾数とコンパクトさを両立させ、5.7mm×28というライフル弾を短小化したような弾により、射程はライフルに劣るもののボディーアーマー相手にも十分な貫通力を発揮するという画期的な銃。
    • 上記の通り二次大戦どころか冷戦期の銃なのだが、この銃がもともと軍の後方部隊が装備する護身用の火器、PDW (Personal Defence Weapon……個人防衛火器)というジャンルで開発されたため、護衛駆逐艦のサムが所持しているものと思われる。
    • 中破時に足元に転がっているのは空マガジンと思われるが、左手に握りしめている物も含めると6×50発で、300発は撃っている計算になる。
      これはおそらく、下記戦闘における後部砲塔の奮闘が元ネタだろう。
  • 秋刀魚modeのセリフで言及しているHedgehogは英海軍で開発され、米海軍でも運用された対潜爆雷。
    二次大戦での対潜爆雷決定版といえる代物で艦これでも実装が待ち望まれる装備だが、当然ながら漁には向いていない。
    ……などと言っていたら2021/10/29に遂に実装。ちなみに下記の特徴通り爆雷漁には向いていなかったりする。
    • ちなみにヘッジホッグという兵器は従来の爆雷と決定的に違い、触発信管つまり当たらなければ爆発しない爆雷である。そのため威嚇や牽制には使えないが、当たらなければ爆発しないのだから爆発イコール命中と確実に判定でき、しかも爆発しなければ海中をかき乱さないため探索を妨害しないという優れた特性を持っている。爆圧を利用しない分は数でカバーし、同時に24発とかの多数を一斉に発射し、敵艦を包み込む。一発でも当たれば連鎖的に他の弾も爆発するため、確実に敵潜水艦を海の藻屑にできるという寸法である。
  • 下着は穿いていない。

限定グラフィック

  • 2019年7月18日のアップデートにて夏の季節限定グラフィックの水着modeが実装された。とは細部デザインが異なる。具体的には、浮き輪に付いている右側の艤装の色が少し違う。
    • 普通の浮き輪と上腕に補助フロートを付けた姿が、提督たちに好評である。
    • なお、水着モードで補助フロートを着けているのは現状サムだけである。もしかしたら彼女はカナヅチなのかもしれない
    限定イラスト:水着mode

    限定イラスト:水着mode
    買っちゃいましたよ、swim suits! ど、どう……かな? おかしくはない? そう? No problem?
    Samuel B. Roberts水着.png Samuel B. Roberts水着中破.png

  • 2020年1月1日のオンメンテナンスで、艦娘新春【晴着】modeが実装された。
    • 振り袖の上に普段のセーラー服を模した羽織を着た姿がなんともかわいらしい。…のだが機雷で何をする気なのか?
    限定イラスト:新春【晴着】mode

    限定イラスト:新春【晴着】mode
    Happy new year! 今年もサムをよろしくね! ちゃーんと守ってあげるから!

小ネタ

  • 名前の由来はソロモンの戦いで活躍したサミュエル・ブッカー・ロバーツ・ジュニア米海軍准尉に因む。
    • ガダルカナルの戦い1942年9月27日に帝国陸軍の川口支隊と交戦、揚陸艇を駆って囮を務め友軍の撤退を支援するも自身は被弾し戦死。
      自身の名を冠する本艦の進水より1年4ヶ月ほど前の話である。ニムの魚雷がサラの右尻を吹っ飛ばす4日ほど前とも云う。
    • サミュエル・B・ロバーツ・ジュニア准尉の弟、ジャック・ロバーツ氏が、サマール沖海戦時に本艦に乗っており、生還している
  • 実際のサミュエル・B・ロバーツは乗員たちから「サミー B」(Sammy B)と呼ばれていた。
  • 艦隊内での呼称(コールサイン)は「JUGGERNAUT(ジャガーノート/ジャガナート)」(ヒンドゥー教の神、クリシュナの別称)長い
  • 米軍駆逐艦の名前に人物名が多くなっている理由は当時の駆逐艦の命名基準が「海軍士官の名前」となっていたからである。(一部例外*22は存在するが)
【「護衛駆逐艦」とは】

【「護衛駆逐艦」とは】

  • 1930年代末、世界情勢が緊張の度合いを増してくると、各国とも開戦に備え海軍戦力の急速な近代化と拡張に着手し始めた。
    • 当時の英海軍の小型戦闘艦艇は、戦間期にコツコツと建造を続けていた艦隊型駆逐艦と船団護衛用のスループ(護衛艦)、そしてWW1世代の旧式駆逐艦という陣容。旧式駆逐艦はスペックこそ新型艦に劣るもののその補完は可能で、船団護衛ならば十分…とこれはこれで二線級の戦力として便利な存在であったが、老朽化と開戦準備が重なり急速に代艦に置き換える必要に迫られた。
    • 艦隊型駆逐艦で置き換えたいのはやまやまだが、高コストで時間も足りない。そこで二線級の任務に耐え、かつスループより高速強力である程度艦隊型駆逐艦の補完もできる程度のスペックの小型戦闘艦艇が計画された。これがハント級護衛駆逐艦である。
    • つまり護衛駆逐艦とは、簡易駆逐艦にして高速護衛艦ということである。
  • やがて第二次大戦が勃発し、中立を保っていたアメリカも開戦準備を開始した。
    • 英海軍と同様の理由で必要になる事を見越し護衛駆逐艦の設計を練っていたところ、イギリスから大量のレンドリース依頼が舞い込み、ハント級も参考にして設計がまとめ上げられた。
    • 当初は艦隊型駆逐艦と同様のギヤード・タービン機関となる予定だったが、減速歯車の生産力に余裕がない事が判明し、代わりに多種多様な機関を採用。さらにデザインも順次改良が加えられ、計6クラスのバリエーションに分かれる事となった。
      各クラスの概要

      各クラスの概要

      • エヴァーツ級/GMT型(GM Tandem Diesel)…65隻+英海軍向け32隻
         GM社製ディーゼル機関で発電機を駆動しモーターで航進するディーゼル・エレクトリック方式。短船体。3インチ砲3門・21ノット。
      • バックレイ級/TE型(Turbo-Electolic)…102隻+英海軍向け46隻+高速輸送艦(APD)として竣工6隻・後に37隻が高速輸送艦へ追加改造
         タービン機関で発電機を駆動するターボ・エレクトリック方式。機関スペースのため船体延長(長船体)。3インチ砲3門・24ノット。
         ネームシップの「バックレイ」は1944年6月6日、ドイツのUボート「U-66」に体当たりした後に白兵戦で同艦を制圧。姉妹艦の「イングランド」は僅か12日間で6隻の日本海軍潜水艦(伊16・呂106・呂104・呂116・呂108・呂105)を撃沈し、対潜戦の歴史で最大の戦果を挙げたことで知られている。
         映画「眼下の敵」に登場した「ヘインズ」は架空のバックレイ級で、撮影には本物のバックレイ級が使用された。
      • エドソル級/FMR型(Fairbanks-Morse Reduction-geared)…85隻(全艦米海軍で運用)
         フェアバンクス・モース社製ディーゼル機関4基を2基ずつ減速ギヤで接続するギヤード・ディーゼル方式(低馬力機関用の減速歯車なら供給できた)。長船体。3インチ砲3門・21ノット。
      • キャノン級/DET型(Diesel Electric Tandem)…58隻+自由フランス海軍供与6隻+ブラジル海軍供与8隻
         バックレイ級/エドソル級の長船体にエヴァーツ級のディーゼル・エレクトリック機関を搭載したもの。燃料搭載量が増えたため航続力はエヴァーツ級より向上。3インチ砲3門・21ノット。
         黎明期の海自護衛艦「あさひ」「はつひ」、「はつひ」の後身でフィリピン海軍旗艦として2018年3月まで現役にあった「ラジャ・フマボン」、いわゆるフィラデルフィア・エクスペリメントに供されたとされる「エルドリッジ」はこのクラスである。 
      • ラッデロウ級/TEV型 (Turbo-Electolic drive 5(V)inch guns)…22隻+高速輸送艦(APD)として竣工50隻
         ターボ・エレクトリック/長船体のバックレイ級をベースに、武装を5インチ38口径×2に変更。艦橋も一段低くなり重心低下。24ノット。
      • ジョン・C・バトラー級/WGT型(Westinghouse Geared Turbine)…83隻(全艦米海軍で運用)
         本艦はこのクラスである。
         減速歯車の生産問題が解決したため、本来の構想通りウェスチングハウス社製ギヤード・タービン機関としたもの。デザインははラッデロウ級と同様。長船体・5インチ砲2門・24ノット。
  • 帝国海軍の松型/橘型(丁型駆逐艦)が護衛駆逐艦と呼ばれる事があるが、そもそも日本海軍の区分に護衛型はなく、分類上は一等駆逐艦(艦隊型)*23である。
    • ソロモンを巡る戦いによって消耗した駆逐艦を補填する為急造可能な簡略化された艦体設計と戦訓から求められた対潜、対空装備、それらを収める排水量の設定が行われ、これが結果的に護衛駆逐艦に近似したスペックに落ち着いたものである。*24


護衛駆逐艦USSサミュエル・B・ロバーツ

  • We're making a torpedo run. The outcome is doubtful, but we will do our duty.
    (我々は水雷突撃を敢行する。結果はどうなるかわからない、だが義務を果たそう)
    • USSサミュエル・B・ロバーツ艦長ロバート・W・コープランド少佐(栗田艦隊へ反転突撃する際の艦内放送より)

  • サミュエル・B・ロバーツとは、数ある護衛駆逐艦級のひとつであるジョン・C・バトラー級護衛駆逐艦の1隻であり、ブリキ艦と称されるほど貧弱な艦であり、そして
    The destroyer escort that fought like a battleship.(戦艦の如く戦った護衛駆逐艦)という愛称で呼ばれた太平洋戦争きっての武勲艦である。
  • 1943年12月6日、テキサス州ヒューストンのブラウン・シップビルディング社で起工、1944年1月20日にサミュエル・B・ロバーツ夫人の手で進水・命名され、1944年4月28日にロバート・W・コープランド艦長の指揮下で就役した。
サマール沖海戦までの略歴

サマール沖海戦までの略歴

1943.12.6 起工
1944.1.20 進水
1944.4.28 就役
1944.5.21 バミューダ沖で約一ヵ月間の公試を行う
1944.7.07 信頼性試験中にクジラと衝突。入渠修理のためドックへ逆戻りとなる
1944.7.22 バージニア州ノーフォークを出航
1944.8.10 真珠湾に到着。太平洋艦隊と合流する。この後、真珠湾で訓練を行う
1944.8.21 エニウェトク環礁へ向かう船団の護衛に従事。これがサミュエル・B・ロバーツ初めての実戦任務であった
1944.9.10 船団とともに真珠湾へ帰投。この後も真珠湾で訓練を行う
1944.9.21 エニウェトク環礁へ向かう船団を護衛するため、再び真珠湾を出航
1944.9.30 エニウェトク環礁へ到着。続いてマヌス島へ向かい、第77.4.3任務群(通称『タフィ3』)に合流した

装備と速度

装備と速度

装備(建造時)
5inch38口径Mk.12単装両用砲2門
21inch三連装魚雷発射管1基3門
ボフォース40mm機関砲x10(1x4+3x2)
エリコン20mm機関砲x10
爆雷投射機x8
Hedgehog対潜迫撃砲1基24発
爆雷投射機x8
爆雷投下軌条x2

最高速度 
24.0kt(44.44km/h)

サミュエル・B・ロバーツのスペックを艦これ風に表現するならば、神風型の耐久と装甲、睦月型の火力と雷装を備えた、低速駆逐艦、となる。
英海軍の護衛艦艇と違い、米海軍は対通商破壊艦対策として護衛駆逐艦に魚雷発射管を残したが、この事が、彼女の運命に大きな影響を与えることになった

『タフィ3』について

『タフィ3』について

正式名称 アメリカ海軍第7艦隊第77任務部隊第4群第3集団(Task Unit 77.4.3)

護衛空母:CVE-70 ファンショー・ベイ(旗艦)、CVE-73 ガンビア・ベイ、CVE-68 カリニン・ベイ、CVE-71 キトカン・ベイ、CVE-66 ホワイト・プレインズ、CVE-63 セント・ロー
駆逐艦:DD-557 ジョンストン、DD-533 ホーエル、DD-532 ヒーアマン
護衛駆逐艦:DE-339 ジョン・C・バトラー、DE-413 サミュエル・B・ロバーツ、DE-405 デニス、DE-341 レイモンド

通称『タフィ3』はカサブランカ級航空母艦6隻、ジョン・C・バトラー級護衛駆逐艦4隻、フレッチャー級駆逐艦3隻の、計13隻からなる部隊である。
彼女たちに与えられた主な任務は輸送船団の護衛や対潜哨戒などの後方支援であり、敵艦隊との交戦はそもそも想定されていなかった。
それゆえ、タフィ3の護衛空母群は爆弾を最小限しか搭載しておらず、護衛駆逐艦に至っては次発装填用の魚雷を用意していないという軽装であった。

彼女たちにとって運命の日となる1944年10月25日。
この日、タフィ3は第7艦隊のレイテ島攻略を支援するため、対地攻撃航空部隊の出撃準備を行っていた。
サマール島の北方にはハルゼー司令長官率いる第3艦隊の主力任務部隊が、西のサンベルナルジノ海峡にはリー中将率いる第34任務部隊が、
南のスリガオ海峡にはオルデンドルフ少将率いる第7艦隊水上打撃群が、それぞれ鉄壁の守りを固めており、タフィ3が任務にあたるサマール沖は完全な安全地帯だった。

そう、その筈だったのだ。(そんなサマール沖でなぜ戦闘が発生したのかは、Gambier Bayのページに詳しい)

ロバート・W・コープランド艦長

ロバート・W・コープランド艦長

もう一人の主人公である艦長ロバート・W・コープランド少佐は、1910年9月9日にワシントン州タコマで生まれた。幼い頃から兵隊ごっこが好きで、妻のハリエット曰く「生まれた時から軍人の心を持っていた」という彼が軍人を志したのは当然と言えよう。そしてお祭りでタコマ港を訪れたアメリカ艦隊を見たコープランド少年はすっかり軍艦の艦長という仕事に魅せられてしまった。

だがアナポリス(海軍兵学校)への入学は母の反対であえなく絶たれてしまう。しかたなく実家に近いワシントン大学で法学を学びながら、一方で夢を追いかけるべく海軍予備士官に登録した。

1935年にロースクールを卒業後は、弁護士として働きながら週3日夜だけ海軍基地でパートタイムの勤務という日々を送る。そして1939年に欧州で戦争が始まったことを受けて招集され、艦長になるチャンスがやってきた。

最初は退屈な(本人談)タグボートの艇長、次は海軍の帆船の艇長と不本意な勤務が続いたが、3度目でエヴァーツ級護衛駆逐艦ワイマン勤務となり、4度目でついに艦長として1隻の護衛駆逐艦の指揮を任されることになった。その艦こそサミュエル・B・ロバーツである。

初めて艦長となったサミュエル・B・ロバーツで、彼と仲間たちは戦史に残る戦いぶりを残すことになった。栗田艦隊に突撃をかけた時、手が冷えるほど怖かった(本人談)が、後述のように艦内放送で部下たちに熱い叱咤を行うと敢然と敵に立ち向かったのであった。タフィ3の戦いで生還したコープランド艦長は海軍十字章を受章した。

だが彼は称賛を誇ることなく、帰還後すぐに命を落とした部下たち一人一人の遺族に対して丁寧に手紙を書いた。自らの下した命令に従って戦い、命を落としたことに対して艦長としての責任を果たす必要があったのだと後に彼は語っている。

戦後は再び弁護士として活躍する一方、海軍予備士官として昇進を重ね最終的に准将で退役した。1973年8月25日、コープランド元艦長は62歳でこの世を去った。

生前に彼は著書に次のように記している。

どこであろうと共に勤務する者は友を創るものだ。だが、船での勤務のように密接な友情が存在するところはない。共に勤務し、共に戦ったということは、常に、そして永遠に消えることのない絆を創り出すのだ。...我らの艦は逝き、我らの小さなマスコットは死んだ。多くの男たちがその命を祖国のために投げ出した。しかし、サミーBの魂は今もなお生き続けている。

  • サマール沖海戦
    • 暁の会敵
      1944年10月25日、午前6時30分。タフィ3はそれまで敷いていた警戒態勢を解除し、通常配置へ移行した。
      スリガオ海峡に展開していたオルデンドルフ隊から、西村艦隊の壊滅と志摩艦隊の撤退が報告されたためである。
      つい数時間前に決着したスリガオ海峡夜戦を最後に、レイテ島へと接近する日本艦隊は完全に排除されたものと思われた。

      しかし通常配置へ移行した、そのわずか11分後。
      タフィ3の艦載機が接近してくる艦隊を発見。さらに数分後、レーダーに映し出されたその偉容に、総員戦闘配置が発せられた。

      居るはずのない敵が、そこに居る。

      これこそは、日本が捷号決戦に際し、国家の威信を賭けて投入した主力の中の主力。
      かの大和を筆頭とし、第一戦隊・第三戦隊・第五戦隊・第七戦隊・第十戦隊・二水戦の総勢23隻からなる第一遊撃部隊『栗田艦隊』に他ならない。
    • 開戦
      栗田艦隊はパラワン水道・シブヤン海で幾多の損害を被っていたとはいえ、それでもタフィ3を一息にすり潰して、なお余りある戦力を誇っている。
      パラワン水道・シブヤン海の仇敵とばかりに、意気も軒昂とタフィ3へ襲いかかる栗田艦隊。
      栗田長官の突撃命令を受け、まず第七戦隊(熊野、鈴谷、利根、筑摩)と第五戦隊(羽黒、鳥海)の巡洋艦部隊が先陣を切って突入。第七戦隊が先陣を切り第五戦隊がこれに続いた。続いて突入を始めた大和ら戦艦部隊から快速の金剛が独断で分離して突進*25。これらはいずれもが第一級の名艦にして武勲艦だった。

      タフィ3を率いるクリフトン・A・F・スプレイグ少将は、ただちに全艦載機の発艦を命じる。
      同時に、第3艦隊や第7艦隊へ宛てて救援要請を送った。
      すぐ近くにいたタフィ2(第77.4.2任務集団)のフェリックス・B・スタンプ少将は直ちに艦載機を救援に発進させた。しかし、そうすぐにそれ以外の救援がこよう筈もない。
      タフィ3はわずかな戦力で、栗田艦隊に立ち向かうしかなかった。後にアメリカ海軍史において伝説となる、タフィ3とサミュエル・B・ロバーツの戦いが、ここに始まった。
      • なお、栗田艦隊で一番の快速部隊である第十戦隊、第二水雷戦隊ら駆逐艦部隊は燃料の残量に不安があったので突入せずに後方から追従し、脱落した敵艦の処理を命じられた。だがこの結果突入する戦艦・巡洋艦を護衛する小艦艇が居なくなったため、後述するタフィ3護衛の駆逐艦たちの決死の突撃を自分たち自身で対処せねばならなくなり、戦果を拡大できず逆に思わぬ損害を被った一因となってしまった。
    • サミュエル・B・ロバーツの戦い・序
      「We're making a torpedo run. The outcome is doubtful, but we will do our duty.(我々は水雷突撃を敢行する。結果はどうなるかわからない、だが義務を果たそう)

      これはサミュエル・B・ロバーツが栗田艦隊へ突撃するに際し、艦長ロバート・W・コープランド少佐が発した艦内放送である。
      ブリキ缶とも揶揄されるこの護衛駆逐艦は、その貧弱な武装でもって、精強にして最精鋭たる栗田艦隊へ、戦いを挑むことを決意した。
      実のところ、サミュエル・B・ロバーツには反転攻撃命令は出ていない。スプレイグ少将は駆逐艦3隻へ突撃を下命*26、護衛駆逐艦4隻には引き続き空母の護衛を命じていた
      しかし、駆逐艦の突撃から約30分後、サミュエル・B・ロバーツは反転、突撃を開始した

      本来、設計上の最高速度は約24ノットのはずだったが、この戦闘でサミュエル・B・ロバーツは28.7ノット (53 km/h)を記録した。*27
      サミュエル・B・ロバーツはまず目標を鳥海に定め、突撃を開始。鳥海まで4.600メートルに迫るが、ここで鳥海からの砲撃を受けた。
      より接近する必要があると判断され、鳥海への更なる肉薄を敢行する。この時、鳥海の20.3cm砲弾がサミュエル・B・ロバーツの頭上を掠めるように飛んでいたという。
      鳥海に肉薄したサミュエル・B・ロバーツは3本しかない魚雷を全て発射。次いで5inch単装砲と機関砲を総動員し、鳥海の艦上構造物めがけ猛烈な射撃を浴びせ掛けた。
      しかし相手は四戦隊随一の武勲艦、あの鳥海である。艦上構造物を破壊されながらも20.3cm砲を応射し、両艦の状況はまさしく至近距離での殴り合いの様相を呈した。
    • サミュエル・B・ロバーツの戦い・破
      鳥海との砲戦により、サミュエル・B・ロバーツの後部砲塔は破壊されてしまう。

      後部砲塔担当だったポール・H・カー兵曹は、瀕死の重傷を負いながらも用意されていた325発の5inch砲弾を全て撃ち尽くした。
      一度は仲間の手によって後退したカー兵曹であったが、なんと予備の砲弾を抱えて再び砲塔に戻ってしまった。
      次に救護班が駆けつけた時には、カー兵曹は最後の1発を握り締めながら戦死していた。壮絶な最期である。

      後部砲塔を破壊されたサミュエル・B・ロバーツであったが、しかし彼女の戦意はいまだ衰えてはいなかった。
      目標を筑摩に変更し、艦上構造物めがけ5inch砲と機関砲を猛射。第三砲塔を破壊した。
    • サミュエル・B・ロバーツの戦い・急
      筑摩の第三砲塔を破壊した、その直後。
      煙幕から出てきたサミュエル・B・ロバーツを金剛が発見する。金剛はこの護衛駆逐艦へ向けて主砲を発射。
      放たれた35.6cm砲弾がサミュエル・B・ロバーツのボート・デッキに直撃し、第二機関室には長さ12メートル、幅3メートルもの亀裂が入った。
      全幅11メートル、喫水4メートルのジョン・C・バトラー級護衛駆逐艦にとって、この損傷はまさしく大破と呼んで差し支えないものだった。

      その後もサミュエル・B・ロバーツには日本側の砲弾が命中弾、あるいは至近弾として降り注いだ。
      600発もの5inch砲弾と3本の魚雷すべてを撃ち尽くした彼女には、既に戦う力は残されていなかった。

      9時35分、総員退艦命令が発せられ、サミュエル・B・ロバーツは放棄されることとなる。
      乗員脱出のさなかにも砲弾は降り注いでいたが、生存者120名の退艦が完遂されるまで、彼女は沈没せずに持ちこたえた。

      総員退艦命令が発せられた30分後、矢矧率いる十戦隊の至近からの砲撃により、サミュエル・B・ロバーツはその生涯を終える。
      艦首を真上に向け、屈することなく沈んだ。
      圧倒的不利な戦力差を前に、貧弱な武装しか持っていなかった彼女は、しかし2時間半ものあいだ死力を尽くし、自らのやるべきことを果たした。
      コープランド少佐の言葉を借りるならば、まさしく「義務を果たした」のだ。
  • 戦ったのは誰?
    以上がサマール沖海戦でのサミュエル・B・ロバーツの死闘の経緯なのだが、実は同海戦が早朝の海域特有の靄とサミュエル・B・ロバーツら護衛の駆逐艦自身が展開した大量の煙幕の影響で乱戦状態だった事もあり、サミュエル・B・ロバーツが最初に交戦した相手が鳥海であったかどうかは実は不明である。これは

    ・鳥海側の記録がその後鳥海が沈没し、生存者を救助した駆逐艦藤波もその後空襲を受け沈没してしまい生存者がなく、記録を一切残せなかった。
    ・上記のような乱戦状態で日米双方が相手の艦を見間違て報告している。
    ・サミュエル・B・ロバーツが煙幕から躍り出て敵巡洋艦へ攻撃を開始した頃に利根・羽黒にも同様の状況で敵艦と交戦した記録がある*28
    ・この頃は第七戦隊の利根・筑摩が先頭で、鳥海は巡洋艦部隊4隻*29では最後尾だった。

    等から交戦したのは利根もしくは羽黒であった可能性が高い*30
  • その後
    サミュエル・B・ロバーツを含む沈没艦の乗員たちは3日間の過酷な漂流を経験し、多くが戦傷、衰弱、鮫の襲撃などで命を落とした。しかしサミュエル・B・ロバーツではコープランド艦長を含む120名が、そしてタフィ3全体では約1,150名が辛くも生還を果たした。今日、カリフォルニア州サン・ディエゴのフォートローズクランズ国立墓地にはサミュエル・B・ロバーツの90名を含むタフィ3の全戦死者が記録された「タフィ3メモリアル」がある。
    コープランド艦長ら生き残った乗員は、戦後「USS Samuel B. Roberts Survivors Association」(USSサミュエル・B・ロバーツ生存者協会)を結成し、この団体は21世紀になった今日も元乗員や遺族らによって運営されている。

    コープランド艦長が海軍十字章を授与されたのをはじめ何人もの乗員が栄誉を受けた。また、コープランド艦長と不屈の闘志を見せて散ったカー兵曹、そして護衛駆逐艦サミュエル・B・ロバーツの名は、戦後にオリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲートのUSSコープランド(FFG-25)、USSカー(FFG-52)、USSサミュエル・B・ロバーツ(FFG-58) としてそれぞれ残ることになった。

    新生サミュエル・B・ロバーツの通路には、艦長ポール・X・リン大佐によって先代サミュエル・B・ロバーツと全乗員の名前が刻まれた大きな銅の飾り板が飾られていた。1988年4月14日、ペルシャ湾でイラン・イラク戦争に伴うタンカー護衛任務に従事していたサミュエル・B・ロバーツは機雷に触れて大きな損傷を負ってしまう。しかし乗員は5時間にわたって火災や激しい浸水と戦い、ついに艦を救うことに成功した。その復旧作業中、乗員は通路を通る度に銅の飾り板に触れ、44年前に命を懸けて戦った先駆者たちに勇気をもらい復旧活動にあたっていたという。

    サマール沖海戦から78年の時を経た2022年06月24日、海底に眠るサミュエル・B・ロバーツの船体が発見された。*31
    その深さは6,895mと、前年確認のジョンストンを越え最も深い場所で発見された沈没船となっている。
    そして直後に描き下ろしの発見記念イラストが発表され、発見者であるVictor Vescovo氏が笑顔でツーショットを撮るという珍事が起きた。

この艦娘についてのコメント

  • 10隻以上もポロポロ出るのは除籍制限ないのか?それとも10隻以上除籍せず保持したままなのかね?Johnstonとえらい違いだな。とりあえず低速状態の改とMk.II分の2隻確保してから除籍制限怖いから2-2と2-3は必要最小限しか近寄らないようにしてる。保持してると母港枠食うし -- 2023-07-07 (金) 00:25:54
  • 気が早い子だねえ。もう水着になってる。 -- 2023-07-08 (土) 17:54:33
  • 艦これ人生初アメリカ艦 2-4ドロップ 嬉しい -- 2023-08-14 (月) 08:55:29
    • 俺は2-2、かわいいから育成してみるか -- 2024-01-28 (日) 01:19:41
  • 2-2ボスマス ドロップ初のアメリカ艦 かわいいし嬉しい -- 2023-08-15 (火) 13:00:52
  • 2-2ボスマス 海外艦初ドロップでうれしい -- 2023-08-21 (月) 23:04:02
  • 金剛狙いで回ってんのにこやつばっか出やがる -- 2023-09-08 (金) 14:28:23
  • 提督「ヘッジホッグ? 馬鹿野郎、爆雷は獲れない時の最後の武器だ!」 -- 2023-11-04 (土) 18:51:46
  • 2-3ドロップ 初海外駆逐艦 -- 2023-11-16 (木) 14:50:35
  • 2‐3で3隻目をお迎えビックリして固まって二度見してしまった。 -- 2023-11-29 (水) 15:42:54
    • 同じくデイリー南西任務消化のオリョクル周回で出てビックリした、そして期間限定ドロップのページで確認してたら期間限定ドロップまだ続いてたのね。 -- 2023-12-16 (土) 22:20:21
  • 公式カレンダーによると来年は知り合いが一人か二人増えそうかな。 -- 2023-12-29 (金) 05:48:00
    • 一方はリチャード・P・リアリーなのかな なんにせよ楽しみだ  あ、連合艦隊掘り周回は遠慮シマス -- 2023-12-31 (日) 21:35:56
    • フレッチャー級だったりジョン・C・バトラー級だったり候補が多いよな -- 2023-12-31 (日) 22:22:12
    • 基本的にはTAFFY THREEのメンツ最初に思い浮かべるけど、リチャードは前々から言ってる人いたね。あり得るかもね -- 2024-01-04 (木) 16:33:35
  • 2-2で3隻目。低速のままと高速と。あとはどうしよう… -- 2023-12-29 (金) 09:58:22
    • 対潜支援用にMk.II2隻 低速用に1隻 未改造1隻の4隻体制はどうでしょう? -- 2024-01-06 (土) 17:20:31
  • 北米大陸をもう一度つなぎなおしてくれそう -- 2024-01-22 (月) 14:52:32
  • まだ出るんかい?20.3cm方集めてたらぽろっと3隻目。速攻カンカン式に出した -- 2024-01-27 (土) 14:45:27
    • 何かドロップしまくって共食い改修の5インチ砲用に複数の遠征に出したりとかで牧場してるがグラ違い用に無印と改一人ずつ残すとしてもまだまだ一杯いる・・・。 -- 2024-02-11 (日) 18:41:15
    • 豆任務で回ったら出た。期間限定の筈だが常設レベルの長さでは? -- 2024-02-20 (火) 14:44:58
  • 2-3でドロップ。初めての海外艦や。 -- 2024-02-15 (木) 18:00:14
  • 艦名の人物はあのガダルカナル戦で参戦戦死、駆逐艦名になりサマールの大武勲、弟はサマールに本艦で参戦して生存、次代艦も当然いる 下手な有名人もビックリレベルなような… 駆逐で特殊攻撃やりだすとしたら筆頭か…? -- 2024-04-12 (金) 14:16:59

*1 母港ボイスは各艦娘につき3つ割り当てられています。「詳細」ボイスは編成画面の「詳細」ボタンをクリックすることで聞くことが出来るボイスです。母港画面でも聞くことが出来ます。「母港3」ボイスは「母港画面でのクリック」もしくは「母港画面への遷移」でのみ聞くことが出来る、いわゆる「提督お触りボイス」です。編成画面での「詳細」ボタンでは聞くことが出来ません
*2 どうしたの
*3 どうしたの
*4 どうもありがとう Thanksよりも丁寧な感謝の言葉
*5 抜錨する
*6 4つの基本ボイス(昼戦開始・昼戦攻撃・夜戦開始・夜戦攻撃)がありますが、各ボイスはその他の色々な場面でも使われます。各ボイスをどのフェーズ(航空戦/開幕雷撃/先制対潜/昼戦攻撃/各種CI...など)に割り当てるかは艦娘によって異なり、例えば開戦ボイスを攻撃でも使ったり、夜戦攻撃ボイスを昼戦でも使ったりします)
*7 目標発見
*8 撃て・砲撃
*9 「小破」ボイスの2つ目と戦闘撤退時の「旗艦大破」ボイスは共用化されています
*10 「小破」ボイスの2つ目と戦闘撤退時の「旗艦大破」ボイスは共用化されています
*11 装備ボイスは3ボイスありますが、改修/改造ボイスと共用化されています。また、ボイス3は「改修/改造」「開発」「バケツによる即時修復」「遠征出撃」「アイテム発見」ボイスと共用化されています
*12 どうもありがとう Thanksよりも丁寧な感謝の言葉
*13 完璧ね
*14 ごめんね I'm sorryなどより軽い謝罪の言葉
*15 調子はどう What's wrongと同様に「どうしたの」という意味もある
*16 和製英語、Hamburg単体では地名、Hamburg steakまたはHamburger
*17 アメリカ海軍第7艦隊の第77任務部隊第4群第3集団の通称 Taffy自体は「木の実やチョコレートなどを加えたキャンディ」を意味する
*18 雨傘
*19 水着
*20 連合国海軍で広く採用されたイギリス開発の対潜迫撃砲のこと。本来は「ハリネズミ」を意味する
*21 1980年代に日本で爆発的にヒットしたファッションブランド「セーラーズ」のお兄さんが被っている帽子で有名。
*22 最多生産型のフレッチャー級に限ると「DD-449 ニコラス」(海兵隊士官)「DD-450 オバノン」(海兵隊士官)「DD-537 ザ・サリヴァンズ」(1人の名ではなく、5人兄弟の名字。艦名の由来は伊26の記事を参照)などがある
*23 一応、二等駆逐艦として大戦に参加した若竹型駆逐艦が結果的に近い位置づけになるが・・・かなり旧式である。
*24 船団護衛用の小艦艇という点で見れば、連合軍護衛駆逐艦と対比されるのは日本の場合は海防艦になる。シーレーン防衛の意識の薄かった日本が占守/択捉型をベースに建造した駆潜艇的な位置付けの海防艦と、Uボートの脅威から船団を守る実力を必要とされた外洋型護衛駆逐艦の性能の差は、日本とアメリカの国力と通商保護に対する認識の差であった。
*25 同隊には金剛と同型の榛名もいたがマリアナ沖海戦での損傷が完治しておらず速力が27ノットしか出なかったので低速の大和、長門に追従し金剛単独での突入となった
*26 ただしジョンストンは命令を待たずに艦長エヴァンズ中佐の独断で反転、突撃を開始していた
*27 本来420rpmが限度の回転数が477rpmに、ボイラーの蒸気圧は440ポンドが設計上の限度だがなんと670ポンドに達していた。
*28 但し利根の記録では相手は巡洋艦と記載されており誤認している
*29 この時点で熊野と鈴谷は損傷により落伍している
*30 筑摩も鳥海同様生存者(1名が米軍に収容されているが捕虜となったため記録がとれず、仮にとれたとしても兵卒のため詳細な記録は残せなかったと思われる)がいないため記録がない
*31 https://twitter.com/VictorVescovo/status/1540275623960133632https://edition.cnn.com/travel/article/sammy-b-roberts-wreck-victor-vescovo/index.html