マスターマインド

Last-modified: 2021-10-02 (土) 14:42:22

◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載) 【マスターマインド】 ◆殺◆

登場エピソード

 

「完璧なる統治秩序機構完成のためならば、私は死すらも厭わぬ!」


人物

  • アマクダリの最高幹部である「12人」の1人。表の顔は日本政府現官房長官「シキタリ・シャンイチ」ハーヴェスターから「クソ真面目のバカ」と称される程厳格で冷酷な性格の持ち主。
  • Xファクターの存在を許さず、あらゆる危険や問題、潜在事態を想定して万全の防衛体制を敷いて敵を全力で叩き潰すことを第一とする、油断や慢心とは程遠い堅実ながらもどこか機械的な精神性は、ラオモト・チバから太鼓判を押される。また戦争を「ミニマルで、機能的で、美しい」と捉え、賞賛する一面を持つ。
  • 極度の伝統主義者であり、日本の政治的主導権を暗黒メガコーポから奪い返し、政府主導による暗黒管理社会を作り上げようとしている。
  • 「12人」のシステムとして彼に課せられた役割は、官房長官という立場を利用しアマクダリに有利になるような法案の成立、あるいは妨害である。
  • ニンジャスレイヤープラスインタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(20)にて、イモータル・ニンジャ・ワークショップによる人工的なニンジャソウル憑依者であることが明かされた。
  • 同じ「12人」の一人であるジャスティスと同様か或いはそれ以上に「秩序」を絶対視する面を持ち、アマクダリの創り上げた「システム」と彼らが構築せんとする暗黒管理社会の理想を熱狂的に信奉。一切の不平不満や欲望を出すことなくシステムに追従している。
  • 加えて己が考える絶対的秩序を実現しうるだけでなく、日本を裏から実質支配し政府を傀儡とする暗黒メガコーポ群に対抗しうる力を持ったアマクダリ・セクトの存在を好意的に受け止めており、セクトを「我がドージョー」と呼んで賛美する。
     
  • なお、作中で同時期にもう1人「ユケダ官房長官」なる人物が出てきたが、これは担当者のミスであり、忍殺世界の日本政府に官房長官が2人いるわけではない。いいね?

外見

  • 黒に染められたオールバックの頭髪に赤銅色に日焼けしたシワの多い厳めしい顔。フラットで細い目と硬い一重まぶたを持つが、その表情は真の無表情であり、彼の表情や口調からは、いかなる感情も読み取れない。
  • カチグミ・トレーニングを基礎として極限まで鍛え上げられた肉体の持ち主。また後頭部には6個の生体LAN端子を埋め込んでいる。
    • ニンジャスレイヤープラスの身長一覧表によると身長185cm。
       
  • 戦闘時には、予め用意されている黒いアマクダリ紋ニンジャ装束と、後頭部に6個の穴が開いた黒く無表情なニンジャ頭巾を着用した後、その上からパワードスーツをその身に纏う。

元ネタ・考察

  • マスターマインド(mastermind)とは「(計画の)指導者」「(悪事の)首謀者」を指す単語である。
  • また、数字当てゲーム「ヒットアンドブロー」の異称でもある。ロンゲスト・デイの一つのクライマックスであり、伏線に対する答え合わせ回でもあるショック・トゥ~の大将格として、ダブルミーニングめいて嵌まり役であることを示す名前と言えようか。

ワザ・ジツ

  • マスターマインド自身は特筆すべきユニーク・ジツや凶悪なカラテ技は持ち合わせていない。実際、これまでの「12人」に比べ正面からの単純なカラテ応酬では我らが死神に押される場面もややあった。
  • しかし、彼の最大の持ち味は……。

官房長官魂

「何故なら私は官房長官だからだ!」

  • 彼の行動原理、そして最大の依って立つカラテは、暗黒管理社会が創る「秩序」に対する理想と信念が生み出す不屈の精神力である。
  • 不屈の魂に身に纏う後述のオナタカミ社製パワードスーツが合わさることで、驚異的なタフネスが生み出されるのだ。

指揮・管制能力

  • 配下の兵士や艦隊、無人兵器を指揮しコントロールする戦術的技能。彼本人のマルチタスク技能と合わさり実際凶悪な能力と化す。
  • かのミヤモト・マサシが「強い軍師がいると二倍は有利」というコトワザを残したように、その効果は湾岸警備隊のニンジャの戦闘力を底上げさせるだけでなく、キョウリョク・カンケイ艦隊の全てがマスターマインドであると例えられる、極めて機械的な統率を発揮させた。
    • 物理面や電子面でも有効なそのワザマエは、姿が見えないにも関わらずマスターマインドの存在をニンジャスレイヤーに直感的に悟らせるほど。
    • また、ニンジャスレイヤーとの戦闘を継続しつつ、艦隊システムの指揮やアマクダリ本営と通信を同時並行で行うなどマルチタスク技能も高い。

オナタカミ社製ニンジャ用戦闘スーツ「アツモリ」

  • 彼が戦闘時に用いるオナタカミ社製の最新鋭パワードスーツ。名称は書籍版にて明らかになった。
    • LAN直結により稼働し、全身を覆う漆黒に輝く装甲と黒いサムライヘルムめいた頭部装甲が特徴的。全身アーマーという特性上、その重量も相当なもの。
    • パワードスーツを装備したマスターマインドは、7フィート近い巨体に変貌する。
  • アーマーは敵のスリケンや首狩りチョップのような刃物めいた攻撃を無効化する最新アンタイ・スリケン構造で構築されており、ニンジャスレイヤーの全力のカラテの直撃や猛攻に幾度も耐えうるなど極めて頑強。更にヒキャク・マニューバの最終完成形である背面、腕、脚部のブースター機構やショック・プラズマ球発射機構を搭載し、遠近問わず戦闘が可能である。
    • 加えて装備者が心肺停止に陥った場合、心臓へのZBRアドレナリン直接注入と直結神経へのパルス刺激を全自動で行う心肺蘇生システムを搭載。例え装備者が倒れ気絶しても極短時間でイクサに復帰させることが可能であり、継戦能力も高い。
    • その鉄壁の堅牢さは地の文から「アマクダリ・システムの体現」と称される。

ブースター・カラテ

  • パワードスーツに搭載されたブースター機構を利用したもの。
    • 各部ブースターを生かし、ターボアサシンを凌駕する三次元的な動きを発揮する事が可能。
  • 各部ブースターの推力を上乗せしたブースター・カラテパンチや、「死の砲弾」と例えられる空中突進ターボ・タックルなど、各部ブースターが生み出す強大な推力とアーマーの質量・重量が相乗したカラテの破壊力は驚異的。

ストーリー中での活躍

「なんと素晴らしき世界か。アマクダリ・セクトこそは我がネタバレなり」
  • 「12人」の一人として長らくその存在を表す事がなかったが、「ショック・トゥ・ザ・システム」にて遂にその姿を現す。
  • 卓越した指揮能力を生かし、湾岸警備隊所属ニンジャ達を操り、原子力航空母艦キョウリョク・カンケイに潜入したニンジャスレイヤーとナンシーを迎撃した。
     
  • ニンジャスレイヤーに差し向けた湾岸警備隊ニンジャ達による迎撃は突破されるも、装備した大型パワードスーツを生かしたブースター・カラテによる強烈なアンブッシュをニンジャスレイヤーに叩き込み、遂に洋上にて両雄激突に至る。
  • ナンシーの乗る駆逐艦を艦砲射撃で攻撃しながら堅牢なパワードスーツとブースター・カラテでニンジャスレイヤーとのイクサに挑むも、数多の死線や激闘を潜り抜けたニンジャスレイヤー相手には一歩及ばず、奮戦虚しく気絶。ADMIN権限も奪い取られた上で心停止状態に陥り、カイシャク寸前まで追いつめられることになる。
     
  • しかし、「12人」の一人であるハーヴェスターの参戦による時間稼ぎによってスーツの心肺蘇生システムが起動し復活。復活を果たした後は、一度奪取されたADMIN権限を再度奪い返した上にアルゴスからの支援を生かした連携システムを用い、ハーヴェスターとの共闘による2vs1のイクサに持ち込む事に成功。ZBRアドレナリンが注入され更に拍車のかかったタフネスも合わさり、あのナラクが思わず声を上げるほど危機的な状態にまで追い込んだ。
  • だが、艦内に潜り込んだ2人のマケグミハッカーたちの活躍によるTVジャックにより生じたネットワーク混乱やコードロジストたちの反抗。そしてナンシーとエシオ・カタリ達によるアルゴスへのハッキング攻撃などといった、彼の目指す「秩序」とは程遠いカオスで雑多な多数の要因が絡まり合い相互作用した結果、イクサの要であったアマクダリの連携システムが狂い不具合が生じてしまう。
  • この機を逃すニンジャスレイヤーではなく、乱れた連携の隙を突かれてハーヴェスターとの連携を突破され再び追い詰められる。
     

「テロリストめ!世界の事など顧みぬ破壊者!貴様の行動は!無数の!自分と同じ境遇の者を生むのだぞ!貴様の如き者にアマクダリは……殺せぬ!イヤーッ!」
「まだ解らぬか。私は、オヌシを、カラテで殺しに来たのだ」

  • 最後に放った大義や秩序への問いかけも憎悪を鍛え直されたフジキドの前には無意味に等しく、そのまま一蹴される。そして最後は、「アマクダリ・システムの体現」とも称されたパワードスーツ諸共心臓をニンジャスレイヤー渾身のチョップ突きで貫かれ、パワードスーツと共に壮絶な爆発四散を遂げた。
     
  • 彼自身の活躍はここまでだったが、後に息子が登場している。描写を見る限り良くも悪くもマスターマインドの息子らしく育ったようだ。

一言コメント

「ならばどうする!君は世界をどう変えたい!そのコメントも覚悟も持たぬ臆病者に、アマクダリは殺せぬぞ!」
  • キャラクターは真逆だが、書籍版のビジュアルは某上院議員を想起する -- 2021-07-01 (木) 15:46:21
  • タダオみたいな最強ソウルじゃなくて最適化シナジーソウルを根気よく探してたんだろう -- 2021-07-13 (火) 03:03:59
  • プラスで人工的にソウルの移植の詳細が明らかになったが、タダオみたいに定期的に投薬処置は見られなかったのは、ソウルの格以外にも彼が心身共に鍛え上げてた彼だからこそ1週間で馴染めたかもね。 -- 2021-08-16 (月) 18:19:37
  • この異常耐久力…外見が崩れなかっただけで、実際ゾンビーニンジャだったのでは? -- 2021-08-31 (火) 14:26:45
  • 実際ゾンビーエキス注射で改造するんだしそこら辺かなり怪しいな。 -- 2021-09-02 (木) 21:12:19
  • 暗黒メガコーポより政府の方が上でなくてはいけない。だから暗黒メガコーポより政府の方が上じゃなくてはいけない -- 2021-09-28 (火) 22:20:55
  • この時のフジキドはマスター=クソジジイの修行とカラテ鍛錬、経験の積み重ねで準グランドマスター級と言っても過言じゃないしむしろ同じくソウル移植のタダオ大僧正が強すぎたとしか -- 2021-09-29 (水) 10:09:17
  • ↑2コイズミ・シンジロウ=サンはアマクダリの一員だった…? -- 2021-09-29 (水) 12:56:29
  • ↑↑もはや迷い無く決断的殺意で「ニンジャ殺すべし!」をやってのけるカラテモンスター化したからな。マインド=サンにも「私はオヌシをカラテで殺しに来たのだ」ってすっぱり言ってるし。 -- 2021-09-29 (水) 19:26:49
  • How do you like me now! -- 2021-10-02 (土) 14:42:22