・デイン系呪文
概要 
【デイン系】の最上位攻撃呪文。複数人で発動させるミナデインとは別に、ギガデインの上位かつ一人で放てる呪文として登場した。
【ジゴスパーク】や【ジゴスラッシュ】に並ぶ強大な電撃呪文なのが一目で判るネーミング。
元ネタの一つと言われることもある架空の電力単位「ジゴワット」は「ギガワット」のスペルミスから生まれたものなので、そうすると電力量としてはギガデイン=ジゴデインになってしまうが…。
デイン系が「神聖な光の呪文」という位置づけのDQMJで初登場し、以降のDQMやDQMBシリーズ、DQ10以降のナンバリングタイトルに登場する。
DQ9ではDQMJ同様に四段階目の攻撃呪文が登場したが、デイン系自体が削除されたため登場できなかった。
DQ10ではナンバリングの中で初登場となったが、Ver.5.3までの約8年間にわたって味方側に使い手がおらず、魔族側の大呪文というイメージになっていた。
続くDQ11にて、通常の呪文ではなくれんけい技という形ではあるが、ようやくナンバリングの味方の技として使うことができるようになった。
神聖呪文だった初出時のイメージとは逆に、DQ10や外伝作では邪神や魔王といった強大で邪悪な存在が使用することが多い。似たネーミングのジゴスパークが公式に「地獄の雷を呼び寄せる」という設定なのもあってか、ジゴデインにも【ドルマ系】や【エビルデイン】のような「闇の力を宿す」というイメージが持たれることはあるが、ゲーム内での説明やエフェクトは作品によって異なり、神聖だったり、邪悪だったり、単なる電撃だったりもする。
DQ10オフライン 
(Ver.2まで含めても)怪人系最強クラスである【ネクロバルサ】が使用。
Ver.2 
【魔勇者アンルシア】、【獣魔将ガルレイ】、【魔剣士テグラム】、【大魔王マデサゴーラ】といったボスモンスターが使用。
DQ10オンライン 
敵側の使用者も増える一方で、【勇者姫アンルシア】はVer.5で覚えられるようになる。
詳しくはこちらを参照。
DQ11 
【主人公(DQ11)】、【ロウ】、【マルティナ】の【れんけい技】として登場。
主人公が【ライデイン】、マルティナが【ジゴスパーク】を習得すると使えるようになる。
演出はマルティナとロウが主人公に気を送り込み、それを受けた主人公が右手を掲げ極大の雷をぶっぱなし、地面を砕きながら進み敵に直撃するというド派手なもの。
また、「勇者の雷」としてのイメージを優先したためか、放たれる雷は他のデイン系呪文・連携と同じく黄金色のものとなっている。
性能としては、敵全体に3人の攻撃魔力の合計に応じた雷属性ダメージ+高確率でマヒと雷耐性低下の効果を与える。
合計攻撃魔力975で最大威力を出せる。
設定的には縁の深い3人だが、よりによって攻撃魔力が一切成長しないマルティナと連携する必要はあったのだろうか。
なので威力を上げるには主人公とロウに頑張ってもらう必要がある。
最大威力でのダメージは624±30と、4人連携の【ミナデイン】どころか2人連携の【グランドネビュラ】や【あくまキラー】と大してダメージが変わらない。
もっと言えば1人で放てるギガデインにも範囲は勝るが威力で劣り、3人連携の規定ダメージ技(継続ダメージを与える陣を除く)の中では最弱の威力である。
雷耐性低下もグランドネビュラと被っている。
この連携技の特徴は、それに加えて高確率で【麻痺】させること。これを生かすことで威力のショボさを補いたい。
一応、雷1.5倍の相手に撃てばギガデインの【上限値】900を超えることも可能ではある。
3DS版では、時渡りの迷宮においてメタルヨッチ族の最強の必殺技として採用されている。
DQMJ~イルルカ 
敵単体を神聖な光で浄化し、デイン系の呪文ダメージを与える。
基本ダメージは初期状態で230~290で、賢さが524よりも高いと上昇し、最終的に422~482まで増える。
消費MPは30と膨大で、ダメージのばらつきはあるが、バギ系ほどばらついているわけでもなく、その威力は魅力的。
対戦でよく使われる【ゾーマ】を始め、デイン系を弱点とするモンスターは多く、単体攻撃呪文の中ではかなり有用。
ゾーマの場合、素のHPが低めなこともあり、HPも耐性も補強せずに賢さ999の敵からこれを食らうとほぼ即死ないし瀕死になってしまう。
ゾーマのような弱点持ちを使う場合は、この呪文を警戒して必ずデイン系耐性をつけよう。
もっとも、肝心のゾーマは呪文型モンスターのため、呪文スキルによって弱点を埋めながら自らジゴデインを唱えるという光景がよく見られたが。
ある意味、最近の呪文軽視によるデイン系の地位低下を防いだ呪文といえるかもしれない。
DQMJ3 
基本的な性能は前作イルルカから変わらないが、属性設定の変更により電撃属性になった。
同時にエフェクトも一新されているが、本作ではデインからギガデインまでが黄色い雷なのに対し、ジゴデインだけ魔法陣から紫の雷が現れるというものになっている。
過去のモンスターズでは神聖だったが、他シリーズの影響で禍々しい呪文になってしまったのだろうか。
ただし、前述の通り属性的には純粋な電撃属性であり、光属性でも闇属性でもない。
DQMB 
2人プレイの究極必殺技として登場。肩書きは「極大電離呪文」。
【ライデイン】、【ジゴスラッシュ】といった必殺技を組み合わせて発動する。
敵全体に降り注ぐ極大な雷の呪文となり、雷+灼熱属性の大ダメージを与える。
灼熱属性が付加されているのはDQ3までギラ系が雷の呪文だった名残だからだろうか。
また、とどめの一撃の際、SPカード【ビッグバン】、【ミラクルソード】をスキャンすると発動。
使い手は【勇者レック】。呼び寄せた【ラミアスのつるぎ】(見た目はまんま天空のつるぎ)を空にかざして、聖なる雷を落として大ダメージを与える。
【テリー】の【ジゴスパーク】と対を成す意味でこの呪文が採用されたと考えるのも面白いかもしれない。
DS版DQ6に先駆けての【デフォルトネーム】披露だったので少し話題になった。
さらに、【ハーゴン】、【シドー】のとどめの一撃としても登場する。
ハーゴンにより召喚されたシドーが地を這う紫色で禍々しく邪悪な雷を放ち、全てを破壊する。
このようにジゴデインが悪っぽいイメージで演出されたのは本作のハーゴン、シドーのとどめ技が初。
DQH2 
【サタンジェネラル】が使ってくる。【マジカルバリア】で跳ね返すと1200ほどのダメージを与える。
モンスターコインで変身中はこちらも使うことができるが、やはり異常な強さを持つ。
DQMBS 
第三章から登場した【スペシャルチケット】。消費SPは3。
使用者は【黒竜丸】で、敵全員に雷と闇属性のダメージを与える。
使い手が使い手なこともあり、こちらではジゴスパーク同様に地獄の雷としてのジゴデインなのだろうか。
DQMSL 
素で習得するのは【ギスヴァーグ】のみ、それ以外は習得している転生系のモンスターを使って習得する。
数は限られているが、超マスターエッグも登場しているため誰でも習得可能。ダメージは最大で460程度(賢さ900時)。
亜種として【神速メラガイアー】のデイン版と言える「閃光ジゴデイン」が登場している他、
マ素状態の敵に大ダメージを与える「ジゴデイン・凶」、それに反射不可と軽減不可が追加された「マガデイン」も登場している。
DQR 
魔剣士のリーダーが【魔勇者アンルシア】の時に進化をすると、テンションスキルがこれに変化する。
名前とエフェクトが異なるだけで、効果ははげしい炎と同じであるためそちらを参照。