ハーヴェスター

Last-modified: 2024-06-07 (金) 20:45:03

◆忍◆ ニンジャ名鑑#385 【ハーヴェスター】 ◆殺◆
アマクダリ所属。ミリタリーニンジャコート装束を纏った非情なニヒリスト。ブラックユーモアを好む。
電子戦争退役軍人。元湾岸警備隊指揮官。白髪交じりの長髪に眼帯。
彼が背後で対キョート紛争の引き金を引いた事で、両国の緊張はピークに達した。

登場エピソード

 

「所詮キョートのバカどもも、戦いたくて仕方ないのだ。WIN-WINよな。ハ!ハ!戦争はいいぞ、小僧!」
「突破作戦の希望を断つ爽快感はな、無上よ」


人物

  • アマクダリの大幹部である「12人」の一人。「アマクダリのワイルドカード」を自称する老将。
    • 物理書籍版より、モータルネームが「ケイノウ・サナダ」(真田嘉納)であることが明かされた。
  • 名鑑で示された通り、電子戦争を戦い抜いた湾岸警備隊の元高官であり、現在は国防軍の顧問を務めている。もっとも、老いてなお前線のケオスに胸躍らせる戦争狂であるらしい。
  • かつて人間であった頃、上層部の打算的で非合理な状況判断によって指揮下の全部隊を喪っている。
  • 彼の影響力により、アマクダリはその作戦に国防軍の戦闘機や空母を公然と動員することが可能。また、書籍版によればアクシス新兵の戦闘教練も行っており、これらが「12人」としての任務である。
  • 耄碌が進んでいるとは本人の言だが、その発言を含めたブラックかつ軽妙洒脱な語り口は、老いてなお矍鑠たるアトモスフィアを漂わす。老獅子に例えられる凄みを見せる場面も。
    • とはいえその哲学は、人々の犠牲を一顧だにしない戦争礼賛主義であり、文明の破壊者たるニンジャの極致と言える。
  • ラオモト家とはかなり古くから懇意にしていたようで、まだラオモト・チバがよちよち歩きだった頃に一度会っているらしい。
  • 葉巻の愛飲者であるが、海に平然とポイ捨てしている。真剣にイルカやラッコについて考えるべきではないか?

外見

元ネタ・考察

  • ハーヴェスター(Harvester)とは「収穫者」「刈り取る者」といった意味。
    • 軍の高官たる彼が刈り取り収穫するものといえば……おお、ナムアミダブツ!
    • 実際英米文化圏では「Reaper」同様に「死神」の暗喩として用いられている。

部下/湾岸警備隊所属ニンジャ


ワザ・ジツ

暗黒武道ピストルカラテ

  • 彼が宿すテッポウ・ニンジャクランのソウルに由来するピストルカラテの使い手。戦闘では二挺のリボルバー式六連装拳銃を得物とする。
  • 胸の前で腕を交差させた奇妙なカラテ・スタイルが特徴的。一撃の重さを重視したタカギ・ガンドーや、一撃の速さを重視したガンスリンガーとも異なり、精密な打撃や銃撃を重視した老獪なスタイルを取る。
  • 反動によるカラテだけでなく、拳銃による直接的な射撃も積極的に行い、相手のレンジ外からの銃撃やスリケンの撃ち落とし、敵の保有するIRC端末の破壊などに活用している。
「我輩はアマクダリのワイルドカードよ」
  • ミリタリーコートニンジャ装束の内側には拳銃ホルスター付き防弾ベストを着用。ベストの胸、側面、背面には合計12挺の拳銃が仕込まれている。
    • 十二丁は全てシングルアクション仕様。一発ごとに撃鉄を起こす必要があるなど扱いが難しいが、構造上ダブルアクションよりも射撃の精度に秀でるとされており、彼の戦闘スタイルに沿ったチョイスと考えられる。作中ではオートファニングなるものも披露している。
    • それぞれ特別な刻印も装飾もない大量生産品ではあるが、その中から状態や品質の優れたものを選別して装備している模様。
    • 弾丸が切れたら即座に拳銃を投げ捨て、各所のホルスター内に仕込んだ新たな拳銃と交換していくことで、アウト・オブ・アモーの可能性やリロードの隙の発生を限りなくゼロに抑えている。
「部下の仇、討たせてもらおう!イヤーッ!」

テキサス・サイクロン

  • ピストルカラテの禁じ手。空中に蹴り上げた相手に銃弾の嵐を叩き込む。
    • 名称は書籍版にて明らかになった。

ロウレス・フロンティア

  • 書籍版で新たに披露したピストルカラテの奥義。左手の銃底をバックラー盾めいて使い、同時に右手で貫通チョップ突きを繰り出す。
    • 訳を充てるならば「無法(=lawless)なる未開拓地(=frontier)」だろうか。上記のテキサス・サイクロンといい、西部アトモスフィア溢れる技名である。

ストーリー中での活躍

「出おったか、ネタバレめ!」
「いつまで死んだ振りをしている」

『死人のほうが動きやすい事もありましてな』

  • 「サイオン・オブ・ザ・タイラント」にてまさかの生存が判明。ラオモト・チバのアマクダリ掌握に賛同して彼に接触を果たしていた。
  • 決起したチバに対して世界征服大戦争の夢を語り、内乱によるアマクダリの弱体化を避けるため、鷲の翼が開いた後まで待つよう説得を試みる。そして交渉が決裂に終わると、チバを生け捕りにするべく配下のアクシスを差し向けた。
  • 彼は実際の所、チバ派でもアガメムノン派でもなく戦争狂であったのだ。
     
  • 「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」では、アマクダリの将として率いる配下と共に戦いを挑む。だが、ザイバツの登場やアルゴスの破壊等により戦局は悪化。敗北は誰の目にも明らかなものとなる。しかし……。

「撤退無し!降伏も無し!最後の一兵まで戦うべし!」

  • 彼に逃走の二文字は無かった。無軌道同然にアマクダリに入った配下のニンジャ達を片っ端から鍛え上げ、アクシスの兵へと変えてきた彼には、自身こそがイクサの旗印であるという自負があった。何の迷いも無く継戦を選んだ彼は、暗黒武道ピストルカラテをもってザイバツのニンジャ達を迎え撃ち、ミラーシェードを討ち取る。
  • しかし、ニーズヘグのヘビ・ケン・ムチの攻撃で腹と左腕を引き裂かれ、続けざまにダークニンジャのヤミ・ウチで心臓にベッピンを突き立てられ、憑依したソウルによるカツ・ワンソーへの恐怖の絶叫を上げながら爆発四散した。
  • 彼の凄惨な最期を目の当たりにしたアクシスは総崩れとなり、敵意を剥き出しにしたザイバツの兵達によって収穫されるコメめいて次々に殺戮された。インガオホー!
  • 物理書籍版では左腕は無事であり、弾切れの状態でダークニンジャとの一騎打ちに応じる。

一言コメント

「……ま、奴らの為に書いてやったコメントではないからな」
  • ↑葉巻 リボルバーの使い手 共通点あるな。 -- 2019-06-09 (日) 18:42:27
  • まぁボンモーは確実に観てるだろうね、アフロサムライ。あれの開幕バトル並みの作画で十二丁の一回転拳銃跳ね上げピストルカラテを観られたら、泡吹いて爆散するかも知れん。 -- 2019-06-09 (日) 19:37:42
  • だが、ジャスティス=サンの最後はジツに過信しすぎてアフロに一瞬のスキを突かれて細切れだからな。アフロの親父は詰が甘かったとか言ったのがそのまま返された。インガオホー! -- 2019-06-09 (日) 19:41:02
  • つーかアフロサムライと忍殺の親和性凄いな。あの一番・二番のハチマキのトンチキさとか、レモネード飲んで「オイシイ…」(CV.さみゅえる・L・じゃくそん)とかヘッズには堪らんのではないか。ハーヴェスターファンならずとも一度御覧になると良いぞ -- 2019-06-09 (日) 19:53:47
  • ジンノスケ=サンがあからさまにシガーカッター=サンめいてたり、 -- 2019-06-10 (月) 12:40:54
  • アバッー!途中送信! ノンノンボンズブラザーズなんかそのまま忍殺で出ても違和感はない。 -- 2019-06-10 (月) 12:42:07
  • ぶちゃっけしょうもない過去の失敗に延々引きずられただけだし散々イキった末にワンソーにビビって悲鳴挙げたせいで自慢の湾岸防衛隊が総崩れだから作中の扱いの割には小者なキャラだと思う -- 2021-03-22 (月) 14:14:48
  • ダイアウルフさんについて尻だのファックだのが言及されてるが単純によくある軍隊ジョークでしょ。(ハートマン先任軍曹みたいな)文章や発言をそのまま鵜呑みにしてはいけない -- 2022-11-05 (土) 15:04:21
  • どうでもいいかもしれないけど、ネオサイタマの沿岸警備隊が艦艇にオイランの名前をつける命名基準の元ネタは、ニンジャスレイヤーと並ぶテンサイ級マッポー・カートゥーン「ザ・ネイション・クイズ」の「デモクラシーは実際イディオット、あなたの為のファシズム」暗黒メガ組織「ミニスタリー・オブ・ザ・ネイション・クイズ・オブ・ジャパニーズ・ガバメント」のニュークリア・キャリア「レイコ・オオシマ=サン」やミサイル・クルーザー「ケイコ・シマクラ=サン」(クルージングミサイル「イッツ・トキオ・マム」搭載)なのかな? -- 2023-06-17 (土) 05:50:47
  • アメリカさんは戦艦に女性の名前を付ける風習があるから、それにちなんでるんでない? -- 2023-06-17 (土) 08:06:52