Whirlwind

Last-modified: 2025-06-04 (水) 23:12:54

日本名:ワールウィンド 略称:WW

whirlwind.gif分類クラススキルツリー
SkillBarbarianCombat Skills

フレーバーテキスト

Of the Barbarian people, the Tribe of Thunder was the first to draw upon the primal forces of the weather. Tornadoes would ravage their plains as summer turned to the harvest season. The shaman of the tribe would interpret the tornadoes as an omen of evil during times of peace, and as a harbinger of great victory during wartime.

Observing the strength of the whirlwind, these Barbarians learned to emulate the swirling melange of the cyclone in their attacks. As time went on and the tribes intermingled, the ability to attack in the manner of the whirlwind was passed down to all of the Barbarian people.

 

バーバリアンの一族に連なる「雷の部族」と呼ばれる一派は、天候が持つ力を最初に利用した民であった。夏から収穫期へと移り変わる時期になると、竜巻が彼らの平野を荒廃させる。雷の部族のシャーマンは、竜巻を平時には悪の前兆、戦時には偉大な勝利の前兆と解釈していた。

旋風が持つ力強さを目の当たりにした雷の部族の戦士達は、旋風が渦を巻いて破壊を振りまく様を模倣した攻撃を身に付けた。そして時が経ち部族が交わるにつれ、この攻撃はバーバリアンの人々全てに受け継がれるようになった。

効果

 大回転しながらクリックした地点まで移動、すれ違う敵に対し物理攻撃を繰り出す。

基本情報

SLv12345678910
Mana Cost12.51313.51414.51515.51616.517
AR +%051015202530354045
Damage %-50-42-34-26-18-10-2+6+14+22
SLv11121314151617181920
Mana Cost17.51818.51919.52020.52121.522
AR +%50556065707580859095
Damage %+30+38+46+54+62+70+78+86+94+102
Bonusを受けるスキル
なし
Bonusを与えるスキル
なし

特徴

  • 一見するとAoEだが、実際の挙動は「移動しながら武器が届く範囲内に単体攻撃を後述の秒間ヒット数に基づいた間隔で行う」スキルである。
  • 対象を直クリックして実行してしまうと移動し続ける対象を延々と追い回し、その間ずっと硬直状態が続いてしまう。
    そのため、右クリックに割り当て、Altキーを押しながら到達目標地点(敵のいない場所が好ましい)を指定して使うのが必須テクニックとなる。
  • 武器のレンジによって攻撃の射程が、IASによって秒間最大ヒット数が決まる。秒間最大ヒット数についてはWhirlwind攻撃速度計算の記事を参照。
  • 密着した敵に対しWWを実行しようとすると不発となり、代わりに通常攻撃が暴発する。
  • 二刀流状態で実行した場合、武器の効果は左右で独立している。例えば右手武器にCBが付いていても、(CBが付いていない)左手武器がヒットした時にCBは発動しない。
  • On Striking系のスキル投射効果は一切発動しない。
  • 回転中は全方向に攻撃判定が発生し、また敵をすり抜けながら移動できる。
  • 回転中は(ゲームそのものを強制シャットダウンするESC抜けを除き)いかなる行動をもってしても動作を中断することはできない。これは回転中にポーションを飲んだりウェポンスワップを行うことができない(ウェポンスワップを入力すると、音は聞こえるが実際には実行されていない)という欠点である一方で、のけぞりやスタン、ノックバックで中断されることもない、という長所でもある。
  • 回転中はDefense盾ブロック率Weapon Blockなどの防御面はすべて静止時と同じ扱いになっている。

評価

 疑似的に集団に対して攻撃できる唯一のCombat Skill。
 覚えたての頃は当たらないわダメージにペナルティが付くわでフラストレーションは溜る一方。しかし、SLvを上げたうえでIASを十分に備えた振りの速い武器を装備すればがらりと変わる。最大で毎秒6.25回繰り出される攻撃にはOn Strikingによるスキル投射以外の全ての効果が乗り、CBDSがガンガン発動して敵群に大ダメージを与え、ライフやマナが多少減っていても吸いを確保しておけばポーションを飲むよりも早く回復できたりと大暴れが可能(PI以外には)。
 また、回転中は敵との衝突判定が無くなるうえにのけぞりやノックバックも無効化するので、FHRを考えずとも攻めに回ったり、囲まれた状況からの脱出を図ったりできる。ただしマナバーン持ちが混ざった敵集団に囲まれた場合は「マナが無くて発動できない」という理由で脱出できないので、ベルトのうち一列はFullPotを用意しておきたい。さらに大群に囲まれていると回転直前に被弾してWWそのものがつぶされ、闇雲にクリック連打してもその場で不発回転を続ける事になったりして余計に危険。要注意。

以下さらなる注意点
  • マナ消費量がかなり多いので、十分なMSを確保しておかないとすぐに息切れしてしまう。装備が調って物理攻撃力が高くなればなるほどMSは低くて済む。例えばGrief+Fortの場合、雑魚敵集団を相手にするなら3~4%程度で十分。
  • スキルEDamが低めなので、育成中や高ダメージ武器がない段階ではスキルポイント振りの優先度は低い。
  • 近接物理攻撃系の中で唯一の範囲攻撃であるため、発動中にIron Maidenをかけられたら即死確実。Ver1.13以降はIMを使ってくる敵はいなくなったが、それまでは大抵の馬場はBerserkの使用で乗り切っていた。
  • 移動速度を落とすと敵との接触時間が増えてその分ヒットしまくる。ただし空振り区間の通過もその分遅くなるため、攻撃時間と空振り時間の比率が変化するわけではない。
  • 使い始めればすぐに分かると思うが、歩きの目標クリックと同様Whirlwindの移動は「必ずしも障害物を自動迂回するわけではない」ので、特定の障害物(一例:Act1の外壁の出っ張り)が阻害する場合、それにぶつかって回転が止まってしまう。

使い方

  • 敵集団を突き抜けて攻撃。遠方へ回ると無防備+無制御状態が続くので、効率的に回るのを心がける。
  • D2Xで移動し続ける対象を延々と追い回す事態に陥ってしまったら速やかにRejoin、何事もなかったように「Fxxkin' Lag」と言い放って前線復帰しよう。
  • 集団の真ん中に突進→War Cryなんてのもあり。
  • Knockback付き装備との相性の良し悪しは人によって意見が分かれる。

スキル振り

  • WW馬場なら20。ただしマナの消費が激しいので、RW Insightや高効率なMSなどのマナ供給手段が確保できるまではこちらは1+ブーストで止めておき、武器マスタリーの方を優先するのも手。
  • 他の戦闘スキルとの兼用ビルドでもブースト込みでそれなりに。
  • 前線からの逃走用に1だけ振っておくLA馬場も居るとか居ないとか。

このスキルが付加される装備

  • Staff Mod
    • Bloodletter+1-3 to Skill (Barbarian Only))
    • Barbarian Helms+1-3 Any Skill (Barbarian Only) *1-3)*1

その他

  • フリーヒットチェックを利用してフレーム単位で小刻みに回ることで、武器の速度に関係なく秒間6ヒットWWが可能。このテクニックは海外では「Dance of Death(死の踊り)」と呼ばれており、アリートサミットにも記載されている。
    ただしマナを大量に食うので対ボス以外ではあまり使えない。
  • D2Rの初期バージョンでは、「左手に壊れた武器を装備してWWを実行すると、左手の攻撃が右手の武器の性能に基づいて行われてしまう」不具合が発生していた。
    例えば右手にRW Grief、左手に壊れた武器という組み合わせだと、実質Grief二刀流でWWしているのと同じ事になっていたわけである。
    この不具合はパッチ2.4.3にて修正された。

Resurected情報

 D2R wikiの解説はこちら→d2r:Whirlwind


変更点
  • Parch2.4における変更点
    • EDam、ARボーナスの上昇具合が変更された。
    • 攻撃速度計算式が変更された。
    • 「密着した敵に対しWWを実行しようとすると不発となり、代わりに通常攻撃が暴発する」不具合が修正された。
    • 移動するのは最大でも直クリックした対象がその時にいた地点までとなった。
      これにより、「対象を直クリックして実行してしまうと移動し続ける対象を延々と追い回し、その間ずっと硬直状態が続いてしまう」問題が是正された。
基本情報(変更点のみ)
SLv12345678910
AR +%50556065707580859095
Damage +%30354045505560657075
SLv11121314151617181920
AR +%100105110115120125130135140145
Damage +%80859095100105110115120125
総評
 Patch2.4にて、上方修正・下方修正どちらも受ける結果となった。
 EDamについては上昇幅が抑えられたが低SLv時の値が大きく上昇。高SLv帯ではD2X時よりも低いが誤差の範疇。ARボーナスについては純粋強化。RW Chaos使いのアサシンにとっては朗報か。
 攻撃速度計算式の変更については、各種スロウ効果によって攻撃が鈍化するようになってしまった代わりに、防具のIASFanaticism等のスキルIASが機能するようになってもいるため一長一短。
 ただし、「両手武器は最大でも秒間5ヒットが限界となってしまった」点については大顰蹙を買っており、両手武器を用いたWW馬場はエンドゲームビルドにおいて不適当となってしまった。

コメント

  • 二刀流使えなさ過ぎる -- 2011-01-09 (日) 03:54:26
  • 盾持ちだと攻撃回数減るの?結局片手両手盾持ちすべて6hitってこと? -- 2012-03-31 (土) 18:02:29
  • ↑訂正 二刀、両手、盾持ちすべて6hit?となると二刀のメリットが減るような -- 2012-03-31 (土) 18:04:57
  • PvMなら12ヒットするし、pvpでも右に威力のある武器、左にowとかオーラとかの特殊武器を装備すれば案外役に立つ。防御力重視の戦いなら盾一択だけど。 -- 2012-04-30 (月) 10:11:22
  • ↑訂正 PvMで複数敵がいる場合ね。 -- 2012-04-30 (月) 10:12:43
  • 右クリック+Stand stillより左常時クリック(移動しながら)+Stand stillno -- 2015-08-15 (土) 21:02:30
  • 途中送信失礼。 後者の方が使いやすい気がする。 -- 2015-08-15 (土) 21:03:04
  • なぜかバリケードタワーを通り抜けられる素敵スキル。 -- 2015-09-13 (日) 20:31:45
  • ワールウィンドってもしかして範囲攻撃じゃない?なんか複数巻き込んでも一体にしか当たってないような... -- 2021-10-18 (月) 11:54:53
    • 説明読めば判るがAoEじゃないよ。移動しながら最速4フレごとに周囲の敵一体(二刀流なら二体)に攻撃するスキル。 -- 2021-10-18 (月) 12:20:48
  • D2Rでいろいろ改変されてますが、On Striking はいまだ適応されないんですね。 -- 2023-03-02 (木) 17:07:01

*1 Holy Shield+3付きのWar Scepter系以上に出難いが、専用兜にこのスキルが付く可能性はある。(→個別スキルブーストについて#vf660720)。