No111 ワシントン/元ネタ解説

Last-modified: 2018-11-05 (月) 01:26:31
所属United States Navy
艦種・艦型ノースカロライナ級戦艦
正式名称USS Washington (BB-56)
名前の由来State of Washington アメリカ合衆国ワシントン州
愛称The Mighty W
起工日1938.6.14
進水日1940.6.1
就役日(竣工日)1941.4.9
退役日(除籍後)1947.5.15 1960.6.1除籍(1961.5.24 売却後解体)
全長(身長)222.2m
基準排水量(体重)36600英t(37187t)
出力Babcock&Wilcox式重油専焼缶8基General Electric式蒸気タービン4基4軸 121000shp(122678.2PS)
最高速度28.0kt(51.85km/h)
航続距離15.0kt(27.78km/h)/17450海里(32317.4km)
乗員指揮官144名 乗組員2195名(1945)
装備(1945)16inch45口径三連装砲3基9門
5inch38口径Mk.12連装両用砲10基20門
ボフォース40mm機関砲x60(4x15)
エリコン20mm機関砲x83(8x2+1x4+63x1)
艦載機x3
装甲舷側:6inch~12inch 甲板:7.07~7.7inch 砲塔:7~16inch(主砲) 1.95inch(副砲) バーベット:11.5~16inch 艦橋:7~16inch
建造所Philadelphia Naval Shipyard, Philadelphia, Pennsylvania
(フィラデルフィア海軍工廠 アメリカ合衆国ペンシルベニア州フェラデルフィア郡フェデラルフィア市)
勲章不明 (13 stars)
  • アメリカ海軍所属ノースカロライナ級戦艦の2番艦。船体番号はBB-56。
    太平洋戦争直前の1941年5月15日にフィラデルフィア海軍工廠にて就役した。
    本国での訓練や大西洋戦線に参加した後、1942年8月から太平洋戦線に参加する。
    第三次ソロモン海戦において、Mk-Ⅲ射撃管制レーダーによる砲撃で日本の戦艦霧島を撃沈せしめた。
    なお、これは太平洋戦争における唯一の戦艦同士の戦闘である。
    その後も対日戦に従事し続け、終戦を迎えた。
    戦後はマジック・カーペット作戦において輸送任務につき、その後予備役となる。
    1960年6月1日除籍。1961年5月24日解体。
  • 公試で22ノットを出したところ異常振動に見舞われるという不具合が発覚した。
    修正後は最大で28.5ノットを出すも振動は発生しており生涯全速力を出すことはなかった。
    この問題は同じ機関配置をしたサウスダコダ級、アイオワ級では対策が行われ、全速力を出しても異常振動を引き起こすことは無くなった。
  • 第三次ソロモン海戦には、ワシントンと霧島の他に戦艦サウスダコタが参加していた。
    霧島の三式弾を浴びて火災が発生したサウスダコタでは通信が不能になる。そのためワシントンは霧島とサウスダコタの区別がつかず攻撃が遅れた。
    このことから戦闘後に「ワシントンは逃げてたんじゃね?」という噂が流れ両艦の船員で大喧嘩となる。
    さらにサウスダコタの艦長は帰国後に新聞取材に対して「ワシントンは逃げてた」と答え戦後も対立が続いたらしい。
  • マジック・カーペット作戦とは、ヨーロッパや太平洋に展開していたアメリカ兵を復員させるためにアメリカ海軍が行った作戦。
    従事した艦はいずれも大量の寝台を積んで兵員を輸送しており、ワシントンも約1600人を運んでいる。
  • 手に持っている手斧は、艦名の元ネタであるワシントン州のさらに元ネタである米国初代大統領ジョージ・ワシントンの「桜の樹の伝説」に登場する手斧である。