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アマクダリ

Last-modified: 2018-03-04 (日) 16:22:33

◆忍◆ 組織名鑑#3 【アマクダリ】 ◆殺◆
アマクダリ・セクトとも。ソウカイ・シンジケートの残党や、かつて傘下にあったリアルヤクザ・ファンド等を中心として結成された暗黒経済組織。首魁は若干12歳の少年、ラオモト・チバであるが、実際の組織運営は執事であるアガメムノンが行っている。

第3部における「悪の組織」。
第1部で壊滅したソウカイ・シンジケートの残党に、謎のニンジャアガメムノンとその私兵団が合流(半々の割合)して結成された暗黒経済組織。漢字表記は「天下」
ソウカイヤの首魁ラオモト・カンの遺児であり、弱冠12歳(「サツバツ・ナイト・バイ・ナイト」時)の少年ラオモト・チバがアマクダリの首魁であるが、実際の組織運営はチバの執事となったアガメムノンが行っている。
ラオモト・カンCEOの死後、国税の投入によって存続した「ネコソギ・ファンド」が母体となっており、かつて傘下にあったリアルヤクザ・ファンド等を中心としてはいるものの、その実体は旧ソウカイヤとは似て異なる。

 

Twitter連載時の登場は第2部中盤であったが、本格的にニンジャスレイヤーの主敵として立ちはだかるのは第3部である。
シンボルマークは「天」「下」の漢字と下向きの矢印を象ったエムブレム。

 

名の由来であろう「天下り」とは、高級官僚がその権力によって、民間の企業や団体に就職斡旋することを指す。
さらに由来を言えば、神道において天界の神が地上に降臨することを指す。天界の最高神の血を引くニニギノミコトが、天界から降りて地上を治めたとされる「天孫降臨」が有名。



組織概要 Edit

単なる金儲けと勢力拡大を狙っていたソウカイヤ、ニンジャ至上主義の格差社会建設を目指していたザイバツとは異なり、「最終目標」達成のためネオサイタマ行政や社会の中枢と裏で深く癒着し、社会規範そのものを(影から)自らの都合の良い様に捻じ曲げていこうとする動きが特徴。
アガメムノンが既にそれなりの勢力を隠し持っていたからか、ラオモトの威光が組織牽引の一助となったか、ザイバツがネオサイタマの支配自体には興味が無かったからか、ともかく第2部冒頭で発足した組織にしては異常なほど早く勢力を急拡大。第3部時点では旧ソウカイヤ以上に社会のあちこちを侵食している。

 

ワンマン気質が過ぎたソウカイヤ時代の失敗に学び、複数のヤクザ組織やニンジャ組織をアマクダリ中枢部の管理下に置き、アマクダリの手足としてテリトリーごとに管轄させる「フランチャイズ・システム」を採用。
人材の運用においても、派閥論理に縛られたザイバツや実力主義のウェイトが大きすぎたソウカイヤよりも、柔軟かつ適材適所の人事が行われている。

 

徹底して組織間の管轄テリトリーや情報の伝搬が制限されており、参謀であるアガメムノンただ一人を除いては、アクシスの幹部級ニンジャ達や総裁であるラオモト・チバですら、その全容を把握しきれていない。
これにより、ニンジャスレイヤーにとっては下部組織のニンジャを幾らインタビューしてもそこから先へ進めず、中枢への手掛かりを得られない、非常に厄介な仕組みが出来上がっている。
さらに、アマクダリはニンジャスレイヤーことフジキド・ケンジの正体と詳細な来歴を押さえており、有事の際には支配下に置いたマスコミを通じて、彼を社会の敵に仕立て上げ糾弾、社会的に抹殺する体制を整えている。
 
他にも、本部と末端組織、また実働部隊との連絡用、果ては戦闘時における構成員同士の情報共有や戦闘のサポートとして、「天下網(アマクダリ・ネット)」という高度な独自のネットワーク・システムを導入しているが、情報管理の観点からアクセス者ごとに扱える情報は厳しく制限されていると見られる。

 

反面、ラオモト・カンの絶対的カリスマのもとで一枚岩になっていたソウカイヤ時代と比べると統率にはやや欠ける印象がある。*1
ザイバツほど酷くはないものの、アガメムノン派とチバ(ラオモト原理)派による派閥間の確執も多少あるようだ。他にも独自の思惑で動いていそうな派閥や下部組織もちらほら見られる。
また、ニンジャスレイヤーという個人は危険視しているものの、ニンジャスレイヤーの攻撃によるアマクダリへの影響は大局的には微々たるものでしかないという楽観的な認識がアマクダリ内では多数を占める。
というのも、アマクダリは表社会と強固に癒着しているうえに、所属ニンジャ達はアガメムノンが作り出したアマクダリの強固な管理システムを妄信しており、己の組織の強大さに酔いしれているためである。
加えて徹底的な情報統制やシステム化の悪影響か、物語が進むにつれて所属ニンジャの精神面での練度不足、組織のシステムに依存した思考停止状態のニンジャが目立つ。
想定外の事態が発生すると、激しく動揺した結果作戦指揮を無視して逃走したり、ある種の恐慌状態に陥る者、冷静な判断力を欠き碌に真偽を判断することなく即座に撤退してしまう者も少なくない。

 

ちなみにザ・ヴァーティゴ=サン曰く、ニンジャへの待遇はアマクダリ、ソウカイヤ、ザイバツ3組織の中では平均的で安定志向らしい。「12人」の半数以上が表社会の名士であり、表社会と半ば以上一体となっている特性ゆえか。このあたりにもアマクダリという組織の性格が出ていると言えよう。
女性ニンジャの人数も、ソウカイヤやザイバツと比較して非常に多い。
 
ただし、幹部を含むアマクダリ所属の全構成員は、アマクダリというシステムを構成する「替えの効く歯車」としてしか扱われていないため、旧ソウカイヤ時代の温泉旅行のような福利厚生システムは導入されていない。
ソウカイヤやザイバツと比べて『組織』としての完成度は最も高く優れている半面、ニンジャの扱いは他の組織と比べて低めである。

組織形態 Edit

書籍版による解説によると、幹部以外のアマクダリ所属ニンジャは「アクシス隊員」「アマクダリ・エージェント」「下部衛星組織所属」の3種類に分けられる。
ただし全てが全て、上記の3つに分類されるわけではなく、幹部の私兵や手駒として所属する者もいるので一概に一括りに出来る訳ではない。
最高幹部である「12人」は、それぞれセクト内における各部門を統括する立場にあるが、アクシスを含む一般構成員はアマクダリ各部門や「12人」の存在を知らされておらず、中には総帥であるラオモト・チバの存在さえ知らない者も大勢いるという。
大半の構成員は「誰が幹部なのか、どこに本拠地があるのか」といった事すらも知らず、アマクダリという巨大機構から匿名的な電子命令を受け、それを達成する形で組織が維持・運営されている。
所属ニンジャが以前どこの組織に所属していたかもあまり問題にはされず、個人の理念やイデオロギーが希薄なのも特徴の一つ。

 

原作者のインタビューによると、結成初期にはアマクダリの命令に従わず残虐行為を行う所属ニンジャも大勢存在していたが、そういったニンジャはアクシスに粛清させたり、暴虐を嗅ぎ付けたニンジャスレイヤーにあえて殺させる事で不穏分子を淘汰。
ニンジャスレイヤーさえも利用して邪悪ながらも秩序・命令を守るニンジャのみをふるい分け、組織の地盤を強化していったとのこと。

 
  • 「12人」
    アマクダリの各部門を統括する最高幹部陣。
    存在そのものがトップシークレット扱いされており、その存在を把握するセクト構成員の数は非常に限られている。
    ニンジャの有無や戦闘力よりも、社会的地位が重要視される側面があり、例え何らかの要因で死んだ場合でも、(ニンジャ、非ニンジャ問わず)新しい後続の者がその地位を引き継ぐ。
    後述の解説項目を参照。
     
  • アクシス隊員
    警官、兵隊の役割を担うアマクダリにおける精鋭部隊。アマクダリ・アクシスとも。
    後述の解説項目を参照。
     
  • アマクダリ・エージェント
    官史・斥候に相当する立ち位置にあり、アクシス隊員とほぼ同等の地位を持つ。
    主に企業や組織に単独で入り込み、恐喝や誘惑などで組織の要人や重役をアマクダリの支配下に置き、アマクダリの支配領域を広げる役割を担う。
     
  • 下部衛星組織所属
    上記の2種類に入らないその他大勢の所属ニンジャ達。
    組織内では一番下位に当たり、ソウカイヤの「アンダーカード」やザイバツにおける「アデプト位階」に相当する立ち位置。
    彼らは属州めいたテリトリを与えられそのテリトリを統治、裏社会の秩序を保ちながらアマクダリに上納金を収めなければならない。
    しかしアマクダリの法を順守している限りは行動の自由が保障されるとのこと。
    各衛星組織は分断されて管理されており、構成員同士のコミュニケーションも稀であるという。

アマクダリ・アクシス Edit

アマクダリ・セクトにおいて、衛星組織を含まない、セクトの中枢部分に位置する実行部隊。
「ソウカイ・シックスゲイツ」や「ザイバツ・グランドマスター」といった組織内の部門名や位階名などとは異なり、あくまで「アマクダリ・アクシス」はアマクダリ衛星組織には所属しない即時対応戦力であり、セクト中枢部分からの指令に対し常に待機状態にある精鋭部隊を示す言葉である。
そのため、アクシスと衛星組織は単純な戦闘力の差で区分されているわけではないようだ。*2
一応アマクダリ内では上位に位置する地位ではあるが特権階級という訳ではなく、アクシスの持つ職権を濫用した者については、アマクダリ内での裁判執行の対象となる。
それでも中枢部分に据えられるだけあって所属するニンジャの中には相応の実力者が多い。ソウカイ・シックスゲイツやザイバツのマスター位階のような実力のバラつきも少なく、構成員の実力は、ニンジャスレイヤーとカラテで拮抗しうる実際高いレベルで安定している。
また情報処理能力に長けた者は、早期の内にアクシス編入が期待できるらしい。
書籍版の解説によると、警官・兵隊としての役割を有しており、アマクダリ支配領域内におけるニンジャによる戦闘が発生した際の鎮圧や、地上軍の支援を行うため戦場に直接送り出されることもある。

 

複数のニンジャによるチームワークを重点しており、作戦はほぼ必ず複数のニンジャで行う様である。
多い場合は5人以上ものニンジャ集団を送り込む事もある。
特に厄介なのは、首脳陣以下アクシス全員がニンジャスレイヤーの事を「恐るべき脅威」と認識して行動をとっている点である。
この為、ニンジャスレイヤーと遭遇しても敢えて戦闘を回避し遁走したり、手練れのニンジャが複数で連携を取りながら戦う事が多く、これまで類を見ないほど合理的かつ狡猾な方法でニンジャスレイヤーを追いつめてくる。

 

末期のシックスゲイツは質の低下の極みにあったが、アマクダリにはアガメムノンが以前から私兵としているニンジャ集団も合流し、3部でのディセンション増加も相まってアクシスのニンジャは人材の層が厚くなっている。ワイバーンのように3部エピソードで登場したニンジャの他、ドラゴンベインのような2部の時点から登場している強力なニンジャも、アクシスに属している場合がある。

だがここまではアガメムノンの管理システムが完成する前の話である

「12人」 Edit

「とある陰謀」に携わり、名目上チバを補佐する12人の幹部集団。アクシスを束ねる立場であり、アマクダリでも最上位の意思決定に携わる。
「12人」の存在や詳細は秘匿されており、末端ニンジャは勿論のこと、アクシス所属ニンジャも、一部のアクシスを除きその情報は伝えられていない。

 

ナラク曰く「キンボシ」も含まれるようだが、重点されるのはワザマエではなく「表の顔」であるようで、ネオサイタマの様々な組織のトップに座る集団が顔を揃えており、中には非ニンジャがその名を連ねる場合もある。それ故かめったに会合も開けないらしい。
様々な面子が揃うものの、今のところは方向性の一致を見ているようだが……?

 

なお、「12人」とは同じ目的のために集まった同志達の通称に過ぎない。
また「常に12人揃った秘密機関」というわけではないため、シックスゲイツなどのように「欠員が出たら後任が補充される」ということはない(ウィルキンソンインタビューより)。
例え外的要因により「12人」の誰かが亡き者となったとしても、アマクダリの心臓であるアガメムノンとアルゴスを除く「12人」は、その地位と役割を受け継ぐ者をニンジャの有無問わず常に用意しており、「12人」を何人かスレイしたとしても、短時間でアマクダリは元の体制を取り戻す。
その構造は、時に「ヒドラ」「エイトヘッズドラゴン」と例えられる。
上記の組織構造も含め、これらはアガメムノンが作り出したシステムであり、アマクダリがニンジャスレイヤーに対して強気なのはこのシステムを恃みとしている故である。

その一覧

他組織との同盟・敵対関係など Edit

ネオサイタマの覇権を巡り、やはりザイバツとは敵対関係にある。
組織の旗揚げの際、すなわちザイバツのネオサイタマ強襲時に両者の間に不可侵条約が結ばれている。
しかし発足間もない新興組織とネオサイタマを電撃的に攻略した秘密結社との力関係は覆しがたく、アマクダリに認められたのはカスミガセキ・トコロザワ・マルノウチのわずかなテリトリーのみ。それ以外のネオサイタマ・中国地方全域はザイバツが支配し、アマクダリ領内もザイバツニンジャが自由に行動できるという露骨な不平等条約であった。
アマクダリ領内での作戦行動の際は事前の通達を持ってメンツを立てることになっているが、そもそも拒否権はなく完全なタテマエである。

 

イモータル・ニンジャ・ワークショップペケロッパ・カルトとは同盟関係にあり、重要な作戦にも投入されている。

 

第2部では利害の一致からイッキ・ウチコワシとの取引に応じ反オムラ連合にエージェントを派遣する場面も見られた。
特に反オムラ連合の中核企業にして後にオムラと成り代わったオナタカミを第3部以降も傘下組織として重用しており、多くの兵器・装備品をそこから調達している。

 

他には燃料やジェネレータなどを扱う暗黒メガコーポであるアサノサン・パワーズ社や特別監査法人オメコボシ・アカウンティング社などの幹部や構成員を、非合法ニョタイモリ・バーの会員権や暗殺サービス券などのような「非合法な報酬」という飴と「ニンジャの暴威」という鞭により抱き込む事で、間接的に企業に対しても影響を及ぼしているようだ。


最終目的 Edit

アマクダリの真の計画は極一部の首脳陣以外把握しておらず、長らく謎に包まれていた。

ネタバレ注意

◆アマクダリ・ニンジャ一覧◆ Edit

首脳部 Edit

◆総裁◆

◆12人◆

アマクダリ・アクシス Edit

※今のところアクシス所属かどうかは名指しで明言された人物のみに留めています。適宜修正重点。
☆は書籍版で初めてアクシス、中枢構成員であると明記された人物。

アマクダリ・アクシス(「ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ」シリーズ以降) Edit

「ニチョーム・ウォー」「フェアウェル・マイ・シャドウ」以降判明分。
この話の時点で、新たにアマクダリ入りしたニンジャは全てアクシスとしてリクルートされるようになっており、作中でもまとめて「アクシス」と呼ばれている。
以下の判明分には元々アクシスだった者も含まれていると思われるので注意。

アマクダリ・セクト各派閥・各下部組織 Edit

ハーヴェスター一派&湾岸警備隊関係者 Edit

ホワイトドラゴン一派(コリニンジャ・クラン) Edit

古代ローマカラテ会 Edit

サーカディアン・スリー Edit

ウォーヘッド・カンパニー Edit

テツノモン Edit

ブラックロータス純潔聖堂騎士団 Edit

スネイクピット Edit

その他衛星組織・外周組織所属 Edit

構成員 Edit

※情報不足によりアクシス及び独立グループ構成員が含まれる可能性が大。適宜修正重点。

その他関係者(非ニンジャ) Edit


一言コメント

...





*1 もっとも多く見られるのは、目的の不一致や情報の錯綜などから、アクシスと下部組織、あるいは下部組織同士が衝突してしまうケースである。
*2 ウィルキンソン氏によるとアクシスと衛星組織の関係はFBIと自治体警察のようなものらしい。