カイオーガ

Last-modified: 2024-01-21 (日) 09:49:27

Tag: カイオーガ みず あめふらし ゲンシカイキ ゲンシカイオーガ はじまりのうみ 範囲技 しおふき 禁止伝説

目次

基本データ

ポケモンタイプ能力特性
タイプ1タイプ2HP攻撃防御特攻特防素早特性1特性2隠れ特性
カイオーガみず1001009015014090あめふらし
ゲンシカイオーガみず1001509018016090はじまりのうみ

ポケモン徹底攻略

概要

『ポケットモンスター サファイア』『ポケットモンスター アルファサファイア』のパッケージを飾る伝説のポケモン。「あいいろのたま」を持たせることでゲンシカイキし、専用特性「はじまりのうみ」が発現。天候が「つよいあめ」状態になる。

最大の特徴は、自身が発生させる天候を活かした圧倒的な超火力。
命中安定の範囲技「しおふき」の火力は「こだわりメガネ」ニンフィアの「ハイパーボイス」の1.5倍以上であり、コレを中央から連打するだけで大抵の盤面は灰燼に帰すだろう。
ゲンシグラードンの対策こそ必須だが、採用できるポケモンの数が多いルールであることからそれも容易。即ち、グラードンのもちものが「べにいろのたま」ほぼ一択なのに対して、こちらは「こだわりスカーフ」など別のもちものでも戦いやすい。
まさに最強のポケモン、と言っても過言ではない性能を誇る伝説のポケモンである。

  • 「つよいあめ」
    ゲンシカイオーガの専用特性「はじまりのうみ」により発生する。「あめ」状態の効果に加えて、ほのおタイプの攻撃技が無効になる。
  • 「ひざしがとてもつよい」
    ゲンシグラードンの専用特性「おわりのだいち」により発生する。「ひざしがつよい」状態の効果に加えて、みずタイプの攻撃技が無効になる。
  • 「らんきりゅう」
    メガレックウザの専用特性「デルタストリーム」により発生する。ひこうタイプのポケモンに対して打つ、でんき・いわ・こおりタイプの攻撃が等倍になる。(例えばメガレックウザの場合は、でんき技が半減、いわ技が等倍、こおり技が2倍弱点になる)

ゲンシカイオーガゲンシグラードンメガレックウザが発生させるこれらの上位天候は、通常の天候操作(「あまごい」や「ひでり」等)を無効にし、これら上位天候のみでしか書き換えられない。また、天候の持続ターンは永続であり、発生させる特性を持つポケモンがフィールドから離れたときに天候は通常状態に戻る。

採用理由や固有の能力

似た役割を持つポケモン

特に無し。強いてあげるならば、対となる同等の天候特性を持つゲンシグラードン

採用を検討できる技

技名説明
しおふき最高火力を出せる範囲技。
一致技がしおふき1本だけだとHPが減ったときに立ち回りが窮屈になりがち。別の技も採用したい。
こんげんのはどうみず範囲技の選択肢。命中率がやや不安だが、しおふきと違って火力の減衰がない強みがある。
ちなみに、名前に「はどう」とあるが対角は狙えない*1
ねっとうみず技の選択肢。単体攻撃なので「ワイドガード」を気にしないで済む。
れいとうビームみず技と相性が良い。「ひざしがとてもつよい」状態のゲンシグラードンに通るのもポイント。
かみなり雨天候下で必中。カイオーガミラーで使いたい技。
じこあんじ味方のゼルネアスが「ジオコントロール」で上げたCDSランクを「じこあんじ」でコピーする戦法があることは覚えておきたい。
まもる相手に狙われやすいポケモンのため。

その他の技

技名説明
なみのり「こんげんのはどう」「しおふき」との選択。
威力は劣るが、こちらは命中100である。ただし、味方を巻き込む技であるため、味方の「ちょすい」「よびみず」と合わせるなど構築を工夫する必要がある。
みずのはどうみず技の選択肢。対角に打てる唯一の技で、トリプルならではの選択肢になる。
制圧力が高いポケモンで範囲技を使わず、わざわざ威力の低い技で対角を狙う必要があるかは要検討。
GSルールよりも伝説無制限/幻解禁ルールで採用される傾向がある。
めいそうめいそうニンフィアのような使用感で、種族値だけで見れば上位存在になる。
ゼルネアスを採用しない場合や、トリックルーム下での制圧を狙える。
技を1枠割く余裕があるかが問題。
ぜったいれいど運頼みの一撃必殺技。
ゲンシグラードン・パルキア・ナットレイ・ランターンへの牽制になるが、命中不安がつきまとう。

もちもの

もちもの説明
あいいろのたまゲンシカイキするために必要。「ひざしがとてもつよい」「らんきりゅう」状態を上書きするためには、こちらも同じ土俵で戦う必要がある。
こだわりスカーフ高くはないすばやさを補い、最大威力の『しおふき』を狙いやすくできる。ゲンシグラードンに無力となってしまうため、その対策は厚く仕込むべし。

調整

  • ゲンシカイキ用(耐久重視・基本型)
    性格:ひかえめ
    努力値:H252 B188 S68
    実数値:207-×-134-220-180-119(ゲンシカイキ)
    • HB:「こだわりハチマキ」持ち「ようき」A252メガレックウザの「ガリョウテンセイ」耐え
    • S:残り
  • 「こだわりスカーフ」用
    性格:ひかえめ(おくびょうでも良い)
    努力値:B4 C252 S252
    実数値:175-×-111-222-160-142
    • C:全振り
    • S:全振り

型考察

ゲンシカイキ型(耐久重視)

使用感

若干薄い物理耐久を補うことで縛られにくくなり、立ち回りの安定感がグッと増す。「しんそく」「ふいうち」「ブレイブバード」といった高火力の物理先制技が蔓延していることからも、その重要度は高い。
調整例に記載した配分はスタンダードなものなので、物理耐久を下げてSを上げるなど各自で好みのものを模索すると良い。
Cについては元々非常に高いので、努力値でさらに上げる必要はあまり無い。

同じ構築に入れたいポケモン

  • レックウザ:「エアロック」のおかげでゲンシグラードンの「おわりのだいち」を無力化できる。メガシンカすることで「デルタストリーム」で天候を上書きできるが、グラードン側も「おわりのだいち」で上書き可能となってしまうので、そのタイミングは慎重に。みず技を半減するくさタイプに「ガリョウテンセイ」が突き刺さる。
  • 「いかく」のポケモン:薄い物理耐久を補える。
  • 「おいかぜ」「トリックルーム」を覚えるポケモン:上からの「しおふき」で最大出力を狙いたい。
  • 「フェイント」「よこどり」を覚えるポケモン:「ワイドガード」を剥がせる選択肢を用意したい。
  • 「スキルスワップ」「なりきり」を覚えるポケモン:「はじまりのうみ」を再発動させられる。特性ふゆうのドータクンは、スキルスワップを覚えてゼルネアスに強く、特性によりゲンシグラードンの地面技を無効にでき、かつトリックルームでS操作ができる。

こだわりスカーフ型

使用感

すばやさ操作をせずとも上からの「しおふき」が狙えるようになる。立ち回りの幅は狭くなるため、すばやさ操作以外のサポートは豊富に仕込みたい。

同じ構築に入れたいポケモン

基本はゲンシカイキ型と変わらないが、ゲンシグラードンの対策はより一層手厚くしたい。

構築サンプル集

GSトリプルの構築記事

&レックウザ

&ゼルネアス


それ以外のルール

その他情報

いろちがいポケモンの入手について

ORASでは野生で色違いのカイオーガは出現しない。
色違いのポケモンを使いたい場合は、過去作品で捕まえるか、配信された色違いのカイオーガを使う必要がある。
詳細はこちらhttps://wikiwiki.jp/triple/%E4%BC%9D%E8%AA%AC%E3%83%9D%E3%82%B1%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%8E%B3%E9%81%B8%E6%96%B9%E6%B3%95を参照。

GSトリプル用の構築記事の見つけ方

  • GSトリプルは公式のルールとして採用されたことがないため、世に出回る構築記事もすくない。
    しかし、2016年の世界大会ルールはGSであったため、伝説のポケモンの技構成やステータスなどは、VGC2016ルールの記事も含めれば参考になる記事が見つかるだろう。
  • また、第七世代(WCS2019)の世界大会もGSルールであったため、VGC2019の記事も参考になる。もちろん、ウルトラネクロズマやZわざなど、第六世代に存在しないポケモンを想定した調整も中にはあるが、第六世代GSでメジャーなポケモンは第七世代でも依然強力であったため、参考になるものも多い。

関連ページ

参考リンク

何かあれば

コメント


*1 ブロスターでなかまづくりをした際にメガランチャーの効果対象にはなる