MH4に登場する拠点の一つ。
竜人族の村長とアイルーだけが暮らす小さな村で、アイルーの集う島を内包する。
概要
- 竜人族の村長とアイルーのみが暮らす、白い砂浜の小さな村。
目の前には澄み渡る海、背には生命豊かな原生林という穏やかな環境に恵まれている。
沖合にはぽかぽか島(後述)と呼ばれる島があり、オトモアイルー達が暮らしている。
ちなみに、設定によるとこの島に住むアイルー達は普通のアイルーと比べて少し日焼けしているらしい。
- 陸路も海路も無く、行き交う人々の姿を見ることは殆ど無い。
ごく稀に訪れる迷った行商人やハンターを相手に、アイルー達がのんびり商売しており、
ハンモックに寝そべりながら店番をするアイルーなど、村の雰囲気はのんびりとしている。
だが、近年になって大型モンスターの姿が確認されるようになり、
警護の為に勇敢なオトモアイルーを募集しているとか。
- 行商人からは「迷子の村」と呼ばれているらしく、
遭難や道に迷った時にしかたどり着かないという不思議な場所らしい。
逆に珍しい特産品を目当てにキャラバンを組んでチコ村を目指す者もいるというが、
どういうわけか辿り着けないのだという。
実際、長年の狩猟生活でさまざまな地を訪れた筆頭ランサーですら、チコ村に行ったことはなかったと語っている。
なお、作中では飛行船であるイサナ船がバルバレなどとチコ村を自由に行き来していることから、
一度赴いて正確な座標を知ったうえで空路を用いる場合、案外簡単に辿り着けるのかもしれない。- なお、武具屋の主が例の卵シンジケートの構成員だったり、
釣り好きのアイルーはナグリ村の雑貨屋の主の釣り仲間だったり、
ドンドルマにいる弟子のためにモンニャン隊を使って食糧を運搬したりするなど、
島民は割と外界との交流がある模様。
- なお、武具屋の主が例の卵シンジケートの構成員だったり、
- 海辺には丸太の杭が何本かずつ並んで打たれている。
その頭は猫を模して彫刻されており、独特の光景を作り出している。
トーテム的なものなのだろうか?
ぽかぽか島
- チコ村の沖にある小さな島。
ピンク色のエプロンを着た、アイルーの管理人さんが管理している。
- 沖の岩場にはヒーローブレイドが刺さっている。
チコ村の村長のダンナが昔使っていた品らしい。- ちなみに、砂浜にいるアイルーからは「片手剣のハンターがチコ村を探している」
という手紙を拾った旨の話が聞ける(後述)。
- ちなみに、砂浜にいるアイルーからは「片手剣のハンターがチコ村を探している」
- EDムービーでは料理長がぽかぽか島で大勢のアイルー達に料理を振る舞うにぎやかな様子が描かれている。
管理人も感無量であろう。
投網マシーン
- ぽかぽか島に設置されている漁のための道具。
MHP2(G)のポッケ農場に設置されていたものと似ているが、全くの別物。
- 投網漁の際、投網マシーン用の施設スキルをもったオトモアイルーがいる場合
投網漁中にスキルが発動し、特定の魚アイテムが取れやすくなるなどの効果がある。- スキルの一例
- ○○狙いの術:対応した魚が取れやすくなる。
- 一網打尽の術:魚を捕まえることのできる範囲が広くなる。
- 経験値UPの術:もらえる経験値が増える。
- 威圧眼力の術:魚群の動く速度を低下させる。
- 網引き名人の術:報酬の量が増える。
- きまぐれネコの術:上記のスキルがランダムで一つ発動する
- なお、基本的に同じスキルが同時に複数発動することはない
(網引き名人の術のみ2つまで同時発動する場合がある)。
例外として「きまぐれネコの術」により結果的に重複して発動することはあるが、
表示だけで効果は1個の時と変わらないようだ。
- スキルの一例
- また、旅団ポイント(精算アイテムを納品するなどで得られるポイント)を支払うことで
撒き餌をしてもらうことが出来、その場合通常よりも大漁になる可能性が上がる、
漁具を思わせるシステムも存在する。
- なんとこの投網マシーン、稀に通常の魚群の代わりにガノトトスが出現する。
MH4Gでは特定のクエストをクリアすることでガノトトス亜種まで出現する。
しかも投網を命中させた場合、釣り上げによって陸揚げされた後に簡単に絶命してしまう。
投網マシーンが滅茶苦茶強いのか、それともガノトトスが滅茶苦茶弱いのかは不明。
しかし、ガノトトス亜種は取れる素材からしてG級個体の筈だが…- なお、ガノトトスの捕獲に失敗した場合は水ブレスによる強烈な反撃を喰らうことになる。
- ガノトトスが出ている場合、投網マシーンのやや遠方にガノトトスが泳いでいるのが見えるほか、
撒き餌を撒けなくなるので判別は容易。
出現したガノトトスは投網マシーンを使わない限りずっと居座り続けるため、
クエストをやり過ぎてガノトトスを逃す…なんてことは無い。
が、逆に魚が目的の場合は非常に邪魔な存在となってしまう。
- ちなみに、ガノトトスが出現しているとき、控えのオトモアイルー達は、
なんとガノトトスに向かって尻を叩いて挑発を行っている。舐められすぎである。- そしてガノトトスを捕獲し終わった後も一旦ぽかぽか島から出ないと控えのオトモアイルー達は、
誰もいない海に向かって挑発を続ける。…一体誰と戦っているのだろうか。
4Gでは釣ったり逃がすことでガノトトスがいなくなるとすぐに挑発をやめるようになった。
また、挑発の他に果敢に釣竿を振るってガノトトスを釣りあげようとするアイルーも出現。
ただし釣果の方はボウズの様子。恐らく釣りカエルを使っていないか、
人数が多すぎてガノトトスにバレているのだろう。
- そしてガノトトスを捕獲し終わった後も一旦ぽかぽか島から出ないと控えのオトモアイルー達は、
- 稀に水獣や海竜、水竜の端材がとれることもある。
持ち主の素材が体から剥がれて海を漂ったのか、
はたまたぽかぽか島の近辺にもラギアクルスやロアルドロスが生息しているのかは不明。
チコ村の人々
- チコ村の村長
- チコ村の村長を務める竜人族の老婆。
かつて村長は巨大な商船を操る商人であったが、とあるモンスターの襲撃により船が遭難、
船を警護していた片手剣のハンター(村長のダンナ)が行方不明になってしまったらしい。
以来船員だったアイルーたちと共に、流れついた地に村を作って暮らすようになったようだ。
村長だが、村のアイルー達からはネコバァちゃんと呼ばれる。
穏やかかつ達観した性格だが、実の所、臆病なオトモアイルー以上にアカムトルムの幻に怯えていた。
しかし臆病なオトモアイルーが臆病を克服したときに一番そのことを喜んでいたのも彼女だろう。- なお、一部では「ダンナはココット村の村長ではないか」という説があったが、後述の理由によりほぼ否定された。
- 2015年3月27日にMH4Gで配信されたG級アカムトルム討伐クエスト「朝に道を聞いて覇に向かうとも」では、
片手剣のハンターが依頼人として登場した。
依頼文からは依頼主がアカムトルムに因縁があること、そして「ある村」を探していることが読み取れ、
極め付けに「君にも勇気の道が見つかることを。」という一文があることから、
この人物こそが村長のダンナと思われ、また村長のダンナが生還していたことも確定的となった。
団長の師匠といい、相変わらずまさかのタイミングで伏線を回収をしてくるものである。 - それを知ってかMHXでは、ついにダンナを探すことを決意し、島を出てベルナ村にいる。
村のアイルー達にタルに乗せて連れてきてもらったらしい。
…よく無事に辿り着いたというか、老体に鞭打ち過ぎでは。
- 散歩するアイルー
- 砂浜を歩き回って何かを拾っているアイルー。
外界との交流が少ないためか、来訪者に対して友好的に接しており(これは村民全員に共通するが)、
筆頭ハンター達が早々に村から出て行った事を残念がっており、我らの団に対しては
「いつでも来てほしい」と語ったり、「ずっとここに住むといい」と誘ったりする。
また、村長のダンナらしき人物が書いた手紙を拾っており、村に来るのを楽しみにしている。
村長に渡してやれよ、その手紙。
魚については生食派だったが、料理長が作った料理を食べてからは「魚はどんな調理法でもおいしい」と
固定観念が崩れたとの事。
団長からの挑戦状クリア後はたまたま拾った宝物をハンターにプレゼントする…
という冗談を語った。
- 釣り好きアイルー
- 海岸で釣りをしているアイルー。
釣り好きの名の通り、釣りのコツや魚の種類について説明してくれる…のだが、
魚については食べようとしたらトラブルが発生し、理由を竜人商人が説明してくれたというもので、
釣り好きの割には魚の効果には詳しくなかった模様。
また、ナグリ村の雑貨屋とは釣り仲間であり、彼の紹介で我らの団ハンターに釣り関連のクエストを依頼する。
しかし、彼の依頼の中には「ネコバァちゃん(村長)にプレゼントするはずだったカジキマグロを
釣れなかったので、ハンターに代わりに釣ってきてもらう」というものがあったり、
団長からの挑戦状クリア後は釣った魚をハンターにプレゼントしようとするが、
逃げられていたりと、釣りに失敗している様子も多々見受けられる。
尤も、欲しい魚はダンゴ使って釣るのが生活の知恵とまで語っているので、単に大物相手だと
振り回されて釣れなかっただけかもしれない。
また、MH4Gではドンドルマ在住のかつて道に迷ってチコ村にやってきた女性を助けて、
釣りの弟子にしていた事が判明した。
今回のドンドルマの危機に関してもモンニャン隊を使って新鮮な魚を届けるよう手配するなど、
裏で食糧運搬に尽力していた事が弟子の口から明かされている。
- チコ村の武具屋
- ハンモックで寝転がりながら対応をするアイルー。
語尾が「ニャ~」と間延びしているなど、呑気な性格に見えるが、実は例の卵シンジケートの幹部で
何千もの部下を抱えているらしい。
また、団長からの挑戦状クリア時は我らの団ハンターが使っている武具を聞き出して、
同じものを売り出そうとしていた。
MHXでブレイブシリーズが我らの団ハンターゆかりの武具として流通されたのはそういうことなのだろう。
- チコ村の雑貨屋
- 仁王立ちしながら対応するアイルー。
語尾に「ラッシャイニャ」と付けており、ブ○ゴリラ古典的な八百屋のような威勢がいい性格。
- 臆病なオトモアイルー
- 白い毛並のオトモアイルー。詳細は項目参照。
- 管理人さん
- ぽかぽか島を管理するアイルー。詳細は項目参照。
余談
- PVで発表された当時は、管理人アイルーやアイルーサイズのギルドなどから
アイルー村との関係が噂されていた。
ぽかぽか島だという名前が判明したため、アイルー村とは異なる場所ではあるようだが、
少なくともぽかぽかアイルー村へのオマージュとして考えられたのだろう。- 実際に訪れてみると、アイルー村と比べて明らかに小さいことが分かる。
- 概要にもある通り「迷わないと辿り着かない村」であるが、
なぜ海路や陸路が確立していないのかについては明確な説明がなく、考察の余地がある。- 例えば、海路が確立していないのは近海の海流の厳しさによるものであると考えると、
同時にぽかぽか村近海に種、量ともに豊富な魚がやってくる理由も
「強い海流で流されてくるから」という割と現実的な解釈が出来るようになる。
あるいは海竜の端材や水獣の端材が取れることや、沿岸にガノトトスが現れることから、
実はそこそこ危険な海域である可能性もある。
魚が豊富ならばそれを追う捕食者が集うのは当然の成り行きであり、
実のところ平和そうなチコ村近海には強大な海竜や魚竜が犇めいている可能性も高い。
つまり落水したニャンターの運命は……。
- 陸路で辿り着けないのは単に道が入り組んでいるからなのか、
はたまた近辺の原生林に溢れるモンスターの前に命を落としているのか…。
付近の原生林、というよりジャングルも基本的にどちらの要素も備えているので、
こちらもそういうことなのだろう。
- 例えば、海路が確立していないのは近海の海流の厳しさによるものであると考えると、
- 4シリーズではアイルーたちに散々馬鹿にされているここのガノトトスだが、
MHXXにおいてついに逆襲村に被害をもたらした個体が出現してしまったようだ。
当の個体はチコ村で暴れた後は渓流の方に移ったために最悪の事態は免れたようだが、
このガノトトスはG級個体ということもあってかなり手強い。
やっぱり今までの個体が超絶貧弱だっただけかも…
- MHSTではクプニ村と言う名前の村が登場するが、
そちらも数多くのアイルーが暮らす南国風の島にあり、竜人族の老婆が村長を務めているなど、
チコ村とよく似た風土の村になっている。
同作にはナグリ村を大きくしたような街であるフルクライトジオもあることから、
おそらくはセルフオマージュの1つだろう。
関連項目
世界観/アイルー村
フィールド/原生林
登場人物/臆病なオトモアイルー
登場人物/管理人さん
モンスター/ガノトトス - チコ村近海に生息する唯一の大型モンスター。
世界観/バルバレ
世界観/ナグリ村
世界観/シナト村