緑色と砲塔のカラーペイントが特徴
Tier7 ソ連 重戦車(プレミアム)
スペック
車体装甲厚(mm) | 100/80/80 |
---|---|
最高速度(km/h)前進 | 40 |
最高速度(km/h)後退 | 12 |
隠蔽率:静止時 | 0.11 |
隠蔽率:移動時 | 0.06 |
経験値ボーナス(%) | 20 |
シルバーボーナス(%) | 30 |
搭乗員経験値ボーナス(%) | 無し |
本体価格(ゴールド) | 7,000 |
マッチング範囲 | 7~9 |
パッケージ
T-VI-100 7,000G |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
T-VI-100 | Maybach HL 230 P 30 | 100 mm D10T-K | Pz.Kpfw. Tiger Ausf. E | Pz.Kpfw. Tiger Ausf. E | 1,500 | 10RKM | |
700 | 28 | 100/80/80 | 730 | ||||
12.2 | 1/1.3/2.7 | 24 | 380 |
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
100 mm D10T-K | AP APCR HE | 252 11G 252 | 190 247 50 | 250 250 330 | 8.72 | 2,180 | 2.4 | 0.36 | 72 | +13 -7 |
解説
- 概要
Tier7ソ連プレミアム重戦車。
鹵獲したTiger Iをそのまま、もしくは砲など一部分を改造して運用しようとしてた計画案である。
マッチング優遇はなく、Tier9とも会敵する。
Tiger Iをそのまま流用している(砲を除いて、とは言ってもほとんど差はない)ので乗りなれている諸兄ならスムーズに扱える。以下に詳しく解説する。
- 火力
- 装甲
Tier7重戦車としては頼りなく、同Tier帯以上の全ての戦車を正面から相手にするのは厳しい。貫通のしやすさから、『豆腐』と揶揄される事も。
垂直に配置された装甲板はカタログ通りの性能しかない。同じく装甲の薄いAMX M4 45と比べると、傾斜を加味した車体正面装甲や正面にエンジン判定がある点は劣るが、側背面にも重戦車として最低限の装甲が施されているのは救いと言える。
ただし、HPだけは1,500とTier7重戦車の中で2位タイ(ともすれば他国のTier8と肩を並べるレベル)を誇り、同格HTの主砲ならば他の多くのHTと比べて1~2発多く耐えられるという強みもある。
また、他のHTと比較すると敵が確実に抜ける点を良く狙わず撃ってくる事が多い為、タイミングを見計らって傾けると意外と弾く事もある。敵の射撃タイミングで側面を確実に弾く角度で見せると良く弾いてくれる。- 車体
前述のとおり装甲は薄く、さらに車体側面前方のスポンソン(履帯の上の張り出した部分)に弾薬庫、車体正面下部にトランスミッションが配置されている等、お世辞にも撃たれ強い構造とは呼べないので、遮蔽物や地形を利用して極力弱点を隠す位置取りと、リペアキットの携行を忘れずに。
同TierのTiger (P)と違いほぼ箱型なので、昼飯や豚飯の角度をとった場合に極端に装甲の薄い部分を相手に向ける事が少ないのは救い。 - 砲塔
砲塔の大部分は140~160mmで、左右に一部200mmの箇所がある。
ちなみに、砲身の付け根あたりは235mmとなっており、同格以下には基本的に貫通されない。
射撃時以外は15~20度程度よそ見して角度をつけると、多少だが弾きやすくなるだろう。
しかし、キューポラが大きいため狙われやすく、砲塔左側にあるため可能な限りこの部分を隠すように意識すると良い。
- 車体
- 機動性
路面状態がよければ、同格重戦車に比べかなり俊敏な機動を行うことが出来る。これは本車の大きな長所の1つである。
一方、前進の瞬発力の割に、後退が非常に遅い(およそ10km/h)。そのため飛び出し撃ちを行うと、遮蔽物の後ろに素早く戻れず、思わぬ反撃を受けかねない。履帯と砲塔旋回の遅さから元々近距離戦を苦手としているが、この欠点がその傾向に拍車をかけている。
また急発進急制動の度に車体が大きく揺れるため照準がぶれ易く、凹凸のある場所や斜面での射撃が安定しない。
- 総論
基本的運用は他国のTiger I(バリエーションが多いとはいえ・・・。)とほとんど同じ。
「接近戦が苦手で遠距離からの撃ち合いが得意」という史実通りの性能をしている。
DPMは同Tierの中でもトップクラスなので、最前線を上位TierHTが構築している場合は、近~中距離から的確に弱点を撃っていけば、格上を抑えて与ダメージトップになる事も難しくない。
丁寧に戦い戦闘後半まで高い耐久値を保てば、最後のラッシュ時に大きな助けになる。
隠蔽性は低いので射撃後はこまめに陣地転換を。
見つかった時のために、隠れられる障害物や逃げ道を確保しておくのが理想。
自分より防御面で有利な車輌が居る場合は一番前で撃ちあっている車輌の後ろ辺りが無難な位置。
ただしTDのように後方へ位置取りするのは必要な時に前に出るのが間に合わなくなるため、いつでもHPが減った車輌と最前線を交代できる程度の距離を保つこと。
いわゆる「芋」とは違うという事をよく覚えておいてほしい。
HTである以上、芋ることは許されない。
自分がトップの時は味方を率いて最前線に立たなくてはならない。
装甲は頼りにならないが、幸いにもHPそのものは高いので、昼飯豚飯&障害物を使った防御を徹底して薄い装甲を少しでも補い、高いDPMを最大限に活かして前線を維持しよう。
同格のHTを相手にターン制に持ち込まれた場合は、敵の1発に対してこちらは2発撃ちこむように戦うと優位になりやすい。
史実
ドイツ Tiger の使用を試みた第二次大戦中のソ連計画。
T-VI-100 の製造は完全に実ることはなかったソ連の計画のひとつです。第二次世界大戦中、赤軍はドイツから数両の Tiger 戦車を鹵獲し、それらを戦闘試験で使用すると共にドイツの工業技術に対抗する手段を開発しようとしました。
T-VI-100 の計画は鹵獲した Tiger の 1 両を使用し、その 88 mm 砲の代わりにソ連製の主砲を搭載するものでした。ソ連の SU-100 駆逐戦車が搭載していた 100 mm の「D-10砲」により、この改造戦車はドイツ車輌にとって恐るべき対戦相手となるはずでした。本計画は 1945 年に終了し、正式に実現はしませんでした。