Tier 10 アメリカ 駆逐戦車
スペック
車体
HP | 2,050 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 305/76/38 |
最高速度(km/h) | 24 |
重量/最大積載量(t) | 74.57/78.0 |
本体価格(シルバー) | 6,100,000 |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
T110E3 | Continental AOI-1490 | 155 mm AT Gun T7E2 | T110E3 | T110E3 | 2,050 | AN/VRC-3 | |
875 | 22 / [19.8] | --/--/-- | 745 | ||||
11.71 | 1.5/1.7/3.0 | 26 | 390 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
155 mm AT Gun T7E2 | AP APCR HE | 1,650 13G 1,120 | 295 375 90 | 850 850 1,100 | 3.03 | 2,576 | 2.50 | 0.36 ? 0.75 | 27 | +16 -8 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier10アメリカ駆逐戦車。
第二次世界大戦後間もない頃に提案されたT110重戦車シリーズの1つ。
トンネルなどの閉所に立てこもっての防衛戦を前提とした重駆逐戦車である。 - 攻撃面
極限まで強化された戦車砲でTier10駆逐戦車として十分な火力を発揮する事ができる。
俯角も十分にあり、金弾がAPCRなので、運用面で悩まされる事も少ない。 - 防御力
T95から派生するこの戦車は、アメリカ戦車の中でも屈指の装甲防御力を持っている。
特にT95譲りの丸い防盾は、裏に車体装甲がない限られた部分以外、Tier10の戦車でも正面からはほぼ貫通不能な装甲厚になっている。
M103以降の戦後世代の戦車に共通した優れた形状の車体も、正面に関しては、非常に強固な防御力を発揮する。また、同系の車両であるT110E5と違って本車の副砲塔は非常に重装甲であり、見た目に反して弱点ではない。対峙したときには注意しよう。
しかし、側背面の偏った装甲厚や箱型の戦闘室の何箇所かに比較的容易に貫通できる場所があったりと、完璧というわけではない。 - 機動力
何よりも、ベースの車体が更新された事で、最高速度が24km/hに向上した。
加速はよくないが、重戦車の戦列を追うのに困らない程度の機動力を手に入れた影響の大きさは、T95から乗り継いだ諸兄が一番実感していることだろう。 - 総論
常軌を逸した正面装甲で身を固め、最大まで強化された戦車砲と、例え鈍足でもそれを運ぶ脚を手に入れたこの車両は、アメリカ駆逐戦車の双璧に相応しい一台に仕上がっている。
史実
1954年12月3日にT110重戦車計画が立ち上がりました。
主砲はこの計画が始まる前の10月30日にT179 120mm戦車砲とT204 120mm戦車砲の採用が決定されていました。
しかし、このT110重戦車計画は1956年9月18日に白紙となってしまいました。
理由はT43試作重戦車から1955年11月に98カ所の改良を行って制式採用された、M103ファイティングモンスターが成功を収めたからと言われています。
T110はTS-31計画を参考にクライスラー社が計画を進めました。
提案1
車長を後方中央に配置し、車体後部にコンチネンタル社製AV-1790と車体前方にXTG-500変速機を収める予定でした。
提案2
提案1の改善としてエンジン室に変速機を移動して、ベルン国際トンネルを通行できるようにキューポラを削除しました。
また変速機を後方に移動したので左前に燃料タンクと操縦手を移動させました。
エンジンも変更が行われ、コンチネンタル社製AOI-1490に変更になりました。
提案3
この提案は主砲が長すぎる為、戦闘室を後方に移動させて、主砲を駆逐戦車と同じ固定式にしました。
戦闘室を後方に移動した為、車長は車体右後部に移動となりましたが、この提案ではエンジンと変速機とエンジングリルの取付位置に問題が発生しました。
提案4
この提案は車体後部にコンチネンタル社製AOI-1490と変速機に変更がありXTG-510変速機に変更となりました。
提案3と違い砲塔が旋回する仕様となりましたが、砲塔が水平の上、エンジンと変速機を収めた車体後部の出っ張りに当たる為、旋回範囲は非常に狭いものになりました。
提案5
提案4の砲塔回転に制限がありましたが、こちらは360度旋回する様に改良を受けていました。
この提案ではターレットリング等主要な部品はT43試作重戦車との共通化が図られていました。
しかし搭乗員数は車長、砲手、運転手、装填手の4人になってしまいました。
この提案5だけは唯一モックアップが製作されています。
この時の提案3をモチーフにしたのがT110E3になります。
コメント
- 個人的にT95の方が強い気がする、足は早くなったけど車高が上がって下部が狙われやすくなった -- 2019-07-13 (土) 21:45:19
- いやどうかなー。車体下部ってそんなに薄かった?正面は鉄壁の守りだと思うけど。キューポラ的なたんこぶもカチカチで正面には隙はない。 -- 2022-10-18 (火) 21:26:46
- T95は遠くからだと弱点が分かりにくいし下部も結構狭く狙いにくいがE3は普通の重戦車並の弱点範囲になってるから隠し方が甘いと普通に撃ち抜かれるし相手にするティア帯的にも同格HTのみならずティア9のHTなら普通に抜いてくる -- 2022-10-20 (木) 20:47:48
- いやどうかなー。車体下部ってそんなに薄かった?正面は鉄壁の守りだと思うけど。キューポラ的なたんこぶもカチカチで正面には隙はない。 -- 2022-10-18 (火) 21:26:46
- T95に比べて隠せるところを隠せればより鉄壁となれるポテンシャルは秘めてるものの、それ以上にティア10のTDやSPGの火力や貫通力の向上が目覚ましくT95ほどの鉄壁感はやや薄れている。が、やはり車体下部を隠されたE3の脅威さは無視できるものではないので状況次第では前線のHT達の壁になるか、火力支援に徹するか的確な判断を求められる難しい戦車ではある。 -- 2019-07-13 (土) 22:52:14
- 運営のザル調整により、なぜかE4が強化された影響で、現環境における価値がより低くなった。本車には劣るものの、E4の装甲はそこらの重戦車に比肩するレベルとなった。そうなると比較してのE3の利点は過剰な正面装甲と俯角程度。作るのも乗るのも、現時点では覚悟が必要な車両だ。 -- 2021-11-03 (水) 09:51:45
- 正面向いてればそうそう抜かれることはない。DPMは普通だけど単発がでかくて、一発一発を丁寧に貫通させれば攻撃面でも問題はない。側面装甲、お尻は榴弾で抜かれるほど薄いから注意。まあ、総合的に見れば、慎重に使えば相当強い戦車かな。結構おすすめ戦車。 -- 2022-10-18 (火) 21:23:13
- 見た目が不気味。あの砲塔の付け根にある2つの点が顔みたいで強そう。 -- 2022-10-18 (火) 21:28:50