No436 十三号戦艦/元ネタ解説

Last-modified: 2023-05-11 (木) 04:37:25
所属大日本帝國海軍
艦種・艦型十三号型巡洋戦艦(あるいは第八号型巡洋戦艦)
正式名称-(計画のみで未命名、本ゲームでは「有明」)
名前の由来(有明山 日本国長野県安曇野市/松川村)
起工日-(ワシントン海軍軍縮条約で起工前に建造中止)
進水日-(同上)
就役日(竣工日)-(同上)
除籍日(除籍理由)-
全長(身長)278.3m
常備排水量(体重)46749英t(47500t)
出力ロ号艦本式水管缶(重油専焼)14基艦本式蒸気タービン4基4軸 150000shp(152080PS)
最高速度30.0kt(56.0km/h)
装備(建造時)45口径46cm連装砲4基8門
50口径14cm単装砲16基16門
45口径12cm連装高角砲4基8門
61cm水上魚雷発射管8門
装甲舷側:330mm 甲板:127mm
建造所横須賀海軍工廠 (現 米海軍横須賀基地) (日本国神奈川県横須賀市)
  • 日本海軍の建艦計画「八八艦隊」における最終型。
    長門型戦艦2隻(長門陸奥)、加賀型戦艦2隻(加賀土佐)、天城型巡洋戦艦4隻(天城赤城・愛宕・愛鷹/高雄)、
    紀伊型戦艦4隻(紀伊・尾張・駿河・近江)、そして本型の十三号・十四号・十五号・十六号巡洋戦艦の計16隻の中核戦力を中心に整備されるはずであった。
    しかしながらこうした大規模な建艦計画は多額の予算(建造に国家予算の三分の一、維持には半分近く)を必要とするものであり、
    また列強各国で発生しかねない建艦競争を抑止するべくワシントン海軍軍縮条約が締結された。
    条約締結で締結国は建造中の艦船全てを廃艦とし、各国ごとに保有量を総排水量の比で定めることになり、条約に抵触する本型の建造はなされなかった。
  • 本型の特徴ともいえる46cm砲は、紀伊型までで断念されていた兵装強化の表れであり、その火力の高さがステータスにも反映されている。
    また、加賀型・紀伊型を超える防御装甲と30ノットの高速を持ち合わせる艦となった。
    一見巡洋戦艦とは名ばかりの超戦艦のように思えるが、その装甲は後の大和型と比較すると控えめであることから、一応は装甲を削り速力を重視した巡洋戦艦らしさを見ることができる。
  • …とはいえ、さすがにこれほどの高スペック艦を建造できるのかは微妙である。
    主砲も46cm砲の製造が白紙状態であったし、そもそも紀伊型のように予定以上の排水量になり低速化が免れないという説も出るほどだった。
  • 本ゲームにおける名称「有明」
    • 日本海軍における艦艇の命名規則では、一等巡洋艦(重巡)と巡洋戦艦は山の名前をとることになっていた。
      それに則ったという前提で、本艦は「有明山」を命名元としていると思われる(初春型5番艦「有明」とは無関係)。
    • 有明山(ありあけやま/ありあけざん)は長野県北西部の飛騨山脈にある山である。
      その独特な台形の山体から有明富士(信濃富士/安曇富士)とも呼ばれている。
      本艦同様に命名されていなかったB65も信濃富士とも呼ばれる「黒姫」山から命名している。
      幻萌は何かしら富士山にまつわる命名にしているのかもしれない。