Vickers Medium Mk. II

Last-modified: 2017-06-06 (火) 20:32:44

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Tire 2 イギリス 中戦車

公式紹介ページ

スペック

HP170
車体装甲厚(mm)12/12/12
最高速度(km/h)40
重量/最大積載量(t)13.59/13,9
実用出力重量比(hp/t)7.75
本体価格(シルバー)3,500

パッケージ

パッケージ名
(必要経験値/購入シルバー)
Medium III
(1,000/40,000)
Medium II
(175/3,500)
Vickers Mk II*
(100/3,970)
Vickers Mk II**
(350/4,420)
Vickers Mk II** CS
(1,600/28,970)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
Vickers Medium Mk. IIArmstrong Siddeley V8QF 6-pdr 8 cwt Mk. IIVickers Medium Mk. IIVickers Medium Mk. II*170WS No. 14
105AP
AP
HE
45
57
29
70
70
95
8035
3G
22
14.29
2.10
0.52
3812/10/1034280250
Vickers Mk II*Armstrong Siddeley V8OQF 3-pdr Gun Mk. IIVickers Medium Mk. IIAVickers Medium Mk. II*190WS No. 14
105AP
APCR
HE
43
72
23
50
50
65
1110
2G
0
16.67
2.30
0.43
3912/12/1234300250
Vickers Mk II**Sunbeam AmazonOQF 3-pdr Gun Mk. IIVickers Medium Mk. IIAVickers Medium Mk. II**190WS No. 14
160AP
APCR
HE
43
72
23
50
50
65
1110
2G
0
16.67
2.30
0.43
3912/12/1234300250
Vickers Mk II** CSSunbeam AmazonQF 6-pdr 8 cwt Mk. IVickers Medium Mk. IIAVickers Medium Mk. II**190WS No. 14
160AP
AP
HE
57
72
29
70
70
95
8035
3G
22
16.67
2.30
0.47
3912/12/1234300250

解説

  • 火力
    • QF 6-pdr 8 cwt Mk. I
      長砲身となり、貫通力と精度が向上した。
      同格に比べて優れているのは変わらず、苦労することはないだろう。
       
  • 装甲
    こちらも前身同様紙。
    全周6mmの薄紙が2倍の12mmになっても紙は紙のままである。
    機関砲の掃射を受けたらひとたまりもない。
    Tierが上がって、相手の火力も向上しているためさらに頼りなく感じるだろう。
    一応口径23mm以下の機関砲の二倍ルールには引っかからなくなったが、気休めにもならない。
     
  • 機動性
    改善はされているが、決して良いとは言えない。
     
  • 総評
    基本的な運用法は前身と同じ。
    最前線ではなく、一歩引いた地点からの火力支援を行うのがいいだろう。

史実

ヴィッカース中戦車Mk.IIは、近代中戦車の祖とも言われています。 
ルノーFT17で採用された旋回式砲塔を発展させて、主砲の3ポンド砲に同軸機銃を取り付けるという、当時としては画期的な武装が施されていました。 その他、車体側面にも機関銃が装備されています。
速度は、当時では随一といわれた時速25.6km/hの快速を誇っており、ルノーFTの約4倍の速度を発揮できました。
13.7tと中戦車としては軽量でしたが、装甲厚は12mmと薄かったのが快速の秘密でした。 それでも装甲厚を中戦車Mk.I?より8.25mm強化されていました。
主砲は40.05口径3ポンド砲Mk.2で、砲塔に仏製オチキス機銃4丁(うち1丁は砲塔後部対空機銃)、車体両側にヴィッカーズ機銃2丁を装備していました。
エンジンはアームストロング・シドレー8気筒エンジン(90馬力)で、車体前方にあり、その車体前面装甲は傾斜角が取られているため、防御力は当時では効果が大きいとされていました。
トランスミッションは遊星歯車式で、サーボコントロール式ラッカム・クラッチにより信地旋回を可能としていました。
この、ヴィッカース中戦車Mk.IIが後世の戦車に与えた影響は大きく、日本陸軍が八九式中戦車を作る際に参考にするほどでした。
変り種装備として、後世のイギリス戦車の一部には、紅茶を飲むための湯沸かし器(とは言っても四角い保温ジャーの様なもの)が装備されていましたが、ヴィッカース中戦車には、マフラーカバーにシチュー鍋を入れて温める装置がついていました。 
本車はRAC戦車博物館にて、ヴィッカース・アームストロング社の提供で特設コーナーに展示されていて、その装置も拝むことが出来ます。
そもそも、ヴィッカース中戦車Mk.IIは、第一次大戦で使用された戦車の後継として1923~28年(34年という資料もあり)に100両程度が生産され、1938年まで第一線に配備されていましたが、主に、戦間期の訓練に使用されました。 訓練用に使用された中には、操縦訓練や整備訓練向けに、武装や装甲スカートを外したものもあるそうです。
ドイツの破竹の勢いにフランスで負け戦となったイギリス陸軍は、ダンケルク撤退後の装備不足の補填で数両が一時的に現役復帰がとりなされ、ごく一部は北アフリカ戦線で訓練用に使用されていました(更に、そのごく一部が実戦に参加したという記録もあります)。

 

派生型は以下の通りです。
Mk.II*:砲塔のオチキス機銃4丁を全て外し、同軸機銃としてヴィッカーズ機銃を装備したタイプ。
ゲーム中に同名のパッケージが登場します。
Mk.II*A:車体左側面の換気用グリルに装甲カバーを装着したタイプ。
ゲーム中には未登場。
Mk.II**:Mk.IIから44両が改修された、無線搭載型。 砲塔後部に無線搭載ボックスが付けられています。 主に小隊長車として使用されました。
ゲーム中に同名のパッケージが登場します。
Mk.IIコマンド:中隊長車。砲塔を固定し、主砲を外してダミー砲身を装備、車内に無線機を搭載しているのが特徴です。
ボックスカー:王立戦車軍団第1旅団長チャールズ・ブロード准将乗車したもので、砲塔を撤去し、上構の背を高くしていました。

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