目次
肉屋
- モンスターハンターに登場する生肉を販売する店…ではなく、
「生肉を上手に焼いて作ったこんがり肉を売ったり納品したりする」
という行為をひたすら繰り返すことをこのように呼ぶ。「肉屋マラソン」とも。
特に有名なのはMH4での肉屋だが、それ以外でも一部作品で似たような行為が行われることがある。
狩りにも出掛けずにこのような不毛な行為を繰り返す理由は作品に寄りけり。
MH
- 初代モンスターハンターでは生肉を剥ぎ取ってこんがり肉を焼いて売り払うことを生業とする、
ガチの肉屋を営んでいたハンターが多かった。
この当時はクエストクリアによる報酬金も少なく、また現在のように既シリーズ経験たっぷりの
中身ベテランなハンターも当然いなかった。
そうなるとアプトノスからほぼノーリスクで剥ぎ取れ、全て焼いて売り払えば480zとなるこんがり肉は
序盤の資金源としてなかなか馬鹿にできなかったのである。
今はバリバリのソロハンターとして戦っているベテランでも、
こうして稼いだ金でバトルシリーズ防具を買い求めた人は少なくないだろう。
- 当然だが、ある程度難しく報酬金の多いクエストもこなせるようになれば、
徐々にこのような行為をする人は少なくなっていった。
つまり、この当時の肉屋は時間が経つにつれて卒業することができたのである。
MH4
- 恐らく最も有名な作品だろう。「肉屋」と言うスラングが誕生したのもこの作品からである。
MH4における旅団クエスト「生肉を美味しくせよ!」のことを指す。- このクエストは我らの団への入団試験であり、
こんがり肉または生焼け肉を納品するもの。
クエストの受注と言う根幹システムそのものの解説から始まり、
モンスターを倒して素材を剥ぎ取る事、肉を焼く事、指定アイテムを納品することなど、
ハンターとしての基本事項を学ぶチュートリアルクエストとなっている。
- このクエストは我らの団への入団試験であり、
- これだけ聞くと一度やったら見向きもされないクエストのように思えるが、
「クエスト受注から最速で」「ノーコストで無限に」クリアして回し続けられるクエストでもあり、
「護石錬金」や「竜人問屋」などの、進めるためにクエストのクリアが数回必要である施設の
回転を早めるために有用という特徴がある。- 納品指定アイテムであるこんがり肉は予め用意して持ち込む事ができるので、
クエストが始まったらすぐに右手にある納品ボックスに駆け寄って納品する。
メインターゲット達成でクリアした場合、クリア報酬にこんがり肉が1個確定で出るので、
それを手持ちに受け取っておけば、アイテムボックスから補充する必要もなく無限ループできるのだ。
そのため、より良い護石を求めるハンターなどがこぞってこのクエストを利用し、
ひたすら肉を出し入れするその様から「肉屋」の呼称が定着した。- 納品する手順としては納品ボックスを使うのが操作手順が少なくて楽だが、
誤操作防止のためかボックスを開いてから1秒ほど操作を受け付けない時間が生じるため、
メニューからアイテムポーチを開き「こんがり肉→納品する」を選ぶ方が所要時間としては短い。
- 納品する手順としては納品ボックスを使うのが操作手順が少なくて楽だが、
- 納品指定アイテムであるこんがり肉は予め用意して持ち込む事ができるので、
- また、この次に出現する「調合の妙を学習せよ!」は、回復薬グレート1個の納品クエストである。
報酬に回復薬グレート1個が確定で出るため、こちらも無限に回すことができる。
こちらは「薬屋」と呼ばれる。なにげにサブターゲットも設定されている。
- クエストが始まったら手持ちのアイテムを1個納品するだけと言う単純さが逆に競争心を掻き立てるのか、
このクエストでクリアタイムのタイムアタックをしているハンターが一部にいる模様。
タイムアタックの場合は先述の「アイテムポーチからの納品」の方を使う事になるが、
TAS並に洗練された操作技術を持ってこのタイムアタックに臨むと、クリアタイムが1秒を切るんだとか。- アイテムポーチの1番目にこんがり肉をセットし、
「STARTボタン→Aボタン2回→下ボタン2回→Aボタン3回」と操作すれば最速でクリアできる。
- アイテムポーチの1番目にこんがり肉をセットし、
- なお、チュートリアルとしてのこの2クエストには、クリア必須ではないという特徴がある。
イベントの進行条件はクエストクリアではなくあくまでも「団長に当該アイテムを渡す」ことなので、
集会所を利用してアイテムを用意できればクエストをスルーすることが可能。
進行フラグはアイテムの入手ではなく所持で管理されており、団長にアイテムを渡す選択肢が出た場合でも、
渡す前にアイテムが無くなったときには進行できないようになっている。
アイテムの所持判定はボックス内も参照するため、アイテムポーチに入れておく必要はない。
ちなみにアイテムを渡すのは演出だけの描写ではなく、実際に所持数が減る。
MHF
- 猟団クエストのひとつに「下準備は大切」というものが存在するのだが、
その内容がこんがり肉90個の納品。
こんがり肉の持ち込み上限数は10個なので、4人PTで全員が持ち込んだとしても
残り50個は現地で焼き上げなければならないという狂気のクエストである。
一応、4人がかりともなれば見かけのイメージほど時間はかからないが……。- ちなみに、サブターゲットとしてブルファンゴ40頭の討伐もある。
こんがり肉のインパクトに押されがちだが、こちらもなかなかだろう。
- ちなみに、サブターゲットとしてブルファンゴ40頭の討伐もある。
- そんなに面倒なクエストならやらなければいいだけではないか……と思う方もいるかもしれないが、
かつてはそうもいかなかった。
これには猟団特有の事情が絡んでいる。
まず、猟団では専用の猟団クエストを受注可能であり、
その猟団クエストは報酬が豪華であったり、限定武具の素材が入手できたりするのだが、
受注の際には猟団チケットを一定数消費する。
そして、そのチケットの主な入手先は当の猟団クエストの報酬。
では、最初の元手とすべきチケットはどこで入手すればいいのかと言うと、
チケット無消費で受注できるただひとつのクエストだった「下準備は大切」である。- なお、ブルファンゴ討伐でサブターゲットクリアし、
サブ報酬のチケットを狙うという手もある。
しかし確定排出ではないので、骨折り損となるおそれがある。 - クエスト以外でのチケットの入手先としては、
ハリセンネコの毎日プレゼント(大当たり日のみ)と、追加依頼の達成報酬がある。
しかし毎日プレゼントは運次第、追加依頼はシーズン7.0になるまでは
猟団クエストのみ対象であった。 - また、チケットを消費するのは受注者のみなので、
チケット未所持でも他の団員の猟団クエストに参加すれば
その報酬でチケットを入手できるが、
最初に受注する人は(運良く毎日プレゼントの大当たりを引けた場合を除き)
肉屋でチケットを入手している必要がある訳で……。
- なお、ブルファンゴ討伐でサブターゲットクリアし、
- それから月日が経つと、追加依頼が猟団クエスト以外でも達成できるように、
つまり通常のクエストでもチケットが入手できるようになったり、
チケットを所持しているハンターが各団に散らばったことで
新人ハンターも元手のチケットをクエスト参加で入手するのが容易になったりと、
肉屋は次第に影が薄くなっていった。
そしてMHF-GGになり、新たな猟団クエストである「猟団クエスト入門編」が登場。
そちらもチケット無消費で受注でき、クエスト内容も
メラルーの落し物で得られる秘密のポーチ4個の納品というごく簡単なものなので、
これをもってMHFにおける肉屋業は本格的に役目を終えたと言える。
とはいえクエストそのものが廃止されたという訳ではないので、
気が向いたら赴いてみてもいいかもしれない。
途中で飽きるなり挫折するなりでリタイアする人も多そうだが……。
- なお、この肉屋業が盛ん(?)だったのは、時期的にはMH4のずっと前である。
そのため、上記の通りMH4発祥である「肉屋」というスラングはこの頃は使われておらず、
単純に「団クエの肉焼き」や、あるいはクエスト名から「下準備」などと呼ばれていた。
現在だとほとんど話題に上がることのないクエストではあるが、
その際には肉屋と呼ばれることもないではない。
MHST2
- MH4の発売から再び長い月日が経ち、肉屋は派生作品に帰ってきた。
こちらでは「【ターン】リモセトス」と言うトライアルクエストと、
「焼きます! こんがり肉」と言うサブクエストを合わせて指す。
- 詳しくは「【ターン】リモセトス」の記事を見てもらうと早いが、
Aボタン連打でリモセトスを瞬殺→集まった生肉を納品→もらえるこんがり肉とトロ肉を売却、と繰り返すことで、
ゲームのバランスが崩壊するような勢いでお金と経験値が稼げるためである。- 非常に便利な稼ぎ手段ではあるが、本作ではレベルを下げる手段などは無い。
獲得経験値はトライアルクエストで1回で最大156、生肉納品で最大120と決して多くはないが、
序盤のうちにやり過ぎるとゲームも何もあったもんじゃないほどにストーリーがヌルゲーと化すため要注意。
- 非常に便利な稼ぎ手段ではあるが、本作ではレベルを下げる手段などは無い。
魚屋
- モンスターハンターに登場する魚介類を販売する店…では当然なく、
やはり魚を入手しては納品・売却する事で利益を得る方法。
肉屋に比べるとマイナーだが、一定の利益は十分に得られる。
MH
- 初代モンハンにおける金策としては、釣りも有効とされていた。
魚系アイテムが納品対象であるクエストでは釣りミミズが必ず支給されたため、
対象のアイテムを釣り上げて以降も安全なエリアで餌が無くなるまで釣りを続けて帰還し、
全てを売却すると言う手法が定番であった。
MH4
- 旅団クエストの「新鮮なサシミウオを求めて」のことであり、肉屋同様「護石錬金」に利用される。
ぽかぽか島の投網マシーンで調達した小金魚を用いて
サブターゲット「小金魚2匹の納品」を達成することでクエストを回す。
報酬に小金魚が確定では出ないため無限に回すことはできないが、
肉屋や薬屋と違い20秒の待ち時間が存在しない為、より早く帰還することが可能。
その性質上、こちらはリセット前提のマラソンで使用されることが多い。
- ちなみにこのクエスト、バルバレにいるモガの村の漁港の女主人の双子からの依頼であり、
内容は「狩猟船団がサシミウオが獲れなくて弱り切っているらしいから助けてくれ」というもの。
何でも、手ぶらで帰ってしまうととんでもなく恐ろしいモガの村専属ハンターが黙っていないらしい。
本クエストは上記のような利用法がメインのため、
狩猟船団員はサシミウオではなく大量の小金魚をモガの村に持ち帰ることになるが、大丈夫だったのだろうか…。
そう言えば、今思うとMH3(G)では狩猟船団を漁に送り出すと結構な確率で小金魚を持ち帰ってきてたような…
MHW:I
- 時は流れてMHW:Iにて「その魚のキレアジはいかが?」というクエストが追加された。
内容は釣った後のキレアジを武器に出来るかもしれないという理由で
大蟻塚の荒地にてドスキレアジを納品させようとしているいわゆるトンチキ依頼の一種だが、
これによって全作品中最強のドスキレアジをMR昇格直後から2匹以上確定入手可能、
更に慣れれば1周1分かからずクリアとなることを考えれば破格な9000z、おまけ程度だが装飾品・鎧玉も付いてくる等
"魚屋"をやるに相応しいクエストとなっており、各プレイヤーの魚屋への転職に時間は掛からなかった。
またMH4時代ほどではないが1週1分足らず&20秒帰還で回転効率が高いため
植生研究所の回収を早めたり特殊闘技場や各ラスボスといった時限クエストの出現にも一役買うし、
当然ながら「大蟻塚の荒地におけるMRのイベントクエスト」を立派にクリアした扱いともなるため、
MHWに関してはこれらに該当するバウンティを速攻で終わらせられるといったメリットもある。- 一方でドスキレアジの性能があまりにも高すぎて多くとも100~200匹*1もいれば概ね十全となる点、
それ以外の副産物は「MRに入りたてであれば嬉しい」といった程度に収まる点から
MH無印の肉屋同様、いつかは卒業できるようになっている。
- 一方でドスキレアジの性能があまりにも高すぎて多くとも100~200匹*1もいれば概ね十全となる点、
関連項目
アイテム/生肉
アイテム/こんがり肉
アイテム/サシミウオ
アイテム/黄金魚
世界観/我らの団
システム/お守り
システム/マカ錬金屋
モンハン用語/炭鉱夫
モンハン用語/第2スキル固定法
モンハン用語/ケルビマラソン
ゲーム用語/金策
クエスト/ガウシカの角切り
クエスト/その艶姿、凍傷に注意 - 新大陸で開業したいわば花屋。用途は肉屋と同じである。
クエスト/ホオズキころころ - 同じくカムラの里で開業した花屋。