【スライムベス】

Last-modified: 2024-04-20 (土) 14:02:18

概要

DQシリーズの常連である、オレンジ色または朱色あるいは赤色の【スライム】
初期は口の色が黒そして青または紫だったが、近年の作品では普通のスライム同様赤い口をしている。
その他の色違いには【メタルスライム】【スライムダーク】【スライムスノー】【エレキスライム】などがいる。
また、【キングスライム】のスライムベスバージョンの【ベスキング】も登場した。
 
べスまたはベートはヘブライ文字の「2番目の文字」、つまりギリシャ文字の「β(ベータ)」に当たる。
またヘブライ文字を記数方法に使うヘブライ数字では数字の「2」を意味する。
つまるところの意味は「スライムβ」「スライム2」、意訳すれば「スライムよりちょっと強いモンスター」というあたりだろうか。
 
海外版DRAGON QUESTでの表記は「She-slime」つまりメスのスライム。スラもりの【スラみ】の設定もこれが由来だろう。
詳細は不明だが、赤っぽい暖色系のカラーリングに加え一般的に欧米で「ベス(Bess、Beth)」といえばエリザベスの愛称(すなわち女性名)であることが影響したのかもしれない。
ちなみにDQ1当時に放送されていた国民的人気アニメシリーズ「世界名作劇場」において1986年の「愛少女ポリアンナ物語」および翌年の「愛の若草物語」に2作続けて「ベス」という女性が登場するなど、当時の子供たちの間では「ベス」が女性名であることはよく知られていた。このため「スライムベス」という単語を聞いた子供たちが、スライムのメスを連想したのも無理はなかった。
 
本編ではDQ2・DQ5以外の作品にモンスターとして登場しており、DS・スマホ版DQ5ではミニゲームの【スライムタッチ】にそれらしいものが存在している。

生態の謎

見た目通り「普通のスライムの亜種」「色違いのスライム」といえばそれまでなのだが、

  • モンスター物語、DQ6の公式ガイドブックの説明ではスライムの雑食の変種扱い(類似した記述が、ジョーカー1の「肉食のスライムは体が赤くなるらしい」)
  • DQ7の【いっぱつギャグ】で「スライムベスはスライムとは べす(別) なんだね」というネタがある
  • DQ9のモンスター図鑑の説明では、偶然生まれた色違いのスライム(つまりは突然変異)と記載
  • アニメ「【ドラゴンクエスト~勇者アベル伝説~】」、漫画「【ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章】」、DQ8、DQ10のモンスターリストではスライムのメス説
  • DQ2とDQ5に出ないのは、これらはロトシリーズと天空シリーズの最も未来の話であり、時代の流れで絶滅した説

……とまあ、なぜか生態に関して様々な説が取り沙汰されている不思議なモンスターでもある。
アニメ版や漫画版は基本的に作者独自の解釈がされているためアテにならないのは仕方ないとして、信憑性の高そうなシリーズ本編ですら設定が固まっておらず、真面目よりのDQ8・DQ10のモンスターリストでさえ「噂」「真相不明」としか書かれておらず、さながら「ご想像にお任せします」状態。
 
同じモンスターでも作品ごとに設定が違う事はあるものの、何者なのかがあまりにも曖昧という点では【マドハンド】が近いだろうか。
あっちもあっちで「沼に落ちた旅人の成れの果て」だの「単なる泥のモンスター」だの、挙げ句には手のような形の茎を持つ植物系モンスターだの……。
 
なおモンスターズシリーズ等ではオスのスライムベスやメスのスライムが存在している他、ナンバリングのDQ11の【メダル女学園】には、メスと明記されている青いスライムが在学している。
そのためスライムのメス説に関しては、少なくともすべての作品に当てはまるわけというわけではなさそうだ。
 
リメイク版DQ5では、スライムは常食するものによって色が変わることが言及されている(イチゴばかり食べ続けるとピンクに、カレーばかり食べ続けると黄色になるらしい)。肉食によって体色が変化し、かつ栄養状態も良くなり強くなる、というのも十分にあり得るだろう。
肉食であろうスライムブレスが普通のスライムと同じ青色のままという点はあるが、そもそもスライム属とドラゴスライム属で生態が同じである根拠は無い。
よって、今のところは雑食変種説か突然変異説の信憑性が高い。

DQ1

スライムと同じく【ラダトーム】周辺に出現。
スライムに毛が生えたくらいの強さで苦戦することはないだろう。
とは言うものの、それは何か武器を装備している状態での話。
スタート直後で武器を持っていない状態、とりわけ城から町に行く途中で遭遇するとやや危険。
また防具を全く装備していないとレベル1では3ダメージ喰らうこともある。
頑張れば丸腰で倒せないこともないが注意が必要である。
リメイク版ではともかく、FC版ではレベル2になるまでは慎重に戦おう。

小説版

【ガライの町】へ向かおうとする主人公アレフに襲いかかった。
なお小説DQ3には登場せず。

ゲームブック(双葉社版)

自称「めちゃくちゃ強い」。実際はどうかというと…同書の仕様上、負ける時は負ける。
こいつに負けると主人公は顔面に体当たりを食らい即死する。

DQ2(エニックス版ゲームブック)

原作には登場しないが、本書では【ムーンペタ】を出てしばらく行ったところに集団で出現する。
普通にレベルを上げていれば負ける相手ではないが、これまでの戦闘で負けたり逃げたりしてばかりで経験値をろくに手に入れていない場合は負けることもあり得る。
負けた場合は駆けつけてきた兵士から【鉄兜】を貰える。

DQ3

同じくラダトーム周辺に出現。要するに【アレフガルド】までストーリーを進めないと会えない。
前作は欠場していたためDQ1以来久しぶりの再会となったことだろう。
通常攻撃をしてくるのみだが、逃げ出すこともある。

これだけ終盤で登場するということはそれなりに強いのかと思いきや、やはり能力はスライムに毛が生えた程度。しかもHPに関してはスライム以下。 
攻撃力だけは他の能力に比べて突出して高いが(【さそりばち】の攻撃力と同値)この攻撃力ではモンスター攻撃補正があっても1ダメージしか与えられないため、ほぼ意味はない。
また、呪文を唱えず、MPもないのにマホト―ンやマホトラが必ず効き、その他の呪文もなぜかニフラムだけには完全耐性があることを除けば攻撃系、間接系ともに、どれも必ず効く。
まさに最弱クラスの雑魚モンスター。
 
ところが、【モンスターレベル】が異常に高く設定されており、なんと63もある。
これは【ゾーマ】【バラモス】といったボスモンスターと同じレベルである。
6ビットの上限でもあることから、おそらく設定できる最大値だと思われる。
 
DQ3の逃走確率はリメイク版も含めて

パーティの先頭キャラのLV≧モンスターパーティ内の最も高い敵LV+10

とならない限り100%にならないので、コイツがいるだけで逃走確率が落ちてしまう。
上の式に当てはめると、スライムベスがいるモンスターパーティから100%逃走するためにはLvが73必要である。
また、本作では先頭キャラのLvが48あればトヘロスや聖水でフィールドでのエンカウント率を0にできるが、スライムベスが1匹でもいた場合はエンカウント率を0にするにはLv68も必要になる。
まさに、「知らなかったのか…?スライムベスからは逃げられない…!!!」と言われているようだ。
しかも、スライムベスが出るエリアには【サラマンダー】【ボストロール】(FC版のみ)など難敵や【じごくのきし】など全滅を招きかねない敵がおり、嫌がらせとしか思えない配置である。
じごくのきしとスライムベス数体で出て相手に先制攻撃されたりすると嫌がらせ以外の何物でもない。リメイクでもこの組み合わせは削除されていない。
なお【判断力】は0なので、本人はこちらのレベルに関係なくメタルスライム並みによく逃げる。
 
逃走判定のレベルは戦闘開始時で決まっており、高いのを全滅させても次のターンで補正はされない。
そのため、逃げるためにスライムベスだけを【ギラ】【イオ】等で一掃しても何の意味もない。
よってドロップアイテム狙いでなければ、こんなのは無視して強敵の方から倒そう。
まぁ、お供の弱点に合わせて適当なタイミングで【イオラ】【ヒャダイン】あたりをぶっ放せば、巻き添えで消し飛ぶ。
 
FC版の【格闘場】では、モンスターレベルで倍率が算出されているため、こいつの倍率がやたらと低くなる怪現象が発生する。
つまり対戦相手の倍率が上がるので、賭けているこちらとしては大変おいしい。
サラマンダーとの一騎討ちは、視覚的にも実利的にも一度は見たいところ。
 
余談だが、序盤でスライムと出現していたら、その突出して高い攻撃力によってかなりの苦戦を強いられていただろう。
そう考えると、前作のDQ1や次作のDQ4よりはスライムとの能力差は開いていると言える。
経験値はスライムの倍あるが、ゴールドは同じである。
 
また、タイトル画面を削るほど容量難の本作において、わざわざスライムのNPCが無駄に用意されていることから、もしかしたらアッサラームのベビーサタンや幽霊船のミニデーモンのような「弱いボス」として、しかもボス専用モンスターとして登場させる構想でもあったのではないかと考える人もいるようだ。
ただし、上記NPCはスライムベスではなくスライムのカラーだし、モンスターIDとしても普通に闇の世界のモンスターの並びに入っている。
本作のモンスターレベルは基本的にちゃんと目的を持って設定されているため、上述の通り、弱いくせになぜか逃げられない(トヘロスを妨害する)嫌がらせモンスターとするための設定という可能性が高い。
 
ドロップアイテムは【やくそう】(1/64)。
やたらとんがった仕様の割りにこれは至って平凡。
まあ「やっぱりスライム」ってとこだろう。

リメイク版

仕様そのままで登場する。
しかし、格闘場で出なくなる、範囲攻撃で簡単に蹴散らせる、隠しダンジョンのモンスターには唯一の取柄であったモンスターレベルでも普通に並ばれる(もしくは抜かれる)などでかなり影が薄くなった。
大きくジャンプして体当たりすると言う、スライムの攻撃アクションとは異なる動きをする。
揺れるだけの動きのスライムよりは迫力があり、さすがスライムの攻撃力2倍を誇るだけの事はあると言った感じ。
もう一つの攻撃アクションはスライムと同じだが。

ゲームブック版

アレフガルドに来てすぐに遭遇し、マニィが「特色オレンジのスライム」と言っている。スライムベスが逃げ出すので戦闘にはならない。

DQ4

第二章の【サントハイム】周辺と第四章の【モンバーバラ】周辺に出現。他の章の最序盤ではスライムが出るが、この2つの章ではスライムに代わって「最序盤の雑魚敵」ポジションで登場する。共演相手は二章では【キリキリバッタ】【みみとびねずみ】、四章では【ももんじゃ】など。
第四章ではスライムも出現するが、出現範囲が違う(スライムは【キングレオ城】周辺に【合体スライム】のダミーとして出現)ため、同時に出現することはない。
FC版では、第五章になると未出現。
 
スライムよりHPがちょっと高いが、他のステータスは同じ。
単体で出現した場合は何ら問題ないが、第二章、第四章のスタート直後はこちらも戦力が貧弱である。
こんな敵でも複数、あるいは他のモンスターと出現した場合はこちらを窮地に陥れてくる事もあるので、決して油断してはならない。
大勢で出現した場合、メラやヒャドを惜しみなく使って早めに数を減らしていこう。
報酬は経験値2、ゴールド5。スライムに毛が生えた程度の強さにもかかわらず、報酬はスライム2匹分以上に相当し遥かにオイシイ。積極的に倒そう。
落とすアイテムは【やくそう】
 
【格闘場】では2試合に出場。
1つはスライム(5倍)、【キリキリバッタ】(5倍)、【はさみくわがた】(4倍)とまるで子供の運動会のような見ていて微笑ましい試合をする。倍率高いしスライムだし最弱だろ、と思わせといて実はこの4体の中で一番ステータスが優秀なので、正攻法ならこいつに賭ければいいだろう。もっとも、差はわずかでしかないので結局勝敗は運任せになるが。
もう1つはスライム(200倍)、【キングスライム】(20倍)、【スライムベホマズン】(2倍)との試合で、スライムベスもスライムと同じ200倍。当然、プッと吹いただけで消し飛ぶホコリ同然なので200倍が得られることはない。この試合では大本命スライムベホマズンの思考がアホなので引分けに終ることが圧倒的に多いが、引分けるにしてもスライム共々大抵それまでに消される。間違っても賭けないように。

リメイク版

第五章では【古井戸の底】に出現するようになった。

小説版

【ホイミン】の幼馴染の「ミンミン」という個体(メス)が登場。
他のスライム共々【ピサロのてさき】に捕えられ、子供たちを尋問するための人質として扱われていた。

DQ6

下の世界の【レイドック】【アモール】周辺に出現。
これまではスライムに毛の生えた程度の強さだったが、本作以降は冒険がある程度進んだあたりで登場するのが定番となり、スライムの上位種として能力値は明確に高めに設定されるようになった。周りの敵に比べれば弱いが。
攻略本では安全に経験値を稼ぐのにおすすめとなっているが、本作ではスライムと同様、能力値と報酬が釣り合っておらず、微妙。
【どくろあらい】【きりかぶこぞう】の方が能力値が低いにもかかわらず、スライムべスよりも報酬がいいので、安全に経験値を稼ぎたいなら、コイツらが生息している地域にした方がいい。
 
落とすアイテムは【せいすい】
 
【スライム格闘場】のスライム専用エリアでは【ミミ】というNPCがいる。

DQ7

過去の【フォロッド地方】【湖の洞窟】、スライムの溜まり場となっている現代の【クレージュ】に出現。
単純な能力値だけならシリーズ史上最強となっている。やっぱり周りの敵に比べれば弱いのだが。
もっと早い段階で出ても良かっただろう。出現エリアが同じ【からくり兵】との強さの差がえげつない…。
ただし、能力値のみならず攻撃動作までもがスライムの3倍くらいになっている。
落とすアイテムは【やくそう】
モンスターパークにいる奴に話しかけると「なんか用ベスか?」などとダジャレをかましてくる。
 
PS版の攻撃モーションはスライムと異なる上に二種類もあり、うち一つは「画面外まで飛び上がり、キングスライムよりも大きいサイズに膨れ上がり、ドヤ顔で上から乗りかかる」というとても個性的なものである。PS版DQ4の頃には、攻撃動作が短くなっている。
このモーションは書籍「ドラゴンクエスト7のあるきかた」でも取り上げられている。

DQ8

【マイエラ地方】(西部と南部の平地)と【アスカンタ国領】(西部の平地)、異変前のみ【風鳴りの山】とアスカンタ国領の南部の森に出現。
終盤以降はマイエラ地方西部の出現率はやや減るが、南部は昼間の出現率が大きくUP。
アスカンタ国領の西部の平地では昼間限定だったのが、昼夜問わず出現+出現率UPするように。
 
スライムに比べればはるかに強く、【びっくりサタン】とタメ張れるくらいのステータス。
しかしながら出現時期が遅すぎるので結局は弱い。
ただ、他の敵と同時に現れた際に頭(画面左)に居座って【ブーメラン】の威力を吸ってくれたりすることがあるのが厄介。
【ゼシカ】のムチでは先制してもギリギリ倒しきれない程度のHPなのも鬱陶しい。ついでに逃走率も結構高く、こちらの一撃をギリギリ耐えたうえで次のターンにトンズラをかますなど、何かと腹立たしい面のあるモンスターである。
こいつらだけで現れた場合は相手にもならないが、相手にしたくもない。
 
落とすアイテムは通常枠で【やくそう】(1/64)、レア枠で【スライムピアス】(1/128)。
 
【三角谷】ではNPCがおり、カウンターに乗っかってゴールド銀行の店番をしている個体もいる。かわいい。

DQ9

【西セントシュタイン】【東セントシュタイン】に出現する。
落とすアイテムは【やくそう】、もしくは【スライムゼリー】
 
また、画面右下のロード中のスライム3匹に混じっていることもある。
もし並びが「スライム・スライム・スライムべス」なら錬金大成功のチャンス
 
ちなみに【討伐モンスターリスト】の記述によると、数が少ないため学会ではスライムレスという別名で呼ばれることもあるらしい。

DQ10オフライン

五大陸とも【小国】の手前に生息。夜には眠っている個体も散見できる。
通常ドロップは【やくそう】、レアドロップは【スライムゼリー】

DQ10オンライン

クイズコンテンツ【冒険者ゼミナール】にNPCが登場している。果ての大地には【スライムベス・祖】が登場。
2014年のDQ10/FF11/FF14合同のコラボイベントにおいて、FF11の世界に出張した。
そちらでの英語表記は「She-Slime」でメス説が採用されているが、DQ10のモンスター図鑑では「メスという噂もあるが真相は不明」とされている。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【ホムスビ山地】【ホムラの里】周辺、3DS版等では【荒野の地下迷宮】上層にも出現。2Dモードでは【名もなき地】【デルカダール地方】東)にも最序盤の敵に混じって出現する。【冒険の書の世界】ではクエストクリア前の【ガライの町】に出現。
新しい土地に来てモンスターの層も変わったことを感じさせてくれるが、相変わらず周辺のモンスターと比べると弱い。こちらが強いと逃げることもある。
落とすアイテムは通常枠で【やくそう】、レア枠で【スライムゼリー】で、スライムと同じ。
 
3DS版では【時渡りの迷宮】にも出現するため、【ヨッチ村】に来てすぐに時渡りの迷宮に挑めばフィールド上で見る前にこちらで会うことになる。

邪ver

ホムスビ山地とバンデルフォン東の島に出現。2Dモードでは【名もなき地】【ネルセンの宿屋】東)にも出現する。
HP等の各能力値が3桁台まで強化されている。他にも、ドロップの通常枠が【特やくそう】になっている。

DQ11S

【希望の旅芸人】でも引き続きホムスビ山地に出現する。

ジョーカー1

スライム系Eランク。野生で出現する場所は【名もなき島】の1パターンのみ。
もっとも、一般配合で簡単に作れるので問題ないだろう。
能力値の方はどれも似たり寄ったり。
赤い色だからか、はたまた漫画【ドラゴンクエストモンスターズ+】の設定が生かされたのか、【メラ系】を得意とし所持スキルも【メラ&デイン】
【もりもりスライム】と配合すると【もりもりベス】になる。【スライムマデュラ】に使うので最低2体は欲しいところ。
 
ちなみにライブラリには「肉食のスライムは体の色が赤くなるという」と書かれている。どうやら雑食変異説が支持されているようだ。

ジョーカー2

野生では出ない。
特性は【マヌーサブレイク】が加わった程度。
今作ももりもりベスの素材として使おう。

ジョーカー2プロ

ランクFに下がった。
強化でマホトーンブレイク、最強化で息封じブレイクが加わる。
ステータスは前作からMP以外大幅に上がっている。
スライムとの配合で【ぶちスライム】が作れる。

テリワン3D

Eランクに戻った。
スモールボディの癖にHPだけは結構高く、究極配合で1300を越える。
それ以外の能力や耐性は普通のスライムとどっこいなので対戦で使われることはまずないが、前作同様もりもりスライムとの配合でもりもりベスが、スライムとの配合で【ぶちスライム】が作れる。
ぶちスライムはともかくもりもりベスは【ダイヤモンドスライム】【ガルマッゾ】を作るのに必要になる【スライムマデュラ】の素材になるため、必然的にこいつも大量に必要になる。
ただこいつはスライムと違って野生では出てこないので、いちいち配合で生み出さなければならない。
とはいえ位階配合で簡単に作れるので、手っ取り早く量産するなら、おもいでの扉で【ベビーパンサー】を捕まえて、スライムと配合するといいだろう。
スライムは迷いの扉で工面すれば即配合可能だが、ベビーパンサーはレベルが足りないので適当にバトルして経験値を稼ごう。 
SP版では【ゆうきの扉】【黄金郷】に出現する。解禁時期が遅いのでクリア前に入手するならば配合を利用しなければならない。
 
特性は【スモールボディ】【メラ系のコツ】【ときどきピオラ】、+25で【いきなり赤い霧】、+50で【きょうせんし】
 
NPCとしてはSランククリア後に牧場にいる【スラお】を仲間にすると入れ替わりで登場。
名前はスラチ、スラおの妹で仲間にはならない。
今回スラチは牧場フリーバトルやお気に入り編集をちゃんと利用しているかどうかを尋ねてくるが、どっちを答えても返事が変わるだけ。

イルルカ

やはりスライム系のEランク。
野生では出現しないが、【スライムファング】×【メラゴースト】などで生まれる。
スキルは変わらず「メラ&デイン」。
【新生配合】【ロケットスタート】【メガボディ】化で【AI1~3回行動】【ギガボディ】化で【メラブレイク】を習得。

イルルカSP

ぶちスライム2体、【あくまのカガミ】との4体配合で【ぶちスライムベス】が作れるようになった。
【超ギガボディ】化で【カウンター】を習得。

ジョーカー3

スキルは【火の使い手】
特性もほぼ変わらず、スモールボディ、【火系のコツ】【ときどきピオラ】、+25で【ときどき赤い霧】、+50で【狂戦士】、+☆で【ロケットスタート】
メガボディ化で【AI1~3回行動】、ギガボディ化で【火ブレイク】、超ギガボディ化で【超こうどう はやい】
野生では【焦熱の火山】で五匹ほどの集団で踊っている。
この集団に気づかれると合体して【ベスキング】になる。【炎の息吹+】が欲しいなら、スライムベスを合体させよう。
野生個体の使用特技はテンションアップ、【おにび】【爆砕斬り】【さそう踊り】とやたら多彩。
今回は体が【マ素】に汚染されたブレイクモンスター、【凶スライムベス】も登場。
豆知識によるとオレンジ色の体のためよくニンジンを貰うらしい。
…が彼自身はニンジンはそんなに好きでもないらしい。やはり肉食なのだろうか。

ジョーカー3プロ

同じく焦熱の火山に出現し、ベスキングになる。
因みに、今作では【静寂の草原】でスライムも同様に合体してキングスライムになる。
新たに合体特技【闘魔爆炎斬】、合体特性【超自動HP回復】が追加された。

DQM3

DQMJ3のように【煉獄峠の魔界】全面に登場する他、【甘味楼の魔界】初級ではドーナツに乗ってたりカップケーキに集団で集まってる様はまるでオレンジグミのよう。
性能も粗方DQMJ3を引き継いでおり、炎ブレス系あたりと相性がいい。
FランクのモンスターながらHP種族値1位
しかしその代償がMP以外にガッツリ回っており、合計上限は全モンスター中ワースト2位タイ。
更にLサイズでの比較だと【2~3回行動】により、1~3回行動のワーストよりも大きなマイナス補正がかかり、敢えなく合計上限ワーストに。挙句に自慢のHP上限も首位陥落してしまう。
ちなみにHP上限の2位タイには【もりもりベス】【ぶちスライムベス】(と【ビッグももんじゃ】)が並ぶ。どうやら「ベス」は意図的にHPをトップクラスにしているようだ。
ドロップアイテムは【やくそう】、レアドロップは【ちからのたね】
 
スライム系と悪魔系の系統配合のほか、スライムと【メラゴースト】との特殊配合でも生まれる。
特性は【火のコツ】【ときどきピオラ】(Lv20)、【ロケットスタート】(Lv40)、2~3回行動(Lサイズ)、【きょうせんし】(Lサイズ)、【火ブレイク大】(LサイズLv60)。
所持スキルは【レッドソード】
 
【ベビーパンサー】との配合で【ぶちスライム】、悪魔系ないし【バブルスライム】との配合で【ボックススライム】【もりもりスライム】との配合でもりもりベスが生まれる。

トルネコ2

HP6、攻撃力3、防御力3、経験値3。
【火吹き山】で初登場。他に【剣のダンジョン】【魔のダンジョン】【もっと不思議のダンジョン】にも登場する。
スライムに毛の生えた程度の強さ。プレイヤーがレベル1でも苦戦しないだろう。
1Fに出る敵の中では【タホドラキー】【ゆうれい】の方が強いので、あまり印象に残らない。

トルネコ3

HP6、攻撃力3、防御力3、経験値3。
【謎のほら穴】【いざないの洞窟】など最序盤のダンジョンや、【異世界の迷宮】の最浅層に登場。
スライムと比べると若干サイズが大きい。
 
ステータスは前作から据え置きだが、盾なしだと最大4ダメージ与えてくる。
しかも、必ず起きている状態で出現するので、1Fでこいつと連戦になることも多い。
レベル1、最大HP15のトルネコやポポロにとっては少々きつい相手。
【開幕】で囲まれていたり、空振りを連発してしまうとやられてしまうことも多い。
特に【異世界の迷宮】で何度も倒されたプレイヤーは多いのではなかろうか。
 
仲間にした時のデフォルトネームは「ベスター」で、成長タイプは【普通・早熟】
スライム同様に普通・早熟なので、ポポロ編序盤の主力モンスターになり得る。
異世界の迷宮でも、仲間にすれば20Fくらいまで活躍してくれるだろう。
スライムより全ステータスが1高いだけだが、序盤では1の差が大きく響くこともある。

少年ヤンガス

【まどわしの森】など最序盤のダンジョンや【盗賊王の迷宮】やクリア後ダンジョンの最浅層に登場する。
相変わらずスライムに毛が生えた程度の強さ。
 
成長限界はレベル10。
デフォルトネームは♂が「ベスター」、♀が「ベッシー」。
スライムとは覚える特技が違っており、Lv5で【けものぎり】、Lv10で【みかわしきゃく】、Lv20で【キアリク】を覚える。
また、+値を上げると回避と運の良さが大きく伸びるようになる。
配合方法はスライム×虫系or獣系、バブルスライム×物質系or悪魔系と意外に少なめ。
 
♂はとにかく熱血。本人(本スラ?)曰く「赤い身体は普通のスライムとは違うという証拠」らしい。
♀はスライムをライバル視する女の子。

バトルロード1

第1章から登場。
ステータスはHP:493 ちから:61 かしこさ:41 みのまもり:62 すばやさ:106。
技は「ためる」と「スラ・バーニング」。
前者は味方全体のテンションを上げる技。後者はスラ・ストライクに爆発属性が加わったようなもの。
また、賢者と組む事でためるが「バーニングハート」に変化。
これはカウンター攻撃技であり、ダメージを受けると反撃で「スラ・バーニング改」を繰り出す。
しかし、他のカウンターとは違い優先度がないために発動がすばやさ依存であり、カウンターもそのターン内では1回しか発動しない。
さらに、反撃の威力もランダムなのでいまいち安定しない。
 
身体の色や技的に、スライム系では珍しく炎に耐性がある。反面、氷にはめっぽう弱い。
 
スライム、【メタルスライム】とチームを組むことで、【キングスライム】へと合体する。
 
少年ガンガンの付録だった【モリーセレクション】の絵柄はスライムベス色のキングスライム(後のベスキング)になろうと合体しようとしてる所。

バトルスキャナー

メラ系呪文や火属性になったスラ・バーニング、火の息系統など、火属性の技を多く使う。

剣神

ステージ2「森をぬけて」に登場。
倒し方はスライムと同じだが、序盤に出てくるやつは剣のパワーが低い内は2回斬らないと倒せないので、ある意味タフなスライム。森に出てくるやつは、一気に4匹まとまって出てくるが、流石にここまで来るとパワーが貯まってると思うので、1回斬れば簡単に倒せる。
ミニゲーム「スライム100」にも登場するが、コイツを斬ってしまうとキングスライムが登場して、タイムロスになってしまうので、注意しよう。

ソード

草原に登場する。
1回斬れば倒せる。弱い。
しかしスライムと違ってこちらは飛び跳ねるので、討ち漏らした場合ポインターロック→縦斬りを行うと倒しやすい。

ヒーローズ1

最初から登場。
ほとんどスライムの色違いであり、強さも毛が生えたほどくらいしか変わらない。
【モンスターコイン】で呼び出した時の行動も一緒だが、スラ・ストライクの威力は違い明らかにこちらが強い。
呼び出したあとは大して変わらないのだが。

ヒーローズ2

砂漠地帯である【ジャイワール】地方に登場。火に縁があるのかはさておき砂漠に回されたのだろうか。
モンスターコインはヘンシンタイプになり、メラやスラ・バーニングを使えるがやはり弱い。
こんなのにヘンシンするぐらいなら【ゴーレム】【ギズモ】になった方がいい。

ビルダーズ1

全ての章に出現。
基本的にどの章でも序盤~終盤に至るまでダラダラと出てくるが、3章のみ拠点周辺~青のとびらまでしか出ない。
やはり弱いが、数が多いため一匹倒すと次々と絡まれる。 
【あおい油】【しろいつぼみ】を落とすスライムに対し、こちらは【あかい油】【きいろのつぼみ】を落とす。

ビルダーズ2

本編だと【オッカムル島】地上の砂漠地帯に出現する。ドロップアイテムは【油】【サボテンフルーツ】
もしサボテンフルーツを使い切り、【とこなつドリンク】がストーリー進行に必要な分作れなくなってしまった場合でも、コイツのドロップを狙えば何とかなる。
【そざい島】だと【ゴロゴロ島】の砂漠地帯に出現し、また【ヤミヤミ島】にある【ぶよぶよゼリーベス】?から召喚されることもある。
オッカムル島と同じく、油やサボテンフルーツを落とすほか、ゴロゴロ島のものは仲間にすることも可能。
一方ぶよぶよゼリーベス産の個体の方は倒すとアイテムを確実にドロップしてしまうため、仲間にはできない。
 
仲間時の能力は建築速度等も含めてスライムと同じ。
なので【たき火】に飛び込んで「溶けちゃうよう」と騒ぎながら【油】を絞り出してくれる。
お前もかありがとう。
【フライパン調理台】にするとバターが溶けてるパンケーキに見え、スライムより美味しそうに見える。

星ドラ

ブルリア星・マール島 南島の灯台 地上1~3階などに登場。スライム系。

ライバルズ

ベーシックカードに収録。レア度はノーマル。

1/2/1 スライム系

実はスライム系を持つことを除けば【モーモン】の下位互換カード。全く同じスタッツで能力持ちの【マンドラ】に至っては完全下位互換カード。
もっと優秀な1コストスライムもそれなりにいるので、スライム系を軸としたデッキでも採用される見込みは薄い。
ベスキングやもりもりベスのトークンとしても登場。こちらはかなり使い勝手かいい。

ウォーク

メインストーリー1章2話~7話などに出現。スライムに毛が生えた程度の強さ。スライムと違ってはね飛んで攻撃してくることがある。
こころの色は赤でコストは5。

タクト

スライム系のEランク、こうげきタイプで登場。
使用とくぎは【たいあたり】/【ヘナトス】
 
DQ3イベントの【スカルゴン】ロードでは、ゾーマの頭を悩ませる「つっぱり四天王」の一体として「当たり屋のベス」が登場。
軟体生物のくせに「骨折したやろがい、イシャ料寄越せや!」とヤ〇ザ口調で因縁をつけてくるが、スカルゴンに叩きのめされた後は大人しくついてくる。

ドラけし!

サービス開始時から登場。
「ラダトーム地方」など数多くのステージに登場。
☆1・黄属性 スキルは「ピキー」

ドラゴンクエストモンスターズ+

モンスターズではジョーカーまで登場しないはずだが、漫画では、スライムベス♀のライムが仲間になっている。
初めて見た赤いスライムに魔物大臣ジュニアや【プリオ】は驚いていた。
本編では魔法は使えないが、メラが使える。

ドラゴンクエスト4コママンガ劇場

初期には、スライムとスライムベスが現れ、さらにスライムエイミ・スライムジョーが現れ「若草の四姉妹」と名乗るというネタが存在した。
「若草物語」での三女がベス(エリザベス)で、次女がジョー(ジョゼフィーン)、四女がエイミーという事を知らないとネタの面白みが理解し辛いネタだが、初期のドラクエ4コマのフリーダムさと、作家にも読者にもゲーム以外の事に目を向け知識を広げる事の大切さを教えるネタでもあった。

蒼天のソウラ

1巻で作者である中島諭宇樹の著者近影と激しい戦闘を繰り広げていた。

その他

『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争』では、敵専用ユニットではあるが「スライムのアードラ冒険記」でBattle#5から加入する。