Tag: グラードン じめん ひでり ゲンシカイキ ゲンシグラードン ほのお おわりのだいち 範囲技 ふんか 禁止伝説
目次
基本データ
概要
「オメガルビー」のパッケージを飾る 超古代ポケモン。
特性「ひでり」で物理寄りのじめんポケモン。
「べにいろのたま」を持たせることで「ゲンシカイキ」し、ほのおタイプが追加され元々高い能力が更に伸びる。
固有特性「おわりのだいち」による天候制圧能力と、物理、特殊共に強力な一致範囲技を持つ。
「おわりのだいち」は場の天候を「ひざしがとてもつよい」状態とする特性。
この状態ではみずタイプの技を完全に無効化し、ほのおタイプの追加による4倍弱点をカバーしている。
また通常の天候技や天候特性では書き換えられないという、伝説族にふさわしい強力な特性となっている。
AもCも共に高いため、物理型、特殊型、さらには二刀流も選択肢に入る。
物理攻撃面は「だんがいのつるぎ」はA無振りでもいのちのたまランドロスの「じしん」を上回る威力を出し、特殊攻撃面はヒードランをも凌駕するとくこうから「ふんか」を打つことが出来る。
パーティーのメインアタッカーとして機能する一方で、タイプ耐性と天候特性によるサイクル戦もこなせる。
採用理由や固有の能力
天候特性、範囲技、フェアリー耐性とトリプルバトルにおいて重要な要素が固まっている。
伝説戦においてはカイオーガのみずタイプの技が強力で
ゲンシカイオーガの「はじまりのうみ」によるおおあめ状態は、
通常の天候特性では書き換える事が出来ないため、
これに対してのストッパーとしてみずタイプ技を完全無力化出来る「おわりのだいち」の存在意義は非常に大きい。
またフェアリー耐性は、対ニンフィアだけでなく伝説戦においてはゼルネアスへの耐性としても機能する。
伝説戦においては、多くの構築に対して需要があるポケモンと言える。
似た役割を持つポケモン
無し。強いてあげるならば、対となる同等の天候特性を持つゲンシカイオーガ。
技
じめんタイプ・ほのおタイプのわざ
技名 | 説明 |
---|---|
ふんか | 特殊型ゲンシグラードンのメインウェポン。天候補正と合わせて絶大な火力。 |
だんがいのつるぎ | 物理型ゲンシグラードンのメインウェポン。基本的に採用しない理由がない技 |
だいちのちから | 特殊型のメインウェポン。相手ゲンシグラードン意識。 |
ほのおのパンチ | タイプ一致の物理単体技。 |
かえんほうしゃ | 単体技。 |
オーバーヒート | 高火力だかとくこうが下がる。 |
非タイプ一致わざ・変化わざ
ほのおタイプとじめんタイプの技を半減ないし無効にする相手を想定した技が中心となる。
技名 | 説明 |
---|---|
いわなだれ | ファイアローへのメタ。 |
ストーンエッジ | いわタイプの物理単体技。高威力だが命中難。 |
ドラゴンクロー | 「らんきりゅう」に影響されずメガレックウザに打ち込める命中安定ドラゴン物理単体打点。 じめん技無効のギラティナ(オリジンフォルム)・メガボーマンダにも抜群で効くのが良い。 |
めざめるパワー(こおり) | ほのおとじめんを半減する、こおり4倍弱点のメガレックウザやメガボーマンダが仮想敵。 メガレックウザの場合は天候がらんきりゅうだと威力が2倍の120に下がるため注意 |
アームハンマー | かくとう物理単体打点。自分のSが下がるので味方のトリックルームと併せて。 キュレム・メガガルーラ・「ノーてんき」ベロベルトなどに抜群。 攻撃面での相性補完はできないが、どうしてもかくとうタイプの攻撃技が必要なら採用したい |
10まんボルト | 天候に依存せず命中安定でカイオーガ・「ノーてんき」ゴルダック・イベルタル・ホウオウ・ルギア・ファイアローに抜群で効く特殊技。 |
かみなりパンチ | 命中安定でカイオーガ・「ノーてんき」ゴルダック・イベルタル・ホウオウ・ルギアに抜群で効く物理技。 相手がカイオーガだと10まんボルトやかみなりよりも与えるダメージが大きいことがある。 |
まもる | 集中攻撃を受けやすいのであると便利。 |
ほえる | トリックルーム防止、積み技解除。積んだゼルネアス・アルセウスなどに有効。 |
つるぎのまい | 自力でA強化。物理型なら候補。 グラードンは 「いかく」をくらいやすいが、一度積めば強力になる。 |
ビルドアップ | 自力でAB強化。こちらも物理型向き。 |
じこあんじ | 特殊型なら味方のゼルネアスのジオコントロールの能力上昇をコピーするといい。 物理型なら「はらだいこ」使用者や「ふくろだたき」を受けた後の「せいぎのこころ」の味方のA上昇をコピーしたい。 |
「まもる」以外の技は、取り巻きのポケモンや構築全体で苦手なポケモンを意識して選ぶと良いだろう。
採用頻度の低い技
技名 | 説明 |
---|---|
りゅうのはどう | 特殊型の候補。浮いているドラゴンタイプへの単体打点。対角の相手にも当てることができる技。 |
ふんえん | 味方を巻き込む特殊型の一致範囲技。30%の確率で「やけど」。 ワイドガードや特性テレパシーと併せて。味方の特性「もらいび」の発動に使える。 ただし、使い勝手は悪いので、使用する場合は構築を選ぶことのなる。 |
じわれ | 一撃必殺。一応覚えますよ程度の認識で。 |
もちもの
もちもの | 説明 |
---|---|
べにいろのたま | ゲンシカイキによって得られる恩恵があらゆる持ち物のメリットを上回る為、特に理由がない限りはこれ一択。 |
調整
- 特殊アタッカー用
性格:おくびょう
性 格:おくびょう
努力値:C252 S252 D4
実数値:175-180-180-202-110-156
- 物理型用
性格:いじっぱり
努力値:H252 A84 B4 D156 S12
実数値:207-232-181-*-130-112- A:のこり
- HD:C252ゲンシグラードンのだいちのちから耐え
- S:『おいかぜ』下でこだわりスカーフ持ち準速95族抜き抜き
型考察
特殊型
使用感
シンプルに中央に置き、高火力の「ふんか」を打つ。
初手から一気に高火力の圧力をかけていくか、取り巻きでお膳立てしてから仕掛けるかのどちらかになる。
カイオーガの「こんげんのはどう」のようなHPが削れた時の代替となる範囲技は無いため、決定力は一気に貧弱になる。
また、CSに振り切ってしまう関係で耐久面…特に特殊耐久に関してはかなり貧弱になっている。
場合によっては天候を取っているのも関わらずカイオーガに打ち負けてしまう事も。
同じ構築に入れたいポケモン
- フェアリータイプ:具体的にはニンフィアやゼルネアス。攻撃相性補完が良く ほのおもじめんも通りにくい浮いているドラゴンに対しての打点として重要する。
- ねこだまし+フェイント:シンプルに範囲技との組み合わせが強力な為
- ドレディア:「ようりょくそ」+「おさきにどうぞ」により、圧倒的速度でふんかを放つことができる。これを用いる場合はSの努力値を耐久に回すのもよいか。
- メガゲンガーやゴチルゼル:特性かげふみにより、相手の交代をロックできる。そのため、ゲンシカイオーガやメガレックウザ繰り出しによる天候書き換えを防ぐことができるため相性がよい。
物理型
使用感
同じ構築に入れたいポケモン
- じゅうりょくを覚えるポケモン:だんがいのつるぎの命中不安を解消し、相手のひこうタイプや特性ふゆうのポケモンにもじめん技が当たるようになり、だんがいのつるぎの一貫性が増す。
相手のゼルネアスやメガレックウザに強くトリパ対策、スキルスワップで天候書き換えもできるドータクンや、フェイントも習得可能なヤミラミが候補になる。
説明を書く。
構築サンプル集
GSトリプル
その他
参考リンク
- グラードン 厳選&育成考察 (サンムーン版)
グラードンの個別考察ならびに調整についての記事。第七世代の記事であるため、Orasにいないポケモンも仮想敵になっていることもあるが、参考にできる。
その他情報
めざめるパワー「みず」に注意
ゲンシグラードンは強力であるため、ゲンシグラードンが使用可能なルールでは、
相手に上位天候書き換え(ゲンシカイオーガ、メガレックウザ)やてんきを無効にするポケモンポケモン(とくせい「エアロック」のレックウザやとくせい「のーてんき」のポケモン)がいる場合、
相手のポケモンがめざめるパワー「みず」で弱点を突いてくる可能性を考慮する必要がある。
威力240の弱点を突かれるため、予期せぬめざめるパワーみずの攻撃で倒れないように注意したい。
ゲンシグラードンが使用可能なダブルバトル(VGC2016およびVGC2019)では、一定数めざめるパワーみずを覚えたポケモンがいたため、
トリプルバトルでも念頭においておきたい。
参考雨めざ水→ゲンシグラードン
めざめるパワーみずを使う場合の努力値調整について。六世代GSカップを想定しているため、トリプルバトルでも流用可能。
いろちがいポケモンの入手について
ORASでは野生で色違いのグラードンは出現しない。
色違いのポケモンを使いたい場合は、過去作品で捕まえるか、配信された色違いのグラードンを使う必要がある。
詳細はこちらhttps://wikiwiki.jp/triple/%E4%BC%9D%E8%AA%AC%E3%83%9D%E3%82%B1%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%8E%B3%E9%81%B8%E6%96%B9%E6%B3%95を参照。
GSトリプル用の構築記事の見つけ方
- GSトリプルは公式のルールとして採用されたことがないため、世に出回る構築記事もすくない。
しかし、2016年の世界大会ルールはGSであったため、伝説のポケモンの技構成やステータスなどは、VGC2016ルールの記事も含めれば参考になる記事が見つかるだろう。
また、第七世代(WCS2019)の世界大会もGSルールであったため、VGC2019の記事も参考になる。もちろん、ウルトラネクロズマやZわざなど、第六世代に存在しないポケモンを想定した調整も中にはあるが、第六世代GSでメジャーなポケモンは第七世代でも依然強力であったため、参考になるものも多い。
覚える技の注意点
- 「だんがいのつるぎ」はORASから追加された技なので、この技を覚えているとXYに送ることが出来ない。
またレベル技に若干変化があり、ORASではレベル90で覚える「ふんか」をXYではレベル50で覚える事が出来る。
オーバーレベルを気にする場合はXYで「ふんか」を覚えさせよう。
関連ページ
参考リンク
キュアゴリラさん vs オメガさんのBVがあります。GSトリプルルール対戦。両名ともグラードン採用。
コメント
- 技の一覧を整理して、明らかにトリプルでは使わないであろう技はコメントアウトしました。 -- 2022-10-06 (木) 13:22:19
- かみなりとソーラービームについて、特定の天候を前提とした技を使うのは実戦ではかなり厳しいと考えたためコメントアウトしました。代わりにかみなりパンチを普通に使う技として復帰させました。 -- なわたけい? 2022-12-28 (水) 01:52:58
- めざめるパワー「みず」の情報を追記しました。 -- 2023-11-09 (木) 19:37:22