No492 シュパーブ/元ネタ解説

Last-modified: 2021-09-26 (日) 22:09:46
所属Royal Navy
艦種・艦型マイノーター級軽巡洋艦
正式名称HMS Superb (25)
名前の由来Superb 英語で「素晴らしい、実に見事な、壮麗な」の意
起工日1942.6.23
進水日1943.8.31
就役日(竣工日)1945.11.16
除籍日(除籍理由)1957.(1960.8.8解体)
全長169.3m
基準排水量8885英t(9027t)
出力Admiralty式重油専焼缶4缶Parsons式蒸気タービン4基4軸
73506PS(72500shp)
最高速度31.5kt(58.3km/h)
航続距離30.0kt(60km/h)/2000海里(3700km)
16.0kt(30km/h)/8000海里(15000km)
乗員867名
装備6inch50口径Mk.XXIII三連装砲3基9門
4inch45口径Mk.XVI連装高角砲5基10門
ヴィッカース2ポンド機関砲x18(4x4+2x1)
ボフォース40mm機関砲x10(10x1)
エリコン20mm機関砲x10
533mm三連装魚雷発射管2基6門
装甲舷側:3.25-3.5inch 甲板:2inch 主砲塔:1-2inch 隔壁:1.5-2inch
建造所Swan Hunter, River Tyne, Tyne and Wear
(スワン・ハンター社 イングランド国北東イングランド地域タイン・アンド・ウィア州タイン川)
  • シュパーブは英海軍マイノーター(もしくは2番艦の名からスウィフトシュア)級軽巡洋艦の3番艦。
    ネームシップはカナダへ売却、4番艦以降は建造中止ないしタイガー級への改設計が行われるなどの複雑な経緯を持つ艦級で、シュパーブ自体も1・2番艦から若干の改設計が行われている。
    • マイノーター級はタウン級、クラウン・コロニー(フィジー)級と続いてきた大型軽巡の系譜に続くものであったが、それらの三連装砲4基装備は過重であるとして主砲1基を減じたものになった。
      また船体の安定性を高めるためにフィジー級から若干船体の拡幅を行ったほか、航空艤装も撤廃した。
    • シュパーブはそこからさらに船体を拡幅し、各種周辺機器は最新/高性能化されたものになった。
      また盲目射撃対応の275型レーダー付方位盤も搭載された。
      • ちなみに、このシュパーブの仕様が初期のタイガー級軽巡洋艦のもので、いわば改マイノーター級ともいえるものであった。
        しかし後続艦の建造が長期間棚上げ状態にされたことから、時局を鑑み大幅な設計変更を経てあのタイガー級防空巡洋艦になったとされる。
  • 1942年6月にイングランド北東部タイン・アンド・ウィア州にて起工。翌年8月に進水し、就役は1945年11月と戦争に間に合わなかった。
  • 就役してまもなくコルフ海峡事件に巻き込まれる。
    1946年5月15日、シュパーブがアルバニアとギリシャ領コルフ島の間にあるコルフ海峡を通過中に、アルバニア沿岸の要塞から砲撃を受けた(物的・人的損害なし)。
    イギリスはこれを受けてアルバニアに謝罪を要求したものの、逆にアルバニアがコルフ海峡はアルバニア領海であるとして警告、イギリスも砲撃を受けた場合には応戦すると脅した。
    • この事件のおよそ5か月後にはついに英艦艇側に被害が出ることに。
      詳細はソーマレズの元ネタ解説を参照されたい。
  • 1953年には英女王エリザベス2世戴冠を祝う観艦式に参加した。
    1955年以降は自身も防空巡洋艦化(タイガーに準じる兵装に改装)のために工事が開始された。
    複数の対空砲を指揮できる射撃指揮装置や火器管制レーダー、空母ヴィクトリアス・ハーミーズ*1とのデータリンク機能搭載などを盛り込んだ大掛かりなものであったが、1957年の国防予算見直しから改装計画はキャンセル、むしろ退役を早めただけに終わった。

*1 セントー級航空母艦