Tag: メタグロス はがね エスパー メガシンカ メガメタグロス じゅうりょく
目次
基本データ
概要
ホウエン地方で登場した600族。
ORASでは新たにメガシンカを獲得。
第八世代まで多くの期間強力なポケモンであったが、第六世代においては微妙な性能をしており、それはトリプルバトルにおいても例外ではない。
理由として
- はがねタイプの耐性変更によりゴーストとあくタイプが弱点になってしまった。
- ギルガルドという似たタイプの強力なポケモンの登場によって立ち位置が怪しくなってしまった。
といった点を挙げられることが多い。
また、メガシンカもガルーラやクチートと言った他の物理メガシンカエースと比べてしまうとややパワー不足感が否めない。
はがねタイプアタッカーとしてニンフィアを縛ることができるが、その役割に加えてトリックルーム役対策としてエスパータイプの弱点をつくことができるギルガルド、キリキザンのほうが選ばれやすく、わざわざメタグロスが採用されることはあまりない。
相手ギルガルドに対して一方的に負けるというのも大きな弱点である。
トリプルバトルにおいてメタグロスを見かける場面といえば専ら『だいばくはつ』要員としての採用である。
いかく無効で攻撃力が高いためその点では優秀。
採用理由や固有の能力
- 『クリアボディ』により「いかく」を無効化できる物理アタッカー。
- カスタマイズ性の高い豊富な攻撃技。
- 『だいばくはつ』や『じこあんじ』など、ギミックパーティのパーツとして便利な技。
似た役割を持つポケモン
- キリキザン:
いかくに強いはがね物理アタッカーとしての比較。メタグロスは機能阻害をされないだけだが、キリキザンは更に攻撃がアップするので抑制効果がある。
フェアリー技に対する繰り出しは半減できるメタグロスに分がある。ただしキリキザンは一貫しやすいゴースト技に耐性があるため一長一短か。
最大の差異は対トリックルーム性能で、キリキザンは一致技の抜群範囲から始動そのものを止めやすく、止め損ねてもふいうちで逆転したすばやさを無視して高火力で制圧できる。
メタグロスはモロバレルやハリテヤマといったトリックルーム対策になるポケモンへの一致打点があるが、自身の適性は「くろいてっきゅう」等で準低速化できる程度。
メガシンカの存在を鑑みても、高速パーティ向けの性能と言える。
技
アタッカー向け
技名 | 説明 | 採用率 |
---|---|---|
バレットパンチ | はがねタイプの一致物理先制技。 | 64% |
しねんのずつき | タイプ一致技。モロバレルやカポエラーに弱点をつける他、はがね技の通りの悪い相手に用いる。 | 62% |
コメットパンチ | タイプ一致技。ニンフィアを確定1発にできるかどうかを確認し、命中率も含めて考えた上でどちらを採用するか決める。 | 49% |
アイアンヘッド | 27% | |
まもる | メガシンカするターンに、速く動けない隙を補ったり、弱点で縛られるのを防いだりする。 味方の範囲技から身を守る用途でも。 | 46% |
いわなだれ | 非接触の物理範囲技。はがね技半減のメガリザードンY・ファイアロー・ファイヤー・サンダー・ヒートロトム等への打点。 メガメタグロスの『かたいツメ』の補正が乗らないことに注意。 | 35% |
じしん | 味方を巻き込む非接触の物理範囲技。地面にいるほのお・でんき・はがね相手への打点が欲しいなら。こちらも『かたいツメ』適用外。 | 27% |
れいとうパンチ | 霊獣ランドロス・メガボーマンダへの打点。 | 15% |
アームハンマー | キリキザン・ドリュウズ・ヒードラン・バンギラス等への打点。 『クリアボディ』でもSは低下するので、撃ち逃げorトリックルーム下で。 | 15% |
かわらわり | アームハンマーと選択。壁を割れるが低威力。 | 9.4% |
ギミック向け
技名 | 説明 | 採用率 |
---|---|---|
だいばくはつ | メガメタグロスの『かたいツメ』の補正が乗らないことに注意。 味方のサポートポケモンと自分自身を場から退場させることで、サポーターの作った盤面をエースがより長く使えるようにする。 | 30% |
じこあんじ | 耐久があるので受け取った能力上昇を有効に扱える。『クリアボディ』なら相手に下げられる事も無い。 味方の「はらだいこ」のA上昇コピー後の物理火力は強烈。 | 2.7% |
トリック | こだわり系アイテムを押し付ける。 | 2.5% |
じゅうりょく | 味方のじめん技を通りやすくできる+命中率増大。コメットパンチ・いわなだれが必中になる。 | 1.9% |
リフレクター | 「だいばくはつ」の前のサポート型の仕事。 | 1.7% |
ひかりのかべ | 1.7% |
もちもの
もちもの | 説明 | 採用率 |
---|---|---|
メタグロスナイト | メガシンカに必要。 | 35% |
とつげきチョッキ | いのちのたまギルガルドのシャドーボール等を耐えて確実に行動する。 | 21% |
いのちのたま | 『だいばくはつ』『じしん』といった直接攻撃でない技も含め、火力をあげられる。 | 12% |
こうてつプレート | 耐久を損なわず、はがね技の威力を上げられる。 | 11% |
調整
通常
- H-B
- H-D
- A
メガシンカ
- H-B
- H-D
- A
- S
実数値
メガ前実数値
メガ後努力値 調整意図
メガ前調整意図
メガ後113 153 180 準速60族+1 準速100族+1 133 177 244↑ 準速80族+1 最速108族+1
型考察
とつげきチョッキ型
持ち物:とつげきチョッキ
特 性:クリアボディ
性 格:いじっぱり
技構成:アイアンヘッド/ しねんのずつき / バレットパンチ / じしん
調整について
能力 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
---|---|---|---|---|---|---|
努力値 | 156 | 148 | 4 | 0 | 12 | 188 |
実数値 | 175 | 191 | 151 | - | 112 | 114 |
備考:ふんかヒードランありルールならH156-A132-S220振り*4。
使用感
とつげきチョッキを持たせることで、一致特殊技で弱点を突かれても耐えられるように調整した型。
特性『クリアボディ』でいかくの影響を受けずに物理打点を扱うことができるため、ニンフィアへの遂行が安定する。
同じ構築に入れたいポケモン
- メガボーマンダ:
メガボーマンダはメガリザードンYやメガガルーラ等のメタグロスに強い相手に強く、
メタグロスはニンフィアを安定して縛ることができる。 - 天候を『ひざしがつよい』から変えられるポケモン:
ニョロトノ・バンギラスが該当する。天候補正の有りのほのお打点で、メタグロスが一撃で倒されるのを防ぐ。 - 『このゆびとまれ』・『いかりのこな』を覚えるポケモン:
『ふいうち』をはじめとするメタグロスの弱点を突く技からメタグロスを守ることができる。
HAベースメガシンカ型
持ち物:メタグロスナイト
特 性:クリアボディ → かたいツメ
性 格:いじっぱり
技構成:アイアンヘッド/ しねんのずつき / まもる / かわらわり
調整について
能力 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
---|---|---|---|---|---|---|
努力値 | 220 | 76 | 4 | 0 | 20 | 188 |
実数値 | 183 | 181 | 151 | - | 113 | 114 |
メガシンカ後 | 183 | 192 | 171 | - | 133 | 154 |
- H-B:A204こだわりハチマキバンギラスのかみくだくを75%で耐え(162~192)
- A:A216メガボーマンダのすてみタックル耐え調整までのニンフィアを確定1発
- H-D:C200ヒードランのかえんほうしゃを確定耐え(152~182)
- S:メガシンカ前準速バンギラス+1
使用感
耐久に努力値を振り、一致弱点を耐えるようにした型。
メタグロスの本質は半減の多さとそれなりの素早さにより、交換戦・対面の打ち合い両方に適性がある点にある。
また、クリアボディで初手の『いかく』を無視してニンフィアを縛ることができる点もはがね枠として優秀。
同じ構築に入れたいポケモン
- あくタイプ技の一貫を切れるポケモン:
メタグロスの弱点の内、先制技の『ふいうち』や、対角に届く『あくのはどう』を持つあくタイプの打点は、構築段階で対策しないと立ち回りが窮屈になりやすい。
あく技の一貫を切れることに加え、ギルガルドにも強いサザンドラや『このゆびとまれ』を覚えるトゲキッス等がおすすめ。
- 『ねっぷう』『じしん』に強いポケモン:
ほのお・じめん技が半減、無効なポケモンや『ワイドガード』を覚えているポケモンがあげられる。
一致範囲技を2発は耐えないため、構築段階で通りを悪くしてメタグロスの負担を減らしたい。
構築サンプル集
通常
メガシンカ
- 【ORASトリプルバトル】メガメタグロス無天候スタンダードwithチョッキカメックス【ゆぶねさん主催週末トリプル大会優勝】(おーたむさん)
メガメタグロス/サザンドラ/霊獣ランドロス/カメックス/ニンフィア/ファイアロー
その他情報
入手方法
ORASではエピソードデルタ終了後、トクサネシティでダイゴからダンバルを受け取る事が出来る。
通常特性の方が総合的に優秀だが、隠れ特性が欲しい場合はXYのフレンドサファリが必要。
関連ページ
参考リンク
けむりだまさんのBVがあります。
コメント
- 技をアタッカー向けとギミック向け、採用頻度の少ない技に分けました。だいばくはつは火力が低すぎて通常の構築の採用はほぼないと判断しギミック向けの技に入れています。 -- なわたけい? 2022-11-02 (水) 17:30:18
- おーたむさんのHAメガグロスに採用されている点と対キザンドラン打点の内、味方を巻き込む、Sが下がるといったデメリットを持たない技がこれしかないことから、かわらわりをアタッカー向けに入れました -- 2022-11-04 (金) 12:28:27
- 採用率の低い技の欄を削除しました。つばめがえしもかみなりパンチも使うことはほぼないと思われます。(雷パンチは7世代でレヒレに撃つ機会があったがトリプルにレヒレはいない) -- なわたけい? 2022-12-17 (土) 14:11:27